ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 721409
全員に公開
ハイキング
妙高・戸隠・雨飾

頸城駒ヶ岳・鬼ヶ面山・鋸岳(海谷高地へ周回)

2015年09月21日(月) [日帰り]
 - 拍手
GPS
10:08
距離
14.1km
登り
1,688m
下り
1,685m

コースタイム

O5:27 三峡パーク駐車場出発
05:41 ロッジこまがたけ
05:58 最初のハシゴ
06:13 二番目のハシゴ(縄ばしご)
07:31 根知ルート分岐(至大神道)
07:31 駒ヶ岳山頂1487.4m(小休止/07:39)
09:14 鬼ヶ面山頂1591m
10:09 海谷高地分岐
10:28 長いハシゴ
11:10 鋸岳山頂1631m(小休止/11:18)
12:05 海谷高地分岐
13:22 海谷渓谷
14:01 海谷高地(732高地)小休止/14:18
14:53 徒渉地点
15:16 駒の川
15:34 三峡パーク駐車場
天候 朝の内は晴のち曇り、10時頃よりガス。
過去天気図(気象庁) 2015年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
往路(2015/09/20):都内(15:00)−首都高速−外環道−関越自動車道−上里SA(16:30/119km)−長野IC(18:15/250km)−国道406号−白馬−国道148号−根知谷入口−県道226号−県道221号−海谷入口−三峡パーク(20:55/350km)

復路(2015/09/21):三峡パーク−(3.2km)ー海谷入口−県道221号−県道226号−国道148号−道の駅「小谷」深山の湯(381km)−安曇野IC(451km)−中央自動車道−梓川SA(455km/仮眠/04:20)−首都高速−都内(06:10/697km)
コース状況/
危険箇所等
■国道148号−三峡パーク
長野県側から国道148号線を走って最後のコンビニは南小谷と中土の間にあるローソンだと思います。
国道148号を根知谷入口で右折して県道226号に入り、県道221号を走ります。右側に海谷入口の看板があります。入口から三峡パークまで約3.2kmです。
HPには駐車台数は33台となっています。

■駒ヶ岳登山口−駒ヶ岳山頂
三峡パーク入口(駐車場入口)に駒ヶ岳登山口(右手)と海谷渓谷(左手)への入口があります。この入口に豊富な水が出ています。
右手に林道を登っていくと、車止めのチェーンが掛かっていて、駒ヶ岳登山口の道標があります。
林道を15分程歩くと、発電所の施設やロッジがあり、ここで車道は終わりです。ここにも駒ヶ岳登山口の道標があり、ここから細い登山道になりますが、草ボウボウで露に濡れまくりです。
登山道は沢沿いに涸沢を渡ったりして急登になります。15分程で最初のハシゴが現れます。ハシゴを登り更に急登を登ると展望が開ける場所に出ます。
更に急登を登って行くと15分程で2番目のハシゴがあり、このハシゴは縄バシゴでバランスを取りながら登ります。
登山口から1時間ほど急登を登ると傾斜は穏やかになり、ブナ林の歩きやすい登山道になります。
根知ルートと書かれた大神堂への分岐道標が現れるとすぐ先が駒ヶ岳の山頂です。駒ヶ岳の山頂は、低木が少し邪魔ですが、まずまずの展望です。

■駒ヶ岳−鬼ヶ面山−鋸山
駒ヶ岳から鬼ヶ面山へ向かいます。山頂の東側に鬼ヶ面山・鋸岳と書かれた道標があります。
ここから先は、駒ヶ岳までの登山道とは異なります。草ボウボウの急坂で、登山道が判りにくい場所もあります。
このコースの難所は2ヶ所あります。
山と高原地図では判りませんが、地形図を見ると駒ヶ岳と鬼ヶ面山の間に1498mピークがあります。このピークから鬼ヶ面山のコルへ下りる箇所は「危」マークもあり、ほぼ垂直の緊張する場所です。登る場合は差程でもないと思いますが、下る場合は足場を探すので、足元がすぱーっと切れ落ちていると、手に汗をかきます。場所的にハシゴは掛けられないのか、ロープが何本も下がっています。
個人的にはアプザイルで下りた方が楽な気がします。

