葉や景色色とりどりの妙高山(高谷池ヒュッテテント泊〜火打山)
- GPS
- 26:00
- 距離
- 25.4km
- 登り
- 2,201m
- 下り
- 2,201m
コースタイム
- 山行
- 7:35
- 休憩
- 1:18
- 合計
- 8:53
天候 | 1日目:晴れのち曇りのち雨 2日目:曇り時々雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
・羽田空港第3ターミナル 23:50 〜 長野駅 5:45(WILLER EXPRESS \2800) ・長野 7:45 〜 妙高高原 8:30(しなの鉄道北しなの線 \850) ・妙高高原 〜 笹ヶ峰登山口(乗り合いタクシー \1450) 帰り ・笹ヶ峰登山口 13:15 〜 妙高高原 14:05(頸南バス \1000) ・妙高高原 14:38〜 長野 15:22(しなの鉄道北しなの線 \850) ・長野駅 16:30 〜 バスタ新宿 22:00(\2700) |
コース状況/ 危険箇所等 |
・トイレ 笹ヶ峰登山口、高谷池ヒュッテ、黒沢池ヒュッテ 十二曲り〜富士見平間に仮設トイレブースあり ・紅葉状況 どこも真っ盛りだが、十二曲り付近が1番最盛していた。 19日の雨でいくらか落葉はありそう。 --- ・笹ヶ峰登山口 〜 黒沢橋 木道がほとんどの緩やかな登り。 紅葉綺麗。 ・黒沢橋 〜 富士見平 急登だが紅葉最盛期。 途中乙見湖がチラッと見える。 ・富士見平 〜 高谷池ヒュッテ 岩土ミックス道からトラバースのアップダウン。 緩やかだが若干歩きづらい。 ・高谷池ヒュッテ 〜 黒沢池ヒュッテ 茶臼山までは岩や木道で登る。 稜線に出ると上越、妙高市街が一望。 茶臼山からは黒沢池など湿原や妙高山の景色がいい下り。 ・黒沢池ヒュッテ 〜 妙高山 大倉乗越まで登り、そこからトラバース道で道が荒れていたり鎖場やロープなどがある。 長助池分岐からは一気に400m登る。 ・高谷池ヒュッテ 〜 火打山 木道や岩などあるが目立った下りはなく登りやすい。 天狗の庭から見る焼山、火打山の景色は圧巻。 |
写真
装備
個人装備 |
調理器具
ライター
ヘッドランプ
GPS
ファーストエイドキット
日焼け止め
携帯
時計
ナイフ
カメラ
テント
テントマット
ヘルメット
|
---|---|
共同装備 |
調理器具
ライター
ヘッドランプ
GPS
ファーストエイドキット
日焼け止め
携帯
時計
ナイフ
カメラ
テント
テントマット
ヘルメット
|
感想
〜1日目〜
紅葉の妙高山へ。
平日の休みが取れたので高速バスとテント場の予約を取って早速行こうと思ったら笹ヶ峰のバスの平日ダイヤは昼の一往復のみだとか。
やばいなと思っていたら、乗り合いタクシーがありまして、運良く相乗りすることができました。
運転手さんがガイドまでしてくれてありがたかった。
今年の紅葉は例年より遅く、本来ならもう雪を被ってもおかしくない時期なんだそうです。
猛暑の影響なんでしょうね。
また笹ヶ峰への道中の牧場は、紅葉スポットにもなっていて、見やすいように木が刈り込まれているそうで、穴場なので是非来て欲しいとおっしゃってました。
自分も是非おすすめしたい素晴らしいスポットでした。
笹ヶ峰の登山口からすでに紅葉が見事で木道と紅葉のトンネルのコラボは歩いていてすごく気持ち良かったです。
黒沢橋まではそんな遊歩道みたいな道が続きますが、本番はそこから。
急登が始まり登山道らしくなってきます。
しかし紅葉はさらに色鮮やかな姿を見せてきまして、疲れを感じさせない気持ちの良い道でした。
富士見平を越えると道も緩やかになり、高谷池ヒュッテを見ながら(本来は焼山、火打山も見えるんでしょうが)トラバースを歩きます。
やはり山肌の紅葉は見事です。
全体的に枯葉も多いとはいえ、遠目で見ると緑、黄色、赤、オレンジとカラフルな木々が景色を彩っていました。
小屋手前にアルプス展望台がありましたが、晴れた日はそんな景色も見られるようです。
是非見たかった。
高谷池ヒュッテはとても大きい立派な合掌造りの建物で、プリンやケーキセットなど、カフェかと思うようなところでした。
綺麗だし女性人気もありそう。
