塩見岳

2024年09月25日(水) ~ 2024年09月26日(木)

• GPS: 16:29
• 距離: 27.1km
• 登り: 2,447m
• 下り: 2,452m

コースタイム

1日目

• 山行: 7:35
• 休憩: 1:58
• 合計: 9:33

5:27 鳥倉林道ゲート（駐車場）
5:56 5:59 鳥倉林道登山口
6:52 6:52 豊口山のコル
7:26 7:27 ほとけの清水
7:51 7:56 塩川・鳥倉ルート合流点
8:13 8:13 三伏峠小屋
8:17 8:17 塩見・烏帽子分岐
8:45 8:46 三伏山
9:34 9:37 本谷山
11:16 11:43 塩見小屋
12:45 12:45 塩見岳西峰
12:48 14:10 塩見岳
14:13 14:13 塩見岳西峰
15:04 塩見小屋

2日目

• 山行: 5:49
• 休憩: 1:21
• 合計: 7:10

15:04 塩見小屋
5:20 5:55 塩見岳西峰
6:41 6:58 塩見小屋
8:12 8:22 本谷山
9:02 9:11 三伏山
9:17 9:18 塩見・烏帽子分岐
9:31 9:34 塩川・鳥倉ルート合流点
10:01 10:01 ほとけの清水
10:32 10:32 豊口山のコル
11:15 11:21 鳥倉林道登山口
11:34 ゴール地点

