宮之浦岳＆永田岳（淀川～白谷雲水峡）ハードルが多い分、達成感大！

2024年12月01日(日) ~ 2024年12月03日(火)

• GPS: 15:21
• 距離: 26.7km
• 登り: 1,702m
• 下り: 2,334m

コースタイム

1日目

• 山行: 0:51
• 休憩: 0:01
• 合計: 0:52

距離 2.8km 登り 211m 下り 69m

14:43 紀元杉
14:43 14:44 紀元杉バス停
14:53 町道淀川線 車両通行止めゲート
15:04 淀川登山口
15:35 淀川小屋

2日目

• 山行: 6:48
• 休憩: 1:34
• 合計: 8:22

距離 12.1km 登り 1,055m 下り 981m

6:17 淀川小屋
7:20 7:21 展望台
7:25 7:29 小花之江河
7:36 7:58 花之江河
8:10 8:11 黒味岳分かれ
8:28 投石平
8:35 投石の岩屋
9:42 栗生岳
10:05 10:31 宮之浦岳
10:48 10:53 焼野三叉路
11:36 11:50 永田岳
12:34 12:49 焼野三叉路
13:23 13:29 平石
13:52 坊主岩
14:39 新高塚小屋

3日目

• 山行: 5:13
• 休憩: 0:52
• 合計: 6:05

距離 11.8km 登り 436m 下り 1,284m

6:22 新高塚小屋
7:18 7:19 高塚小屋
7:27 7:51 縄文杉
8:18 大王杉
8:26 8:27 水場
8:50 8:58 ウィルソン株
9:20 9:21 大株歩道入口
10:08 小杉谷山荘跡 トイレ
10:12 10:13 楠川分れ
10:55 11:06 辻峠
11:19 11:20 苔むす森
11:31 11:32 白谷山荘
11:56 11:57 さつき吊り橋
12:19 12:21 飛龍おとし
12:27 白谷広場

天候

12/1（日）曇時々小雨
12/2（月）快晴
12/3（火）晴

アクセス

利用交通機関：

バス 飛行機

【リムジンバス】千葉自宅近くのバス停5:05→5:50羽田空港
【飛行機】
羽田空港6:30→ANA619→8:30鹿児島空港10:30→ANA4331→11:10屋久島空港
屋久島空港11:38→バス460円→11:56警察署前
【種子島・屋久島交通】安房港13:32→バス1260円→14:37紀元杉

コース状況／危険箇所等

【アプローチ】
・紀元杉～淀川登山道入口：車両・歩行者共に通行禁止（https://yakukan.jp/）
　→至近のヤマレコ記録を踏まえ慎重に通過
【登山道】
・観光客を前提にしているのか？良く整備されている
・冬期は凍結した木道での転倒に注意（尻もち1回）

その他周辺情報

【日帰り入浴】「縄文の宿まんてん」1400円
【コインランドリー】「SOMES 屋久島店 コインランドリー」
※いずれも空港から徒歩圏内

写真

「1ヶ月に35日、雨が降る」と言われるだけあって、1か月ほどチャンスを窺っていたが、12/2からの好天を信じて出発3日前の11/28に航空券を確保

12/1 6:20

12/1（日）に羽田6:30発のANA便で鹿児島へ。
出張で貯めた1.4万マイル/往復を使用

12/1 8:49

2時間で鹿児島空港へ。滑走路の奥には冠雪の韓国岳。
9:30発JAC便はANAのマイルが使えないため、2時間待ち。
屋久島の空路はJAL系（JAC）一択のため、ANA派には辛い

12/1 10:23

ANAコードシェアー便の10:30発JAC便に搭乗。
ANAマイルはそのままでは使用不可のため、3.9万マイルをANA SKYコインに交換して支払った。

12/1 10:44

高度を上げると桜島。
空からでも大地の鼓動を感じる

12/1 10:50

5分後には7年前に登った開聞岳。
右側座席で良かった

12/1 11:01

屋久島が見えてきた。
山頂付近はガスのようだ

12/1 11:13

40分で屋久島空港着。
搭乗時間は羽田→鹿児島便の1/3だが、必要マイルは2.5倍という理不尽さを覚えつつも、景色が良かったので許す

12/1 11:14

乗車率は4割程度だったが、登山姿の方が多かった

12/1 11:16

宅配便の営業所のような受け渡し所で羽田からのザックを回収。
運よく空港内のコインロッカーに空きがあり、着替えをデポ。

12/1 12:46

空港前の観光協会で協力金2000円を支払う。
期待していた中古ガス缶（無料）の在庫無し。
淀川入山を伝えると、「登山禁止です」と言われる

12/1 12:34

バスで12時頃に安房着。1.5時間後の紀元杉行きバスを待つ。
警察署前の観光協会にも中古ガス缶が無く、レンタルショップ「山岳太郎」でガス缶を購入。
（下山後、空港前の観光協会でガス缶を引き取って貰った）

