雲ノ平～槍ヶ岳

2024年08月10日(土) ~ 2024年08月14日(水)

• GPS: 40:11
• 距離: 52.9km
• 登り: 3,602m
• 下り: 3,453m

コースタイム

1日目

• 山行: 4:44
• 休憩: 0:24
• 合計: 5:08

距離 7.4km 登り 1,038m 下り 109m

11:35 スタート地点
11:38 十三重之塔 慰霊碑
12:48 太郎坂
13:27 13:41 青淵
13:55 13:56 積雪深計測ポール
14:30 ベンチ
15:14 15:22 五光岩ベンチ
15:42 15:43 太郎兵衛平
16:14 太郎平小屋
16:43 薬師峠

2日目

• 山行: 10:07
• 休憩: 1:11
• 合計: 11:18

距離 14.0km 登り 1,076m 下り 802m

6:05 薬師峠
6:44 6:53 太郎平小屋
7:35 7:53 第一徒渉点
7:58 第二徒渉点
8:07 薬師沢第2ベンチ
8:19 第三徒渉点
8:22 薬師沢ベンチ
8:56 カベッケが原
9:05 9:48 薬師沢小屋
12:30 アラスカ庭園
13:02 奥日本庭園
13:18 雲ノ平山荘
14:31 祖父岳分岐
15:57 15:58 黒部川水源地標
16:41 三俣山荘
17:23 宿泊地

3日目

• 山行: 4:30
• 休憩: 1:12
• 合計: 5:42

距離 5.1km 登り 463m 下り 478m

6:29 宿泊地
7:33 7:35 三俣峠
8:13 8:28 三俣蓮華岳
9:12 9:25 丸山
9:52 9:53 中道分岐
10:25 11:05 双六岳
11:50 双六岳中道分岐
11:52 11:53 双六岳巻道分岐
12:11 双六小屋

4日目

• 山行: 9:54
• 休憩: 1:29
• 合計: 11:23

距離 10.5km 登り 974m 下り 1,523m

3:49 双六小屋
4:35 4:57 樅沢岳
5:38 硫黄乗越
6:28 6:29 左俣乗越
8:15 8:30 千丈乗越
9:55 槍ヶ岳山荘
10:27 11:08 槍ヶ岳
12:01 12:08 槍ヶ岳山荘
12:58 12:59 播隆窟
13:09 13:10 坊主岩屋下
14:08 槍沢・天狗原分岐
14:49 14:50 槍沢大曲り
15:12 ババ平

5日目

• 山行: 5:03
• 休憩: 1:08
• 合計: 6:11

距離 15.9km 登り 52m 下り 540m

6:07 ババ平
6:36 6:39 槍沢ロッヂ
7:09 7:10 二ノ俣
7:18 7:19 一ノ俣
7:27 槍見河原
8:07 8:23 横尾
9:06 9:09 新村橋
9:22 9:54 徳澤園
10:03 徳沢公衆トイレ
10:44 10:45 徳本口
10:56 11:05 明神館
11:11 明神橋
11:59 12:01 岳沢湿原・岳沢登山口
12:09 日本山岳会上高地山岳研究所
12:17 河童橋
12:18 ゴール地点

天候

8/10
ガスガス
テン場入り後、少しずつ抜ける

8/11
晴れ

8/12
晴れ

8/13
晴れ、雲海　まわりはガス
昼過ぎから小雨、夕方から本降り
夜中いったん止む

8/14
起床時から雨
だんだん弱まり朝にかけて止む

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

行き：有峰口駅からバスで折立まで
帰り：上高地からそれぞれ高速バス

コース状況／危険箇所等

9日Fri. (🚅富山)
早めに仕事を切り上げ自宅を飛び出す。サンダーバード→新幹線と乗り継いで富山まで。駅前のビジホでcanon（池袋🚌富山）と落ち合う。サクッとパッキングして駅ナカの中華料理屋で一杯やる。レバニラが美味かった。

10日Sat. (富山🚃有峰口🚌折立🥾太郎平🥾薬師峠=C1)
ホテルの朝ごはんをモリモリ食べて出発。土産物屋で買出しを済ませる。地酒と鱒寿司(レーション)を買った。電車→バスで折立登山口に到着。バスに乗っている間にガスってきた。
太郎平までちんたらコンタ上げ。休憩中にふざけて塩分チャージを喉に放り込んだら、喉に詰まらせかけた。死ぬかと思ったがなんとか丸呑みできた。こんなことで死にたくはない。
薬師峠のテンバは大賑わい。良い場所がなくそこそこ斜めの微妙な場所にテンバ入り。HUWV秘伝の高床で快適テンバを作成。ずり落ちるが寝るには問題ないテンバが完成。高床って凄いね。今晩の食計はゴーゴーカレー。北陸を感じられて良いが、辛かった。