天候

1日目:晴れ後曇り
2日目:晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

鳥倉登山口の駐車場に停める。
そこから登山口までは自転車。

コース状況／危険箇所等

良好。危険箇所はなし。
山頂直下の岩場も、慎重に歩けば問題なし。

写真

9/25 5:27

自転車を車に積んできた。林道を自転車でスタート。

9/25 5:59

登山口。自転車を置いて、ここから本格的な登りがスタート。

9/25 7:41

途中、崩れている箇所あり。全て修復されている。

9/25 7:46

峠までの標識。1つ1つ、積み重ねながら登る。

9/25 8:05

仙丈ヶ岳と甲斐駒ヶ岳が見えた！晴れている！

9/25 8:10

長い登りだった！後200歩。

9/25 8:14

小屋に到着！

9/25 8:16

塩見岳方面に。

9/25 8:27

中央アルプスが全て見える。

9/25 8:27

しかし、目指す塩見岳は蜘蛛の中。こちらは取れそうにない。

9/25 8:28

遠く北アルプスまで見える。穂高や槍も。

9/25 8:38

三伏山の山頂で休憩。

9/25 9:31

山頂から中央アルプスが美しい

9/25 9:31

仙丈ヶ岳や甲斐駒ヶ岳にも雲が。今日はダメかなぁ

9/25 9:35

ガスに中、本谷山に到着。小屋まで後110分。

9/25 9:52

塩見岳の山頂。雲が薄くなっている！期待できるかも。

9/25 10:29

後40分。とにかく長い道。

9/25 11:03

仙丈ヶ岳

9/25 11:14

雲が薄い。タイミングが合えば、山頂からの景色が見えるかも。

9/25 11:35

塩見小屋に到着！6時間、頑張った。

9/25 11:42

まだ仙丈ヶ岳方面は晴れている

9/25 11:42

9/25 11:55

小屋の人に聞いたら、元気があるなら雨が降っていない今日に保険で登っておいた方がいいとここと。ゆっくり登る。

9/25 12:08

チャートと緑色岩類

9/25 12:45

ついに登頂！でも、ガスガス。

9/25 12:50

東峰に来ると、少し視界が広がる

9/25 13:03

待っていると、時々青空も

9/25 13:27

一瞬、見えた！父の歩いたコースの仙塩尾根

9/25 14:45

雨がポツポツ来たので、急いで小屋に戻る。途中、雷鳥を発見！

9/25 14:45

可愛い

9/25 17:44

夕食後の夕陽。幻想的な風景だった

9/25 17:46

少し赤く染まる塩見岳

9/25 17:46

雲が美しい

9/25 17:57

風の流れがわかる

9/26 5:03

翌朝、小屋はガスの中。ガスガスの中をヘッデンをつけて、再度登る。ガスで眺望を諦めかけたが、山頂の近くに来たら、月が見えた！山頂は晴れているに違いない！

9/26 5:24

山頂から富士が見えた

9/26 5:24

北岳と間ノ岳だけ、雲の上に！仙丈ヶ岳と甲斐駒ヶ岳は、まだ雲の中。雲海の上には、富士山と北岳と間ノ岳だけ。3000メートルの上に、ただひとりで日の出を待つ。

9/26 5:45

御来光

9/26 5:51

富士山が美しい

9/26 5:51

農鳥岳も見えて来た。雲が下がっている。

9/26 5:51

南アルプスの南側も！ここは南アルプスの中心！

9/26 6:02

山影にブロッケン現象。

9/26 6:03

ブロッケンが神々しい

9/26 7:52

下山、振り返って塩見岳を見る

9/26 9:09

雲がかかりそうで、かからない。

9/26 11:16

お疲れ様でした。ここから停めておいた自転車で駐車場まで戻ります！素晴らしい山行でした！

撮影機器：

iPhone 14 Pro Max Apple

感想

8787

父の遺した山行記録によると、1997年8月に塩見岳から北岳まで仙塩尾根を縦走している。当時は60歳。アルバムには、山頂で嬉しそうなまだ若い顔の父が。

同じコースで行ってみたかったが、ちょうど1回忌のために2日しか行けず、ピストンにした。

駐車場から登山口まで舗装された林道なので自転車を持っていった。斜度がまあまああり、途中から押して歩く。登山口からは、森林の中をひたすら登り続ける。

三伏峠に出てからは稜線歩き。しかし、森林の中のアップダウンで、距離も長い。景色は途中で少し見えるが、山頂は雲の中だった。6時間かけて塩見小屋に到着。長かった。塩見岳を見ると、取れそうにない雲の中。小屋の人に聞くと、元気があれば保険で今日登っておいた方がいいとのこと。

荷物をデポして、山頂までゆっくり歩く。山頂直下の岩場を登り、西峰に登頂。視界がほとんど見えず。うっすら東峰が見えた。東峰に歩いていると、少し視界が広がる。空を見ると、時々青空も。山頂で晴れるのを期待して待つ。

しかし、雨がポツポツと来たので、急いで小屋に戻ることに。途中、雷鳥が3羽。足のところはもう冬毛になっていて、可愛い。

小屋に着くと本格的に雨が！ギリギリ間に合った。食事を済ませて外に出ると、雨上がりの綺麗な夕陽。小屋泊の醍醐味。明日に期待。

翌朝、山頂で日の出を見ようと、4:30前に出発。小屋を出ると、ガスガス。このまま下山しようかと心が折れそうになる。ヘッデンの光に濃いキリが反射して、歩きにくい。霧が切れるかどうか。暗く白く光る夜道の岩場を不安になりながら登る。

山頂に近づく。空を見上げたら、月がぼんやり見えた！これは！なんと山頂は雲の上で、晴れていた！

山頂から見えたのが、北岳と間ノ岳と富士山だけ。仙丈や甲斐駒ヶ岳はまだ雲の中。3000mの雲の上の山頂にひとり。

日の出を待っていると、だんだんと雲が下がってきて、周囲の山々も顔を出した。そして、温かい御来光。思わず、手を合わせて感謝した。

信じてガスガスの中を小屋を出て良かった。父の1周忌のプレゼントだったのかも。

山頂を堪能した後、下山。長い道のりだった。最後は脚もガクガクになりながら、登山口へ。そこから自転車があったので、気持ちよくゴール！

素晴らしい山行だった。vlogも美しく仕上がった。

今回はピストンだったが、次回は父の辿った縦走コースで行ってみたい！