燧ケ岳・至仏山
- GPS
- 23:05
- 距離
- 50.9km
- 登り
- 2,575m
- 下り
- 2,572m
コースタイム
- 山行
- 7:25
- 休憩
- 1:19
- 合計
- 8:44
- 山行
- 9:50
- 休憩
- 0:57
- 合計
- 10:47
- 山行
- 2:54
- 休憩
- 0:32
- 合計
- 3:26
天候 | ◆9/21 曇り時々晴れ ◆9/22 晴れ ◆9/23 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
◆◆沼尻休憩所・焼失◆◆ 9/21正午過ぎ休憩所が火災により焼失。 休憩や補給を予定している方はご注意を。 また、これに伴い尾瀬沼南岸(沼尻〜三平下)は通行止めとの情報もあります。 その他の危険箇所はありません。 |
その他周辺情報 | 日帰り温泉 銀山平温泉 白銀の湯 < http://www.iine-uonuma.jp/stay/higaeri_onsen/spa_shirogane.html > 650円/大人 |
写真
感想
◆念願の燧ケ岳・至仏山
これまで尾瀬は4回訪れている。
いずれも会社の先輩・同僚らに同行し、もっぱら尾瀬ヶ原や尾瀬沼をのんびり歩いた。
行くたびに見上げる燧ケ岳と至仏山には「いつかきっと」と思いながらその機会を作れなかった。
そんな近くて遠い存在だった二つの峰から「原と沼」を見下ろしてみたかった。
もちろん、「原と沼」の木道歩きも、尾瀬での初テン泊も、さらにアヤメ平からの平ヶ岳の眺望も楽しみだった。
そんないつもの欲張り計画でコースは8の字周回となった。
前日、平ヶ岳に登頂し、その足で御池駐車場に移動して車中泊したのち出発した。
◆二つの頂き・燧ケ岳
御池駐車場から燧ケ岳に向かうと、早々に急登が現れる。
汗をかきなが急登を登り、広沢田代、熊沢田代を経て俎瑤謀着する。
視界は開けたものの、あいにくガスで遠望が利かない。
何人かは「え?頂上じゃないの?」と最高峰・柴安瑤抜違いしている方がいる。
ガスに遮られて柴安瑤見えないので仕方がない。
しばらくするとガスが流れ沼がちらちらと見えだす。
柴安瑤悗楼戝恐爾辰禿个衒屬后
鞍部ではピークはまだガスに覆われていた。
しかし、柴安瑤謀着するとワタシを待っていたかのよう(?)に青空が広がり、至仏山まで見通せる。
多くの人が待ちわびていたかのようにカメラを構えて一斉に写真を撮っている。
見下ろした尾瀬ヶ原が見えるたびに歓声が上がった。
◆沼尻休憩所焼失
燧ケ岳から沼へは長英新道を使った。
時刻が早かったので、尾瀬沼の北岸を歩くためだ。
急坂を過ぎると傾斜が緩い下り坂が長々と続いた。
正午過ぎ、尾瀬沼ヒュッテに到着した。
ヒュッテが管理しているキャンプ場は予約でいっぱいだった。
予定どおり見晴に向かおうとするとヒュッテのスタッフさんが「煙が・・・」「炎が・・・」と話す声が聞こえる。
あまり気にせずに沼尻に向かう。
途中、すれ違った登山者が「沼尻休憩所が燃えています」と教えてくれた。
すると何やら焦げ臭いにおいが強くなり、燃え上がる炎も目に飛び込んできた。
沼尻休憩所の横まで来るとまだ白煙と炎が立ち昇っている。
どこかの小屋のスタッフさんがなすすべもなく呆然と立ち尽くしているのが印象的だった。
自身も一度訪ねて休憩をとらせてもらっている。
もっと思い入れのある方も多いだろう。
原因は床下の発電機との報道もある。
けが人が出なかったのが不幸中の幸いだった。
◆快晴の至仏山
見晴のテン場で1泊し至仏山に向けて濃い霧に包まれた尾瀬ヶ原を横断する。
山ノ鼻・尾瀬ロッジで朝食を摂って出発するころには、みるみる青空が広がり出した。
気持ちが軽くなりすいすいと調子よく山頂を目指す。
山頂が近くなり木段が設けられているところに来ると、他の登山者が振り返って歓声を上げたり写真を撮ったりしている。
本当は至仏山山頂で見下ろしたかったが、我慢できず立ち止まって振り返る。
朝の日差しに照らされた尾瀬ヶ原と燧ケ岳が目に飛び込む。
少し進んでは振り返り、また進み、振り返る・・・これを繰り返して山頂に到着した。
