杓子山・鹿留山
- GPS
- --:--
- 距離
- 12.1km
- 登り
- 845m
- 下り
- 838m
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
写真
感想
役場前バス停8:18〜鳥居地峠8:45〜高座山9:40/9:47〜杓子山11:07/11:30〜鹿留山12:14 /12:40〜立ノ塚峠13:45〜内野バス停14:54
富士山の展望台として気になっていた山。前週の雁ヶ腹摺山からも大きく見え、行く気になった。
歩き出す前から、忍野村からの定評のある富士山の姿を拝むことができ幸先良い。舗装道を鳥居地峠まで歩き、林道から山道に入る。すぐに右側斜面が伐採跡なのか広大なススキ原となり、後ろには均等に裾野を引いた富士山の雄大な眺めが広がる。気持ちは良いが、大変な急登、しかも直登なので足首を限界まで前屈しても踵が浮くような路面が続く。トラロープも張ってあるが、濡れているときの下りは困難を極めるだろう。ようやく登り切り高座山の頂上に出た。冷たい風が吹き抜け、南アルプスは全山白い雲に覆われている。先月登った毛無山が見えるのが嬉しい。
一旦下り、岩交じりの小ピークを二つ越える。登り下りの傾斜は強く、後に疲れが残る。トゲはないのだがヤブの枝が結構張り出していて煩わしい。コルで不動湯からの道を合わせ、最後の登りだ。前半は尾根上を、後半は南面の大きなジグザグとなり、ここは風当たりが弱まり陽光が暖かかった。高座山から望まれた枯れ草原が出てくれば最後の木段の上に鐘の柱が立っているのが見える。
頂上はドロドロのぬかるみになっているが、展望は素晴らしい。富士山を正面に三ツ峠、御坂山地、富士吉田の街並み、山中湖、箱根までが広がり、北側は奥秩父の金峰山から甲武信、大菩薩連嶺、雁ヶ腹摺山、雲取山から高尾山あたりまで見渡せる。普段はやらないが、ついつい昔の山仲間に写真を送信したりしてゆっくりしてしまう。
鹿留山へは足元も乾いて気持ち良い尾根の散歩道だ。山塊の最高点の1640mピークには特に標識はなかった。分岐の先からはブナと思われる立派な樹が現れ、青空に枝を張っている光景に気分が上がる。頂上は主のような樹を囲む良い雰囲気の所だった。人もおらず静かな時間を過ごす。
再び分岐に戻り下りにかかる。転げ落ちそうな急下降なので慎重に足を運ぶ。ロープのかかった岩場も数か所ある。富士山の良く見える岩峰が1432mピークと思ったが違い、ずっと先だった。この1432mでは道が尾根から右下へとはずれるので要注意(道標あり)。ようやく傾斜が緩くなり、樹相も変わった中を初冬のハイキングを味わいながら歩く。立ノ塚峠からは幅の広い道を枯葉を踏みながら下っていくと植林帯に入り、ほどなく舗装道に出る。そろそろシルエットになってきた富士山に向かっていけば、別荘のような建物が見えてきて人里に戻った。
このコースは急登のため標高差以上に疲れたが、この季節らしい展望を楽しむことができ良かった。山仲間によれば、杓子山からは日本の山の標高ベスト13までが見えるそうだ。
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