12/1 12:25

日曜日は弁当屋は休みのため、徒歩でAコープに買い出し

12/1 12:37

本日の昼食（おにぎり）と夕食（高菜弁当）＋2日分の朝食（パン）を調達

12/1 14:41

乗客は自分だけのバスに1時間乗り、紀元杉へ。
下車時に「登山禁止なんだけどねー」と笑顔で運転手に見送られた。

12/1 14:43

翌日に新高塚小屋でお会いした方は紀元杉までのタクシーを予約したら、「登山禁止の為、登山者は乗せられない」と断られたとか。
ここまでは2本/日のバスで来るしかない

12/1 14:47

少し罪悪感を抱きながらバリケードを通過

12/1 15:03

15分ほどで淀川登山道入口に到着。
路肩に横たわっていた大岩が通行止めの原因の様だが、危険無し。
ここから下りるクルマとすれ違ったが、ここまで上がれるクルマもある模様

12/1 15:36

薄暗い登山道を30分ほど歩くと静まり返った淀川小屋着。
一人での宿泊に不安を覚えたがソロの女性がおり、安堵。
和歌山から来られて、午前のバスで入山したとか

12/1 15:43

小屋脇には水場の沢あり。
日没となる17:30頃、ツアー客10名が紀元杉方面に下山していったが、ガイド同伴なら通行可能なのだろうか？

12/1 15:54

透き通った淀川。
到着後、小雨が降ったので明日の天気が気になるが、ドコモは圏外のため、最新情報は入手不可。
暗闇で走り回るネズミの足音を気にしつつ、寒い夜を過ごした。
22:30頃に2名パーティーが小屋に入ってきて驚く

12/2 7:09

翌日6:15（日の出35分前）に小屋を出発。
途中、高盤岳展望台に上がると豆腐岩に朝焼け。
昨夜は寒かったので、陽光が嬉しい

12/2 7:16

光が差し込む木道を進む

12/2 7:19

前方左側に黒味岳。登山道は中央〜右側のピークの間を進む様だ

12/2 7:19

木々の隙間から日の出30分後の太陽。
本州の太陽よりも大きく感じるのは気のせいか？
一昨日のヤマレコでは本日はA、気温5℃＆風速9mだったが、風もなく絶好の登山日和