山頂は狭く混雑していた。
少し進んだ静かな小ピークの岩場にひとり陣取ってコーヒーを淹れる。
南を正面にしているので、尾瀬ヶ原や燧は見えないが、男体山、日光白根山が見える。
近いうちに行こうと計画している両山に思いを馳せてコーヒーを味わった。
◆穴場?アヤメ平
至仏山から鳩待峠に下り、鳩待通りを登り返す。
向かうはアヤメ平だ。
尾瀬ヶ原のような広大さはなく、賑わいとは縁遠い静かな湿原である。
時折通る登山者とあいさつや言葉を交わしてのんびり歩いた。
ベンチに座ると右に燧ケ岳、左に至仏山、正面に平ヶ岳が目に入る。
コーヒーを淹れて思い出に浸る。
明日、帰るのが惜しくなる。
連休最後の夜を再び見晴で明かすため、長沢新道から竜宮に向かった。
◆暦
福島(福島県)
2015年9月21日(月)
日の出 5:24
日南中時 11:31
日の入り 17:38
月の出 12:19
月南中時 17:29
月の入り 22:39
正午月齢 7.8
この日はお天気でしたね〜
尾瀬の木道もすっかり秋ですね。
アヤメ平からの写真は、どれも感慨深いですね〜
沼尻休憩所の消失、びっくりしました。
多くの登山客にとって、山小屋はココロの拠りどころですからね。
スタッフの呆然とする気持ちもわかりますが…。
また同じ場所に再建されるといいですね。
尾瀬のど真ん中に2泊というのも、なかなか贅沢なことですね。
しかもアクセスがたいへんな分、満喫されたようでなによりです
お天気に恵まれました8の字山行でした。
アヤメ平は別世界でした。
もちろん尾瀬ヶ原も美しいんですけど、人がいなくなると自分だけしかいないような感覚になっていました。
今度尾瀬に来るときもアヤメ平は外せなくなりました。
沼尻休憩所は沼の景観が美しい最高の立地。
登山者のオアシスでした。
再建を望む方は多いと思います。
見晴のテントサイトは快適でした。
実はぬかるんでいるのではないかとあまり期待していなかったのです。
予想に反してイイ場所で、BCにして正解でした。
LArcさん、こんにちは!
至仏山って青空 ですと
こんなにも綺麗なんですね〜
自分の時はいつもの色味&雨後でツルツルでしたので
結構修行チックだったのですが
本当に素晴らしい景色です!!
沼尻休憩所は訪れたことがないのですが …
早く再建されるとよいですね。
けが人が居なかったのは幸いでした。
尾瀬はほぼメインルートしか歩いたことが無いので
知らなかったのですが
wwさんも仰っているようにアヤメ平は良いところですね〜
時間がゆったりしているように見えました!!
(他のレコの感想も書いてしまって申し訳ないのですが…)
実は越後駒ヶ岳は今年の「おい山」ターゲットの1つだったんですよ〜
(勿論日帰りではなく1泊の予定でしたけどね。 )
残念ながら天気に恵まれたなったので
来年以降に持ち越しになったのですが
天気読みが難しいんですね… 加えて自分は「属性 」持ちですので…
今回は天気がイマイチだったようですが、
次回再訪するときの下見が出来たという事で。
平ヶ岳はLArcさんの脚でも、あんなに時間かかるんですか!?!?
コースタイムでは休憩7分と出ていますが
本当はもう少し取られていますよね??
でないと
自分では日の長い季節でもアウトな感じになりそうで…
玉子岩の絶妙なバランスは是非一度この目で見てみたいです!!
SW北関東の旅、お疲れ様でした!!
5日間4連戦の中で、至仏山に登頂した4日目が最も晴天になりました。
晴れたことに感謝をしたのはお昼まで。
人間はぜいたくなもので、「ずっとこうだったらよかったのに」と欲が湧きました。
アヤメ平は、そう!時間がゆっくり流れているようでした。
ホントここはオススメです。
越後駒は下見と思えばいいんですね!
オイ山のガイド引き受けますよ!
平ヶ岳のCTは・・・見直しました。
しっかりと休憩をとってます。
あ!しっかりじゃなくて、まったりですね(*´ω`*)
LArcさん、こんにちは。
SW最終戦、拝見しました。
今まで指をくわえて眺めるしかなかった燧ケ岳&至仏山
ようやくその頂に立つことができましたね。
特に至仏山に登られた日は天気も回復して、最高の眺望!
