【三顧作戦】曇天覚悟もそこそこ晴れた武奈ヶ岳【丁33.7】

2024年12月01日(日) [日帰り]

• GPS: 04:42
• 距離: 14.9km
• 登り: 1,434m
• 下り: 1,428m

コースタイム

日帰り

• 山行: 4:26
• 休憩: 0:42
• 合計: 5:08

距離 14.9km 登り 1,434m 下り 1,428m

10:00 葛川市民センター駐車場
10:03 10:04 トイレ
10:06 坊村
10:10 登山口
10:32 RP御殿山１
10:50 RP御殿山２
10:56 冬道分岐（下手）
11:01 RP御殿山３
11:10 RP御殿山４
11:11 11:12 冬道分岐（上手）
11:20 11:21 御殿山
11:24 ワサビ峠
11:30 11:31 西南稜1120ｍ地点
11:47 12:16 武奈ヶ岳
12:24 コヤマノ分岐
12:27 パノラマコース分岐
12:31 12:32 コヤマノ岳
12:33 コヤマノ岳標識
12:43 中峠
12:49 シャクシコバの頭
13:18 月見巖
13:32 小川新道分岐
13:40 13:42 渡渉地点
14:12 牛コバ
14:17 口ノ深谷 入口
14:21 伊藤新道出合
14:27 14:29 三ノ滝
14:49 明王谷林道ゲート
14:53 奥ノ深谷分岐
14:55 14:57 明王院
14:58 奥ノ深谷分岐
15:00 15:02 地主神社
15:06 坊村
15:08 葛川市民センター駐車場

天候

武奈ヶ岳山頂までは晴れ間多い。登頂以後はどんどん雲が増えて下山時には完全曇り

アクセス

利用交通機関：

自家用車

坊村の葛川市民センター
グーグルマップで駐車場とされているところは比良山荘専用駐車場或いは有料駐車場

コース状況／危険箇所等

西南稜御殿山コースは初っ端から急登。傾斜が落ち着いたと思う間もなく第二急登。登り切ったら御殿山かなと思ったらまだ先だったということが相次ぐ。
武奈ヶ岳からコヤマノ岳経由の下山コースは藪濃いめ、道不明瞭、荒れ気味の急坂。なんとなく下りに使うのは危なそうと計画時に思ってはいたものの、日の差しているうちに武奈ヶ岳に登頂したかったので、そこはリスクを取った。