鬼ヶ面山北峰は西側を巻いていきます。巻く辺りで山頂へ取り付けないか探しましたが、潅木が深く入れそうな場所はありませんでした。巻き終わった辺りが鬼ヶ面山南峰とのコルです。ここでも北峰山頂への取り付きを探しましたが、見つからず、ザックをコルにデポして、GPSとカメラだけを持って潅木に突っ込みました。潅木は手首ぐらいの太さで、しかも根曲がり。密集しているので下から押し分けるのにかなり体力を消耗しました。途中何度も諦めかけましたが、20分ほど格闘して何とか北峰の山頂に立てました。山頂は広くはありませんが、人が2、3人は立てそうな場所がありました。三角点や山頂標のようなものは見つかりませんでした。展望は駒ヶ岳より素晴らしいです。下山時、東側に寄りすぎると岩壁で危険です。南側を意識して下る必要があります。
(注:北峰、南峰は仮称です)

何と、鬼ヶ面山から先の登山道は刈り払いがされていました。この先、海谷への分岐があり、鋸岳への取り付きになります。
このコース2番目の難所は、鋸岳への取り付きにあります。稜線の南西側を巻いていくと、長〜いハシゴが見えます。緊張するのは、ハシゴの基部に取り付くまでのスラブ状の岩壁の通過です。足掛かりが無いので、ハシゴの基部までアンカーボルトを打ってありますが、このアンカーそれほど太くありません。体重を掛けたら曲がりそうな気がするので上からのロープに体重を預け素早く渡ります。下は見ない方がいいです。ハシゴは長いですが、しっかりと固定されていて不安無く登れました。この先お助け類は豊富です。登りでも下りでも足元は急登で滑るので、お助け類は助かります。いくつかの鋸のピークを越えて、行き詰まったところが鋸岳の山頂です。三角点はありますが、山頂標はありませんでした。

■鋸岳−海谷高地(732高地)−山峡パーク
鋸岳から長ハシゴの難所を越え、45分程戻ると、「海谷」と書かれたプレートが木に打ち付けてあります。ここから海谷渓谷の河原までひたすら下ります。急坂で、登山道や枯葉は濡れています。雨は降っていないので多分ガスによるものでしょう。
ストックを1本目一杯伸ばし、片手は登山道両側の潅木を掴んで、滑る登山道を耐えて下ります。登山道は2、3回キョロキョロした程度で、概ね判りやすい尾根道です。
海谷渓谷に降り立ってから海谷高地まで、入水徒渉が6、7回、石飛びが2回でした。入水徒渉は、水深が足首からふくらはぎ程度、膝下が1回ありました。
あとは帰るだけなので、登山靴のままジャブジャブ...
海谷高地から先のルートが判らず、徒渉も深そうだったので、発電所の施設側を通りました。
海谷高地から山峡パークまではハイキング道かと思いましたが、徒渉ヶ所ありハシゴもありました。

■おまけ
駒ヶ岳から鋸岳間は、お助け類が豊富です。急な登り下りが多く、足元が滑りまくるので、どうしてもお助けロープを持ってしまいますが、腕の筋肉を使いすぎると、乳酸が溜まって握力が低下します。肝心なときにロープを掴んでも力が入らない何んてことがないように...
その他周辺情報 ■三峡パーク
キャンプ場です。駐車場、トイレ、炊事場などがあり無料です。駒ヶ岳への登山口があり、海谷高地へのハイキング道があります。
http://www.itoigawa-kanko.net/camp/umidanisankyo_park/