12/2 7:26

淀川小屋から1時間強で小花之江河着。
ここの木道は凍っており、滑る滑る

12/2 7:36

10分ほどで花之江河着。
ここの木道もツルツル

12/2 8:05

木陰の木道は凍っておらず、歩きやすかった

12/2 8:25

この手のロープは多数あり。

12/2 8:38

通過した投石平を振り返る。
投石平では道標に従って東に進み、迷いそうになったが、ロープがある北方向が正解

12/2 8:50

前方に宮之浦岳

12/2 9:04

花崗岩の岩場を下る

12/2 9:11

安房岳西側斜面に残雪を発見

12/2 9:26

翁岳〜ゲンコツ岩の間に携帯トイレブース。
扉が開けっ放しで中が丸見え

12/2 9:44

ここから栗生岳を登る

12/2 9:53

栗生岳から先はなだらかな登り

12/2 10:02

淀川小屋から4時間弱で雲上の宮之浦岳に到着。
快晴微風で空気は冷たく気持ちが良い

12/2 10:03

西方向には口永良部島…と思っていたが、帰宅後、グーグルマップで調べると、口之島、中之島、諏訪之瀬島の様だ　

12/2 10:12

北方には硫黄島（写真左側）。
肉眼では写真中央に開聞岳、桜島の噴煙らしいのが見えたが…

12/2 10:31

15分ほどで下山開始。
北斜面の木道もツルツルで怖い

12/2 10:40

下山中、永田岳と気持ち良さそうな登山道が望めた。
お会いした方々からのお薦めがあり、天気も良いので永田岳往復を決断

12/2 10:52

焼畑三叉路にザックをデポし、アタックザックで出発

12/2 11:15

水場のある最低鞍部からは登り返して永田岳山頂へ

12/2 11:42

焼畑三叉路から50分ほどで永田岳山頂着。
北西には永田集落と口之永良部島

12/2 11:43

北東には岩だらけのピーク。
「ネマチ」と言うらしいがどういう意味だろうか？

12/2 11:46

その先には障子岳。
海に向かって連なるのが障子尾根と言うらしい

12/2 11:48

そして振り返ると宮之浦岳。
南面よりも火山らしい男性的な姿。
往復1.5時間で登った甲斐あり

12/2 11:48

代表写真用にトリミング

12/2 13:21

天気に恵まれて感謝！

12/2 14:39

歩き疲れた頃に新高塚小屋に到着。
先客は横浜のソロ男性のみ。
夕方に外国人女性2名が登ってきたが、小屋の中を覗いた後、高塚小屋に戻ってしまった。

12/2 15:56

新高塚小屋は何となくカビ臭いが、水場が近いのが嬉しい

12/3 5:21

しかし、夜になるとネズミが走り回り、天井の洗濯ロープに荷物を吊すが、ロープを伝ってネズミが荷物にしがみついており、うんざり。

12/3 7:03

翌日、日の出30分ほど前に出発。
今日も天気が良さそうだ。

12/3 7:17

新高塚小屋から1時間で高塚小屋着。
昨日、新高塚小屋に来た外国人の女性を見かけたので話しかけたら、「新高塚小屋より高塚小屋の方が綺麗だったのでに戻った」とのこと…

12/3 7:32

静まり返った縄文杉に到着

12/3 7:32

貸し切りのデッキからゆっくり眺め、

12/3 7:42

大きさを感じる

12/3 7:53

縄文杉の下に水場。
やはり水場は新高塚小屋が近い

12/3 8:02

縄文杉から木道の幅が広がる

12/3 8:13

木々の間から宮之浦岳を見納め

12/3 8:18

高速道路の様な木道

12/3 8:55

ウィルソン株に到着。

12/3 8:55

外国人をアテンドしているガイドさんの案内を盗み聞きして、ベストポジションからの撮影に成功！

12/3 9:07

屋久島の花崗岩に見られる白色の直方体が気になって下山後に調べたら、カリ長石と言うらしく、世界的に珍しい花崗岩との事

12/3 9:19

大株歩道入口に到着し、安房森林鉄道に合流

12/3 9:20

この辺りも気持ちが良いが、

12/3 9:22

バスの時間が気になるので早足で歩く

12/3 9:24

前日に携帯トイレブースがあった翁岳

12/3 10:11

新高塚小屋から4時間で楠川分れに到着。
ここから森林鉄道を離れ、左手の登山道へ

12/3 10:27

旧街道のような登山道を辻峠まで登る

12/3 10:50

辻の岩屋を通過。
近くにヤクシカがいると教えられたが見つけられず残念

12/3 12:19

左岸の歩道が通行止めのため、右岸の迂回路経由で飛流落としの滝を通過

12/3 12:27

白谷雲水峡バス停に下山。
携帯の電波が無く、ザック整理や歯磨きをして1.5時間後のバスを待ち、宮之浦経由で空港へ

12/3 14:43

空港内の食堂で屋久島うどんを食べる。
今回唯一の屋久島らしい食事

12/3 14:58

空港内のコインロッカーから着替えを回収。
300円/日と思ったら300円/回。安すぎ

12/3 18:53

空港前で入浴と洗濯を済ました後、19時発の最終便に搭乗。
鹿児島経由で羽田に戻り、23時過ぎに帰宅。
計画通りの充実した2泊3日の山旅になりました！

撮影機器：

iPhone XR Apple

装備

備考

・ダウン：山小屋はさすがに寒かった
・チェーンスパイク：12月以降、年によっては凍結や降雪で苦労する

感想

干し芋

計画立案時は気温と降水量が低下する11月を狙っていたが、タイミングが合わず、12月の登山となった。
�々ヅ靴�少ない、�▲▲廛蹇璽舛�空路（ANA派は特に辛い）、��山小屋は早いモノ勝ち　に加えて、�さ�元杉〜淀川登山道入口が通行止め　とハードルの多い山だが、無事に計画を完遂できて嬉しい。

コメント

monosashi

お疲れ様でした。
新高塚小屋でご一緒させて頂いた者です。
僕は予定通りに荒川登山口に。途中ウィルトン株近くの今はバリルートになってる自然散策歩道を三重からのソロの方とご一緒して無名屋久杉を見てきました。

楽しく山行記録読ませて頂きました。
ありがとうございます。
百名山の残り頑張って下さい。
また何処かで見かけたら声掛け下さい。

干し芋

コメントをありがとうございます。
ご一緒させて頂いた新高塚小屋では楽しく過ごす事が出来ました。
帰宅後、「山と道」のホームページをチェックしたり、丹沢の地図を眺めておりました。。。

下山時に「こんなルートがあるのかー」と気になった自然散策歩道を歩かれたのですね！
最終日もフルに行動するのはさすが、です。
こちらこそ、どこかの山で再開できる日を楽しみにしております。