西穂 独標
- GPS
- 56:00
- 距離
- 3.0km
- 登り
- 581m
- 下り
- 31m
コースタイム
DAY2 4:30起床(天候待ち&テント撤収)
西穂山荘 7:40−丸山7:55−独標8:50 (10m滞在)<AT70m/CT90m>
独標9:00-西穂山荘9:45 (小屋にて休憩&荷物整理など)<AT45m/CT60m>
西穂山荘10:40-西穂口駅12:00 (途中遊んでいたのでのんびり)<AT80m/CT60m>
天候 | 1日目ー雪 2日目ー雪ときどき晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
コース状況/ 危険箇所等 |
●前泊の駐車場がちょっとわかりにくかった。(写真参照) ●ロープーウェイは9時スタート。少し早めに行った方がベター。 団体バスがこの時間をねらって到着してきます。 この日は8:40分くらいに並んだのでセーフ。(入り口が開いたのは5〜10分前?) 運賃はモンベルカードで往復10%オフ。 ●西穂山荘のテント場は、朝10時までに撤収。(そうでないと、翌日料金かかります) 荷物棚があり、そこを利用可能。 ●水は有料でペットボトル販売のみ。 自分たちは2.5L×2を担ぎあげました。 ●トイレ、ペーパーはなし。 ●日々、天候などの条件により変わると思いますが... 今回は、すべてトレースははっきり。 山荘まではツボ足、ストック。独標まではアイゼン、ピッケル(必携!) ストックで歩いている人たちは、丸山までだったと思いたい。 注意箇所は、独標手前の鎖場、および直下の斜面。 特にくだりはなれていないと「足下みえない〜どこにおいていいか分からない〜」と パニクっている女子もおり。アイゼントレなどをおこなしておけば、問題ないかと。 登山客が多い場合、のぼり、くだりで待ちがあるので、岩場などでの待機で 安全確保をキチンと。 鎖場手前あたりかな?上高地側に雪庇あり。 ●ロープーウェイ 荷物8kg以上で300円(荷物代) 参考)行き し-21kg こ-15kg (各水2.5L 含む) ☆新穂高温泉までのアクセスが鍵ですが、新穂高〜西穂山荘までは危険箇所もなく、 スノーハイクにはとってもおすすめ。小屋泊まりも可能だしね。 |
ファイル |
非公開
7379.xls
計画書
(更新時刻:2014/01/04 13:53) |
写真
感想
●雪山第3弾。(雪訓除く)
*今回は山行より、どこにいくか?計画段階のほうが苦心したのでそちらをメインに。
1月の連休で雪山(テント泊)に行く!との予定はCLとはやい段階で決めていたものの、
場所選定にはずいぶん悩みました。「ワンダーフォーゲル」、「岳人」、「山と渓谷」
の雪山特集を読み漁り、初心者向けの山を検討。
原則、2年生(自分自身は雪山1年生)だけでは許可がおりる山は限られるし、北アとなると
天候判断などがむずかしいため、まず無理では?との声も多々。
とりあえず、できるだけのことをしておこうと、秋には猪熊氏の雪山気象講習を受講。
いろんな可能性に備え、アイゼントレに参加(→今回の山行を考えると大切だった。)
12月には雪山山行に3週参加(雪訓含む)などなど。
選定にあたっては、
・背伸びをするつもりはなく、目的はまず雪山を楽しむ! で、PHにはこだわりなし。
・もし条件がよければ、それなりにチャレンジもできるところ。
・自分が一度入ったことのある山(夏でも)のほうが安心感が高い(CL)
・天候不順の時、停滞、撤退するポイントがあること。
などなど、いろいろ検討した結果、ふたりとも夏に歩いたことがあり、
行程もさほどながくなく、小屋もある西穂独標をターゲットに。
その後もヤマレコをよみあさり、日々天気図をチェック、悪天の可能性はないか、
念のため予備日ももうけ、臨んだ独標でした。
よく計画書が通ったな?との先輩がたからのつぶやきも耳にしましたが、
今の自分たちができる限りの準備は尽くしたことを、ご理解いただけると幸いです。
結果として、アタック予定の日曜の天候は予想どおりの好条件。
最初出発予定の6時ではまだガスっていたため、さきにテントを撤収し、
1時間程度様子をみるとのCL判断。やがて、晴れ間が見え始め、他パーティーも続々出発。
<テントサイトには自分たちを入れて4〜5パーティー→計10数人程度?>
ほぼずっと目指す独標が確認でき、もどる丸山方面の視界も良好。
まずまずのペースで、心配した直前の鎖場や直下の岩場の上り下りも難なく登頂できました。
といっても、ひとえに、好条件の天候と心強いサポートに恵まれた結果。
稜線歩きが短時間であの程度の風(私にはそれなりに感じたけど、CLによると冬山としてはふつーとのこと)
だったからまだまだ余力もあったけど、これがロングルート、もっと悪条件だったらどうか?