■道の駅「小谷」深山の湯
源泉かけ流しの天然温泉。入浴料金620円(食事をすると入浴料金半額のようです)
リンスシャンプー、ボディソープ、サウナ、露天風呂があります。
http://www.otarimura.co.jp/original3.html
SW二日目、中央道も関越道も朝から渋滞35キロ、事故に工事も重なって、いまいち踏み込めません。明るい内に登山口まで...は諦め、渋滞が解消した15時、関越道へ向かいました。
7
SW二日目、中央道も関越道も朝から渋滞35キロ、事故に工事も重なって、いまいち踏み込めません。明るい内に登山口まで...は諦め、渋滞が解消した15時、関越道へ向かいました。
三峡パークの駐車場で車中泊、5時から出発の準備を始めました。駐車場から見た朝焼けです.管理棟の奥は鉢山でしょうか、好天を期待します。
28
三峡パークの駐車場で車中泊、5時から出発の準備を始めました。駐車場から見た朝焼けです.管理棟の奥は鉢山でしょうか、好天を期待します。
昨晩の到着は21時、登山口の確認ができなかったので、近くにあった案内板で登山口の確認をします。
2
昨晩の到着は21時、登山口の確認ができなかったので、近くにあった案内板で登山口の確認をします。
駐車場を出発します。駐車している車は大半が地元の車で、キャンプ場で宿泊しているようです。昨晩は遅くまでうるさかった...
3
駐車場を出発します。駐車している車は大半が地元の車で、キャンプ場で宿泊しているようです。昨晩は遅くまでうるさかった...
車止めのチェーンの脇に駒ヶ岳登山口の道標があります。
2
車止めのチェーンの脇に駒ヶ岳登山口の道標があります。
林道を歩き始めると、前方に明星山の岩壁が見えます。
10
林道を歩き始めると、前方に明星山の岩壁が見えます。
15分程歩くと林道の終点です。このロッジは個人所有のようです。
7
15分程歩くと林道の終点です。このロッジは個人所有のようです。
ここから本格的な登山道が始まります。
2
ここから本格的な登山道が始まります。
って、これが登山道...露で足元は濡れまくりです。
5
って、これが登山道...露で足元は濡れまくりです。
沢沿いに急登を登って来ると、最初のハシゴです。ハシゴの上も急登が続きます。
5
沢沿いに急登を登って来ると、最初のハシゴです。ハシゴの上も急登が続きます。
急登を登り切ったところで展望が開けます。姫川と糸魚川の市街地のようです。
10
急登を登り切ったところで展望が開けます。姫川と糸魚川の市街地のようです。
これが千丈ケ岳の大岩壁だと思いますが、まだ薄暗いので発色はイマイチです。
7
これが千丈ケ岳の大岩壁だと思いますが、まだ薄暗いので発色はイマイチです。
山峡パークを撮ったつもりでしたが、海谷下流部とロッジが見えます。
9
山峡パークを撮ったつもりでしたが、海谷下流部とロッジが見えます。
目の前には覆い被さるような岩壁が...どこを登るんだろうか。
4
目の前には覆い被さるような岩壁が...どこを登るんだろうか。
2番目のハシゴは縄バシコ。横揺れするのでバランスを取りながら登ります。
6
2番目のハシゴは縄バシコ。横揺れするのでバランスを取りながら登ります。
登山口から1時間程登ると急登は収まりブナ林の穏やかな登山道になります。
2
登山口から1時間程登ると急登は収まりブナ林の穏やかな登山道になります。
右手は根知コースの分岐です。分岐のすぐ先が駒ヶ岳の山頂です。
3
右手は根知コースの分岐です。分岐のすぐ先が駒ヶ岳の山頂です。
駒ヶ岳の山頂です。こぢんまりした山頂標と祠、三角点があります。この先の安全を祈願します。
15
駒ヶ岳の山頂です。こぢんまりした山頂標と祠、三角点があります。この先の安全を祈願します。
山頂からの阿彌陀山です。逆光になるので写りはイマイチです。
16
山頂からの阿彌陀山です。逆光になるので写りはイマイチです。
雨飾山です。右側山頂のガスがチョット残念です。
15
