剱岳/早月尾根日帰り〜最後の若気の至りに思う
- GPS
- 15:00
- 距離
- 13.0km
- 登り
- 2,226m
- 下り
- 2,226m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
整備されておりほとんど一本道。小屋の人が頂上付近でゴミ拾いをしており、下山時に別山尾根に降りないよう注意していた通り、下山時の尾根だけ間違えないようにしていれば問題なし。思ったほどの危険個所もなし。 |
その他周辺情報 | 上市町営アルプスの湯610円 |
写真
感想
なんとか登って下りてきたというだけで、山行計画としてはあまりいいものではなかった・・・。
そもそも他のレコを見て「剱岳日帰り行けるんとちゃう?」と思ったところがきっかけだった。年齢的に無理のきくうちに行っとこう、と。
いろいろ地図やガイド本をみると15時間とか16時間とかのコースタイム。当然、日帰りで紹介している刊行物は無い。体力的に不安はあったが、「最後の若気の至り」と思って、行くことにした。行こうと思って用意したのはヘルメットだけ。散々はき倒したミドルカットのハイキングシューズに不安はあったものの、いざ馬場島へ。
19:00ごろ到着した馬場島は真っ暗。浅い眠りから2:30に起き、3:00スタート。コースタイムは15時間を想定して、18:00に下りてくる予定だったが、このときはまだもうちょい早く下りれるだろうと思っていた。
早月小屋には5時間のコースタイムのところ4時間だったので、悪くない。しかしすでに疲れている。それもそのはず、760mの馬場島から2200mの小屋まですでに1500mほど登っている。ラーメンでエネルギー補給していざゆかん。
このころからもうバテバテで、景色を楽しむことやコースの特徴を記憶するだけの余裕がなかった。淡々と、200mごとの標識をクリアしていき、ただひたすら山頂を目指すだけの山行になってしまった。核心部の岩場は疲れた体に厳しかったが、岩の殿堂を思わせるところはボルトのところくらい。
もっとも、ほとんどガスっていて山頂でもあまり景色は楽しめなかった。山頂で写真を撮って休憩し12:00に下山を開始したが、休憩を含めると結局コースタイムと同じくらい。下山は6時間の予定なので、18:00を目指す。
2600mのところまでは渋滞することもあったが、これがちょうどいい休憩になった。少しずつでも休憩しないと、ゆっくりでも連続した動きが取れない。
小屋へは2時間半くらいで下り、カップ麺とコーラでエネルギーを補給する。ここから馬場島までがまた長い。最後は足が上がらず、踏ん張りもきかず、トボトボと敗者のような思いで登山口までたどり着いた。
登りの小屋を過ぎて、疲労が溜まってきたあたりから、登頂するしないに関わらずこの山行は失敗なのではないかと思い始めた。そもそも無茶な行程で行く山行は、前提として間違っている。それを若気の至りでやってまおうと思っていたのだが…。ではピークを踏むことだけが自分の登山なのかといえばやはりそうではないので、今後の計画を立てるにあたり、非常にいい勉強にはなったと思う(マジメかっ!)。
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