記録ID: 7179747
全員に公開
沢登り
箱根・湯河原
【箱根】早川蛇喰沢(?)下降・椿沢遡行
2024年08月25日(日) [日帰り]
神奈川県
体力度
1
日帰りが可能
- GPS
- 04:31
- 距離
- 3.3km
- 登り
- 305m
- 下り
- 305m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・蛇喰沢:明らかに登れず懸垂下降する滝が多いため、下降向き。 ・早川本流:水は汚くよくぬめる。泳ぐほど深くはないので我慢できる。 ・椿沢:登れる滝が多く遡行向き。ヌメリは少なくラバーソール適。 |
その他周辺情報 | 早川本流にある堰堤が凄かった。石積で古そうだが高く立派で風格があり、只物ではない雰囲気を感じたので帰宅後に調べたところ、大平台堰堤及び大平台上流堰堤と言い、関東大震災を受けて昭和初期に造られた、文化財級の堰堤であった。実際、下流にある同時期に造られた出山堰堤は県の登録有形文化財であるが、なぜ一層高くて工費もかかっている大平台上流堰堤が文化財になっていないのかと思う。 【参考資料】 ・相模川外四河川流域震災復旧砂防工事報告(土木学会誌、大正15年4月) http://library.jsce.or.jp/Image_DB/eq1994/proc/00034/12-02-0323.pdf ・土木学会第十六回視察旅行記事(土木学会誌、昭和6年5月) http://library.jsce.or.jp/Image_DB/mag/m_jsce/17-05/17-5-004.pdf ・昭和三年度直轄工事年報(内務省土木局) https://www.pwri.go.jp/team/tishitsu/archives/AnnualReports/data/mainfails/bunkatsuhyouji/showa3/showa3dai5.pdf ※ゼフィルスさんによる滝見の記録 蛇喰沢:http://park7.wakwak.com/~zephyrus/hebikui.htm 椿沢:http://park7.wakwak.com/~zephyrus/hakone.htm ※地名 ・蛇喰沢の名は「作業道蛇喰沢線」に拠る。 ・椿沢の名は、「椿沢水路橋」に拠る。 |
写真
撮影機器:
装備
備考 | ・ラバーソール適 |
---|
感想
【計画の経緯】
前日に続いてこの日も天気予報が悪かったため、比較的雨が降りにくそうな箱根の、気になっていた谷筋を探索してみることに。箱根は沢登りでは不遇の山域で、伏流している谷やゴーロばかりの谷が多く、唯一新崎川土肥大杉沢が遡行されている程度である。
【簡易記録】
林道から眺める目的の谷は水もなく、全く意欲が湧かないが、とりあえず来てみたので入渓すると、ゴルジュに続いて湧き水も滝も出てきて、沢らしくなり良かった。側壁も滝も立派で悪くない。懸垂下降を連続させて下っていき早川本流へ。
早川本流から上流を見ると、強烈なゴルジュにどでかい石積堰堤があり、迫力が凄い。後で調べてみたら、実際凄い堰堤だった。
汚い早川を我慢して下って椿沢に入渓すると、すぐにゴルジュ。一目見て結構大変そうだと思ったが、実際適度に難しいゴルジュで、なかなか面白い。その後も登れる小滝が連続。箱根にこんなに楽しめる沢があったとは。椿沢水路橋を過ぎると水は減り、上部ゴルジュに着くころには岩を濡らす程度。上部ゴルジュは大した滝はなく進んでいったが、最後に厳しいCS滝が出現。ここはたながリードしてA1で突破。最後まで楽しませてくれる谷ではないか。緩い斜面を登ればすぐに林道。
【総評】
箱根にも中級レベルの、それなりに遡行価値のある沢があることが分かり、県民として非常に有意義な開拓だった。遠方から訪れるような沢ではないが、県〜都内の沢屋がいつもとは違う山域で沢登りを楽しみたいと思った時にはお薦めである。水量は少ないが濡れるので寒くない日が良い。
お気に入りした人
人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:184人
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する