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Yamareco

記録ID: 7572933
全員に公開
アルパインクライミング
比良山系

比良山系ヘク谷左岸捜索 崩落地降下

2024年12月07日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
08:54
距離
7.8km
登り
685m
下り
685m
歩くペース
ゆっくり
1.21.3
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
7:43
休憩
1:11
合計
8:54
距離 7.8km 登り 685m 下り 685m
8:13
14
スタート地点
8:27
0
8:27
309
大リュックデポポイント
13:36
14:30
84
ヘク谷谷底
15:54
16:11
34
大リュックデポポイント
16:45
22
17:07
ゴール地点
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2024年12月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
今回も、R-367 坂下トンネル北口の下の広い場所に駐車させて頂きました。
コース状況/
危険箇所等
 今回も、坂谷登山道の600m辺りから、北東のリュックのデポ場所に向かって、緩斜面を入っています。
 デポ場所で、小リュックに、最低限の物を詰め、尾根を越えています。
 崩落地をザイル30mを、ダブルで立木に掛け、ATC下降器を使って、降下しています。ザイルを掛ける立木を、次々と下方に移動しながら選び、谷底近くに、着地しています。
 谷底の状態は、下流側に向かって、かなりの急斜面です。しかも、大岩がゴロゴロしていて、谷底を、下流側に移動するのは危険度が高いと考え、今回は、下って来た崩落地を登り返しました。小型ツルハシで、ステップを切り、打ち込み、身体を持ち上げています。
 今回、坂谷登山道は、落ち葉に覆われ、踏み跡は、不明瞭な状態でした。少し迷走気味です。これは「GPS機器が必須」と考えながら歩いていました。
駐車地を出て、直ぐにヘク谷が、対岸に見えます。水量、少な目です。
2024年12月07日 08:18撮影 by  COOLPIX P340, NIKON
12/7 8:18
駐車地を出て、直ぐにヘク谷が、対岸に見えます。水量、少な目です。
坂谷登山道の基点、葛川橋です。若いイチョウの紅葉が残っています。
2024年12月07日 08:30撮影 by  COOLPIX P340, NIKON
12/7 8:30
坂谷登山道の基点、葛川橋です。若いイチョウの紅葉が残っています。
徒渉点です。今回も、左の丸太橋を渡ります。
2024年12月07日 08:38撮影 by  COOLPIX P340, NIKON
12/7 8:38
徒渉点です。今回も、左の丸太橋を渡ります。
落葉が厚く、踏み跡が不明で、左に入るポイントを見過ごし、このテープで、左折します。
2024年12月07日 09:21撮影 by  COOLPIX P340, NIKON
12/7 9:21
落葉が厚く、踏み跡が不明で、左に入るポイントを見過ごし、このテープで、左折します。
GARMINの画面です。少し迷走気味です。新雪と同様の感じです。
2024年12月07日 09:28撮影 by  COOLPIX P340, NIKON
12/7 9:28
GARMINの画面です。少し迷走気味です。新雪と同様の感じです。
この日、一番の紅葉でした。
2024年12月07日 09:31撮影 by  COOLPIX P340, NIKON
12/7 9:31
この日、一番の紅葉でした。
前回と同じ、ツキノワグマの爪痕のホウの木です。
2024年12月07日 09:39撮影 by  COOLPIX P340, NIKON
1
12/7 9:39
前回と同じ、ツキノワグマの爪痕のホウの木です。
リュックを下ろそうとして、手鋸が抜け、左手親指の付け根を切りました。ケアリーヴ(高機能絆創膏)で手当てをしました。ティッシュに、血液が付いています。
2024年12月07日 09:46撮影 by  COOLPIX P340, NIKON
12/7 9:46
リュックを下ろそうとして、手鋸が抜け、左手親指の付け根を切りました。ケアリーヴ(高機能絆創膏)で手当てをしました。ティッシュに、血液が付いています。
今回も、赤の小さいリュックに、必要な物を入れて、出発します。
2024年12月07日 10:24撮影 by  COOLPIX P340, NIKON
12/7 10:24
今回も、赤の小さいリュックに、必要な物を入れて、出発します。
尾根を越えると、古い山仕事用の踏み跡が残っています。これは!と云う印象です。
2024年12月07日 10:40撮影 by  COOLPIX P340, NIKON
1
12/7 10:40
尾根を越えると、古い山仕事用の踏み跡が残っています。これは!と云う印象です。
大き目の炭窯の跡が残っています。右にザイルのバラけた細かい紐が写っています。
2024年12月07日 10:46撮影 by  COOLPIX P340, NIKON
12/7 10:46
大き目の炭窯の跡が残っています。右にザイルのバラけた細かい紐が写っています。
本来、3枚前の写真です。尾根の上がった場所の大岩の傍の 古いワイヤーです。ヘク谷右岸から、炭窯に詰める木炭用のナラ・ブナ・樫等を、林業用の空中架線で、運んでいた様です。
2024年12月07日 10:34撮影 by  COOLPIX P340, NIKON
12/7 10:34
本来、3枚前の写真です。尾根の上がった場所の大岩の傍の 古いワイヤーです。ヘク谷右岸から、炭窯に詰める木炭用のナラ・ブナ・樫等を、林業用の空中架線で、運んでいた様です。
