記録ID: 747443
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ハイキング
東海
五井山 登山八ヶ口 その3 スピード注意登山口 改1.1版
2015年10月20日(火) [日帰り]
愛知県
体力度
1
日帰りが可能
- GPS
- 01:00
- 距離
- 2.2km
- 登り
- 158m
- 下り
- 199m
コースタイム
天候 | 晴れときどき曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
「登山口の逆方面」の報告も登山口により行なっていますが、この登山口も逆方面があり、「前衛」の名を冠して呼ばせていただいていて、ゆったり気分で利用のできるいい道です。なので、ルート図としてご紹介したく、ただヤマレコの山行記録では同時に2つのルートをチャート化することができないからこうしました。八ヶ口は基本的には車でのアクセスを旨としていますので、参考にして利用される方がいるとしたらどちらかの登山口に車を置いて行き帰りすれば結構です。 ■スピード注意登山口 登山口は下のルート図、Sの文字の箇所です。 八ヶ口の中では、頂上まで最も早く楽に行くことができる登山口です。 登山口は三河湾スカイライン(県道525号線)上にあります。分かりにくい場所です。ルート図と掲載した写真を元によく確認をした上で実行して下さい。登山口に道案内はありません。赤テープも一つありますが取れてしまいそうです。重要な目印は道路の山側にある道路公団の「スピード注意」という黄色い縦書きの道路標識です。本登山口の命名由来です。ただし、国坂峠方面からだと裏側になっています。この標識の南に登山口があります。 地図で見るとスカイラインが五井山があるためグルッと西側へ迂回しています。<の字に迂回した上端は北へ曲がり、遠望峰山方面へ続きます。登山口はちょうど<の上端部分、西から来れば北、北から来れば西へ曲がる、その辺です。実際に走っていると道はカーブを繰り返しますので把握が難しいですね。とにかく「スピード注意」を見つけて下さい。同じものは他所にもありますので、この場所のそれです。 国坂峠から来ると3つの登山道のスカイライン交差部分をやり過ごすことになります。特に、石山神社登山道と間違えないで下さい。この登山道は西へ迂回した先端部分になります。 登山口では道路の山側に少し余裕があって車を止めることができます。雑草が生えていてデコボコしていますがご承知下さい。置ける台数は3〜4台ぐらいでしょうか。またこの辺り、山側が断続的に余裕スペースがあって、少し行けばさらに何とか邪魔にならないで置くことのできる場所もあります。 なお、三河湾スカイラインは現在は自動車の通行は無料になっています。歩行者も通行できます。 ■スピード前衛登山口。 登山口は下のルート図、Gの文字の箇所です。 スカイラインより下に走っている林道長沢蒲郡線(正式名:県道長沢蒲郡線旧道)上に登山口があります。登山口の場所は緩く外側に張り出したカーブで、道の幅が広がっていて3〜4台車を止められる余裕があります。周辺も道幅は広いです。 この林道へ入るのはオレンジロードの清田トンネル西入口の少し西からですが、詳しくは「\凝墜重仍蓋」または「▲レンジロード登山口」の説明をご参照下さい。 オレンジロードから林道を上がって来ると、途中グッと西へ張り出した後、ほぼ一定に東方向へスカイラインの下に沿ってカーブしながら峠まで道が伸びます。この間の3箇所の山側に似たような斜め左に入る入り口があるので間違えないようにして下さい。最初の入口は道は狭く、登山とは関係のない道で、気が付かないで走ってしまうことも多いでしょう。次の入口が太く、この登山口です。さらに進むと、オレンジロード登山道の林道交差部となります。この登山口であるかどうかの見分け方は、左側が尾根になっていて踏み跡を見ることができ、入口のすぐ逆側にカーブミラーがある点です。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