写真

12/1 10:05

今回は曇天をおして武奈ヶ岳を歩く。曇ってはいるが風は穏やかで年内最後の機会かもしれない。

12/1 10:09

グーグルマップで登山口駐車場となっている所の様子を見に行ったら、比良山荘専用駐車場の看板があった。

12/1 10:11

道路の反対側には有料の駐車場。「無料」という書き込みをよく見るが、はて？

12/1 10:15

明王院の前を過ぎて入山。

12/1 10:21

入山初っ端から急登。

12/1 10:25

お、予想外に日の光が差すじゃあないか。

12/1 10:39

おかげで紅葉も映える。

12/1 10:40

道中倒木が多いが適宜処理されている。

12/1 10:48

12/1 10:50

第二急登。この岩場の手前で男女カップルが休んでいた。男は山側で休んでいたが、女が谷側でしゃがんでおり、若干邪魔だった。

12/1 10:55

メインルートですら踏み跡が隠れるほどの落ち葉の堆積。これがマイナールートだったらどうなるだろう？

12/1 10:59

これが御殿山か？と思ったが違った。

12/1 11:01

冬道分岐

12/1 11:07

積雪期ルートは尾根を直登、無雪期ルートは沢を昇っていく。

12/1 11:17

冬道分岐（上手）から展望を得る。雲は多いが、予想外に青空も見える。

12/1 11:17

御殿山直前は緩やかな登り。

12/1 11:26

御殿山

12/1 11:26

御殿山からは濡れて滑りやすそうな急降下。

12/1 11:29

ワサビ峠

12/1 11:34

岩の露出した坂道を登っていく。

12/1 11:35

何と書いてあるのかわからないが、西南稜1120m峰かな？

12/1 11:36

展望の良い稜線歩きになった。

12/1 11:38

晴れ間の差した武奈ヶ岳

12/1 11:42

ここまで晴れてくれるとは。

12/1 11:43

雲の高度もそこそこあるので、周囲の山も見渡すことができる。

12/1 11:44

南側は白滝山か。

12/1 11:52

武奈ヶ岳山頂到着。

12/1 11:53

武奈ヶ岳山頂から琵琶湖方面。

12/1 11:55

西の京都側。

12/1 11:57

北東は高島市街。

12/1 11:57

対岸は長命寺山、手前は沖島。

12/1 12:03

京都側から冷たい風が吹きつけるので、皆さん滋賀県側の斜面で休む。

12/1 12:04

釈迦岳かな？

12/1 12:07

これだけ晴れてくれたらもう多くを望むまい。

12/1 12:09

山頂でほとんど最後の晴れ間。

12/1 12:22

もう一晴れ間を期待したが、雲が濃くなる一方なので下山開始する。

12/1 12:23

帰りはコヤマノ岳経由。武奈ヶ岳山頂からの下り当初は足元がボロボロして歩きにくい。

12/1 12:27

深く抉れたキワッ際を進む。

12/1 12:28

足元は軽いぬかるみ

12/1 12:29

コヤマノ分岐

12/1 12:32

こっちはパノラマコース分岐か。

12/1 12:37

コヤマノ岳から釈迦岳と琵琶湖

12/1 12:38

ピーク部から降りてきたところにコヤマノ岳標識

12/1 12:39

金糞峠の方に向かう道と間違えないようにしないといけない。

12/1 12:48

中峠

12/1 12:50

琵琶湖対岸の彦根

12/1 12:54

シャクシコバの頭の辺り

12/1 12:58

木の小枝が道に張り出して体にバシバシ当たる。落葉期でよかった。葉が付いていたら道がいよいよわかりにくいところだった。

12/1 12:59

曇天下でもモスグリーンに映える苔

12/1 13:02

トラロープの張ってある所が下降点。右に折れて下っていく。

12/1 13:05

こ、これは！いよいよ危険度が増してきたな。

12/1 13:10

急に展望が開けたなぁと思ったら、

12/1 13:11

崩壊地だった。

12/1 13:14

急坂をガシガシ下っていく。

12/1 13:19

道が明瞭な所と不明瞭な所の差が激しい。

12/1 13:23

これが月見巖かな？月見はできそうにないけど。

12/1 13:23

沢を下っていく。

12/1 13:29

岩から水がにじみ出ている辺りで道は沢を離れていく。

12/1 13:32

綺麗な沢だなと思ったあなた！水をたたえた沢がハッキリと姿を現したら道を外れています！

12/1 13:34

その後も踏み跡不明瞭（他に誰も歩いていない！）な区間が続き緊張感マックス。時間に余裕が無ければ足を伸ばしていなかったろう。

12/1 13:37

小川新道分岐まで下る。

12/1 13:39

そこから先は緩やかな道が続く。

12/1 13:40

時折藪が煩い。

12/1 13:43

沢の向こうにもピンクテープがあって紛らわしい。私が道を外れているわけではないが、らくルートを見ると沢の先にも足跡が付いている。

12/1 13:45

渡渉地点は沢幅が広く水量も多い。

12/1 13:45

対岸の岩に飛び乗ったら濡れた箇所で右足が軽く滑り、必死でしがみつく。

12/1 13:47

よく見たらもう一か所ロープの張ってある場所あった。

12/1 13:48

こんな所に落ちたらただでは済まない。

12/1 13:51

崖っぷちの狭い道や崩壊地跡など緊張を要する区間が続く。

12/1 13:54

苔生した岩ゴロゴロ。

12/1 13:56

曇天下だと午後2時前にして早くも薄暗くなってくる。

12/1 14:17

最後は若干道を外れて牛コバに下る。

12/1 14:17

薄暗くなった分、カラフルな紅葉が映える。

12/1 14:17

沢筋の道がどうなっているか、三嶺のようにぐっちゃぐちゃに荒れていたらどうしようと不安だったが、旧林道のようで安心した。

12/1 14:18

安全な所からは沢滝も安心して見られる。

12/1 14:22

口ノ深谷入り口

12/1 14:23

清々しい沢の碧。

12/1 14:26

伊藤新道出合

12/1 14:27

舗装路になった。もう足元も安心だ。

12/1 14:28

と思ったが、道の状況を見るにまだ安心はできない。

12/1 14:28

覺照水

12/1 14:32

三の滝に下っていく。

12/1 14:33

おお〜、白〜い、ふっと〜い。

12/1 14:34

滝つぼにザックのようなものが浮いていた。もしかして人も浮いていたら嫌だなと思ったが、さすがにそれは無し。

12/1 14:40

二の滝、一の滝もあるのだろうが、降りていく道は無し。

12/1 14:42

武奈ヶ岳への関門のような岩の切通

12/1 14:43

切通からは完全舗装路。

12/1 14:56

道の状態も良くなったので紅葉を楽しむ余裕も出てくる。

12/1 14:57

明王谷の紅葉

12/1 14:58

下山。比良山系は今年死者は出ていないが、遭難件数、負傷者は前年比増。死者が出ていないのもたまたまかもしれない。下山路は落ちたら重傷以上という箇所ばかりだった。

12/1 15:00

予想以上に素晴らしい山行の御礼に明王院に参拝。

12/1 15:04

地主神社にも参拝。前回登山口で撤退したが、2度目のトライで山行完遂できた御礼。

12/1 15:13

最後にまた太陽が顔を出した。

12/1 15:14

葛川市民センターに帰着。

撮影機器：

DSC-WX500 SONY

感想

narodniki

今年は武奈ヶ岳へ向かうこと三度。1回目は平日に出町柳駅からバスで向かおうとしたが、土休日しか運行しておらず撃沈、2回目は登山口まで来たものの予想外の雨で登山口で撤退。
そうこうしているうちに季節は冬となり、北側の稜線には日本海側から雲が流れ込むようになってしまった。そんな中気候が比較的穏やかでこれが年内無雪期山行最後のチャンスかもしれないと曇天覚悟で三度目の正直山行。
山と天もその思いに応えてくれたのか、山頂到達まで十分に陽光と青空を与えてくれた。この恩寵にはただただ感謝あるのみ。