この炭窯跡の向こう側にも、踏み跡が続いています。坂下集落の大規模な木炭生産が行われていた様です。
2024年12月07日 10:47撮影 by  COOLPIX P340, NIKON
1
12/7 10:47
この炭窯跡の向こう側にも、踏み跡が続いています。坂下集落の大規模な木炭生産が行われていた様です。
炭窯跡の傍のコナラ?の大木の倒木の枝に、このカラビナとザイルが、掛かっています。3枚前の写真の右側に、ザイルがバラけた部分が写っています。カラビナは、ステンレス製の様です。かなり前の物です。遭難事故があったのでしょうか?
2024年12月07日 11:06撮影 by  COOLPIX P340, NIKON
12/7 11:06
炭窯跡の傍のコナラ?の大木の倒木の枝に、このカラビナとザイルが、掛かっています。3枚前の写真の右側に、ザイルがバラけた部分が写っています。カラビナは、ステンレス製の様です。かなり前の物です。遭難事故があったのでしょうか?
崩落地になっています。ザイル30mをダブルで掛けて、下って行きます。
2024年12月07日 11:33撮影 by  COOLPIX P340, NIKON
1
12/7 11:33
崩落地になっています。ザイル30mをダブルで掛けて、下って行きます。
80パーセント位、下りています。両側の岩盤に挟まれていた部分が、抜けて、崩落した様に思えます。
2024年12月07日 13:25撮影 by  COOLPIX P340, NIKON
12/7 13:25
80パーセント位、下りています。両側の岩盤に挟まれていた部分が、抜けて、崩落した様に思えます。
ヘク谷の谷底です。大きな岩が何とか、崩れずに積み重なっている感じです。右上から左下に、古いワイヤーが残っています。
2024年12月07日 13:36撮影 by  COOLPIX P340, NIKON
12/7 13:36
ヘク谷の谷底です。大きな岩が何とか、崩れずに積み重なっている感じです。右上から左下に、古いワイヤーが残っています。
その古いワイヤーです。下の白っぽい岩は、石灰岩の様です。
2024年12月07日 13:36撮影 by  COOLPIX P340, NIKON
12/7 13:36
その古いワイヤーです。下の白っぽい岩は、石灰岩の様です。
左岸の岩壁です。
2024年12月07日 13:41撮影 by  COOLPIX P340, NIKON
12/7 13:41
左岸の岩壁です。
その右の絶壁です。地形図にも、絶壁の様に等高線が詰まっています。双眼鏡で見ましたが、手掛かりはありません。
2024年12月07日 13:42撮影 by  COOLPIX P340, NIKON
12/7 13:42
その右の絶壁です。地形図にも、絶壁の様に等高線が詰まっています。双眼鏡で見ましたが、手掛かりはありません。
下流側への移動は、危険な様なので、下って来た崩落地を登り返します。小型ツルハシで、ステップを切り、身体を引き上げます。
2024年12月07日 14:10撮影 by  COOLPIX P340, NIKON
12/7 14:10
下流側への移動は、危険な様なので、下って来た崩落地を登り返します。小型ツルハシで、ステップを切り、身体を引き上げます。
1/3位登った所で、ザイル30mを忘れたのに気付きました。取りに戻ります。遅めの昼食を摂った所の近くにありました。登り返しの方法を考えていて、忘れた様です。人間の脳の限界です。
2024年12月07日 14:29撮影 by  COOLPIX P340, NIKON
12/7 14:29
1/3位登った所で、ザイル30mを忘れたのに気付きました。取りに戻ります。遅めの昼食を摂った所の近くにありました。登り返しの方法を考えていて、忘れた様です。人間の脳の限界です。
下る前に、予備の20mのザイルを、木の根に結んで置きました。かなり助かりました。
2024年12月07日 14:40撮影 by  COOLPIX P340, NIKON
12/7 14:40
下る前に、予備の20mのザイルを、木の根に結んで置きました。かなり助かりました。
木と木の間に、登って来たステップが見えます。この崩落地は、小型ツルハシか?ピッケルがあれば登れると思います。この後、立木のある尾根に上がり、周囲を、少し見ながら、登っています。
2024年12月07日 14:58撮影 by  COOLPIX P340, NIKON
12/7 14:58
木と木の間に、登って来たステップが見えます。この崩落地は、小型ツルハシか?ピッケルがあれば登れると思います。この後、立木のある尾根に上がり、周囲を、少し見ながら、登っています。
大リュックのデポ地点に下る大岩ですが、尾根が広く、少し迷走しています。
2024年12月07日 15:39撮影 by  COOLPIX P340, NIKON
12/7 15:39
大リュックのデポ地点に下る大岩ですが、尾根が広く、少し迷走しています。
大岩の傍の木に、テープを巻き、2024/12/07と記します。
2024年12月07日 15:43撮影 by  COOLPIX P340, NIKON
12/7 15:43
大岩の傍の木に、テープを巻き、2024/12/07と記します。
デポ地で、大リュックに詰め替え、登山口に戻っています。落ち葉が厚く、全く踏み跡が見えません。GARMINの画面を確認しながら下っています。
2024年12月07日 16:23撮影 by  COOLPIX P340, NIKON
12/7 16:23
デポ地で、大リュックに詰め替え、登山口に戻っています。落ち葉が厚く、全く踏み跡が見えません。GARMINの画面を確認しながら下っています。
16:41です。もう、薄暮状態になっています。ザイル30mを取りに戻った分、遅れています。
2024年12月07日 16:41撮影 by  COOLPIX P340, NIKON
1
12/7 16:41
16:41です。もう、薄暮状態になっています。ザイル30mを取りに戻った分、遅れています。
撮影機器:

装備

個人装備
ヘルメット ハーネス ザイル 30m/20m カラビナ スリング アセンダー ATC下降器 小型ツルハシ ナイフ 山仕事用鋸 ピンクのテープ ヘッドランプ 予備電池 地図(地形図) コンパス GPS2台 スマートフォン 予備バッテリー
備考 持って行けば良かったものは、50mのザイルです。立木にダブルで掛けると、30mでは、少し短く、掛け直しが大変と云う感じでした。

感想

 前回、11月4日に登った尾根の東側の浅い谷筋の崩落地をヘク谷の谷底まで、ザイル・ATC下降器を使って、下ってみました。
 降りた谷底の印象は、大岩が積み重なっている隙間を谷の水が流れている状態です。また、谷の勾配が強く、装備の無い方が、下流側に安全に下れるとは思えません。
 今回、下り、更に、登り返した崩落地は、装備と経験のある方ならば、下る事が出来ると思います。登り返しには、雪山と同様に、ステップを切り、身体を引き上げるピッケル状の物が必要だと思います。今回は、小型のツルハシを使用しています。
  前回、11月4日に登った尾根をそのまま下り、ヘク谷に落ち込む手前で、北側に進むと、今回の写真の様に、絶壁があります。また、北西側に進むと、地形図上では、かなりの急斜面が待っている様に思えます。
 GPS機能を失った方にとって、ヘク谷の谷底・両岸は、非常に、危険な状態だと、改めて思いました。
 山行きには、スマートフォンの予備バッテリー、GPS機器の予備電池も必要です。
 また、冬季になれば、日暮れが早くなります。今回、葛川橋で、16時41分。もう、薄暮状態でした。未だ、手持ちのライトやヘッドライトを使う程ではありませんでしたが、後、30分、ヘク谷で、手間取っていれば、ヘッドライトを使っていたと考えています。

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