11日Sun. (C1🥾薬師沢🥾雲ノ平🥾黒部源流🥾三俣山荘テンバ=C2)
4時起床。朝はお茶漬け。小屋前でラジオ体操して電波取って天気確認したらもう7時前。あはは。
まずは薬師沢小屋を目指す。沢に降りたところで水を汲んだ。沢を渡る箇所が数か所あるが、どこも橋が架かっているので靴を濡らさずに済む。薬師沢小屋で大休止。黒部川で涼を取る。雲ノ平までは鬼の急登。こまめに休憩しながら進む。視界が開けるのはアラスカ庭園くらいから。水晶岳がドでかく見えた。自分はテンション上がり気味だが、canonは先ほどの急登でやられ表情を失っていた。ごめんよ時間がないんだ。一度黒部川に降り三俣山荘まで登り返す。黒部の水はうまい。テンバ入りは17時前。急いで飯を作る。今晩は味噌汁。魚の缶詰をたくさん入れて豪華な味噌汁が完成。疲れた身体に染み渡るぅ。

12日Mon. (C2🥾三俣蓮華岳🥾双六岳🥾双六小屋テンバ=C3)
昨日頑張ったので今日はのんびり行く。良いところがあったらロルマ広げてだらだら進む。三俣蓮華岳が今山行初P。初Pまでが遠かった......。双六PではP缶を開ける。ここから見る槍ヶ岳がかっこいい。ほどほどにPを味わって双六小屋にテンバ入り。ラーメン食べて酒飲んでいい時間を過ごす。食計は中華丼を食べた。明日は槍を狙う。

13日Tue. (C3🥾樅沢岳🧗槍ヶ岳🥾ババ平=C4)
今日は気合の一日。2時起床4時前デッパ。樅沢Pで電波取って天気を確認。予報は雨だがなんとかなりそう。それぞれ上高地からの帰宅バスを予約し退路を断つ。西鎌尾根までの稜線は広く、夏道も巻くようについているので見た目のわりに楽でサクサク進む。2648でメット被る。千丈沢乗越までピリッとするところがいくつかあった。ここは天気の良いときに通過したい。落ちたら助からないと思う。千丈沢乗越から先は難しいとろは無い。コルに出ると槍ヶ岳がドン！こりゃあすごい。ザックデポってアタックをかける。梯子は一人ずつ、岩場は三点で慎重に登る。特に最後2つの梯子場は長く緊張感があった。長い梯子場を越えると槍ヶ岳P。ガスっていて眺望は効かなかったがここまで来れてよかった。
そこそこにPを味わって帰る。梯子を下っていると「降りている姿もかっこいいですよ」とお兄さんに強烈なイジリを食らった。そんな腰引けてたかな。もちろん下りも緊張感あるので慎重に。デポった荷物回収して下山開始。槍沢は雰囲気が良いところで猿の軍団もいた。雨に打たれながらヒラヒラになってテンバ入り。今日は春雨ワンタンスープ。涙が出そうになるほどうまかった。ちなみに槍沢はババ平付近は伏流している。

14日Wed. (C4🥾上高地)
今日が最終日。ただただ上高地が遠い......。明神から先は観光客にまみれ上高地の文句を言いながら歩く。最後の最後は文句を言う元気もなくなっていた。異臭を放つ二人がキラキラした若者をかき分け河童橋を渡り下山。お疲れさまでした。荷物を預けて温泉に入る。くたくたの身体に染み渡る熱い湯のなんと幸せなことか！5日間の垢を洗い流す。とてもさっぱりした気分でBT周辺に戻るが、なんと食事処が閉まっている。ラストオーダーを確認していなかった......。腹が減ってしょうがないので売店で爆買いしてビールで乾杯した。普通に良かった。その後それぞれのバスで帰路につく。

