初々づくしの初槍ヶ岳!
- GPS
- 22:55
- 距離
- 51.0km
- 登り
- 3,760m
- 下り
- 3,538m
コースタイム
- 山行
- 7:38
- 休憩
- 1:42
- 合計
- 9:20
- 山行
- 8:44
- 休憩
- 1:23
- 合計
- 10:07
- 山行
- 5:22
- 休憩
- 0:58
- 合計
- 6:20
天候 | 晴れ 時々 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
帰りも同様のルートですが、帰りが遅くなってしまうので名古屋から京都まで新幹線を利用しました。これでも「さわやか信州号」を使うよりだいぶ安くつきます。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
今回のルートは特に危険個所は無し。ですが、南岳新道は距離が長く樹林帯なのでかなり暑い。さらに下りも急で滑るところも多く、転倒に要注意。槍平小屋からの右俣林道も沢の近くを歩きますが水場は2か所くらいと少なく、樹林帯なのでとても暑い…。飲料水の量に要注意ですね。 |
その他周辺情報 | 新穂高ロープウェイはPayPayなどで支払い可能。始発8:00。新穂高から鍋平高原駅までは後乗り先降りしないと、鍋平高原駅から西穂高口駅までのゴンドラで乗り切れない時有り。15分待てば次が来ますが、少しでも早く行きたい人は気を付けて。 |
予約できる山小屋 |
槍平小屋
|
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
サブザック
行動食
非常食
飲料
レジャーシート
ヘッドランプ
予備電池
GPS
ファーストエイドキット
常備薬
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ストック
テント
タイベックシュラフカバー
インナーシュラフ
折り畳み傘
ヘルメット
|
---|---|
備考 | 浄水器は必須。痛み止めの飲み薬と湿布も関節痛対策に是非。アミノバイタルとエキストラハイポトニックドリンクCCDで足の痙攣知らず。 |
感想
初 関西以外の山、初 1300m以上の山、初 2泊3日、初 山小屋泊、初 アルプス、初 槍ヶ岳!
初々づくしの北アルプス縦走に行ってきました。
『1日目』
当初の予定は1日目に上高地から槍沢ルートで槍ヶ岳山荘まで行ってテント泊。2日目は槍ヶ岳から南岳、大キレットを通って奥穂高小屋でテント泊。3日目は奥穂高からジャンダルム経由で西穂高に行けたらベスト!って思ってたんですが、いきなり上高地まで行く夜行バスで一睡もできず、到着時にはヘロヘロ…。
途中、歩きながら寝てるような感覚になってしまったので横尾で15分程度の仮眠休憩。その次の槍沢ロッヂで昼食摂った後も10分程仮眠休憩。ロッヂの店員さんにも心配される始末…。
この2回の休憩でなんとか少し回復したので登り続けていたら、ババ平を過ぎた辺りから左股関節に痛みが…。今年1月の雪山でも股関節痛で歩けなくなって撤退した記憶が横切るも、歩みを進める。が、水俣乗越分岐後からいよいよ激痛になってしまい、カロナールを服薬し、ロキソニンテープを張って亀足のようなスピードで泣きそうになりながら殺生ヒュッテまで辿り着けました。
が、殺生ヒュッテに着く30分程前からしっかり雨に降られて全身やザックもビショビショ。そのままテントを張る気力も無くなってしまい、急遽、殺生ヒュッテで小屋迫(素泊まり)することに。
1日ずれて助かりましたが、台風8号が影響する可能性もあったからか小屋はガラ空きで快適に休めました!
『2日目』
朝6:00頃から行動開始。殺生まで行ったんなら槍ヶ岳でご来光って方も多いと思いますが、個人的にはご来光ってあんまり興味無いのでゆっくりスタート。
まずは殺生ヒュッテから東鎌尾根へ登って、そこから槍ヶ岳へ。昨日で体力削られたこと、股関節痛もだいぶマシにはなったけどまだ不安があったことから大キレットを早々に諦めたので、岩場の雰囲気を少しでも味わいたいと東鎌尾根。
殺生からだとちょっとの距離なので何の問題も無く槍ヶ岳山荘に到着したので、そこでザックをデポって山頂アタック!
