甲武信・金峰・瑞墻山(東アルプス縦走)

- GPS
- --:--
- 距離
- 29.7km
- 登り
- 3,194m
- 下り
- 2,776m
コースタイム
- 山行
- 4:20
- 休憩
- 0:10
- 合計
- 4:30
- 山行
- 8:10
- 休憩
- 1:10
- 合計
- 9:20
| 天候 | 1日目:曇り 2日目:雨のち曇り・強風 3日目:晴れ |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2015年10月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
| コース状況/ 危険箇所等 |
金峰山周辺の岩稜地帯 瑞墻山登りの急登・落石 |
写真
感想
東アルプスとは…
奥多摩〜奥秩父の山域を示した愛称で、東は雲取山、西は瑞墻山の範囲です。標高は2000m前半が中心で日本アルプスに比べると低いですが、「山と高原地図」では ̄多摩、雲取・両神、6睚山・甲武信の3つにまたがる長距離の縦走が可能です。
と、能書きはさておきまして、今回は二泊三日で甲武信ヶ岳〜瑞墻山の縦走コースにチャレンジしました。
1日目 曇り
塩山駅からバスで1時間の西沢渓谷がスタート地点です。バスは人が多い時は数台で運行しますが、電車を降りたらダッシュすることをお勧めします。
登山口に至るまでにトイレが2か所あり、準備や登山届の提出もできます。西沢渓谷から甲武信ヶ岳へは近丸新道と徳ちゃん新道の2種類がありますが、今回は近丸新道から攻めました。
近丸新道の序盤はトロッコ軌道の廃道を進む歴史巡りができます。その昔は材木や採掘した硅石を運んでいたのでしょう。
ヌク沢のダム前で渡河すると本格的な登りが始まります。以前に登った徳ちゃん新道と同じような傾斜が続くちょっときつめの単調な道ですが、地面に硅石が落ちてたりシャクナゲのトンネルを抜けたりと、変化を楽しめます。
徳ちゃん新道合流地点からは、やはり同じような単調な登りが続きます。流石に飽きてきたあたりで地面が土と木の根から大きめの石も加わってきます。
木賊山頂の分岐まで進むと傾斜も楽になり、惰性で歩きます。甲武信小屋でテントを設営後、甲武信ヶ岳を空身で往復して1日目は終了。
気温は16時で4℃。夕食はスパゲティと紅茶で体を温めました。
2日目 雨・強風→曇り・強風
今回の縦走は甲武信と金峰をつなぐことが目的でしたが、天気はあいにくの雨と強風。しかし、東アルプスは森林限界を超えることが少なく、風はそこまで気になりません。
濡れ濡れのテントを片付けて4:40に出発。甲武信を通過し、千曲川源流分岐も越えます。ここまでは以前歩いたことがありましたが、ここから先は未体験ゾーン。
事前情報では単調な尾根歩きが続くので飽きやすい道と聞いてましたが、歩いてみると本当に変化の少ない単調な森の中の道が続きます。
東梓を越え、国師のタルを越え、国師ヶ岳を目指しますが東梓から山頂までがやや長く感じました。雨でモチベが下がってたせいかな?
国師ヶ岳は森林限界を超えており強風が吹きつけます。続いて北奥仙丈にも足を運びます。東アルプスの最高地点で2601m。
その後、夢の庭園を経由しましたが、強風をもろにくらい大弛峠の小屋内で一休み(有料)。
雨も止み、やる気も回復したので後半の金峰方面に進みます。朝日岳までは全く問題のない道で、朝日岳から金峰山頂手前までもやはり問題のない単調な道が続きます。
金峰山周辺は岩稜地帯ですが、幸い風が弱くなったので金峰山頂と五丈岩を楽しみました。五丈岩は前回登らなかったので、今回は真ん中くらいまで挑戦しました。頂上は登山靴だとちょっと難しいかも…
その後、金峰山から金峰山小屋へ下って2日目は終了。
さて、金峰山小屋では新潟県から来た山飯の会(仮)の人と談笑しました。「山を登ったら太って帰る」を信条にしてるとのことで、食前酒のワイン→何かを料理→煮込みラーメン(鶏肉・生野菜入り)→更に料理、という豪勢な山飯っぷり。
金峰山小屋は料理がすごく美味しいのですが、この人たちも負けてません。むしろ勝ってた気がします。
ちなみに私は毎度のスパゲティ。この日の小屋の中で一番質素だった模様で、ちょっと肩身が狭い。
3日目 晴れ
最終日は最高の晴れとなりました。帰りのバスの時間から逆算して3:00に小屋を出発。星空を背負いながらの行動というのもなかなか良いものです。
風も弱めで岩稜歩きも楽しくできました。砂払いの頭→大日岩→大日小屋とどんどん進み、富士見平で長めの休憩を取ります。この時点で6時前。
瑞墻山はちょっと悩みましたがザックをデポし、空身で登ることとしました。デポ中に山賊に物を盗まれても自己責任の気持ちで諦めましょう。
空身パワーは中々のもので、15分ほどで天鳥川を渡河、更に45分で山頂に到着できました。羽が生えたように進むとはこのことだと実感できます。
10分ほど山頂を楽しんで、1時間で富士見平へ到着。ザックが山賊に奪われていないことを確認して一安心。
あとはダッシュで瑞墻山荘まで下山して無事バス停へ到着。
韮崎駅〜瑞墻山荘のバスはタクシー会社が運行してるので時間には非常に厳しいということです。
「バスに遅れたらタクシーを使えばいいじゃない」ということでしょうね。
東アルプスの縦走路をつなぐ旅も残りは甲武信〜飛龍となりました。今年中になんとか踏破したいな。と思いつつ、今回も無事生還できてお疲れちゃんでした。
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