北根室ランチウェイ

2015年10月31日(土) ~ 2015年11月02日(月)

• GPS: --:--
• 距離: ---km
• 登り: ---m
• 下り: ---m

コースタイム

1日目

• 山行: 7:10
• 休憩: 0:55
• 合計: 8:05

距離 26.1km 登り 434m 下り 267m

7:55 中標津交通センター
9:00 9:15 中標津空港
12:15 12:55 開陽台
16:00 牧舎

2日目

• 山行: 7:55
• 休憩: 0:20
• 合計: 8:15

距離 26.1km 登り 394m 下り 270m

7:20 牧舎
10:00 10:10 養老牛温泉
10:30 からまつの湯
12:15 モアン山分岐
13:05 13:15 ケネカ湿原
15:35 西別小屋

3日目

• 山行: 6:04
• 休憩: 0:56
• 合計: 7:00

距離 21.5km 登り 921m 下り 1,110m

6:20 西別小屋
7:43 7:57 西別岳
8:38 8:44 西別岳分岐
9:12 9:15 カムイヌプリ
9:38 9:43 西別岳分岐
11:10 11:38 第一展望台
13:20 美留和駅

※2日目スタートから10分くらいログが切れてます。電池交換したときの電源入れ忘れ^^;

参考タイム
○Stage1(交通センター〜開陽台)
7:55-12:15(4:20)
○Stage2(開陽台〜牧舎)
12:55-16:00(3:05)
○Stage3(牧舎〜養老牛温泉)
7:20-10:00(2:40)
○Stage4(養老牛温泉〜西別小屋)
10:10-15:35(5:25)
○Stage5(西別小屋〜摩周岳〜第1展望台)
6:20-11:10(4:50)
※分岐〜摩周岳ピストン0:55(一部小走り)
○Stage6(第1展望台〜美留和駅)
11:40-13:20(1:40)

天候

1日目 晴れ→くもり→晴れ
2日目 くもり→快晴
3日目 超快晴→くもり

アクセス

利用交通機関：

電車 バス 自家用車

計画した当初は釧路〜中標津間をバスで移動し、ランチウェイを歩き、帰りの美留和〜釧路間をJRでと考えました。でも行きのバス到着が中標津9:41でスタートが10時頃となり1日目が日没確定なので今回は止めました。以下検討案ですが釧路起点なので参考にはならないと思います^^;

○アクセス案1(公共交通機関のみの案)
・行き 釧路7:35〜中標津9:40
(阿寒バス2880円)
・帰り 美留和13:48〜釧路15:17
(JR1640円)
※スタートは9:40以降になるので日の短い時期はキビしい

○アクセス案2(ゴール美留和に車デポしてスタート中標津へ行く案)
・行き 釧路〜美留和駅(車デポ)
美留和8:25〜標茶9:02
(JR740円)
標茶9:20〜中標津10:49
(阿寒バス1700円)
・帰り 美留和〜釧路(車)
※スタートは10:49以降になるので日の長い時期限定

○アクセス案3(スタート中標津に車デポしてゴール美留和からJRとバスで戻る案)
・行き 釧路〜中標津(車デポ)
・帰り 美留和13:48〜標茶14:21
(JR740円)
標茶14:50〜中標津16:19
(阿寒バス1700円)
中標津〜釧路(車)
※スタートを自由に設定できるのでベターかなと

今回はスタート時間を自由に設定できる案3を採用しました。ランチウェイを歩いた後にJRとバスを乗り継ぎスタートの中標津に戻ってからさらに車で帰宅しなければならず結局キビしかったです。

　同じ日程で歩いた道外の若者は飛行機で千歳に入り深夜バスで中標津、ランチウェイを歩きJRとバスで中標津に戻り、再び深夜バスで札幌に行き千歳から飛行機という行程でした。ランチウェイ2泊深夜バス2泊の4泊5日の強行軍。それくらいしてでも歩きたかったと彼は言っていました^^

コース状況／危険箇所等

◎Stage 1(中標津町交通センター〜開陽台)
『The End of Kiraway』の標識を見つけることが1日目の核心かも^^;交通センターに向かって左側ゴミ箱のそばにポツリと立っています。2週間前に下見に来た時にしばらく見つけることができませんでした。やっぱりキチンとスタート地点に立ちたいですよね^^
スタートからゆめの森公園までの間は市街地を歩くのですが標識が少ないので地図を事前によく確認しておかないと不安になると思います。ゆめの森公園からは標識が充実しているので問題ないと思います。

◎Stage 2(開陽台〜牧舎)
開陽台から西側に見える急な放牧地を超えていきます。その放牧地を超えた後も幾つもの沢を渡るのでアップダウンが意外にあります。ルートは標識を辿れば問題ないと思います。

