裏銀座縦走【槍を目指して50�辧�

2015年09月21日(月) ~ 2015年09月24日(木)

• GPS: 80:08
• 距離: 53.7km
• 登り: 4,228m
• 下り: 3,990m

コースタイム

1日目

• 山行: 5:44
• 休憩: 2:05
• 合計: 7:49

5:52 高瀬ダム濁沢登山口
6:17 6:28 濁沢キャンプ場
9:06 9:20 三角点
10:20 11:46 烏帽子小屋
12:28 12:42 烏帽子岳
13:41 烏帽子小屋

2日目

• 山行: 9:12
• 休憩: 1:55
• 合計: 11:07

5:13 宿泊地
8:07 8:09 野口五郎小屋
8:25 8:46 野口五郎岳
9:19 真砂岳
10:34 10:55 東沢乗越
11:44 11:58 水晶小屋
12:31 12:37 水晶岳
12:57 13:25 水晶小屋
13:57 ワリモ北分岐
14:21 14:25 ワリモ岳
15:06 15:18 鷲羽岳
16:07 16:14 三俣山荘
16:20 宿泊地

3日目

• 山行: 7:58
• 休憩: 2:41
• 合計: 10:39

5:21 宿泊地
6:29 三俣蓮華岳
6:51 丸山
7:36 7:39 双六岳
8:20 8:48 双六小屋
9:24 9:26 樅沢岳
12:00 12:12 千丈乗越
13:26 15:02 槍ヶ岳山荘
15:23 15:43 槍ヶ岳
16:00 槍ヶ岳山荘

4日目

• 山行: 5:47
• 休憩: 1:55
• 合計: 7:42

6:12 槍ヶ岳山荘
6:58 6:59 坊主岩屋下
7:55 8:05 天狗池
8:28 8:39 槍沢・天狗原分岐
9:20 9:23 赤沢岩小屋（ババ平）
9:44 10:01 槍沢ロッヂ
10:29 10:30 槍見河原
10:55 11:02 横尾 (横尾山荘)
11:45 12:44 徳澤園
13:14 13:20 明神館
13:50 河童橋
13:54 上高地バスターミナル
13:54 ゴール地点

天候

1日目（9/21）：晴れのちガス
2〜3日目（9/22〜23）：快晴
4日目（9/24）：曇りのち雨

アクセス

利用交通機関：

電車 バス タクシー 自家用車

前日（9/20）
沢渡駐車場に車を駐車
沢渡〜新島々駅（バス：1,050円/大人）
新島々駅〜信濃大町駅（電車：1,370円/大人）
信濃大町駅から七倉山荘（タクシー：6,000円也）

1日目（9/21）
七倉山荘〜高瀬ダム（乗り合いジャンボタクシー：7名乗車で460円/一人）

4日目（9/24）
上高地バスターミナル〜沢渡バスターミナル（バス：1,250円/大人）

コース状況／危険箇所等

●登山ポスト
　　七倉登山案内所（七倉山荘向かい）

●登山前トイレ
　　七倉登山案内所横
　　濁沢キャンプ場（仮設トイレ1つ）

●宿泊したテント場
　　七倉山荘　（1,500円/一人・入浴料込み）
　　烏帽子小屋（800円/一人）
　　三俣山荘　（1,000円/一人、水場有り）
　　槍ヶ岳山荘（1,000円/一人）

●登山道は全体を通して歩きやすく、危険箇所はありません。
　距離が長いので計画はきちんと立てた方がいいと思います。

その他周辺情報

さわんど温泉「梓湖畔の湯」
源泉かけ流しで、温度もちょうど良く、とても良い温泉でした。
720円/大人（登山時、駐車場を利用すると割引があるようです）
http://www.sawando.jp/