雨飾山です。右側山頂のガスがチョット残念です。
そしてこれから向かう鬼ヶ面山です。鬼ヶ面山は西側を巻くので何とか山頂に立ちたいと思っていました。
17
そしてこれから向かう鬼ヶ面山です。鬼ヶ面山は西側を巻くので何とか山頂に立ちたいと思っていました。
駒ヶ岳山頂を後にします。
4
駒ヶ岳山頂を後にします。
駒ヶ岳山頂の東側に鬼ヶ面山・鋸岳と書かれた道標があります。
6
駒ヶ岳山頂の東側に鬼ヶ面山・鋸岳と書かれた道標があります。
駒ヶ岳からの下りは急坂で薮っぽいですが、薮の下の登山道はガスで濡れていて滑りまくりです。
6
駒ヶ岳からの下りは急坂で薮っぽいですが、薮の下の登山道はガスで濡れていて滑りまくりです。
最初の難所、1498Pからの下りはカメラを出せる状態ではなく、安全な場所まで下りてきて、岩壁の下をトラバースします。
22
最初の難所、1498Pからの下りはカメラを出せる状態ではなく、安全な場所まで下りてきて、岩壁の下をトラバースします。
鬼ヶ面山の北峰と南峰のコルから潅木漕ぎをして何とか北峰の山頂に這い上がってきました。狭い山頂です。標識のようなものはありませんでした。GPSで確認しました。
10
鬼ヶ面山の北峰と南峰のコルから潅木漕ぎをして何とか北峰の山頂に這い上がってきました。狭い山頂です。標識のようなものはありませんでした。GPSで確認しました。
北峰の山頂から見た、駒ヶ岳です。
20
北峰の山頂から見た、駒ヶ岳です。
北峰の山頂から見た、これから向かう鋸岳です。
31
北峰の山頂から見た、これから向かう鋸岳です。
北峰の山頂から見た、阿彌陀山です。
15
北峰の山頂から見た、阿彌陀山です。
これは鬼ヶ面山南峰から見た北峰です。山頂直下の大きな枯れ木は覚えがあります。登りでは左側を登ったと思いますが、下りは右側を下って、大きく南側に回ったと思います。
10
これは鬼ヶ面山南峰から見た北峰です。山頂直下の大きな枯れ木は覚えがあります。登りでは左側を登ったと思いますが、下りは右側を下って、大きく南側に回ったと思います。
南峰から見た鋸山、だいぶ近づいたように思います。
16
南峰から見た鋸山、だいぶ近づいたように思います。
つねに気になる阿彌陀山です。登ってみたい山です。
8
つねに気になる阿彌陀山です。登ってみたい山です。
鋸岳への取り付きの手前、海谷への分岐辺りで行動食を詰め込んでいると、鋸岳にガスが上がり始めました。
4
鋸岳への取り付きの手前、海谷への分岐辺りで行動食を詰め込んでいると、鋸岳にガスが上がり始めました。
稜線から南西側を巻いて、稜線に戻る長いハシゴです。長い鉄バシゴの下にアルミのハシゴがあります。アルミのハシゴの基部に行くのに、チョット緊張します。
7
稜線から南西側を巻いて、稜線に戻る長いハシゴです。長い鉄バシゴの下にアルミのハシゴがあります。アルミのハシゴの基部に行くのに、チョット緊張します。
同じ場面を縦に撮ってみました。アルミのハシゴの基部まで、黄色いテープが見えます。スラブ状の岩にアンカーボルトが打ってあります。アンカーボルトの位置を示すために黄色いテープが付いています。この下はスパーンっと切れ落ちています。
12
同じ場面を縦に撮ってみました。アルミのハシゴの基部まで、黄色いテープが見えます。スラブ状の岩にアンカーボルトが打ってあります。アンカーボルトの位置を示すために黄色いテープが付いています。この下はスパーンっと切れ落ちています。
ハシゴを登り切った後も、ロープは続きます。ここは最近補強したようです。カラビナもシュリンゲも新しいです。カラビナには値札も付いていました(1,300円)
24
ハシゴを登り切った後も、ロープは続きます。ここは最近補強したようです。カラビナもシュリンゲも新しいです。カラビナには値札も付いていました(1,300円)
いくつもピークを越えますが、見えている先端はまだ鋸岳の山頂ではありません。
9
いくつもピークを越えますが、見えている先端はまだ鋸岳の山頂ではありません。