◎Stage 3(牧舎〜養老牛温泉)
このステージの核心は2カ所、牧舎をスタートした直後の一本橋と横田牧場さんの牛。一本橋はなかなかの高さを細い一本橋で渡ります。転落の不安がありましたがなんとか渡りました。横田牧場さんには本当に感謝です^^大事な牛のそばを通らせて頂けるというアトラクション？乳牛なので優しい感じでした。種牛なら大変なことになりそう…^^;ここもルートはわかりやすいです。

◎Stage 4(養老牛温泉〜西別小屋)
ここは全ステージの最長区間です。モアン山のピークへは放牧期間の6月上旬から10月下旬は登ることはできません。途中ロープ場があり、とても滑りやすい急斜面になっていますので注意が必要です。長い最後の林道はゴロゴロした石が多く歩きづらいです。疲れた足をくじかないように…。西別小屋付近は標識が少ないので事前にコースを良く確認する必要があると思います。

◎Stage 5(西別小屋〜摩周湖第1展望台)
西別小屋から西別岳〜摩周岳〜第1展望台はとても良く整備された登山道です。ランチウェイの標識は国立公園内のため設置していないとのことですが登山道としての標識はしっかりしているので迷うことはないと思います。時間と体力に余裕があればリスケ山から北西別岳、摩周岳にも寄ってほしいなぁと思います。いろんな角度からの眺望を楽しめると思います。

◎Stage 6(摩周湖第1展望台〜美留和駅)
事前に調べないとスタートできないと思います^^;第1展望台のソフトクリーム売場の玄関から真っ直ぐ駐車場出口に向かいます。道路を渡るとピンクテープと足元にはタイルがあるのでそこがstage6のスタート地点の目印です。途中は明瞭な登山道と林道歩きでKIRAWAYのリボンや標識が要所に見えるので迷うようなことはないです。でもここを通るのはおそらくランチウェイを歩く人しかいないと思うので熊出没の不安をビシビシと感じました。何度も何度もホイッスルを吹いた記憶です。標識を辿って進み舗装路に出るとゴールは近いです。ゴール近く踏切を渡り国道の右手前には摩周湖の伏流水という名水があります。国道から最後左折するとゴールの美留和駅が見えてきます。

その他周辺情報

中標津のトーヨーグランドホテル日帰り入浴を利用しました。料金５５０円です。サウナ、水風呂ありです。札幌行きの深夜バス(オーロラ号)の乗り場でもあります。

写真

北根室ランチウェイを3日間で歩きます。ここからスタート！

意外にわかりにくい場所に立ってます。交通センターに向かって左側です。

さあ行ってきます！
(建物の左側に小さく標識が写ってます)

中標津の市街地を歩きながら

この辺りは標識がないので事前にコースを良く確認しておかないとたぶん迷います^^;

公園に入ると標識が出てくるので安心

いろんな形の標識

落葉のなかをガサガサと

ヤチボウズ
湿原の中のかわいいやつら。新緑の時期は頭から緑の毛(葉)が生えてくる

通行禁止と気をつけて進めの看板、どっちを信じるかな〜

反対側はきっちり閉まってたのでやっぱり通行禁止でした^^;

冬が近い秋の空

中標津空港

ゲートは開いてるのて少し休憩

北根室ランチウェイのブースが！

Tシャツ2700円
左のかわいいね

マグカップ1200円

バッチやストラップも

空港から離れて

消毒用石灰に足を着け記帳します
敷地内を歩かせてくれる牧場の方に心から感謝

桜井牧場さん

ありがとうございます！

KIRAWAY
北根室ランチウェイ

正直北海道人には見慣れた風景
でも車の速度で見える風景とは明らかに違って見える

ガサガサと音を立てて歩く

足元にも

真ん中に小さく黒猫
付かず離れずだけど少しずつ離れていって消えた

旅の間はずっとカラマツの黄金色に囲まれていた

stage1ゴールの開陽台が見えてきた。見えたけどここからとても遠かった記憶

真っ直ぐ

この道に憧れて全国から人々が集まってくる

開陽台到着〜

はちみつのホットミルク^^

caffe kaiyodaiメニュー
いろいろありますよ

でも今日(10/31)で今期の営業終了
明日から開陽台での補給はできません^^;

