大根沢山(畑薙第一ダムを起点に西河内より周回)
- GPS
- 14:04
- 距離
- 31.1km
- 登り
- 2,721m
- 下り
- 2,725m
コースタイム
- 山行
- 13:30
- 休憩
- 0:30
- 合計
- 14:00
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
その他周辺情報 | 民宿ふるさと(054-260-2211)、500円 |
写真
感想
今回登った大根沢山は、旧版の分県登山ガイドに紹介されてから、いつかは登りたいなと思っていたが、コースタイムの長さに実行できないでいた。しかし前回の大無間山を日帰り出来たことにより(コースタイムは同じ)行けると思って実行する事にした。距離があるので軽量化のために、沢靴は使わないで、アプローチシューズのキャンプ4を使用する事にした。この靴はゴアテックス仕様ではないので濡れても乾きが早いのではないかと思って。5時にダムPを出発して30分程で林道が崩壊した所に着く。距離的には林道を進んで行ったほうが近いと思うが、先の状態が分からないので、安全策をとって遠回りでも吊橋を使用させて頂くこととする。崩壊した所のすぐ手前に下に降りる道があるので、それを下って行き吊橋を渡ると左右に道がある。左は道の状態が悪いらしいので、右へと行くと直ぐに登りにかかって程なくトラバースになる。いい道だ、ダムを左下に見ながら行くと、下に下る道があるが、まだ下るには早そうだ。2番目に現れた下る道を行くと左岸から大きな沢が合流する所にでた。思っていた所に出たので気を良くして行くと、早速渡渉する羽目になる。まだ朝早いので水が冷たい。広大な河原を渡渉を繰り返しながら埋もれた堰堤に着き、なおも順調に進んでいると膝より上の渡渉の地点に来た。ハイカーである自分には、この渡渉は危険だと思い、左岸にある釣り師の踏み跡を求めて斜面を5メートル程上がると、それらしき跡が見つかり進むと、直ぐに高度を上げていき川面から40メートル程の所をトラバースして行く。斜面にはっきりと道が出来ている訳ではないので滑落に注意しながら、なおも進むと斜面がえぐれた地点に突き当たる。2メートル程の幅なんだが、なにも捕まるものがないので足のフリクションだけで渡らなければならない、そこだけ斜面も急だ。渡るのはあまりにも危険だと思い、上を見やると木や岩を手掛かりに登れそうだ。古い残置スリングもあったので、ここから上に逃げるようだ。2,3歩上に上がってから、まてよ、ここを突破しても、また難所が出てこないとも言えないし、これを上にいくのも決して易しい訳ではないと思い。退却する事にする。暫く戻ってから沢におりて渡渉を繰り返しながら行くと、又膝上の渡渉をしなければならなくなり、左岸の斜面に逃げて高みを目指して行くが踏み跡が見つけられないので適当な所でトラバースに移って歩いていくうちに、踏み跡に出る。そこからは危険な所もなく乗越に出て、そこから西河内出合めざして左に小尾根を進んで行き、やっと出合に降り立つ。この時点でコースタイムより1時間以上遅れている。下山中に山中で暗くなったらアウトだ。しっかりした登山道なら問題なく歩けるが、踏み跡程度の道をヘッドランプだけで歩くのは困難だろう。ビバークが頭をよぎる。それを想定して今回はいつもより食料衣類は多めに持ってきているが、できればビバークしたくはない。先を急ぐ。西河内の最後の詰めでコルが右上に見えたので斜上しながら進んでコルに出ると風が強いので、西河内側に身を避けて休憩する。この時点で12時30分、コースタイムでは林道に出るまでは後5時間ほど。ギリギリのタイミングだ。コルから大根沢頂上までは、かなりの急斜面だ、最後のほうはちょっと歩いては立ち止まりという感じで頂上に着く。靴も殆ど乾いていたので靴下を新しいのに履き替え、休憩もそこそこに下山に掛かる。下りも結構な急斜面だ。膝を踏ん張りながら行くので、さすがに左の膝頭に痛みが出てくるが、痛くて歩けないというほどでもない。明神谷林道に出た時点で16時40分、ここから林道行きたい所だが、途中で崩壊してるらしいので、1397三角点まで行き、その次のコルから林道に降りる事にする。コルにくると右下に林道が見え、なんとかここから降りられそうだ。ちょっとした崖を木にぶら下がって林道に降り立ち、ギリギリ暗くなる前に林道に出られてホットする。これからは車道歩きなので、暗くなっても全然問題なく歩ける。しかし白樺荘からダムまで4キロしかないのだが、これが長く感じた。
今回は、沢歩きにはキャンプ4を使用したのだが、濡れている岩でも滑らないので安心して歩いて行ける。ただちょっとでも岩がぬめっていると見事に滑るが、注意して岩を見極めながら行けば問題ない。これからは沢をアプローチに使うような登山では、この靴で行く事にしよう。
山行時間は14時間もかかってしまい、日が短い今の時期に実行したのは自分の体力では無謀だったかもしれないが、終わりよしという事にしよう。
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