イージーな場所にもお助け類はありますが、イージーでは無い場所にお助け類が無かったりします。
7
イージーな場所にもお助け類はありますが、イージーでは無い場所にお助け類が無かったりします。
チョットひと息。
12
チョットひと息。
あちゃー...海谷渓谷にもガスが降り始めました。
7
あちゃー...海谷渓谷にもガスが降り始めました。
突然ですが、鋸岳山頂です。なぜなら、この先ガケで、これ以上行けません。山頂標のようなものはありませんが、三角点の標識がありました。GPSで確認しました。
7
突然ですが、鋸岳山頂です。なぜなら、この先ガケで、これ以上行けません。山頂標のようなものはありませんが、三角点の標識がありました。GPSで確認しました。
山頂をチョット引いて、乾杯!これより先はシラフでも覗かない方がよろしいかと...
楽しみにしていた焼山、金山、茂倉尾根、雨飾山はガスの中でした。
25
山頂をチョット引いて、乾杯!これより先はシラフでも覗かない方がよろしいかと...
楽しみにしていた焼山、金山、茂倉尾根、雨飾山はガスの中でした。
展望が無いので長居は無用です。山頂から少し戻ると、登山道を跨ぐようにロープが降りていました。ここが雨飾山へのルートです。ここも厳しいルートのようです。
8
展望が無いので長居は無用です。山頂から少し戻ると、登山道を跨ぐようにロープが降りていました。ここが雨飾山へのルートです。ここも厳しいルートのようです。
鋸岳からはこのようなピークをいくつも超えて下山します。ガスっていますが、拡大すると岩壁にお助けロープが見えます。
8
鋸岳からはこのようなピークをいくつも超えて下山します。ガスっていますが、拡大すると岩壁にお助けロープが見えます。
前の写真のお助けロープはこんな感じです。お助けロープは下り用です。登りではあまり必要としません。
6
前の写真のお助けロープはこんな感じです。お助けロープは下り用です。登りではあまり必要としません。
長いハシゴの場所に来ました。下の方はガスで見えません。何故ここをハシゴで下らないと行けないか...
13
長いハシゴの場所に来ました。下の方はガスで見えません。何故ここをハシゴで下らないと行けないか...
そう、目の前にはこれがあるのです。フリーではチョット難しいです。仮にこれを登れても、この先がどうなっているか判りません。
14
そう、目の前にはこれがあるのです。フリーではチョット難しいです。仮にこれを登れても、この先がどうなっているか判りません。
長いハシゴを下ります。長い鉄のハシゴから、基部へのアルミバシゴの手前でカラビナを掛けてカメラを出し、真下を撮りました。黒く見えているのは私の足です。アルミバシゴの基部から、黄色いテープのアンカーボルトで、左側へ移動します。
10
長いハシゴを下ります。長い鉄のハシゴから、基部へのアルミバシゴの手前でカラビナを掛けてカメラを出し、真下を撮りました。黒く見えているのは私の足です。アルミバシゴの基部から、黄色いテープのアンカーボルトで、左側へ移動します。
海谷渓谷の分岐です。ここでチョット迷いました。ここから見る海谷渓谷はガスの中です。たぶん、この場所もガスの中なのでしょう。駒ヶ岳経由で戻った方が...なんて悪魔のつぶやきも聞こえます。
3
海谷渓谷の分岐です。ここでチョット迷いました。ここから見る海谷渓谷はガスの中です。たぶん、この場所もガスの中なのでしょう。駒ヶ岳経由で戻った方が...なんて悪魔のつぶやきも聞こえます。
迷いましたが、ガスは山域の上部だけだろうと想定して渓谷へ下ります。
14
迷いましたが、ガスは山域の上部だけだろうと想定して渓谷へ下ります。
だいぶ下ってきました。想定通りガスは上部だけで渓谷はきれいに見えていました。
5
だいぶ下ってきました。想定通りガスは上部だけで渓谷はきれいに見えていました。
川原まで降りてきました。ここが川原からの取り付き点です。ピンクテープはありますが、ヤブっぽくて登山口の感じはしません。