まだまだ、ひよっこ。雪山への畏敬の念(特に恐れのほう)はむしろ強まっており、
今後もすこーしずつ、ステップアップしていきたいなと思っています。
(他のかたのヤマレコをみるとこの日の午前11時以降はかなりガスって、稜線の風が強く、
独標まですすめなかった方もいたよう。)
山荘までのおとぎの世界のような雪道、神々しい穂高の雪景色を堪能できたのは
本当に幸福な時間でした。計画段階から始終サポートしてくれためぎには感謝。
最後に数々の助言をくださり、当山行を承認くださった管理局のかたがたにも感謝&お礼を。
チャンスをくださり、ありがとうございました。
☆装備関係備忘録
●グローブ/ファイントラック(ペラペラの黒いやつ、名前忘れた)、ブレスサーモ、
ヒマラヤングラブ(ウール)、ヘリテイジオーバーグローブ5本指で稜線でも問題なし。
ま、往復2時間程度だったのでね。
ただ、下山時に「指が痛い!」と叫んでいる女子がおり、(←オーバーグローブ風は着用していた)
レイヤリングによっては寒いのかも。ちなみに、私はかなりの末端冷え性。
●シュラフ モンベル#1+ダウンのパンツで快眠。
西穂高独標、中々面白い冬山だと思います。感覚で言えば八ヶ岳の赤岳に似ている感じです。
林道歩き、山荘、稜線の雪山の登り、まさに赤岳に登っている気分でした。
この山は比較的雪山の初心者に良いと思います。初心者中の初心者でしたら丸山までにしても楽しいと思いますし、ステップアップしたければ独標に登ることも出来ると思います。
先ずは厳しい雪山を見るのではなく、雪山とはこんな所だと感じることが出来る場所ではないでしょうか。
【山行中の天気はこんな感じでした。】
1/11 等圧線が南北に走り西高東低の冬型気圧配置、500hpaでの高層天気図の気温は、大雪の目安となる-30度の寒気は北海道側に北上していたので厳しい冬型ではなかった。ただし、等圧線が込んでいるため稜線上では突風が吹いていた。前日の前線を伴った低気圧の影響が残り、新穂高側(奥飛騨側)は天気の回復が遅く雪が断続的に降っていた状況でした。
1/12 前日の夜から星が出てやっと天気が回復傾向に、大陸から南下してきた高気圧に広く覆われ、等高線の間隔も込み合っていない状況でした。また寒気も北上した状態を維持。しかし、12日午前3時の天気図にて青森の西の海上に低気圧が発生し、発達しながら東に進む見込みでした。そのため、穂高では午前中は天気がよくとも午後には低気圧の影響を受けることが予想されました。
出発前から天気図とにらめっこして、12日の午前中にアタックすることを詰めて考えていたので、もし天気予報が変わったらどうしよう・・・って考えていました。でも、天気図も変わらずに予報どおりになったので、楽しい山行になりました。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する