会津駒ヶ岳 中門岳(支流下降)!モコモコさん降臨?御神楽沢に降り立つ!
- GPS
- 80:00
- 距離
- 17.0km
- 登り
- 1,823m
- 下り
- 1,823m
コースタイム
- 山行
- 4:20
- 休憩
- 0:20
- 合計
- 4:40
- 山行
- 4:45
- 休憩
- 0:10
- 合計
- 4:55
- 山行
- 3:15
- 休憩
- 1:50
- 合計
- 5:05
- 山行
- 8:45
- 休憩
- 0:35
- 合計
- 9:20
天候 | 1日目 雨 2日目 朝のうち晴れのち雨、午後から曇り 3日目 快晴 4日目 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
会津バス版のICカード。回数券が廃止されたので、会津バスに乗る機会がある人はあると便利。 〇アルザの湯 800円 リニューアルして綺麗。何でも揃っている。 〇駒の小屋 1泊3300円 ビール600円 |
写真
感想
本命の南会津の沢が雨の為、今シーズンは行けなくなった。
ところが連休にも関わらず雨のお陰で人気の山小屋、駒の小屋にキャンセルがでた。出発前日に予約の電話を入れたらなんと宿泊可能という。
そこで初日に駒の小屋に宿泊、2日目会津駒ヶ岳中門岳の間から支流を下降して御神楽沢に降り立つ。3日目中流部を探索、撮影会?。4日目また来た道を戻るというモコモコプランが土壇場で完成した。
●●●1日目●●●
会津高原尾瀬口駅に降り立つ。雨の影響で連休にしては人が少ない。
外は雨が降っているのでバスの中で上下雨具を着る。バスを降りると同時に激しい雨が降ってきて、登山口の公衆トイレ軒下に思わず駆け込む。
軒下で腹ごしらえをしていると下山してきた登山者の方が上の駐車場まで乗せて行ってくださるという。もう一人の登山者と共に大助かり。とても親切な方にお会いできて感謝です。ありがとうございます。
雨のせいで小沢のようになった登山道を黙々と登り、本日の宿となる駒の小屋に到着した。小屋のご主人と9月から入っているお手伝いの方の小屋番さん2名に出迎えられた。
宿泊者は我々も合わせて8名ということで、連休の中日なのにのんびりと過ごすことが出来た。他の宿泊者と楽しい一時を過ごすことが出来た。
●●●2日目●●●
朝起きるとガスっていた。出発する頃にはなんと青空が見えた。遠くの山並みも見える。天気予報良い意味で外れているなとこのときは喜んだ。
会津駒ヶ岳の山頂はスルーして巻き道を進み中門岳を目指す。
巻道の木道が新しく付け替えられていて快適に歩くことが出来た。付け替え前は外傾してやたらに滑る危険きわまりない木道で、巻道なのに一山越えたくらい疲れたので、新しい木道に感動した。
快適で気分がよかったが、下降点の目安になる2094mPに到着する頃にはガスが湧いてきた。
下降する支流はすぐに水が現れた。
困難なところはないが、石がやたらに滑ってペースが全く上がらない。仕舞には雨が降ってきて天気予報合っているよと感心。雨に濡れ、バランスを崩して釜に浸かったりして寒い。早く行動終了したい。そんな気持ちで下降を続けた。モコモコさんは寒さに強いみたい。
ひたすら下降を続けていくと、この沢はすんなりと御神楽沢に降り立つような沢ではなく、大滝はないものの嫌らしい滝もあり苦労する。下流部の滝で一カ所懸垂下降をした。モコモコさんは振られて膝をぶつけて痛そうだ。
やっとのことで御神楽沢本流に到着した。前日の雨にも関わらず余り増水していない。平水より少し多いくらいのようだ。右岸から入る支流を見送るとすぐに右岸のテン場に到着。ここでようやく雨が上がってくれた。
タープと簡易テントを設営して薪集めをする。
ここは薪集めが大変。何とか一晩分集めることが出来た。
明日の天気に期待して早めに寝た。
●●●3日目●●●
やたらに寒い。朝起きると快晴。ちなみにこの日会津駒ヶ岳では初霜だったとのこと。
タープが朝露でグッショリ濡れている。
今日は「瀬畑さんみたいに10m滝上に立つ私を撮影して」というモコモコさんの要望により、写真撮影と薪集めを兼ねて下流の10m滝目指して出発。
滝下へは左岸の笹藪を使って巻降りた。
10m滝の上でモコモコさんがポーズをとり滝下から写真を撮影した。写真の腕前が良くないと良いロケーションでも結果を残せない。悔しい。
(つり人社 「2003年渓流 夏」でこの滝の上で瀬畑さんがフンドシ一丁でターザンのような感じで撮影されている凄く面白い写真がある。モコモコさんはこれの再現をしたかったらしい)
ひとまず写真は撮ったので任務終了。撮影場所の滝壺まで行く途中、へそ上まで浸かりとても寒かった。おまけに日影。撮影苦労話。
滝上まで戻りモコモコさんと合流してからは薪集めをしながらテン場へ戻る。
テン場周辺は薪ゼロなので、手頃な薪を見つけてはメインザックに放り込む。途中に入るムジナ窪沢の様子を見に途中まで登ってみた。そんなことをしながらテン場へのんびりと戻った。
時間もあるし天気がいいので、ショビショに濡れていた物の乾かし、干し物大会。
シュラフもついでに干した。
お陰で暖かく過ごすことが出来た。残ったお酒と贅沢な夕食で自然に感謝した。
今日一日は御神楽沢のほんのひとつまみの行程しか歩いていないが、どれをとっても一級品の銘渓と感じる凄さがある。
やはり下からの完全遡行が美しいルートだ。夏の暑い日差しの中遡行する機会が来るだろうか?
●●●4日目●●●
今日も快晴。今日は朝露がほとんどない。早出のつもりがやはり6:30といつも通りの時間になってしまった。
帰りも行きと同じルートを辿る。下降するときは雨に追われて下ったので今日はじっくりと進む。
懸垂下降した滝は左岸から巻いた。いくつかの滝で何度かモコモコさんにはお助けヒモをだした。
天気に恵まれ稜線まで登り詰めた。行きに寄らなかった会津駒ヶ岳山頂に立つ(モコモコさんは歩きやすい巻き道を行った)。山頂にいた方に写真を撮影して頂いた。これが今山行の私の唯一の一枚となりました。ありがとうございます。
駒の小屋に立ち寄る。ちょうど木道整備の職人さん達がお昼休みだった。小屋番さんご夫妻にお会いできてお話し出来て良かった。
後は長い登山道を下るだけだが、モコモコさんのペースが上がらずお風呂に入る時間がなくなってきた。お風呂を諦めかけたところ、最後の最後で、下山してきた方にまたもや拾って頂くというミラクルが起こり、アルザで温泉に浸かることが出来た。
お陰様で綺麗な体でバスと電車を乗り継いで帰ることが出来ました。ありがとうございます。
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