女性、子供でも登れる展望の山・戸倉山(伊那富士)
- GPS
- --:--
- 距離
- 5.2km
- 登り
- 644m
- 下り
- 644m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
駒ヶ根から戸倉山キャンプ場へ行く道路が途中道路工事で通行止めの区間がありますが案内看板の指示で迂回すれば全く問題はありません。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
とても歩きやすい登山道です |
その他周辺情報 | 駒ヶ根に日帰り温泉「こまくさの湯」があります |
写真
感想
今回の山行は、伊那の低山を一日一山、二泊三日で三山登ろうという計画だ。その一つ目が戸倉山である。戸倉山は伊那富士の別名があるくらいなので駒ヶ根市内から見ると南アルプスの仙丈岳の前に形の良い富士形の山容を見せているのですぐにわかる。
登山口の戸倉山キャンプ場へ行く途中の道路が工事で通行止めになっていたのでナビはあてにならなかった。しかし、現地の看板に従って迂回したら夕陽の丘なる場所があって思いもかけずモルゲンロートの中央アルプスの大パノラマを見ることが出来た。今日は久しぶりに朝から快晴だ。早く戸倉山に登りたいがここの景色も捨てがたく、容易に立ち去ることが出来なかった。
戸倉山キャンプ場は、当然この時期は閉鎖中だ。駐車場には先行者の車はなく一番乗りだ。たぶん今日は登山者は少ないだろうから好きな場所に車をとめゆっくり出発準備をした。
登山道は非常に緩やかでとても綺麗に整備されている。落葉松の葉が厚く積もって気持ちのよいクッションとなっている。天気が良いので気分もいい。適度にベンチがあったり駒止の松とか天狗伝説の岩などがあって歩いていて飽きが来ない。
六合目のちょっと上にもベンチがあって木の間から中央アルプスの空木岳が見えるので休むのにちょうどよい。大して疲れていなかったがしばし休憩を取ることにした。
この先の八合目にあたる場所には金明水という水場があり東屋もあった。地元の人たちが芋煮会でもやったのか東屋の天井に大きな鍋がつるしてあった。なんだか楽しそうだ。
ここまでもそうだが、ガイドブックの時間は若干余裕を持って書いてあるようで、予定より早く歩いている。八合目から西峰までも30分と書いてあったが実際は15分で着いてしまった。
登り着いた戸倉山西峰からの展望はすごい。山頂の真ん中にこんもりとした木々が茂っているので一カ所で360度の展望とはいかないが、西から北にかけては中央アルプスから北アルプスの展望が広がる。東側も逆光ながら南アルプス南部の山々が見えている。風もないし11月にしては気温が高いのでぽかぽかして気持ちがいい。
戸倉山には一等三角点が設置してある東峰がある。5分も歩けば行けるのでちょっと行ってみた。山頂には三角点のすぐ横に薬師如来像が仙丈岳に向かって安置してあった。ここも展望がよい。来年登ってみたいと思っている甲斐駒ヶ岳から鋸岳の鋭鋒が手に取るように見える。鋸岳は見れば見るほど難しそうな稜線だ。それに比べて仙丈岳や北岳から間ノ岳の稜線はのっぺりしていて穏やかそうに見えた。
東峰は木立が日差しを遮っているので肌寒い。暖かい西峰に戻って中央アルプスが正面に見る場所に腰を下ろして再び展望を満喫した。
1時間もいただろうか。時間にゆとりはあったが下山後の温泉も楽しみなのでそろそろ山を下りることにした。下り始めたら賑やかな中高年の登山者グループが登ってきたのでちょうど良い時に山を下りたものだと一人で合点した。
登りやすい道は下りやすい道でもある。1時間もかからないで登山口に着いてしまった。急坂はないし、これなら女性や子供、うちのアレン(ワンコです)でも登れそうだ。地元の人だったら、天気がよいからちょっと登ってみるか、と気楽に登れそう山、それが戸倉山だった。
駒ヶ根は、中央アルプス木曽駒ヶ岳の登山口だが、東に南アルプス、西に中央アルプスを望み、ロケーションの素晴らしい街だ。名物のソースかつ丼のお店があちこちにあるし、紅葉の木々に囲まれた日帰り温泉「こまくさの湯」もある。松本と並んでとても気持ちのよい信州の街だった。
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