写真

9/20 7:52

前日（9/20）、朝6時に東京を出発するが、中央道に入ると渋滞につぐ渋滞
自然渋滞に事故渋滞、挙句の果てには通行止め箇所まで
波乱の幕開けです

9/20 15:44

東京から沢渡バスターミナル駐車場まで9時間以上かかって到着
これからバスと電車を乗り継いで七倉山荘へ向かいます

9/20 19:34

19時半過ぎ、何とか七倉山荘に到着
遅くなってしまったのですが、ご好意でお風呂をいただき、建物脇にある指定地にテントを張って早々に就寝

9/21 5:50

1日目（9/21）、朝5:30、乗り合いタクシーにて高瀬ダムへ
風が強くて寒い

9/21 5:50

ではボチボチ出発です
3泊4日の初日だけに荷物が重い・・・

9/21 5:59

吊橋を渡って

9/21 6:02

濁沢キャンプ場
仮設トイレが1つありました

9/21 6:28

いよいよ裏銀座縦走路へ

9/21 6:34

登山道は良く整備されています

良い天気になりそう
木漏れ日が気持ち良い

9/21 9:05

三角点

9/21 9:30

標高が上がってくると木々が色づいてきました
とってもキレイ

9/21 10:20

烏帽子小屋到着です

9/21 11:02

眺めが良い＆小屋に近い場所にテントを張りましたが、この後ガスが出てしまって眺望は望めず
昨日は午前中にテン場がいっぱいになって、到着が遅くなった方は張れなかったそうです