4
川原まで降りてきました。ここが川原からの取り付き点です。ピンクテープはありますが、ヤブっぽくて登山口の感じはしません。
しばしゴーロを歩き、最初の徒渉点です。この場所にピンクテープがありますが、稜線への登山口に導くテープだと思います。この先は海谷高地までテープは見かけませんでした。
6
しばしゴーロを歩き、最初の徒渉点です。この場所にピンクテープがありますが、稜線への登山口に導くテープだと思います。この先は海谷高地までテープは見かけませんでした。
海谷高地まで徒渉箇所は入水で6、7回、飛び石で2 回、浅い徒渉が多いです。
4
海谷高地まで徒渉箇所は入水で6、7回、飛び石で2 回、浅い徒渉が多いです。
流れの速い所もありますが、登山靴でジャブジャブ...
6
流れの速い所もありますが、登山靴でジャブジャブ...
見上げれば西側、阿彌陀山の岩壁でしょうか。
5
見上げれば西側、阿彌陀山の岩壁でしょうか。
ガスはチョット残念ですが、大迫力です。
9
ガスはチョット残念ですが、大迫力です。
海谷高地でしょうか、テントが3、4張り見えます。焚き火でしょうか、煙も見えます。
5
海谷高地でしょうか、テントが3、4張り見えます。焚き火でしょうか、煙も見えます。
ここで徒渉を迷いました。案内は全くないので、発電所の取水施設と思われる場所に上がりました。
5
ここで徒渉を迷いました。案内は全くないので、発電所の取水施設と思われる場所に上がりました。
そこには、海谷高地と書かれた道標がありましたが、この先は対岸に渡る手段をチョット悩みました。
4
そこには、海谷高地と書かれた道標がありましたが、この先は対岸に渡る手段をチョット悩みました。
発電所の取水施設にチョット入らせてもらい、写真の場所をトントンと渡り、対岸に這い上がりました。
8
発電所の取水施設にチョット入らせてもらい、写真の場所をトントンと渡り、対岸に這い上がりました。
海谷高地、いい場所ですネ。
5
海谷高地、いい場所ですネ。
時間は2時を過ぎましたが、お腹が空いたので、毎度質素なカップラを頂きます。
15
時間は2時を過ぎましたが、お腹が空いたので、毎度質素なカップラを頂きます。
海川は発電用に取水をされて、ほとんど水は流れていませんが、巨岩がゴロゴロしています。
5
海川は発電用に取水をされて、ほとんど水は流れていませんが、巨岩がゴロゴロしています。
左岸の岩壁です。上空はガスガスですが、山頂は駒ヶ岳でしょうか。
6
左岸の岩壁です。上空はガスガスですが、山頂は駒ヶ岳でしょうか。
駒ヶ岳の山頂からは想像もできません。
4
駒ヶ岳の山頂からは想像もできません。
上ばかり見て歩いていると首が疲れます。
12
上ばかり見て歩いていると首が疲れます。
徒渉点で対岸に移ります。前方にハシゴが見えます。地図には増水時通過不能と記されています。大岩なので難儀しました。
5
徒渉点で対岸に移ります。前方にハシゴが見えます。地図には増水時通過不能と記されています。大岩なので難儀しました。
徒渉点(繰り越し?)には昔は野猿(籠渡し)があったようです。三峡パークの海谷口には「繰り越し通行禁止」の看板がありました。
3
徒渉点(繰り越し?)には昔は野猿(籠渡し)があったようです。三峡パークの海谷口には「繰り越し通行禁止」の看板がありました。
登山道が左岸に移ると、右岸の岸壁がすばらしいです。この岸壁は「ツバクロアブキ」と呼ばれているようです。
14
登山道が左岸に移ると、右岸の岸壁がすばらしいです。この岸壁は「ツバクロアブキ」と呼ばれているようです。
そして「なめ滝」です。
12
そして「なめ滝」です。
駒の川です。
山峡パークに戻ってきました。今朝出発時と駐車場の車は変わっていませんが、キャンプ場からはイイ匂いがします。お腹がグウグウ...
11
山峡パークに戻ってきました。今朝出発時と駐車場の車は変わっていませんが、キャンプ場からはイイ匂いがします。お腹がグウグウ...