その他周辺情報

上高地温泉ホテルで入浴。1000円。
日帰り入浴の受付時間は事前に確認すると良い。

入浴後、食事処がことごとくL.O.をすぎていてショック。
飲食店の営業時間は事前に確認しなくてはならない。

写真

8/9 19:06

DAY0
北陸新幹線

8/9 20:16

富山についた

8/10 9:14

DAY1
ローカル線

8/10 9:15

会社の先輩ご夫婦とばったり会ってびっくり。

8/10 10:08

🚃

8/10 10:16

ここでバスに乗り換え

8/10 12:13

レーションの鱒寿司

8/10 13:43

ピントが合わないー
ママコナ？ミヤマママコナ？

8/10 13:47

花弁が四裂、雄しべも4本なのでオオコメツツジ
（コメツツジは五裂、5本）

8/10 13:47

イワショウブ

8/10 13:55

ガスゆえの宝石

8/10 14:05

オヤマリンドウ
蕾しか見ないなと思っていたら、秋の花らしい

8/10 15:19

イワショウブの実は赤い

8/10 16:08

おなじみチングルマ
霧で濡れると綿毛が白くふわふわに見えて、違う植物みたいだった

8/10 16:08

チングルマ大群生

8/10 16:22

オトギリソウってこんな姿だったのかー

8/10 16:47

ミヤマリンドウ？

8/10 17:58

ゴーゴーカレー。辛かった。

8/11 6:26

DAY2
松ぼっくり？をくわえるホシガラス

8/11 6:29

太郎平小屋

8/11 6:42

8/11 6:53

8/11 8:00

エンレイソウの実！
有毒だけどグレープフルーツ味で食べられるらしい。気になる。

8/11 9:26

きもちいい休憩

8/11 9:39

細すぎる橋

8/11 9:40

黒部川本流。この水流に照らされて日々生活している。

8/11 13:05

雲ノ平

8/11 13:18

8/11 13:18

T：どこまでも歩けそうだ
C：足取れちゃうかと思った

8/11 13:23

8/11 15:19

黒部川源流

8/11 15:52

楽園だね

8/12 5:45

DAY3
ヨツバシオガマ
塩釜＝浜で美しい→葉まで美しい　という名前の由来らしい。

8/12 6:59

8/12 7:12

双六飛行場と槍ヶ岳

8/12 7:26

三俣蓮華岳

8/12 8:08

8/12 8:28

黒部五郎カール。これが見たかった。

8/12 8:36

これはニホンタンポポなのではないか？
よく見るやつと形が違う気がした

8/12 8:36

でも総苞は反り返って見えるんだよなあ。

8/12 9:51

ダイモンジソウ
初めて見た。形が可愛くてお気に入り
花の中央が、成熟度によって黄〜橙に変化

8/12 10:09

雷鳥

8/12 10:11

山を眺めるライチョウ様がかっこいい
ひなも一緒にいた

8/12 10:16

やり！

8/12 10:31

久々にP缶食べた

8/12 11:01

トウヤクリンドウ

8/12 11:15

ミヤマダイコンソウ

8/12 11:15

タカネツメクサ

8/12 11:17

双六岳と入道雲

8/12 11:17

やり！

8/12 13:25

富山ブラックラーメン。見た目ほど辛くない。

8/12 14:16

双六池。双六谷から上がってくるパーティがあった。

8/12 15:58

イワツメクサ

8/12 15:59

これもトウヤクリンドウ？
さっきのとだいぶ違う

8/12 16:04

チシマギキョウ
毛がなかったらイワギキョウ

8/13 4:56

DAY4
ヤリチラ

8/13 5:34

8/13 5:48

シラタマノキ
ツガザクラ調べてる時によく出てくるやつだ！

8/13 7:33

8/13 8:58

ガスる

8/13 9:35

チシマギキョウ
似た色の似た花他にもあったのに、同種ばかり写真撮ってるのなんでー

8/13 9:38

壁

8/13 11:30

これが槍よ

8/13 12:52

槍沢

8/13 13:28

食べられる？
どこを見たら種類がわかるのだろう

8/13 13:29

トリカブト
これも詳しい同定がむずかしそう

8/13 13:40

シモツケソウ

8/13 14:19

雨が降ってきた

8/13 17:56

春雨ワンタンスープ。うまかった……！

8/14 12:32

DAY5
河童橋に下山。すごい人混みだよ。

8/14 14:29

温泉セットから離れないアブ。
C：こんなのにびびってちゃまだまだですね

撮影機器：

EX-H15 CASIO COMPUTER CO.,LTD.

iPhone SE (2nd generation) Apple

Pixel 6a Google

感想

tamura67

どこまでも歩きたい。

canon

初めての本州山行。
初めてホシガラスを見た（めちゃくちゃいた）。初めてライチョウを見た。初めてアナグマに会った。見たことない花や木の実も、いちいち撮ってられないくらいたくさん。
しんどい時間も楽しいときも、ひとりぼっちじゃなかったから、いい山行だった。
とは言っても、重い荷物も長時間行動も久しぶりでキツかった。私は何を求めて山に行こうか。