恵那山（前宮コース）〜富士見台縦走

2024年11月24日(日) ~ 2024年11月25日(月)

• GPS: 11:04
• 距離: 30.5km
• 登り: 2,613m
• 下り: 2,410m

コースタイム

1日目

• 山行: 4:44
• 休憩: 1:03
• 合計: 5:47

距離 12.3km 登り 1,946m 下り 404m

8:45 恵那山ウェストン公園
8:57 9:16 恵那神社
9:29 9:34 前宮ルート登山口
9:55 10:03 対東沢
11:16 枯大桧
11:27 11:28 中の小屋跡
12:17 空峠
12:25 物見の松
12:34 行者越
12:45 12:46 空八丁
13:25 13:26 一乃宮社
13:35 13:36 恵那山前宮ルートと神坂峠ルート分岐
13:51 13:55 恵那山
13:56 14:18 恵那山頂避難小屋
14:25 14:26 恵那山一等三角点
14:32 恵那山頂避難小屋

2日目

• 山行: 5:45
• 休憩: 0:22
• 合計: 6:07

距離 18.2km 登り 667m 下り 2,005m

6:55 恵那山頂避難小屋
6:57 6:58 恵那山
7:13 恵那山前宮ルートと神坂峠ルート分岐
7:51 7:58 テングの頭
8:05 テングナギ
8:16 8:18 こだまエリア
8:38 大判山
8:54 ウバナギ
9:18 鳥越峠
9:43 千両山
9:58 9:59 神坂峠
10:07 10:09 萬岳荘
10:22 10:24 神坂小屋
10:40 富士見台高原
10:48 神坂小屋
11:07 神坂山
11:22 11:23 萬岳荘
11:42 一本立
11:54 富士見台高原口
12:34 12:40 神坂神社
13:01 東山道・園原ビジターセンター はゝき木館
13:02 ゴール地点

天候

両日とも晴天。ただし寒波で気温は冷え込み。風は強くなかった。

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

（行き）中津川まで東京より高速バス。中津川駅よりウェストン公園行き。
（帰り）昼神温泉から飯田へローカルバス。飯田から東京へ高速バス。

コース状況／危険箇所等

この時期は霜がはしって山頂付近は結構、滑りやすくなる。そのほか良好なコンディションだった。

その他周辺情報

昼神温泉にて日帰り入浴できる。前泊で中津川の中山道宿場町ウォーキング、苗木城を観光する。

写真

11/24 8:04

中津川駅。恵那山行バスを前日まで平日ダイヤで見てしまっていた。この日は日曜で始発も8時台で遅かった。

11/24 8:36

恵那山登山口ウェストン公園バス終点。乗客は私のみ。

11/24 8:37

もう霜が走っていて、ひんやりとする。

11/24 8:40

ウェストン公園に到達。イメージとは違って人っ子一人いない。キャンプ場もあったようだ。

11/24 8:40

ウェストン像

11/24 8:40

恵那山へのぼったのは1893年である。約130年前と聞けばさほど昔でもないか、という気がした。宣教師が生業なので登山家としての実力があるわけはなかったらしいが、前宮ルートで今よりも整備されてなかったであろうから、なかなか達者であったのだろう。

11/24 8:57

とことこ道路を伝って恵那山神社へ

11/24 8:59

11/24 9:03

林道ゲート前。令和元年に熊被害ありました、前宮ルートは上級者向けです、なんて注意喚起がしてある。ここでしっかり握り飯2つを平らげて心身を整える時間を持つ。

11/24 9:29

舗装路を進むと登山口へたどり着く。まっすぐ行ってしまったが、保護色で案内板が登山道はこちらと右に矢印があった。沢を木橋で渡る。

11/24 9:35

右手をみるとこんな感じ

11/24 11:15

11/24 11:27

昔、中の小屋というのがあった跡らしい

11/24 11:56

霧氷が笹に

11/24 11:56

11/24 12:10

気温計は4度を指しているが、さほど寒さを感じない。
これは樹林帯だから空気の層がたまって逃げずだからと思う。夏は蒸し暑いが冬場は助かる。風もなかったが、あっても樹木が防波堤になってくれる。