私も7月に至仏山には行きましたが、尾瀬ヶ原や燧ケ岳、会津駒ヶ岳をはじめとする周囲の山々を余すことなく見渡すことができる絶好のロケーション!
そして、アヤメ平。
賑やかな尾瀬にあって、眺望を楽しみつつ静かに時を過ごせるとは、非常に魅力的ですね。
(某先生も行きたがっておられたような…)
沼尻休憩所には、雨の日にお世話になりましたね。
先日、家の整理をしていた時に、当時の写真が出てきました。
休憩所を目指して歩かれている方も多いでしょうし、そこで働かれているスタッフの方々のためにも、再建を祈りたいところです。
SWの長期戦、お疲れ様でした
行ってきました!燧・至仏!
今までは見上げる存在=高嶺だったわけです。
しかし、こうしてピークを踏むとあっけないというか、あっさりというか・・・登るのが大変なヤマという妄想を勝手に抱いていたようです。
景色は期待を裏切らない絶景で遠望も見おろしも最高でした。
尾瀬をこよなく愛する某先生は、おそらくアヤメ平の魅力をご存じなのでしょう。
尾瀬ヶ原より500mほど登った位置にあるので、燧・至仏が程よい高さにあり、ロケーションが抜群でした。
沼尻休憩所は、去年6月でしたね。
先生に大福をごちそうしていただいて。
休憩所は燃えてしまいましたが、お世話になった思い出は心の片隅にいつまでも残しておきたいですね。
私も何度か尾瀬には行きましが、この八の字ルートはいいですね!
尾瀬を余す事無く満喫できるし、晴天、朝霧、夕焼けと、
尾瀬の美しさを長い時間で堪能できるなんて〜、2泊3日は贅沢だわ〜
個人的にはアヤメ平に行きたいと前々から思っていたのですが、
LArcさんの写真を拝見して余計行きたくなりました♪
上田代はノーマークでしたが、この道も綺麗ですね!
コメントいただきありがとうございます。
8の字ルートは正解でした!
2泊3日、それぞれの時刻・場所で尾瀬を感じることができました。
尾瀬は、南北アルプスのような長距離縦走や岩稜歩き、スリリングなキレットがないので、登ラーの方にとってみると物足りないかもしれません。
しかし、豊かな緑や湿原も同じ自然であり、ヤマの情景です。
優しく穏やかな風景が癒しを与えてくれました。
なかでもアヤメ平は心穏やかに過ごせる空間。
上田代の傾斜湿原は尾瀬を去る寂しさで歩みが遅くなりました。
どちらも要チェックです!!
ようやっと青空が出てきましたね。
と思えば だったりして・・・
このSW、南関東はえらいこといいお天気だったので、みなさん晴天の旅を満喫しているんだろうなぁって想像していました。
でも、案外そうでもなく、結構複雑なお天気だったのですね。
らるさんの旅を通じて、自分もヤキモキ一喜一憂してしまいました
最後に青空を見られて、嬉しいっていうか、ホッとしたっていうか。
晴天にそびえ立つ山並、山から見下ろす平原。
やはりこれが見たいですよね。
沼尻休憩所の焼失はビックリでした。
けが人が出なかったことだけは幸いですが、というか、延焼もなかったのですね。
一度だけ訪れた尾瀬、寒くてぜんざいを休憩所で食べたことが思い出されます。
沼の景色、燧ヶ岳の眺望・・・
そういう思いをしている登山者は山ほどいるでしょうね。
復活が心より望まれます。
何はともあれ、5日間4山縦走?おつかれさまでした。
自分には多分できない行程、できない旅。
おかげで楽しませてもらいましたよ〜
にしても、ここのレコには が全く出てこないなー
と、最後に気づいたことを申し添えておきます
コメントありがとございます。
muniさんの大好物・麦とホップは封印しての四山巡業でした。
我ら(?)チーム・ノンアル!米どころ・酒どころでも呑まず、登頂しても乾杯せず・・・
でも、呑まなくてもぐっすり眠れましたよ!
そんなお子様体質なワタシなので晴れればニコニコ、雨ならガックリ_| ̄|○
アップダウンがあっても平静を装うことができるのに、天候により感情の起伏が激しい山行になりました。
ヤマから見下ろす平原にニヤニヤしてアブナイおぢさんと思われていたかもしれませんね。
muniさんも沼尻休憩所での思い出がおありのようですね
寒いときにあったかいぜんざいで温まったのは身体だけでなく心もだったのでしょう。
そんな温もりある休憩所がリニューアルしてもその時の気持ちは大切にしたいですね
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