stage2へ

当然です
人の家ですから

開陽台は何度も来ているけどこんな遊歩道があったんだ

開陽台降りたとこの公園
ここの水道はまだ出てました

このへんで痛恨のミスに気づく！開陽台の展望台に行ってない…。開陽台には何度も来ているのでついつい
地元民あるあるw

最初のマンパスだったかな？
マンパスとは人が通るためのくぐり戸です

stage2は幾つもの沢を超えます。結構アップダウンが激しい

またマンパス
なんか楽しいね

標識が風景に溶け込んでいる

カラマツ紅葉は最盛期

牧草ロールが何故か森の中に

足がだんだん重くなり、いろんなとこに痛みが

影

グラグラ

この先には何が見える？

バラ線越えの危険なマンパス^^;
ひっかけないように注意

夕暮れ時
さらに黄金色に光る

ザックが引っかかって通れない人w
ザックを降ろしてやっと通れました^^
一番の難パス

1日目も終わりへ

美しい時間

じっくり歩きたいね

もうすぐ日没

stage2ゴールの佐伯牧場

レストラン牧舎で宿泊受付です

予約しておいた牧舎カレー800円

stage4のからまつの湯への短縮コースが通れます

牧舎に泊まると新鮮牛乳が飲めるはずですが、残念ながら飲めませんでした(T_T)

トレーラーハウスにはポータブル電気ストーブがあるのだけど、寒くてマンサードホールに移動

お手数かけてすみませんでしたm(_ _)m

セルフの売店『佐伯商店』
いろいろ売ってます

ビスコ！しばらく食べてないな〜

2日目〜

パンスタンドは7時からなので、朝食は冷凍パン150円を前日から解凍してオーブンでホカホカ^^

これがパンスタンド
パンの無人販売です。泊まってなくても買えますよ^^

土日月の7時にはパンが並んでます。どれでも一個150円

今日の昼食です
購入後さあ出発！

泊まったのはこちらのマンサードホール2階の奥側

寒さに挫折したトレーラーハウス
てきれば次は泊まりたいな〜
さあ2日目stage3へ

本日の核心w
いきなり落ちたくはない

微妙にぐらぐら
なんとか渡れました^^

今日も何もない美しい道

振り返っても何もない
何もない贅沢

サイロ

横田牧場さんへ

本日の核心2
そこいくの？！

誰かが手助けしてくれるわけもないので行くしかない

なんとか通過。
怖かったけど良く見ると牛の目のやさしいこと^^

このマンパスは馬もOK？

バッチはマンサードホールで購入200円だったかな

熊に自分達の存在をお知らせ

晴れてきた^^

養老牛温泉街に入ります
ホテル養老牛さんでお手洗いを借りました。従業員のみなさんはとても優しかったです^^

stage5へ
橋を渡り少し進むと新しいコースが左に

からまつの湯
先客がいたので撮影できませんでした

さあモアン山を目指して

ロープ場もあります。ローブにつかまりズルズル滑りながら通過です。

一本橋
この辺りは沢沿いに進み一本橋が連続で

パンスタンドで購入のたまごパン食べかけですみません^^;

小倉とホイップ

モアン山分岐まで登ってきた。
6月上旬から10月下旬まで通行止め。
今日は11月1日なんですが…残念(T_T)

青い空

モアン山と

目指す西別岳摩周岳
今日中にあの麓までいけるのか？

カーンカーン

ケネカ湿原
靴が汚れないように処置してくれている

いろんな標識があるね

ケネカ沢
ここで水を1L取りました
当然要煮沸

青と緑と影

車の観光では来ることはできない

西別小屋への林道
10月上旬に来た時は閉鎖されていました

ゴロゴロ石
疲れた足を挫かないように

西別小屋に到着^^
まきストーブが焚かれている。良かった〜^^
先客はガイド付きの女性4名と同じ日程のランチウェイ歩きの若者

ぐったりで動けない

まだ17時
長い夜になりそう…

いびきも聞こえない良い夜でした^^
最終日stage5からスタートです！

青い空に向かって歩く

眼下には地平線しかない

ダケカンバトンネルを抜け

西別岳への稜線

このルートは去年から何度も歩いているけど

いつも素晴らしい整備

右にリスケ山
奥に斜里岳

ピークから美しいトレイルを振り返る

少し休んで進みます

摩周岳分岐に到着

時間に余裕があるので摩周岳へ

到着〜

風も強くなってきたので速やかに下山です

あっという間に分岐へ戻る
急いで往復55分でした

また重いザックを背負って行きますよ

同じ日程で道外から一人の若者が来ていました

彼はUL装備で4泊5日の旅行を35Lのザックに詰め込みたったの6kg!!