11/24 12:17

11/24 12:24

あれが恵那山だよな

11/24 12:32

11/24 12:37

11/24 12:40

樹氷が葉っぱの形状でこのような形になるのかなと思ったり。太陽がでてたので結構バサバサ雪が溶けて落ちてきていた。

11/24 12:41

笹の葉からそのまま落ちてきたのかしら？

11/24 12:47

11/24 12:47

11/24 12:59

11/24 13:02

たしか20合目を山頂としているのだったかな？

11/24 13:11

こけしも

11/24 13:17

山頂付近には雪道が

11/24 13:25

11/24 13:31

一宮。ここまでくればあと少し。

11/24 13:35

前宮ルートの分岐。

11/24 13:38

山頂につれ、樹氷もゴージャスに。これも見たかったので満足。

11/24 13:38

11/24 13:39

11/24 13:55

恵那山避難小屋へ到着

11/24 13:56

すこし離れてトイレ。冬季も水洗ではないトイレは普通に使えます。

11/24 14:24

避難小屋から少し足を延ばして恵那山山頂へ。

11/24 14:24

11/24 14:25

11/24 14:37

避難小屋へもどり、裏手の岩場をのぼったら絶景スポットがあるとの案内があって登ってみる。

南アルプスの山々が見えます

11/24 14:37

11/24 14:48

この時間帯で小屋の中は3度。普通に寒い。ここで寝れるかなーと不安に。

11/24 14:52

薪と薪ストーブあり、しかし非常時用のみ、と張り紙があります。点け方もわからんしね。

11/24 16:21

11/24 16:22

小屋の中は雨戸をしてあって光が差さず今は暗闇状態。そのため、寒いが玄関口のところで扉を開けて主に食事や着替えの用意をする。

11/24 16:24

水場は黒井沢登山道への300mとあるが、次の写真のように枝で通路が阻まれ利用禁止になっているので汲みにいけなかった。これを見越して水はたっぷり持ってきた。

11/24 16:25

今は利用禁止です。

11/24 17:36

夜は缶詰博士考案のサバカレー＆豆乳＆塩むすびでおじやで〆。これは抜群に良かった、冷えた身体も温まる。ボリュームもあるのでナイス。

11/24 17:40

〆の塩おむすび

11/24 17:54

フラッシュをたいてとった写真。ベンチと毛布で簡易ベットを作った。これはよかった。床から冷えてくるから。窓口や壁からもなるだけ距離を取って極力冷気を避ける。防寒着をきまくってなんとか寝れる状況を作れた。しかし寒さが気になり熟睡できるレベルではなく、やることもないので夜を取ってすぐに横になった。
他に寝袋とかもあって管理する人用？忘れ物？かわからないが毛布は据え置きのものだろう。非常にありがたかった。布団はない。

11/25 5:48

これはマイナス1度だが、少し前にマイナス2.8℃になってるのを見た。

11/25 6:50

5時くらいに支度と朝食の準備を始めたが寒さではかどらず結局2時間近くもかかった。
ヘッドランプをかなり消費したのもあって、今日は朝が明けていこうという風に思い、自分にしては遅い出発。

11/25 7:29

結構山頂付近はこのような積雪があり見た目に反して結構滑る。用心してくだったがそれでも何度も滑った。

11/25 7:48

こちらはあまり聞きなじみのない山名が並ぶ

11/25 7:52

11/25 7:53

11/25 7:53

11/25 8:05

11/25 8:06

11/25 8:06

11/25 8:16

特になにもこだましてはいなかった

11/25 8:29

11/25 8:38

11/25 8:55

11/25 8:55

11/25 9:18

11/25 9:41

千両山。山と高原地図ではパノラマ山頂と書かれてある。非常に見通しがよく気持ちいいスポット。

11/25 9:42

周辺を

11/25 9:42

ぐるりと

11/25 9:44

撮って

11/25 9:44

みる

11/25 10:07

萬岳荘。もう小屋じまい。別スケジュールで管理人さんへ電話かけたが一向につながらなかった。冬季も一部の部屋は予約の上で利用可能のよう。

11/25 10:22

神坂小屋

11/25 10:23

このくらいの標高なら寒くはないのだろうか。床に雑魚寝だが毛布が置いてあった。

11/25 10:24

そのちょい上に神坂小屋その2。こちらは休憩小屋かな？

11/25 10:28

11/25 10:34

11/25 10:34

11/25 10:34

11/25 10:34

11/25 10:34

11/25 10:35

11/25 10:35

11/25 10:36

11/25 10:36

11/25 10:37

11/25 10:37

11/25 10:37

11/25 10:37

11/25 10:38

11/25 10:38

11/25 10:38

11/25 10:39

11/25 10:40

11/25 10:42

11/25 11:06

神坂山。この周辺は藪が生え放題で結構な藪媚を強いられる。萬岳荘の脇に降りる道があるが同様に藪漕ぎがすごい。

11/25 11:06

11/25 11:07

どういういわれかわからないが、同級生だったので思わずパシャリ。

11/25 11:23

萬岳荘へ降りてくる。水場は炊事場のことと思うが元栓は締められていた。

11/25 11:55

萬岳荘から麓の神坂神社へ抜けるためにはまだもう少しあるく。古代中山道というものを下っていく。もう足もきついし、カラマツコース一択で。

11/25 12:40

神坂神社へ降りて古代中山道の紹介看板

11/25 12:43

ここで子熊に遭遇。時間にして6秒ほど。右からとことこずんぐりした丸い黒いもの、あ、熊、と認識した瞬間左の急斜面をビュンと駈上ってすぐに視界から消えた。この傾斜を駆け上る身体能力、やはり熊はすごいななんて思ったり。熊初遭遇であった。