------------ 五井山 登山八ヶ口 ----------------------- 五井山は蒲郡市と豊川市(長沢町、御津町金野)の境にまたがり、標高454.2m、頂上から三河湾を見下ろす眺望絶佳の山です。またがる地区それぞれの麓から登る8箇所の登山口があります。 \凝墜重仍蓋 ▲レンジロード登山口 スピード注意登山口 だ凝帖石山神社登山口 ジ洌罅θ幡宮登山口 μ善院登山口 Ч餾籠重仍蓋 長沢谷登山口 五井山に登ろうとする方の一助として、8箇所すべての詳細な登山情報をヤマレコの山行記録として記事にしています。 また、その山行記録へのリンクと、五井山に関する他の情報が掲載されたページがポータルとして開設してありますのでご覧下さい。 http://www2.gol.com/users/tad/goisan/goisan.htm --------------------------------------------------------- 五井山 登山八ヶ口 その3 スピード注意登山口 改1.1版 2016/8/6 三河湾スカイライン通行止め解除。断り書き削除 この報告では登山口の逆方面「スピード前衛登山口」もルート図に組み入れています。スピード注意登山口はルート図のS、スピード前衛登山口はルート図のGとなっています。 登山口 - [石積脇ガレ道] - [尾根道] - 北尾根登山道合流点 - 北尾根分岐点 - 林道横断 - 頂上 ■頂上へ最も楽に早く行ける。 登山口は三河湾スカイライン上です。八ヶ口のうちでは最も標高が高い場所からのスタートとなり、しかも途中下る箇所がどこもない効率コース。最も楽に早く頂上に達することができるスピード登山口です。登山ですのでどうしたって息を切らす場所はありますが、長くは続きません。他の道より少ない努力のうちに北尾根登山道合流点まで登り、それからは気分悠々、後は頂上まで歩くだけという旅程になります。 ただし、コースはあまり踏まれていません。経路が若干不明瞭な場所もあります。また、登山口から暫らくがほじれて石がゴロゴロした狭い道になり、急で、かなり歩きにくいのが欠点です。この箇所は滑らないよう慎重に歩を進めて下さい。慌てて走る真似でもすれば、ドカンと転倒して骨折です。ここ以外には不安な箇所はありません。 ■登山口から北尾根登山道合流点まで コースは五井山の北尾根まで登って北尾根登山道と合流します。合流点は北尾根分岐点の少し北側になるだけなので、そこまで行けばもう標高は稼いでしまったようなものです。 登山口からすぐに山道登りが始まります。入るとすぐ右手に石積みの筋が上方に伸びているのが見えます。誰が積んだのでしょうか。杉の植林がされている地帯で、山仕事の関係の人じゃないかと思われますが、大変な作業だったでしょう。石積みの右へ出て下さい。道はその右側に沿って沢場をまっすぐ上に登ります。結構な急坂です。雨のとき川になってしまうのが残念で、狭くほじれて石が露出し、かなり通りにくい道となっています。 石積み脇の道はほどなく終わり、普通の坂道となります。ハーハー言ううちに、平たい、別荘地を思わせるような杉林の台地となります。道が分かりにくい場所となりますが踏み跡をたどって進めば問題ありません。所々木に白テープの目印がしてありますのでそれも目処にして下さい。 あと、コースは左に曲がって尾根道を取ることになります。踏み跡通りに行けばいいです。ある程度の登りで再度息を切らした後、北尾根登山道合流点に到着します。 ■北尾根登山道合流点から山頂まで。 合流点を右に曲がります。じきに北尾根分岐点になります。この地点は八ヶ口のうち、1、2、3、7、8の五ヶ口が集約する、メッカです。あとは案内通り右へ曲がり林道をずれて横切り、行く手の歓声を聞きながら(誰かいれば)最後のハーハーで頂上です。 【スピード前衛登山口】 登山口の逆方面です。しっかりした道が存在します。「スピード前衛登山口」と名付けさせていただきました。林道長沢蒲郡線にスタート地点があります。 登山口 - [緩やかな巻き道] - スカイライン下 - トンネル - ガレ渡渉 - 土手降下 - スカイライン路肩 - [路肩歩行] - スピード注意登山口合流 スピード注意登山口はスカイライン上にあります。普通なら以前はもっと下から道が続いたと思えますよね。しかし、登山口の反対側は深い谷になっていてそれらしきものはなく、詳しい見極めもできません。消えてしまったのかどうか。 ないと思っていました。が、なおも頭の隅に留めながら五井山を歩くうちに、これだ!という道を発見しました。ほとんど知られていない道じゃないでしょうか。 登山口の谷場から西南の側(国坂峠方向)は逆に尾根になっていて、海側すら崖になった切り通しになっています。登山口からその尾根を越えた反対側に、崖と道路のはざまに突き当たって行き止まりとなっている道があるのを見つけました。結構広い道です。 山側にあるのが不思議です。とすると、スカイラインができる以前はこの行き止まり箇所からぐるっと迂回して尾根を取り、現在のスピード注意登山道となしていたということが予測できます。その際、現在スピード注意登山口のある場所へは出ていません。出る場所はもっと上、石積み脇の道が終了した場所、あるいはもっと先尾根道が始まる場所かもしれません。今、石積み終了箇所まで登ると右下方面へ山腹を巻いて行く廃れた道跡があります。ここかもしれません。石積み脇の道はスカイラインと既存道とを結ぶため後年作られたとの予測が立ちます。 この前衛道は広く、荷車か何かを通す意図でできたのではないかと思われます。今でも稀に誰かが歩くことがあるのでしょう、広い中に薄い踏み跡ができています。道は林道長沢蒲郡線上からスタートし、ごく緩やかに、徐々に高度を上げて斜めに走り、スカイラインの直下を通り、トンネルをくぐって山側に出ます。所々倒木があり朽木が多く荒れてはいますが通行に支障はなく、軽い気分、ウォーキングの心構えで歩行できる道です。 スピード注意登山口はたちまち頂上へ登ってしまうことのできる道です。多少手応えを持たせるために、この前衛登山口からスタートしてみるのもよろしいかと存じます。それでもなお早く頂上まで行くことのできる道になります。 ■トンネルを抜けてスカイラインの路肩に。少し歩いてスピード注意登山口合流。 前衛道の登山口では左斜めに道が伸びていますのでそこを入ります。林道を左下に見てごく緩やかに登り、途中沢水が被った場所を通ったりします。なおも行くと、木々の間に透けてスカイラインの擁壁が見えて来ます。スカイラインのすぐ下へ来ると、廃棄物が目に付きます。なおも進むと、やや右に曲がってトンネルへ入ります。 トンネルを抜けて進むと、正面が沢です。道は沢のガレを渡渉して左へカーブします。少し行って、道はそのまま行くと行き止まりになりますが、やや手前で左下へ降ります。印があって分かると思います。そこで降りてしまわないと高低差が増すし、その先は誰も通らないため雑木が生えて通りにくくなっています。 降りた所はスカイラインのガードレールの外側です。右に行くとガードレールの切れ目があります。あと、路肩を伝わって約100m行くと右にスピード注意登山口が来ます。 【スピード前衛登山口の逆方面】 前衛登山口の逆方向は尾根になっていて、そこには踏み跡があります。しかし、ある程度まで進むと踏み跡は不明瞭になります。強引に通ってしまえないことはないのですが、木やクモの巣が邪魔をして不愉快、登山道として語ることはできません。 いや、前衛登山道は広い道、この方は尾根上の踏み跡でして、続きのルートであると見るのは疑問です。前衛登山道が細い道を広くしたものであったなら別として。 そういったことはあるものの、麓からここまで登った道の跡は残っています。尾根を下ればもう一度林道を交差するのですが、そこにはコンクリートに足場があったり、廃園まで道ができていたり、一番下はオレンジロード登山口の200mほど西ですが、雑木で通れなくなった道の跡が紛れもなく存在します。 ではこの辺で。 |
その他周辺情報 | 登山口は三河湾スカイライン上となり、トイレはどこにもありません。スカイラインに入る前に用を足しておく必要があります。気が付けば、入り口の国坂峠の周辺はどこにもコンビニや売店がない所なので承知していて下さい。 スピード前衛登山口からの場合もトイレはありません。この場合は林道に入る前に蒲郡オレンジパークなどの店舗があります。 なお、五井山の頂上付近にいて、ご婦人方でどうしてもという事態があれば、国坂峠登山口へ少し下った所にある仲仙寺奥之院へ行って下さい。整備されていてトイレがあり、蛇口もあり、ありがたいです。お参りするのも忘れずに。 |
写真
撮影機器:
感想
これで「五井山 登山八ヶ口」の報告をすべて終了しました。お気付きの点があればコメントお待ちします。
今後コースなど状況変更があれば、私が対応できる限りに内容書き換え等対処したいと存じます。今後ともよろしくお願いします。
追記
「五井山 登山八ヶ口」の山行記録は登山案内のつもりで書きました。初期の考えでは自分のホームページにすべての記事を載せるつもりでいたのですが、ルート図を書いたり写真の引き当て等の方法がたいへんややこしく難しいので、ヤマレコの山行記録をお借りしたような形です。自分のページに登山八ヶ口のポータルを作ってそこから一括リンクするようにしました。
http://www2.gol.com/users/tad/goisan/goisan.htm
案内のつもりで書いたので、アクセスやコース状況の記事がやたらと長くて済みません。コースの詳細内容までは読み飛ばしていただければ結構です。実際のコースには道案内がないところが多いのでその場合は記事を読んで参考して下さい。
登山口ごとにスタートとゴールを完結していますが、実際の山行には各登山口のコースを組み合わせていただいたり、他の山への縦走なども行なっていただければ結構です。
改1.1版 2016/8/6 三河湾スカイライン通行止め解除。断り書き削除
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