谷川岳 西黒尾根 開通
- GPS
- 12:58
- 距離
- 7.4km
- 登り
- 1,325m
- 下り
- 788m
コースタイム
- 山行
- 8:03
- 休憩
- 0:13
- 合計
- 8:16
- 山行
- 3:18
- 休憩
- 0:06
- 合計
- 3:24
天候 | 晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
写真
感想
【行程】
西黒尾根から谷川岳。
12/30に入山。登山者は大勢いたがラッセルに時間がかかり自分以外は撤退。
イグルー泊し、翌12/31朝7時に登頂。
ロープウェイで下山。
【経過】
12/30の天気予報を見ると谷川岳からパラグライダーで飛べそうだった。なのでラッセル訓練、自作ジェルのテスト、パラグライディング練習のコンボを目的に西黒尾根から谷川岳に登ることにした。12/25にも西黒尾根にトライしておりその時の経験から猛ラッセルになるため自宅朝発は厳しいと判断し、29日夜に土合へ行き前夜泊することにした。
・12/29 土合にたどり着けず
上越線が大雪で運転見合わせになったので一旦計画を中止して代わりに奥多摩で歩荷訓練をすることにした。
・12/30 登山口〜ざんげ岩の手前
朝発起きてよく考えると12/25は平日で入山者がたぶん自分しかいなかったので大変だったが12/30は年末なので登山者がたくさんおり、ラッセル泥棒すれば朝に家を出ても間に合うことに気づき再度谷川岳西黒尾根に切り替えた。これにより90分追加で二度寝することができた。ラッセル泥棒するならラッセル訓練はどうなるんだという話もあるが気にしないことにした。
装備重量は登山靴とパラグライダー装備を含めなんだかんだで24kgになった。
西黒尾根の登山口からしっかりしたトレースがあり勝利を確信した。スノーシューも履かずに夏道と変わらないコースタイムでどんどん高度を稼ぐことができた。しかし下山中のおじさんから悲報がもたらされる。登山者は20人くらいいるがラクダのコル付近までしかラッセルできておらず登頂は無理そうなので撤退したという。その後もチラホラ敗退者たちとすれ違い、ラクダのコルを少し過ぎた辺りで渋滞に追いついた。
自分が追いついてから割とすぐに大きめのクラックが見つかったこともあり全体的に撤退ムードになった。結局自分ともう1人の単独行者だけでラッセルを続行した。その人も14時頃に撤退し、自分1人となった。16時に肩の小屋に着ければパラグライダーで10分程度で下山できるし、自作ジェルがトラブった時のための予備食もありビバーク可能ということで行けるところまで行くことにした。
かなり高度を上げてもスノーシューで腰ラッセルが継続した。15時過ぎた頃だったか、男性単独行者が追いついてきた。もう誰もいないと思っていたので驚いた。聞くと登山口を11時頃に出発したという。デカいスノーシューを履いていたこともあり遂に遅発の猛者が現れて一発逆転かと思われたが、すぐに期待は裏切られた。積極的にラッセルを買って出るわけでもなく、「去年は楽に行けたんですが」「こんな大変だとは思わなかった」などと言って程なくして撤退してしまった。でかいスノーシューを持った出発が遅いだけの人だった。
16:20に行動を終了しイグルー泊。
・12/31 宿泊地〜トマの耳〜天神平
3時起き。4:30出発のつもりが手袋が左右順番にかくれんぼしたせいで遅れて5:10発。当初の予定ではフライトは12/30午後しか考えていなかったが当日天気予報を見ると8時頃まではフライト可能なコンディションらしかったので一応フライトの可能性も捨てずに行動開始。
1850mくらいまではスノーシュー腰ラッセルが続いた。7時に山頂到着。
テイクオフの可能性を探るため30分以上山頂周辺をうろちょろし悩んだ末にフライトは辞めてロープウェイで下山した。天神尾根ルートも相当ラッセルが大変だっただろうと思わせるトレースの深さだった。
【自作ジェル】
厳冬期の長期山行に向けて装備の軽量化を検討しておりその一環として行動食を自作ジェルに一本化することを検討している。具体的にはマルトデキストリンやプロテイン、各種ミネラルを粉末として持参し、毎晩それらを調合して翌日の行動食となるジェルにする、という手法を有望視している。トレラン界隈でジェルの自作は実践されているらしいのでそれを山参考にした。
結果としてはシャリバテや体調不良等のトラブルはなく機能していたと思う。気付いた点は
・目盛り付きの容器を使うべき(飲む量が分からないため)。競技用の容器は高いので安いやつに自分で目盛りを描けばよさそう
・衛生面が心配。冬山限定か。糖度の高い飲み物には細菌が沸きづらいらしいが。
・パンより腹持ちが悪い印象。空腹を感じやすかった。単に摂取量が少なすぎただけかもしれないが。30分置きに摂取した方がいいかもしれない。即効性は高く飲めばすぐ元気がでた。
【テイクオフの判断】
風速は最大5m/sで問題なかった。風向は西北西〜北西(予報では南西〜西だった)で地形的に立ち上げがしにくく、偏流走りでテイクオフしても一度万太郎山に向かう尾根の北側に出ざるを得ず、そこから南側(水上側)に戻ってこれるか不安だった(後から考えると北側に進んで土樽駅付近に降りるという手もあったと思うがそこまで計画を準備できておらず頭も回っていなかなかった)。等々の理由で日和って辞めた。あとは谷川岳からは一度飛んだことがあるので粘るモチベがあまりなかったのも大きいと思う。
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