こっちは普通に2泊3日の小屋泊装備で一人12kg

もっと減らすことができたのだけど、所詮平らな道を歩くのだろうとナメていた。ULとは言わないけれどもう少し考えるべきだった…。

登山靴もランチウェイ歩きには向かなかった。ソールが固くてかかとが擦れる。またまた物欲がいろいろ出てきたぞ…^^;

摩周湖が見慣れた形になるとstage5のゴールは近い

第1展望台に着きました
ここで休憩

ソフトクリームやら牛乳やらミカンやらコーラを暴飲暴食www
まだ終わってないぞ！

はい、stage6最終ステージへ

stage6入り口がわかりにくいです。売店の正面玄関から真っすぐ道路に出るとピンクテープ、足元にタイルがあるのが目印

そこからは分かりやすい登山道でkirawayリボンが復活^^

赤いじゅうたんをガサガサ

「野鳥を大切に」かわいくない野鳥の絵

途中ゲートを開け

屈斜路外輪の山々

林道から別れ

摩周登山道踏切を渡る

摩周湖の伏流水
美味しかった〜^^

国道から左に曲がると

美留和駅が見えてくる

3日間おつかれさま
歩いたね〜

さあスタート地点に車を取りに戻らないと

JRのワンマン列車で標茶駅へ

標茶駅から路線バスで中標津へ

3日間かけて歩いた道を2時間半で戻りました^^
本当にお疲れさま〜

感想

kawakenp

　今年の夏山シーズンは4回もテン泊できた。4回も？本当は7〜9月は毎週でも山でテン泊したかったのだけれど、天候やなにやらなかなか行けない。今シーズン最後の幌尻山行を終えてこのまま今年の山旅は終わりだなと思いながらも、もう一回くらい何か魅力的な旅がしたかった。
　ふと思い立ったのが前から一度歩きたかった『北根室ランチウェイ』。道東にはフットパスがたくさんあり行ってみたいと思ったりもするのだけど、天気の良い休みはほぼ必ず山に行ってしまうのでなかなか行けない。でも夏山も一段落した今時期なら行けそうだ。
日程で次に考慮したのはモアン山登山。モアン山は標高356m程度の山だけれどでっかく『牛』という文字が浮かび上がり、ここの近くの道路を通る人は必ず目にするカワイイ山。時期によっては登ることができると知っていつか登りたいと思っていた。調べてみると11月から登れるらしい。11月1日は日曜なのでモアン山登頂を含めた3日間のランチウェイ歩きを計画した。
10月の初めにランチウェイ事務局でもある佐伯牧場に連絡したところ11月1日のモアン山登山開放は微妙らしい。仕方なくモアン山はあきらめてそのまま10月31日からのランチウェイ歩きを決め、佐伯牧場のトレーラーハウスの宿泊をお願いすることにした。

初日の10月31日から3日間のランチウェイは天候にも恵まれて素晴らしい風景の中を歩くことができた。でも3日間歩いて楽しいことばかりなわけはなく、辛くて厳しい時間が長かった。
長い長い徒歩の旅を終えて、この旅で自分が変わったとか成長したとか何にもないのだけれど、またいつか歩きたいなぁと思う。もし道東の地を離れたらさらに強く歩きたくなるのかなぁと思う。

コメント

533m

1週違うだけで
kawakenpさん こんばんは(*^^*)
スルーハイク、おめでとうございます！

足元のサインや黒猫、横田牧場さんの牛など、
自分も同じように見ながら歩いたので、見ていてとても嬉しくなりました(^_^)
ほんの少し日が違うだけで、カラマツの黄葉がこんなに綺麗になるなんて！
そして西別岳の稜線歩きも…
自分は1週早かったかな〜と思ったりもしますが、
きっといつ歩いてもどの季節でもそれぞれに良い所があるんだろうな、と思います。
次はモアン山、歩きたいですよね！

楽しいだけではない、だけど歩きたい、また歩きたい。
kawakenpさんのレコでまた再認識しました。
ありがとうございました、そしてお疲れさまでした(^_^)

kawakenp

Re: 1週違うだけで
533mさんおはようございます^^

今回のランチウェイの旅、いろいろなキッカケがあったのですが533mさんの最初のレコが一番のキッカケだったのかも。このトレイルに対する思いとかがどこか自分に残ってたんだと思います^^そしてまさか旅の前日に2回目のレコがアップされるとは！^^;さらにまさかまさかの白い世界(￣O￣;)そして未知のstage7！
いろいろ参考にさせてもらいありがとうございました！

3日間楽しく軽やかに牧歌的な風景の中を歩いていくのをイメージしていたのだけど現実は疲れや足の痛みとの戦い^^;楽しむためには勉強と準備(軽量化？)が本当に大事だと改めて実感。それでも予想以上の風景を満喫しながら歩くことができました。

モアン山はまた近々リベンジしたいなぁと思います。気軽に行けるのは地元民の特権です。白モアンもいいかも^^

いつか次の533mさんのランチウェイレコ楽しみにしています。三度目の正直なのか、二度あることは三度あるなのか果たして…^^