感想

行きたい山リストの最上位にあったのが海谷高地と頸城駒ヶ岳からの鋸岳だった。リスト2番目の鳥甲山が前回行けたので、このSWは海谷高地へ行こうと準備をした。

明るい内に三峡パークに着いて、できれば海谷高地まで足を伸ばしたいと考えていたが、朝からの交通情報は渋滞、渋滞...
昼になっても渋滞は途切れない。
家を出たのは15時、時間的には北陸道を回れば早いが目的地まで390キロ、遅くなることは覚悟して長野ICで降りて山道を走る。350キロ、21時少し前に着いた。
三峡パークはキャンプ場、結構遅くまでワイワイと騒がしかった。

今回の目的は頸城駒ヶ岳から鋸岳へのルートと、海谷渓谷を歩く。
気になったのは鬼ヶ面山。
国土地理院の地形図では山頂(北峰)を通っているが、山と高原地図やネットのレコでは西側を巻いている。
そこで何とか山頂に立ってやろうと...

駒ヶ岳までは急登やハシゴはあるがそれほど危険な箇所は無い。CT3時間20分とあるが盛りすぎ。ゆっくり歩いても2時間程度、登山口にも2時間30分と書かれていた。
駒ヶ岳の先には、地形図で見ると1498mのピークがある。この下りが「危」マーク付きでかなり厳しい。

鬼ヶ面山を巻く手前で山頂へのルートを探したが、潅木ビッシリで踏み込めなかった。巻きが終わる辺りは北峰と南峰のコル、ここにザックをデポして何とか山頂までたどり着けたが、潅木漕ぎが大変でかなり体力を消耗した。

鋸岳に取り付こうとしたとき、下からガスが上がって来た。鬼ヶ面山での時間ロスがなければガスが上がる前に鋸岳山頂に立てたかも知れない。
鋸山の最初のピークは南西側を巻いて、稜線に戻る長いハシゴがある。ここにも「危」マークがあり、かなり緊張する。
山頂までいくつかピークを越えるが、お助け類があるのでそれほど難しくはない。

海谷渓谷に降りてから、海谷高地まで徒渉が何回かある。石飛びは2回程度、入水の徒渉が6、7回あった。
深くはないし、流れもそれほど速くないので登山靴のまま徒渉した。
海谷渓谷の両岸の大岩壁は大迫力だった。渓谷の紅葉はまだ始まっていないが、紅葉の季節はたぶん混むだろう。

今回、登山口から駒ヶ岳、鋸山から海谷渓谷まで、誰一人とも会わない静かな山行だった。でも前日と思われる滑りまくった靴跡があったので、こんな寂しい場所を歩く人はいるようだ。

追記:歩いた人はkuma-sanさんでした。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail.php?did=721626&com_id=1139655&com_rootid=1139655&com_mode=flat&com_order=0#comment1139655

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:4108人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

この記録に関連する登山ルート

この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。

ルートを登録する

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら