一人ダイトレ大会:当麻寺〜紀見峠
- GPS
- 10:48
- 距離
- 34.6km
- 登り
- 2,692m
- 下り
- 2,583m
コースタイム
- 山行
- 9:53
- 休憩
- 0:57
- 合計
- 10:50
天候 | 晴れときどきくもり |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
帰り:南海紀見峠駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
●危険箇所はとくになし ●竹内山の先で少し道が削れてしまっている箇所があります |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
地図(地形図)
コンパス
ヘッドランプ
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
サングラス
タオル
カメラ
|
---|---|
備考 | 持っていけばよかったもの:トレッキングポール |
感想
秋のダイトレ大会が不本意な結果に終わってしまったため、歩き方を変えたらどうなるかの実験山行をしてきました。秋の大会では周りにつられてオーバーペースで二上山に突っ込んでしまい、あっけなく足が終わったので今回はマイペースを守って歩くことにします(一人ですしね)。
来春の大会に再挑戦するかもしれないので、春の大会に準じたコースにします。春は秋とは少し異なり、スタートがゆうあいステーションになり、祐泉寺から岩屋峠に直行し、万葉の広場を経由して竹内山へ向かいます。
出発は6:40としました。大会のスタート自体は6:30ですが、トレランや速い人たちにつられないよう先に行ってもらってから、10分後に歩き出すという想定です(細かいですがw)。
問題は関門。とくに金剛山CP(ちはや園地)の14:00をクリアできるかどうかが私にとっては大きなポイント(春の大会は14:30)。また、春の大会では行者杉にもCPが設けられ、そちらの関門時刻は16:00と、これもけっこう厳しそう。マイペースではたして間に合うのかどうか。もっとも、それ以前にそもそも葛城山より先にへ進めるのかどうかが最大の問題だったりするのですが汗。
さあ歩き始めようというときになって重大なミスが判明。なんと、トレッキングポールを忘れてきてしまった! 完歩対策としてせっかく導入したのに、完全に忘れてました。どうもまだ習慣づいていないようです。トレッキングポールがあれば何とかなるかと期待していたのに、結局ポールなしで歩くことになっちまいました。間抜けすぎるぞ、俺!
マイペースを守ったせいか、葛城山近くまでわりと順調。いよいよ葛城山手前のラスボス階段軍団が出現しました。前回はヒイヒイになってしまって、足を一段一段持ち上げるだけで精一杯でしたが今回はどうか? お、わりと上がるじゃん! ポールがないのに前ほど足が動かないということはありません。ほくそ笑んでいるうちにラスボス階段軍団終了。あれ、もう終わりなの?と、こんどは急におごり高ぶる私w
葛城山CPには10:45に到達。前回は11:12着だったので、なんと、ほぼ30分速いペース! やればできるじゃないかw 急がば回れとはよくいったもので、結局のところ、初めからマイペースで歩いたほうが速く、かつ、体力的筋力的にも楽だということが判明しました(いまさらですが)。
葛城山でおにぎりとバナナを投入してから(相変わらずの組み合わせ)さらに進みます。今回一つ確認しておきたかったのは、葛城高原ロッジから水越峠まで私の足でどれくらいかかるか。1時間ぐらいかなと思っていましたが、実測で35分ほどと意外に短時間で下りられました。
しかし、この下りで問題発生。なんか途中から右足先に痛みが。はじめは下りのために靴のなかで爪先が詰まるせいかと思っていましたが、どうもそれだけではなさそうで、右足を踏み出すたびにピリッと痛みが走ります。
そのまま押し切ろうかとも思いましたが、痛みはどんどんひどくなるばかり。水越峠まで下り、金剛の水まで行ったらテーブルとイスがあるので、そこで靴を脱いでチェックしてみることにしました。
金剛の水に到達し、ちょっと面倒くさかったのですが、靴を脱ぎ、靴下も脱いだら、なんと足先が血まみれ!(⇐ちょっと盛ってます) うわ、なんだこれは⁉ こりゃ痛いはずだ。よく見たら、中指の爪が人差し指に刺さっていました(-_-;)。どうやら、こないだ爪を切ったとき、角が立っていたようです。バンドエイドで応急処置をしますが、そのあいだに通りがかった人が不審そうに見ていく。。。幸い応急処置で足が痛むことはなくなりました。
カヤンボから旧パノラマ台までと、郵便道分岐の手前の登りであえいでから、ちはや園地に13:30に到達。マイペースキープで14:00のリミットに間に合いました! 足が疲れたので、ここで大休止。おにぎりとバナナを食し(またこのパターン。なお、おにぎりとバナナはこれで品切れ)、ついでにエナジージェル1個を投入しました。
十分に休憩したあと再出発。伏見峠を14:00頃通過。このあいだこの道を歩いたときには伏見峠から紀見峠駅まで4時間かかりました。ということは、到着予想時刻は18:00。ヘッデン使用確定です。
この先の難所は久留野峠からの登り返しで、やはり急な階段が待っています。が、逆にいえば、それさえ乗り切れば、あとは何とかなるはず。とはいえ、膝が痛くなる持病が出たりしたら、今日は暗くなるので厄介なのですが。
久留野峠に到達。さあ、問題の登り返しの階段です。一段一段登って行きます。が、思ったほど苦しくない。足もそれなりに動いてくれます。意外といけそう、ということで、そのまま勢いで登り切りました。どうやら、ちはや園地で十分休んだのが奏功したようです。つまり、「マイペース+休憩」が大事なのだと改めて認識した次第。
次の課題は行者杉に16:00までに着けるかどうか。やってみなければわかりませんが、マイペースは崩しません。あせって飛ばして足が終わっては何の意味もありませんからね。
結局、行者杉には15:30に到達。伏見峠から思ったより時間がかからずにすみました。これで関門はすべてクリアしたことになります。やれやれ。ここから先はのんびりと歩くことにしよう。
と考えて、面白いことに気がつきました。このあいだこの道を歩いたときには、日没が気になって行者杉から先を急ぎました。ところが、ハナから日没覚悟の今日はここからゆっくり歩こうという気になっているのです。おかしな話ですが、人間心理とはそういうものかもしれません。
杉尾峠、タンボ山と歩いていると、朝に二上山を歩いていたのが別世界のことのように感じられてきます。16:20からヘッデン点灯。暗くなってから足が痛くなるとか、膝が痛くなるとかが出たらイヤだなと思ってましたが、そんなこともなく、17:30頃、無事にゴールの紀見峠駅へ到着することができました。当麻寺から紀見峠まで歩き通せたわけで、自分でもちょっと意外です。バンザイ♪
今回はいろいろな教訓を得ることができましたが、一番大きいのは「マイペース」が結局はベストだということ。人にはそれぞれというものがあって、無理をして周囲に合わせても所詮は付け焼刃にしかならない、ということですね。
そんな人生訓めいたことまで教えてくれたダイトレの山々に合掌です!
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