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Yamareco

記録ID: 740417
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
奥秩父

甲武信・金峰・瑞墻山(東アルプス縦走)

2015年10月10日(土) ~ 2015年10月12日(月)
情報量の目安: S
都道府県 埼玉県 山梨県 長野県
 - 拍手
GPS
--:--
距離
29.7km
登り
3,194m
下り
2,776m

コースタイム

1日目
山行
4:20
休憩
0:10
合計
4:30
10:20
100
12:00
12:10
110
14:00
20
14:20
甲武信小屋
2日目
山行
8:10
休憩
1:10
合計
9:20
4:40
20
5:00
80
6:20
60
7:20
130
9:30
10
9:40
40
10:20
11:00
60
12:00
70
13:10
13:40
20
14:00
金峰山小屋
3日目
山行
4:50
休憩
0:50
合計
5:40
3:00
50
3:50
20
4:10
4:20
40
5:00
5:10
30
大日小屋
5:40
6:00
60
7:00
7:10
60
8:10
30
天候 1日目:曇り 2日目:雨のち曇り・強風 3日目:晴れ
過去天気図(気象庁) 2015年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
コース状況/
危険箇所等
金峰山周辺の岩稜地帯
瑞墻山登りの急登・落石
西沢渓谷の入り口
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西沢渓谷の入り口
このゲートからスタートです
登山届のポストもあります
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このゲートからスタートです
登山届のポストもあります
少し進むとトイレがあります
東屋もあるのでここで準備を整えると良いです
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少し進むとトイレがあります
東屋もあるのでここで準備を整えると良いです
近丸新道入り口
川を渡ると徳ちゃん新道入り口の看板もあります
近丸新道入り口
川を渡ると徳ちゃん新道入り口の看板もあります
トロッコの軌道跡に導かれて進みます
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トロッコの軌道跡に導かれて進みます
薪置き場だったのかトロッコの枕木置き場だったのか
生活跡が残っている道です
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薪置き場だったのかトロッコの枕木置き場だったのか
生活跡が残っている道です
道は硅石のかけらが散乱しています
道は硅石のかけらが散乱しています
これよりもっと大きな硅石も落ちてます
これよりもっと大きな硅石も落ちてます
ダムが見えたら川を西側へ渡ります
ダムが見えたら川を西側へ渡ります
本格的な登山道に
本格的な登山道に
1600mくらいからシャクナゲのトンネルゾーンになります
満開の季節は綺麗でしょうね
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1600mくらいからシャクナゲのトンネルゾーンになります
満開の季節は綺麗でしょうね
徳ちゃん新道との合流地点
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徳ちゃん新道との合流地点
この時期の紅葉は1700mくらいから
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この時期の紅葉は1700mくらいから
シャクナゲゾーンを越えると土道から石が多く混じってきます
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シャクナゲゾーンを越えると土道から石が多く混じってきます
木賊山頂分岐手前はガレ場で見晴らしが良い
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木賊山頂分岐手前はガレ場で見晴らしが良い
富士山が見えます
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富士山が見えます
分岐を越えると傾斜が緩やかになります
分岐を越えると傾斜が緩やかになります
木賊は砥草とも書き、ケイ素を含み砥石のように研磨できる植物なんだそうです(wiki調べ)
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木賊は砥草とも書き、ケイ素を含み砥石のように研磨できる植物なんだそうです(wiki調べ)
山頂の先からは甲武信ヶ岳が見える