9/21 11:39

鮮やかな木々に囲まれたテン場

9/21 12:01

烏帽子岳へ向かいます

9/21 12:08

白い砂と鮮やかな木々のコントラストが絵画のよう

9/21 12:15

烏帽子岳頂上方面に向かうと素晴らしい紅葉が出迎えてくれました

9/21 12:21

頂上直下には鎖場があります

9/21 12:27

頂上からは360度の展望

9/21 12:29

頂上〜

9/21 13:02

烏帽子小屋とは逆方向ですが、分岐から南沢岳方面にまるで庭園のような登山道が見えたので、少し寄り道してみます

9/21 13:20

ガスが出てきたので退散

9/21 15:11

テン場に戻ると軍装さんが・・・
思わず一緒に敬礼！
本物は手の角度が違いますな

9/22 5:23

小屋（トイレ）から少し遠くなってしまいますが、ここも良い場所ですね

9/22 5:32

2日目
最高の天気になりそう
ご来光にしばし見とれる

9/22 6:01

朝日が雲海と山々を染めていきます
山の中でのこの時間がとても好きです

9/22 6:01

雲ひとつない紺碧の空
空の色が夜の紺から昼間の青に変わっていく瞬間です

9/22 6:06

昇ってくる太陽に背中を押され、歩を進めます
今日の行程は長いぞ

9/22 6:52

後立山連峰方面もはっきり

9/22 6:54

これから向かう稜線の遥か彼方に槍の姿が

9/22 7:45

遠すぎる目的地の事はひとまずおいて、目の前の道を一歩一歩進みましょう

9/22 8:23

広い山頂の野口五郎岳に到着です

9/22 8:39

どっしりとした尾根を進みます

9/22 9:22

槍ヶ岳を見てたたずむ
遠いなぁ・・・

9/22 9:38

庭園のようなカール

9/22 10:40

写真の題名は「槍と太陽」
撮影者：連れ
自信作だそうです

9/22 11:55

越えて来た野口五郎岳、白い山容がキレイ

9/22 12:19

水晶小屋に荷物をデポして空荷で水晶岳の頂きへ
体が軽い〜

9/22 12:27

頂上でございます

9/22 13:25

水晶小屋を後に先へ進みます
今日はまだ先が長い

9/22 14:25

途中にあるワリモ岳山頂

9/22 14:23

登山道のすぐ脇に山頂があるので、ここなら登ろうという気になれます

9/22 14:19

鷲羽岳が目前に迫ってきました
登り返しがキツそう

9/22 15:07

本日、最後のピーク、鷲羽岳頂上到着
ここも360度の大展望！
下にやっと本日の宿泊地、三俣山荘が見えてホッ

9/22 15:50

下りは急なガレ場、長時間歩いた後で足に疲れが出ているので慎重に

9/22 16:02

急斜面を下りて後は山荘まで並行移動
立派な山容です

9/22 16:08

本日の目的地、三俣山荘に到着です
今日は長かった〜
しかも残念ながらビールもジュースも売り切れ・・・T^T

9/22 16:49

本日の我が家
日が陰ってしまったので寒い

9/23 5:34

3日目
今回の長い山旅も後半戦に突入です

9/23 6:26

三俣蓮華岳へは結構な急登のザレ場を登ります
落石しないように注意

9/23 6:28

はい、三俣蓮華岳、頂上です〜

9/23 6:30

雲海の向こうに白山かな

9/23 7:34

稜線を進んだ先に双六岳！

9/23 7:46

双六岳からこの標高にあるとは思えない平原を進みます

9/23 8:20

双六小屋まで下りてきました
初めて来ましたが、小屋も外トイレもとてもキレイ
テン場も広くて、今度はここでテントを張ってみたい

9/23 8:50

こんもりしていて可愛らしい山容の双六岳を後に出発

9/23 9:24

樅沢岳、登山道途中にピークがあります

9/23 10:22

結構切り立った尾根
風が強い時は注意ですね

9/23 10:28

「槍と太陽　2」
撮影：連れ
太陽の場所が移動しているのがわかるでしょうか
実はこんな写真がものすごくある
色々な場所で撮ってたのね

9/23 11:04

歩いてきた稜線を眺めながら休憩
最後の急登に備えます

9/23 11:06

槍ヶ岳のこの姿、やっぱり凛々しい
どの角度から見てもいいですね

9/23 12:08

ちょっとガスが上がってきました

9/23 12:10

槍ヶ岳山荘の建物も見えてはいますがなかなか近づかない

9/23 12:21

歩いてきた西鎌尾根

9/23 12:54

頂上は何処〜

9/23 13:14

やった！槍の肩に出ました！
最後の登りがきつかった

9/23 16:22

槍ヶ岳山荘テント場にテントを張ることができました
日当たりが良くてなかなか良い場所です

9/23 15:04

さて、穂先には空荷で参りますよ

9/23 15:09

明日は平日だからか、待ち時間なしでサクサク登っていけます

9/23 15:23

最後のハシゴ

9/23 15:27

