スケッチしながら表銀座パノラマ縦走
- GPS
- 46:19
- 距離
- 34.1km
- 登り
- 2,985m
- 下り
- 2,854m
コースタイム
- 山行
- 4:21
- 休憩
- 2:38
- 合計
- 6:59
- 山行
- 6:50
- 休憩
- 1:37
- 合計
- 8:27
- 山行
- 8:56
- 休憩
- 0:53
- 合計
- 9:49
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス タクシー
|
コース状況/ 危険箇所等 |
道標は整備されており、問題になるところは無し。ただし、SWで、天気も良かったため、各山のピークは混雑しており、小屋や、テント場の混雑ぶりはただ事ではなかった。 |
その他周辺情報 | 登山口、下山口ともに、温泉や宿泊施設が充実。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
ゲイター
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
サブザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
ハイドレーション
食器
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ストック
ナイフ
カメラ
ポール
|
---|
感想
SWは、会の記念山行。参加者が、好きなパーティで好みのコースを使って22日に徳澤に集合する。私は、S氏、S嬢とともに、表銀座パノラマコースをスケッチしながら縦走した。掲載したスケッチは、その一部。
SWで、お天気に恵まれたこともあって、登山口の中房温泉からけっこうな混雑ぶり。合戦尾根の取付きでは渋滞ができるほどだった。
第一ベンチから富士見ベンチまで、30分おきにベンチがあって、きつい合戦尾根を休みながら進むことができる。合戦小屋の手前あたりから紅葉が始まっていた。
広葉樹の美しい紅葉を愛でながら、写真をとったりスケッチをしたりしながら、ゆっくりと登っていく。合戦小屋では、まだスイカを販売していた。スイカと温かいスープを頼み、それぞれ好みの昼食を取って一息つく。よく見ると、合戦小屋のすぐ後ろの空き地にたくさんのテントが建てられている。何事かと近寄ってみると「燕山荘のテント場は満杯になりました…」の手書きの紙が張られている。その次の、大天井岳まで行く自信のない人たちが、あきらめてここでテントを張っているようだった。でも、ここのテント場もすぐにいっぱいになりそう。さすがSW。
ほどなく燕山荘前に到着。予約をしていたが、早いうちに宿泊手続きを済ませる。何とか、布団2枚分の仕切りのあるスペースを3人でもらうことができた。
荷物を置いて燕岳をピストン。時折ガスのかかる中、幻想的なまでに美しい空中庭園と、花崗岩の自然の造形を楽しむ。紅葉も進んで、より一層美しさが増していた。
夕食までの空き時間に生ビールとワインで乾杯。夕食は、5回の入れ替えで、5時台から8時台まで続いた。
翌朝は、早立ちするために弁当を頼む。2種類のおこわのおにぎりは、ボリュームたっぷりで、おなか持ちが良かった。
ご来光は雲が邪魔して見られなかったが、夜が明けるにつれてどんどん天気が良くなっていく。
ずーっと正面に槍ヶ岳を見ながら、360度飽きることのないパノラマの絶景の中を進んでいく。そこかしこに、草紅葉が広がって、山の景色に彩りを添える。何度も立ち止まって、写真をとったり、スケッチしたり。
切通岩付近で若干の渋滞はあったものの、良いペースで大天荘に到着。大天井岳をピストンした後、ゆっくり昼食をとる。大天井岳から東天井岳に向かう途中の岩場で、足が血まみれの人が横たわっていた。顔が真っ青で苦しそう。そばに、どこかの小屋の人らしき人物が立っていて、足を骨折して、今、救助を読んでいるところだという。どうやらソロ登山者のようだ。ほどなくヘリの爆音がして、危ないから離れてと言われた。すこし離れた所から、見事な救助隊員のヘリ降下を見ることができた。約15分ほどで、けが人が搬送されていった。そして、その場を離れようとした時、なんと、四方を猿の群れに囲まれていた。怒らせないよう、そーっとその場を立ち去る。鹿に続いて、猿もこんな高所に移動してきているのだ。ちょっと怖かった。その後、いっきに樹林帯を抜けて常念小屋に向かう。常念小屋の前の道標のところに人が集まっている。よく見るとなんと、同じ会のK嬢?!一の沢から上がってきたパーティと、まったく同時に常念小屋に到着したのだ。再会を喜びながら、小屋に向かう。一緒にチェックインできたので、グループ7人で1部屋を使わせてもらうことができた。この日の混雑は、ふとん1枚に二人。部屋からあふれて、廊下で寝ている人もいたほどだったが、グループで気兼ねなく過ごすことができた。もちろん、寝るまでずーっと宴会(笑)
翌朝は、昨日と同じ夜明け前に出発。Kパーティより先に出発し、常念岳を登りながらご来光を拝む。槍・穂高がモルゲンロートに包まれる。太陽が登りきったところで山頂に到着。狭い山頂はごった返していて、写真を撮るのも一苦労。そそくさと山頂を後にしてして、岩ゴロゴロの南斜面を降りる。樹林帯を抜けたところで、今回最後のピーク、蝶槍が見えてくる。いったん鞍部まで降りて、再び登り返すこと1時間で、蝶槍のトップに立った。そこからすぐに蝶ヶ岳の三角点に。
最後のピークは3人でタッチして、横尾分岐から横尾山荘をめざす。飽きるほど長い樹林帯の下降を2時間半でやっと横尾山荘前へ。もう、膝ががくがく。ほとんど、平らな梓川沿いの道を進んでいると、リーダーのS氏がどんどん遅れてくる。もう、足が限界だという。もうちょっとだ、S氏!励ましながら、徳澤に到着!長かった表銀座パノラマ縦走もここで終了。徳澤園では3日ぶりのお風呂に入り、ごちそうを食べて、一人一つの布団でゆっくりできた。全員のパーティが17時には無事集結して、夜は記念集会。翌日は、ゆっくりと宿で朝食を取り、8時出発。最後の目的、帝国ホテルのケーキセットに向かってまっしぐら。
心も身体も、めいっぱい満たされて、上高地を後にする。
本当に、4日間、天気に恵まれ、気の合うパーティと一緒に、一生の思い出に残るくらい楽しい登山をすることができた。
先のセミナーで仲良くなった山友にも会えた。素晴らしいつながりの中で活かされていることを実感しながら、また、次の機会をぜひ作ろうと約束して解散する。パーティのみんな、山の神様、本当にありがとう。
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