テント泊はここでしました。
予約制でなかなか取れないところなのですが、この日のような平日や悪天候なら問題なし。
ロケーションも湿原や火打山、焼山などがあって最高。
いる間はほぼガスでしたけど。
テント場はヒュッテからもすぐだし、張数は少ないですが障害物がなくて土の平坦なところが確保できます。
水場も近いですが、池の水そのままらしいので飲み水としては使えません。
自分は1.5リットル持って行って十分でした。
時間は微妙ですが、ニ座登る予定だったので妙高山に行きました。
道中の景色もよく、途中までルンルンでした。
取り付きまで行くとガスが増え始め暗くなってきて不安が増します。
14時過ぎて登り始めるのも自分くらいのものですしね。
キツイ急登を登り切り山頂についてもガスが晴れるわけでもなく、代わりに暴風が吹き荒れてました。
ただガスの中では好都合。
早くに晴れる可能性があるからです。
案の定数分後にガスが抜けて薄っすらと景色が見えるようになりました。
野尻湖や日本海側の景色だけでしたが、ここが日本海側からの風を一手に受けてよくガスるのがよくわかる場所でした。
山頂部は岩が集まった台地を形成していて、別世界のようでした。
晴れるかもと思って長居してしまいましたが、暗くなるのも早いので下山します。
長助池分岐からのいやーなトラバースのところで小雨が降り始め、滑る岩に難儀しながら黒沢池ヒュッテに着く頃には周囲は暗くなっていました。
そこから高谷池ヒュッテまでの1時間は特に心細かったですね。
テント場についてから夜中まで小雨が降ったり風が吹いたりしてましたが、周囲にイビキをかく人が1人もおらず、それもあってかまあまあ眠れました。
〜2日目〜
夜中の4時半、まだ霧が濃い中のスタートです。
だいたい山頂まで1時間半だそうなので日の出に間に合う時間です。
あまり期待は持てそうにない天気でしたが、歩くにつれて霧がちょっとずつなくなっていくのを感じました。
秦基博の「朝が来る前に」は、この雰囲気にとてもしっくりきます。
人がいないご来光登山のときはいつも口ずさんでいます。
月が満月に近く明るくて周囲が見渡しやすくなっていましたので、火打山のシルエットや上越市方面の夜景が印象深く映りました。
ライチョウ平を超えて、取り付きから稜線に出ると風が強く、雲の流れが加速してました。
この頃にはまもなく登る太陽の光が山のシルエットを強調していて、何かとてつもないことが起こる前触れのようなものを感じ、ドキドキが止まりませんでした。
これだから早朝の登山は好きです。
山頂には自分のみ。
日の出前にもうひと方来られました。
影火打、焼山の稜線や日本海、妙高山、大雲海からの富士山など360度のパノラマビューでした。
周囲が見渡しやすいという意味で妙高山よりこちらの山をこの時間に選んで正解でした。
久しぶりに山での日の出に立ち会えて感激です。
やがてガスが上がってきて、ブロッケンもどきに喜んでいたのも束の間、6時半ごろには早くも周囲が真っ白になりました。
山の天気は変わりやすい。
これ以上は諦めて下山です。
天狗の庭あたりまで降りてまた少し周囲が明るくなってきました。
ここは池塘での逆さ火打や木道と火打、焼山、木道と妙高のコラボなど見どころが盛りだくさんなため、ここで晴れてくれたことにも感謝です。
テント場は8時チェックアウトなのでそれにギリギリ間に合わせるスケジュールでしたが、この時間でもテントはビショビショ。
明日にでも乾かさなくては。
それからは特に晴れる気配がなかったので下山しました。
結構本降りに近い状況でしたが、登ってくる人は結構いました。
ヒュッテの人の話では、午後から降り、夜には雪が降るかもしれないとのことでしたがはてさて。
10時を過ぎると太陽が顔を出し、また午後には雨が降ってきたので、そこは的中してましたね。
帰りの紅葉はもう何とも思わないかなと思ってましたが、十二曲り付近なんかは本当に色鮮やかで再び感動してしまいました。
これは雨でも見る価値はあるかも。
あまり天候が良くない中での登山でしたがトラブルなく景色も楽しめてとても満足のいく山行になりました。
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