槍ヶ岳、頂上でございます
ヤッタ！

9/23 15:24

穂高方面

9/23 15:28

影槍と東鎌尾根方面

9/23 15:30

良く見ると子槍に人が！スゴイ！！
さすがにアルペン踊りはしてないですよね・・・

9/23 15:32

眼下に槍ヶ岳山荘
残念ながら歩いてきた西鎌尾根方面はガスの中です

9/23 15:39

北鎌尾根から登ってくるとこんな感じ？
いつかは登ってみたい北鎌尾根

9/23 15:54

山頂をすっかり堪能
下りは慎重に

9/23 16:11

テン場近くでブロッケン

9/24 5:35

4日目
ついに最終日
午後からは雨予報ですが、朝日が当たりを照らし旅の終わりを見守ってくれているようです

9/24 5:36

山荘の建物もモルゲンロートに染まります

9/24 5:48

富士山もくっきり

9/24 5:46

4日間の好天に感謝！

9/24 6:47

後ろ髪を引かれながら下山の途につきます

9/24 7:24

ここから行ってみたかった天狗池へ寄り道します

9/24 7:57

池が見えてきました

9/24 7:59

ヤッタ〜、逆さ槍！
空が曇天なのが残念ですが、風もなく池が本当に鏡のよう

9/24 8:00

微妙に違う角度で

9/24 8:02

風景のみでもう1枚

9/24 8:19

どこを切り取っても紅葉が素晴らしい

9/24 8:20

ナナカマドのトンネル

9/24 8:21

自然が織り成す岩肌と赤、黄、緑のコントラスト、その壮大なスケールの美しさには人工的な美とはまた一味違った感動があります

9/24 9:21

一気に下ってババ平
こんなキレイなトイレができていました

9/24 9:47

槍沢ロッヂ
ずっと飲めなかったコーラをようやくGET！

9/24 10:09

梓川の清流を眺めつつ、先を急ぎます

9/24 11:56

徳澤にて
連れはカレーうどんを注文
実は更に野沢菜チャーハンも注文、2人前を食べて満腹になり、ここから連れはペースダウン

9/24 12:15

私はソフトクリーム
だいぶ雨粒が大きくなってきてしまったので、合羽を着込んで出発です

9/24 13:50

河童橋到着
ここまで来ると、登山者よりも観光客の数の方が多くなりますね

9/24 14:01

上高地に到着〜
無事に下山しました

9/24 16:48

温泉入浴後、お決まりの牛乳と温泉たまご（80円/1コ）
帰りは渋滞もなく帰ることができました

撮影機器：

DSC-TX10 SONY

iPhone 5s Apple

iPhone 6 Apple

FinePix XP80 XP81 XP85 FUJIFILM

感想

hana_hana

天気予報では晴れマークが並んだSW、かなりの混雑を予想して少しずらして裏銀座縦走にチャレンジしました。
　
前日（9/20）：東京〜七倉山荘
前日は移動日と決めて朝6時に家を出発したものの、中央道の大渋滞。
結局、沢渡に車を停めて目的地の七倉山荘まで13時間半以上かかってしまいました。
ここでテント泊をして翌日からの縦走に備えるつもりだったのですが、疲労が抜けないまま翌日の山行が始まりました。

1日目（9/21）：高瀬ダム〜烏帽子小屋
連れと私でどうも納得がいかないような荷物の配分（私の方が明らかに歩行ペースが遅いのに、連れ18キロ強、私15キロ）ですが、とにかく出発。
肩に食い込む荷物を背負い、三大急登として名高いブナ立尾根を登ります。
ただ、距離が短いのもあり、黒戸尾根と比べればまだ余裕を持って登れたかと。
その先の烏帽子岳周辺の紅葉は素晴らしく、人に勧めたくなる景色でした。

2日目（9/22）：烏帽子小屋〜三俣山荘
この日も晴天に励まされ、長い距離を何とか踏破しました。
もし天気が悪かったらどうなっていただろうと思うとゾッとします。
やはり自分の体力と天候を加味しての計画が必要だと思う行程でした。

3日目（9/23）：三俣山荘〜槍ヶ岳山荘
そろそろ疲労が溜まってはきていますが、最終目的地のピークとなっている槍ヶ岳の姿もだいぶ大きく目に映るようになり、何とか足を前に出していきます。
槍ヶ岳肩までの最後の登りはかなりこたえました。
最終日の夜は達成感と、明日は下山という少し寂しい気分が折り重なって闇と一緒に沈んでいきます。

4日目（9/24）：槍ヶ岳山荘〜上高地
登山道はものすごく整備されているので、これだけの標高差を下ったとは思えないほど、足への負担は少ない気がします。
天狗池での絶景も見ることができて本当に良い山行でした。

道中、たくさんの方とお話する機会もあり、とても楽しく過ごすことができました。
殆ど同じ行程で歩いてきた方、途中途中で出会えた方、短い時間でも同じ時間を共有できたことによって、印象深い思い出になったことに感謝します。

昨年、偶然にも同じ日に2泊3日で中房温泉から上高地へ表銀座の縦走をしたのですが、この時も晴天、ただ、下山をした9/24は午後から雨、全く同じ天気でした。
面白い偶然です。