11/25 12:53

11/25 12:55

11/25 13:02

東山道園原ビジターセンターまで道路歩き。ログはいったん切った。ここから昼神温泉まで結構な歩き。ここにはバス停があり地域バスで本数は少ないが、昼神温泉行きがあるようであった。おそらく30分前とかに行った感じであった。

11/25 13:31

飯田方面へそのはら高速バス停の時刻表をみたが、そのはらでは乗車できないとのことで、やはり昼神温泉まで歩くしかない。

11/25 13:53

そのはら高速バス停前にある食事処兼おみやげや。信州名物ソースカツ丼おいしかった。なにげにお茶がうまく冷たい水を飲むとしゃっくりでるので、熱いお茶はいいかもしれない。

11/25 15:12

阿智ベースの昆虫食の自販機！

11/25 15:18

昼神温泉郷

11/25 15:22

平日ダイヤと休日ダイヤを間違えていて、到着時余裕があったのに入浴をあきらめたものの、平日は最終がまだあるので、帰りのバスも予約しなおして入浴できた。

11/25 18:27

昼神温泉から飯田駅まで渋滞などもあり到着時間を20分はすぎて到着した。飯田駅は光岳へのアクセスになっていてきっとまたくるであろう。

撮影機器：

OPPO Reno5 A OPPO

装備

個人装備

長袖シャツ ソフトシェル タイツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 日よけ帽子 着替え 靴 昼ご飯 行動食 飲料 ハイドレーション ガスカートリッジ 地図（地形図） ヘッドランプ ファーストエイドキット ロールペーパー 携帯 時計 サングラス タオル シェラフ

備考

恵那山避難小屋が冬場は雨戸を閉めており日中でも真っ暗だったので、ヘッドランプでは心もとない。テント用のライトがあればきっと重宝した。

感想

山オールドボーイ

このところ縦走ばかりだったので、たまには単山ということで恵那山がいいだろうと目星をつけて何回かバスや宿の予約がとれなかったりの末の山行であった。
だがその先の富士見台もよさそうで、結局縦走と相成った。
あまりやる人は居ないであろうが、やはりそれらをつなぐルートの発想はあるようで、「恵那山ー富士見台縦走路」という道標からそれが伺えた。
天気予報は両日晴れだが寒気が強く、前後の日に比べ、急激に冷え込む予想で1泊目の恵那山避難小屋泊がひとつのポイントになると思っていたが、夜間に小屋内で−2.8 ℃であった。tenki.jpで標高別気温を事前にチェックしており、想定内範囲だったので、とにかく防寒着をもっていって重ね着作戦で、この難儀な夜を凌ぎきった。
寒くて一睡もできないということはなかったが、普通に寝るには冷気が気になり、眠りは浅く、何度も夢から覚めて長い夜明けを待つという夜を過ごした。
18時には暗くなり、星々もすでに出ていた。空も近く美しい眺めであったがいかんせん、寒くのんびり外で過ごすことはできなかった。
前宮コースはやはり色々言われるだけあって、ほとんど登りのえぐいコースで1600mほど登っていくわけなのできつくないはずはない。
防寒着を詰めに詰め、道中の水場のなさの心配もあり、たっぷり持ってきたので、ザックも13kgは登り時にはあったはずでそれも枷となり、それなりに疲労した。

2日目の富士見台への縦走もほどなく終えて無事山行終了。
写真コメントにもかいたが、神坂神社に降りてすぐの一般路で初めて子熊に遭遇するというアクシデントもおきた。
また霜道で下りがすべりやすくなっており、段差のあるところで盛大に前面へ投げ出され地面にたたきつけられたが、右ひざを打っただけで歩行に支障もなく、事なきを得たのも運がよかった。

あとは、やはり帰路は高山バスやロープウェイなどが走っているシーズン中の方が萬岳荘で終了できるので全然楽だった。
オフシーズンのため、そこから古代中山道からさらに昼神温泉までの車道歩きは苦行でしかなく、無駄に足を疲れさせるだけで、小屋泊ももっと楽であろうし、もう少し早めにいくことをお勧めしたい。