二度と行かないだろう高尾山
- GPS
- --:--
- 距離
- 12.4km
- 登り
- 717m
- 下り
- 697m
コースタイム
天候 | くもり |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
相模湖公園を出発して弁天吊り橋への分かれ道を見逃してしまいました。 津久井養護学校の手前を左に折れると弁天橋へ行くようです。くれぐれも見逃さないように。あとは迷うところはありません。 |
その他周辺情報 | 高尾口から千木良、相模湖へ下るコースでしたら、千木良の交差点に手打ち蕎麦「休屋」があります。良い感じのお店ですよ。 |
写真
感想
高尾山には過去4,5回登っているがミシュランが三つ星観光地として選定してからは登っていない。写真で見る限りでは土、日の人出はそれはそれは大変なもののようで、とても行く気にはなれなかった。
最近、ウォーキングにはまっているカミさんが、かねてから行きたいと言っていたので重い腰を上げて計画を立ててみた。平日ならびっくりするほどの人出はないだろう踏んでハイカーが少ない相模湖から高尾山へ行く東海自然歩道の逆コースを組んだ。
8時30分開園で平日無料の相模湖公園駐車場に車をとめ、いつも横目に見ながら通り過ぎていた相模ダムサイトを渡った。天気はいまひとつパッとしないが余計なハイカーはいないし気分は上々のスタートである。
今回一緒に歩くことになったご近所のノムさんの家に実った蜜柑もそうだが、今年は柿があたり年のようで、どの家の柿の木にも美味しそうに色付いた柿がたわわに垂れ下がっていた。
そんな田舎っぽい風景を楽しみながら歩いていたら弁天吊り橋への分岐を見落としてしまいずっと先の桂橋まで行ってしまった。地元の方に道を聞きながら本来のコースに戻るのに1時間ほどかかってしまった。山道で迷ったことはないのに街中で迷うなんて皮肉なものだ。
千木良の交差点から山の方に入り公衆トイレのある富士見桜登山口から本格的な山道になりほっとした。もう道に迷うことはないだろう。
11月らしい気温でひんやりしていたのに登り始めたらしっかり汗が出てきた。ちょっと速めかなと思うペースで歩いていたがノムさんもカミさんもしっかりついてくる。さすがに東海自然歩道だけあって道はしっかりしている。しっかりし過ぎているくらい踏み固められているので下りに使ったらちょっと滑りそうな場所が多かった。
紅葉も始まっており落ち葉を踏みながら歩く気持ちのよい尾根道だ。高尾山稜の城山までは1時間ほどの登りだが一番のケーブルで登ってきた人だろうか、もう下りてくる人がいた。今日の天気は曇りだが昼過ぎから晴れ間も出るでしょうとの予報だ。あの人たちは山頂での展望が楽しめたのだろうか。
きっちり1時間ほどで城山に着いた。平日なのに結構ハイカーがいる。昼時間に近かったので山頂に並べられたテーブルでお弁当を広げている人が多かった。高尾山頂で昼食の予定だったがスタートが若干遅れてしまったので私たちもここで軽く食事をとることにした。本格的な昼食は下山後、高尾駅前の老舗蕎麦屋で食べる予定である。
しっかりかいた汗が冷えてきて肌寒い。ノムさんは上着を一枚羽織った。周りの人たちも同じようで茶店で暖かいなめこ汁やおでんを注文している人が目立った。カミさんが握った大きめのおにぎりとノムさんが握ってきた小さめのおにぎりをひとつづつ食べたらお腹いっぱいになった。ここから高尾山までは1時間ほどだ。体が冷え切らないうちに歩き出すことにした。
昔、紅葉の時期に歩いたことがあるが人出はパラパラだった気がするのだが今日の縦走路には結構人がいる。城山、高尾山間はなだらかな尾根だったような気がするが、城山からしばらくは下り坂だった。階段状に整備されているのはいいが山道の階段は歩きづらい。最近の山道は結構階段状に整備が進んでいるので私はさほどに思わないが山慣れしていない二人はだいぶ応えたようだ。特に登りは疲れるようだ。高尾山頂までもう一息のところでもひと休みしていた。
賑やかな声がし始め、やっと山頂に着いたかと思ったら、そこはどこかの駅前か歩行者天国のような人混みだった。富士山が見えるはずの展望所や高尾山の標柱があるあたりなんぞは記念写真を撮る人であふれている。腰掛ける場所もないしどこの茶店も順番待ちの人が列をつくっていた。山頂で味わう安らぎなんてどこにもない。喧騒があるだけだった。
当然私たちはパスである。人出をかき分けるように下山し始めた。しかし下山道にも人があふれていた。今日は平日である。平日でこの人出では、土曜、日曜はどうなるんだろう。考えただけでもぞっとする。もう高尾山はハイキングの領域ではなく、銀座や京都並みの観光地である。
歩くのも嫌になり下山は予定を変更して途中からリフトを使った。昼食をとる予定だった駅前の高橋家にも人があふれていた。ここもパス。電車で車のある相模湖まで戻るのだが高尾駅から相模湖方面の下り電車は出たばかりで30分ほど待たされた。都会の電車になれた私たちにはこの30分は結構長く感じた。
高尾駅前で食べる予定だったお昼をパスしたのでお腹が空いた。朝、千木良で見かけた感じの良さそうなお蕎麦屋さんで新そばを食べようと向かったものの、なんと着いたお店には暖簾が出ていなかった。確か朝、前を通ったときには開店の準備をしていたように思ったのにどうしたんだろう。あきらめきれず、カミさんがお店に聞きに行ったら、なにやらご主人が何かの説明会に出かけてしまったので今日だけ早めに閉店したという。
朝は道に迷うし、山頂は人があふれてのんびり出来なかったし、楽しみにしていたお蕎麦屋さんは入りきれなかったり閉まっていたりで、この日は空きっ腹を抱えて帰ることになった。なんて今日は憑いていない日なのだろう。
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