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山頂の先からは甲武信ヶ岳が見える
甲武信小屋へ到着
ここでテントを張ります
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甲武信小屋へ到着
ここでテントを張ります
テントの支度が出来たら甲武信ヶ岳を往復
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テントの支度が出来たら甲武信ヶ岳を往復
2日目の山頂
雨です
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2日目の山頂
雨です
水師と思われる看板
何と書いてあるのかわかりません
水師と思われる看板
何と書いてあるのかわかりません
富士見の看板
富士山は心の目で見ます
富士見の看板
富士山は心の目で見ます
東梓
雨のせいか、ここから先が長く感じました
東梓
雨のせいか、ここから先が長く感じました
国師のタル
苔むす風景に出会うともののけ姫を思い出します
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苔むす風景に出会うともののけ姫を思い出します
国師ヶ岳付近は雪も見えました
国師ヶ岳付近は雪も見えました
ようやく国師ヶ岳山頂
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ようやく国師ヶ岳山頂
続いて北奥千丈岳
奥秩父最高峰だそうです
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続いて北奥千丈岳
奥秩父最高峰だそうです
国師〜大弛の間は木道の階段が続きます
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国師〜大弛の間は木道の階段が続きます
夢の庭園への分岐
夢の庭園への分岐
大弛の峠が一望できますが風が強い!
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大弛の峠が一望できますが風が強い!
庭園の中心部
大弛小屋へ到着
寒いのでしばし休憩
大弛小屋へ到着
寒いのでしばし休憩
金峰山へ
こんな感じの道が金峰山頂手前まで続きます
こんな感じの道が金峰山頂手前まで続きます
鉄山は巻きます
木が見えなくなると金峰山頂付近に来た合図
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木が見えなくなると金峰山頂付近に来た合図
金峰山頂 前後の尾根は岩稜地帯です
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金峰山頂 前後の尾根は岩稜地帯です
甲武信ヶ岳からも瑞墻山からも見える五丈岩
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甲武信ヶ岳からも瑞墻山からも見える五丈岩
五丈岩の真ん中あたりまで登って撮影
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五丈岩の真ん中あたりまで登って撮影
2日目の宿は金峰山小屋
2日目の宿は金峰山小屋
金峰山小屋は犬が出迎えてくれます
ゆずひこ君は胸を撫でられるのが弱点の模様
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金峰山小屋は犬が出迎えてくれます
ゆずひこ君は胸を撫でられるのが弱点の模様
3日目
砂払いの頭
大日小屋
天気が良ければ2日目にここまで来たのですが…
大日小屋
天気が良ければ2日目にここまで来たのですが…
富士見平小屋
朝から人が多い
富士見平小屋
朝から人が多い
富士見平から見る富士山
富士見平から見る富士山
瑞墻山を往復します
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瑞墻山を往復します
天鳥川を渡ると本格的な登りに
天鳥川を渡ると本格的な登りに
クライミングで有名な岩壁
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クライミングで有名な岩壁
山頂付近は岩と木の急登
山頂付近は岩と木の急登
瑞墻山頂
天気も良く富士山もきれい
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天気も良く富士山もきれい
バスの時間に間に合うよう急いで下山
バスの時間に間に合うよう急いで下山
瑞墻山荘〜富士見平まではボルダリングの聖地
よじ登れそうな岩がゴロゴロしてます
瑞墻山荘〜富士見平まではボルダリングの聖地
よじ登れそうな岩がゴロゴロしてます
瑞墻山荘へ到着
瑞墻山荘と言えばソフトクリーム
肌寒いですがガツンと食べます
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瑞墻山荘と言えばソフトクリーム
肌寒いですがガツンと食べます

