冠雪後の針ノ木サーキットへ
- GPS
- 12:50
- 距離
- 21.9km
- 登り
- 2,339m
- 下り
- 2,352m
コースタイム
- 山行
- 11:21
- 休憩
- 1:29
- 合計
- 12:50
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年11月の天気図 |
アクセス |
写真
感想
アルプス方面は先週末に降った雪で白くなってきた、今週末で扇沢線も冬季閉鎖を迎える。という事で9月以来久しぶりにshinさんを誘い、駆け込みで彼女の希望する、(自分一人だとこの時期絶対に行かないであろう)扇沢から針ノ木サーキットを周る計画を立てました。
とは言え天気が気になるところ、当日までB判定のまま突っ込むことに。
ガラ空きの駐車場に着いた時は満点の星空、これは期待が持てるかも、準備している間に1台後続車が上って来たのみで他に登山者の姿は見られない。
時計回りにするか逆にするのか駐車直前まで決まらず、結局下りの事を考え時計回りで出発することに。
針ノ木岳は過去4回登頂したが針ノ木沢を登るのは2回目、前回は2016年の事だ、当時大学生だった長男と登ったのが最初、その後3回は全て七倉からだ。
歩き始めると程なくして雪が現れたが、峠までは大した積雪量は無く途中からチェーンスパイクのみで登ることが出来た。
新しい足跡があったので先行者がある様だが、中々姿は見られない。
針ノ木沢に出た辺りでかなり上方でヘッデンらしい光が見える、最初星かと思ったがやはりヘッデンの光だった様だ、この後渡渉地点で我々も迷ったのだがきっと彼もその辺りでウロウロしていたのだろう。
自分の中ではずっと左岸を登り詰めるのかと勘違いしていたが、一旦右岸に渡り最終的に左岸に移動するのが本来のルートの様だ。
峠に登る最中、寒さと積雪の事が気になり既にサーキット周回は諦めかけていた。
峠に乗越すと先行者が小屋の陰で身支度を整えていた、彼は蓮華岳に向かう様だ。我々もチェーンスパイクからアイゼンに履き替え針ノ木に向け出発、トラバースルートの途中で先行者5名パーティーを発見、最後の急登で追い抜き本日トップ登頂を果たすも、寒さと微風ではあったが冷たい風でガタガタ震えが止まらない状態。
慌てて風を凌げる場所に移動しダウンを着込む。
shinさんにカイロを貰い寒さと手の凍えが収まり絶景を堪能する、ここまで積雪量が大したことが無かったため、取り敢えずズバリ岳までは行って見ようという事になり、更に先に進む。
順調にズバリ岳に登頂し、この頃には太陽の日差しを受け大分暖かくなってきたので周回可能と判断し更に先に進むこととなる。
雲海の上に聳える名峰に胸が震えるほどの感動を貰いながら次々にピークを越えていくのだが、北に進むにつれ想定外の雪の深さに加え、雪の重みでハイマツが登山道に覆いかぶさり、ハイマツの枝を踏んで上を歩かなければならない状況に。
新越山荘を過ぎると更に雪が深くなり、岩小屋沢岳の辺りでついに力が尽き、このまま進めず下山出来なくなるのではないかと恐怖を感じる程に。
そこでshinさんにラッセルを交代してもらい、彼女の力強くパワフルなラッセルのお陰で何とか体力の消耗を抑え、種池山荘が見える所まで到達した時には心の底から安堵することが出来ました。
過去4回の山行ではガスに覆われ全景を観ることが出来なかったのだが、今回やっと雲海に浮かぶ絶景を堪能することが出来た。一緒に苦しい思いを乗り越え、感動を共にしてくれたshinさんにはとても感謝です。
種池山荘までの最後の登りは感謝の気持ちで再びラッセルを交代して無事に山荘まで帰還する事が出来た、爺ヶ岳への登山者はそこそこあった様だが、既に全員下山済みで誰にも出会う事は無かった。
夏山でも大変な針ノ木サーキットを雪山で行っちゃうなんて流石です。
お疲れ様でした!
まいどです。
やはりこの時期、状況判断をしっかり確認して進むべきです。
安易に突っ込むと痛い目に遭うので・・・お互い気を付けましょう。
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