思ってたより怖くもなく山頂に着くと、僕以外は1人だけ。その方に数枚写真を撮ってもらった後は15分程度、山頂を独り占め!ガスもそれほど無く絶景を堪能できました!
山頂からの下りもサクっと降りてこれたし、登りも下りも設置してある鎖を使わずで危ないところも無し。以前に6〜7回ボルダリングをやってたんですが、それの経験と長い手足がようやくここで活きてきた(笑
山頂から下山した後は槍ヶ岳山荘でMOKUてぬぐいをゲット!Tシャツの人も多いと思いますが、機能面からあんまり着ないTシャツより速乾てぬぐいを選択しちゃいました。ロマンが無い…。
そして、山頂から降りた直後からガスガスになってきて辺り真っ白。最高のタイミングで山頂に行けたことに感謝!
で、これまた当初の予定としては大喰岳→中岳→南岳手前の分岐から天狗原経由で初日のコースに戻り横尾で2日目のテント泊と考えていましたが、南岳手前まで来ると「大キレットを見学だけでも」と南岳へ登る。しかしガスガスで全く見えん(涙
そこで、元来た道に戻るだけも勿体ないなと南岳から槍平小屋経由で新穂高方面へ降りて、3日目に西穂高岳にアタックしてやろう!と計画変更。これが後々に大後悔することに…。
南岳から槍平小屋までの南岳新道、最初こそ岩場や少しスリルの感じる道を行くものの、早々に樹林帯に突入。全く風も無いし標高下がるにつれてどんどん暑くなるし、急坂で足元滑って3回くらいコケるし…。
全然槍平小屋に着かなくて苛立ちながら何とか小屋へ到着したときには、もうヘロヘロになりました。槍平小屋のレモンシャーベットがめちゃくちゃ美味かった〜。
そしてここから右俣林道も新道同様、延々と続く歩き難いガレ道で風も無くただただ暑い…。川の横を通るからと油断してたら水場も2か所くらいしかなくて本当にしんどかった!
穂高平小屋で2日目のテント泊をしたけれど、ここは標高1300m。まさか上高地よりも低いとは思わず、夜まで暑い暑い…。夜中は多少冷えてくれたけれど、快適とは言えない泊りになってしまいました…。
ちなみに、南岳の3000mから一気に1300mまで、1700mも下ったために太ももの筋肉がボロボロ。足の裏も水ぶくれ3か所(涙
もう少し体力が保ってくれたら、2日目中に西穂高山荘まで上がってしまえば快適だったに違いない…。
『3日目』
最終日は穂高平小屋を6:30に出発。新穂高ロープウェイの始発までゆっくり歩いてロープウェイでまたまた高度を上げる。が、前2日間の疲労が溜まったためか、一気に高度を上げたためか、少しの上りがめちゃくちゃしんどい…。西穂山荘から出来たら西穂高岳山頂へと思っていたけど、丸山までも上がれず西穂山荘でギブアップ(涙
この2日間、めちゃめちゃシンドイ時にアイスコーヒーが死ぬほど飲みたかったのもあって、西穂山荘でアイスコーヒーを見つけた時には歓喜しましたね〜。人生で一番美味いと感じた冷コーだったかも!
ただ、コーヒーを飲みながら休憩してても、何だか身体全体がしびれるような、頭の奥からぼーっとしてるような感覚に襲われて、早々に下山決定。
この3日目は固形物も喉を通らない状態になってて、ホントにやばかったのかも…。
何とか上高地に下山できてからはゆっくり休憩。麺類なら何とかってことでざるそば食べて、日帰り温泉に入って復活。ほんと〜にしんどかった〜。
でも、山々の連なる絶景や解放感は最高でした!今回行けなかった大キレットやジャンダルム、涸沢カールを見るとか、まだまだ目標が残ってるからまた行くぞ!
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