感想

東アルプスとは…
 奥多摩〜奥秩父の山域を示した愛称で、東は雲取山、西は瑞墻山の範囲です。標高は2000m前半が中心で日本アルプスに比べると低いですが、「山と高原地図」では ̄多摩、雲取・両神、6睚山・甲武信の3つにまたがる長距離の縦走が可能です。
 と、能書きはさておきまして、今回は二泊三日で甲武信ヶ岳〜瑞墻山の縦走コースにチャレンジしました。

1日目 曇り
 塩山駅からバスで1時間の西沢渓谷がスタート地点です。バスは人が多い時は数台で運行しますが、電車を降りたらダッシュすることをお勧めします。
 登山口に至るまでにトイレが2か所あり、準備や登山届の提出もできます。西沢渓谷から甲武信ヶ岳へは近丸新道と徳ちゃん新道の2種類がありますが、今回は近丸新道から攻めました。
 近丸新道の序盤はトロッコ軌道の廃道を進む歴史巡りができます。その昔は材木や採掘した硅石を運んでいたのでしょう。
 ヌク沢のダム前で渡河すると本格的な登りが始まります。以前に登った徳ちゃん新道と同じような傾斜が続くちょっときつめの単調な道ですが、地面に硅石が落ちてたりシャクナゲのトンネルを抜けたりと、変化を楽しめます。
 徳ちゃん新道合流地点からは、やはり同じような単調な登りが続きます。流石に飽きてきたあたりで地面が土と木の根から大きめの石も加わってきます。
 木賊山頂の分岐まで進むと傾斜も楽になり、惰性で歩きます。甲武信小屋でテントを設営後、甲武信ヶ岳を空身で往復して1日目は終了。
 気温は16時で4℃。夕食はスパゲティと紅茶で体を温めました。

2日目 雨・強風→曇り・強風
 今回の縦走は甲武信と金峰をつなぐことが目的でしたが、天気はあいにくの雨と強風。しかし、東アルプスは森林限界を超えることが少なく、風はそこまで気になりません。
 濡れ濡れのテントを片付けて4:40に出発。甲武信を通過し、千曲川源流分岐も越えます。ここまでは以前歩いたことがありましたが、ここから先は未体験ゾーン。
 事前情報では単調な尾根歩きが続くので飽きやすい道と聞いてましたが、歩いてみると本当に変化の少ない単調な森の中の道が続きます。
 東梓を越え、国師のタルを越え、国師ヶ岳を目指しますが東梓から山頂までがやや長く感じました。雨でモチベが下がってたせいかな?
 国師ヶ岳は森林限界を超えており強風が吹きつけます。続いて北奥仙丈にも足を運びます。東アルプスの最高地点で2601m。
 その後、夢の庭園を経由しましたが、強風をもろにくらい大弛峠の小屋内で一休み(有料)。
 雨も止み、やる気も回復したので後半の金峰方面に進みます。朝日岳までは全く問題のない道で、朝日岳から金峰山頂手前までもやはり問題のない単調な道が続きます。
 金峰山周辺は岩稜地帯ですが、幸い風が弱くなったので金峰山頂と五丈岩を楽しみました。五丈岩は前回登らなかったので、今回は真ん中くらいまで挑戦しました。頂上は登山靴だとちょっと難しいかも…
 その後、金峰山から金峰山小屋へ下って2日目は終了。
 さて、金峰山小屋では新潟県から来た山飯の会(仮)の人と談笑しました。「山を登ったら太って帰る」を信条にしてるとのことで、食前酒のワイン→何かを料理→煮込みラーメン(鶏肉・生野菜入り)→更に料理、という豪勢な山飯っぷり。
 金峰山小屋は料理がすごく美味しいのですが、この人たちも負けてません。むしろ勝ってた気がします。
 ちなみに私は毎度のスパゲティ。この日の小屋の中で一番質素だった模様で、ちょっと肩身が狭い。

3日目 晴れ
 最終日は最高の晴れとなりました。帰りのバスの時間から逆算して3:00に小屋を出発。星空を背負いながらの行動というのもなかなか良いものです。
 風も弱めで岩稜歩きも楽しくできました。砂払いの頭→大日岩→大日小屋とどんどん進み、富士見平で長めの休憩を取ります。この時点で6時前。
 瑞墻山はちょっと悩みましたがザックをデポし、空身で登ることとしました。デポ中に山賊に物を盗まれても自己責任の気持ちで諦めましょう。
 空身パワーは中々のもので、15分ほどで天鳥川を渡河、更に45分で山頂に到着できました。羽が生えたように進むとはこのことだと実感できます。
 10分ほど山頂を楽しんで、1時間で富士見平へ到着。ザックが山賊に奪われていないことを確認して一安心。
 あとはダッシュで瑞墻山荘まで下山して無事バス停へ到着。
韮崎駅〜瑞墻山荘のバスはタクシー会社が運行してるので時間には非常に厳しいということです。
「バスに遅れたらタクシーを使えばいいじゃない」ということでしょうね。

 東アルプスの縦走路をつなぐ旅も残りは甲武信〜飛龍となりました。今年中になんとか踏破したいな。と思いつつ、今回も無事生還できてお疲れちゃんでした。

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