2015/10/24 に単独で六甲全山縦走路を歩いた
- GPS
- 11:58
- 距離
- 44.0km
- 登り
- 2,925m
- 下り
- 2,879m
コースタイム
- 山行
- 11:23
- 休憩
- 0:35
- 合計
- 11:58
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
天気もよく,特に問題なく歩けた。 |
その他周辺情報 | 登山後はいつものようにナチュールスパ宝塚で汗を流した。今回から入館前に何かあった時のためのメモを書かされるようになった。料金は男性820円だった。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
ザック
ザックカバー
行動食
非常食
飲料
地図(地形図)
コンパス
ヘッドランプ
予備電池
ファーストエイドキット
日焼け止め
携帯
時計
タオル
ストック
カメラ
|
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感想
2015年10月24日(土)に六甲全山を縦走した。今回は単独で六甲全山を縦走し,公式マップ通りに歩いて12時間を切ることを目標にした。天候は好天という予報だったので,六甲全山縦走にはもってこいの日だった。暑さも思ったほどひどくはなかったし…。
今回も湊川公園近くに前泊し,午前5:14新開地発の山陽電鉄の始発で須磨浦公園駅に向かった。駅到着後にトイレを済ませてから六甲全山縦走を開始した。今回はあまりトレーニングをつんでなかったので,出だしはおとなしめに歩き出した。登りでは意識してペースを若干落として疲れが溜まりにくいようにしてみた。そのせいかどうかわからないが,頑張ってる割には昨年に比べてペースが上がらなかった。旗振山,鉄拐山,栂尾山,横尾山,東山,高取山,とまあまあのペースで歩いたと思うが,神鉄鵯越駅に着いたのは出発して3時間11分後だった。今年はストックを買ったので,ストックを駆使して上半身も使って登ることで,下半身への負担を減らしたはずやのに,昨年挑戦した時とあまりタイムが変わってない…。
鵯越駅の後がいよいよ修行の本番の始まりだが,今回はこの菊水山への登りで既に疲れが出てしまった。2週間前に鵯越駅から記念碑台辺りまで歩いたが,当然の事ながらその時に比べて須磨浦公園から歩いている分,足に疲れがあった。なので,それなりにしんどいだろうなぁ,とは思っていたが,思っていた以上に登れなかった。ゆっくりでいいので止まらずに登ろう,と思っていたが,途中何度も立ち止まってしまった。できるだけ短い時間ですぐに歩き出すようにしたが,急登の始まりから山頂まで30分かかってしまった。やっぱり須磨浦公園から鵯越駅ってそれなりにダメージがあるなぁ,と感じた。
菊水山では時間記録のための写真を撮ってすぐに先に進んだ。菊水山からの下りはあまり記憶にないが,すでに太ももに疲労が溜まっているのをひしひしと感じていた。また,鵯越駅までにストックを使いすぎたみたいで,ストックを持つ手が靴ずれと同じような感じになりかけた。そこで鍋蓋山への登り口で手にテーピング用のテープを貼ってみた。しかし,汗をかいているのでテープがうまくつかず,結局は手袋をはめて歩くことにした。そうすると痛みがなく,皮がむけそうという感じもなくなったので,再び積極的にストックを使うことができた。鵯越駅から菊水山山頂までで約1時間,菊水山から鍋蓋山で約50分かかり,結局はいつも通りのペースっぽかった。
市ヶ原までは全体に下り基調なのでペースを上げたいと思って歩いたが,最終的には鵯越駅から市ヶ原で2時間半かかってしまった。ということは,目標にしている出発から摩耶山までで7時間を保とうと思うと,摩耶山への登りは1時間半で行かないといけなかった。しかし,今回は市ヶ原でかなりヘタっていた。今回で六甲全山縦走は5回めになるが,一番しんどい感じがしていた。そのため,市ヶ原を出てからの登りでは一歩一歩をゆっくりゆっくり歩く感じになった。最初から亀ペースだったので,どうしても時間がかかりそうな感じだった。そのため,似たようなペースの人に抜かされた際には,できるだけその人について行こうと努力してみた。そのおかげかどうかわからないが,なんとか摩耶山掬星台に出発後7時間10分ほどで着くことができた。 市ヶ原から摩耶山で1時間26分だったので,これまでと較べても言うほど遅くはなかった。むしろ菊水山,鍋蓋山から市ヶ原でのペースが遅かったみたい。
いずれにせよ,摩耶山にはやっとのことで辿り着いた感じだったので,その後はず〜〜っとしんどかった。いつもは摩耶山掬星台まで辿り着ければ宝塚までは行ける,と思うのだが,今回はその時点ではまだ,ホンマに行けるんかいな?という感じだった。ずーっと太ももがダルかったし,ちょっと登りがあるだけでも「ふぅ〜」と一息つかないと歩けないような感じだった。さらに,まだ残りが20kmあり,目標の12時間で歩こうと思うと,残りは5時間足らずで歩かないといけなかった。そのため,摩耶山からの5時間弱が修行,というよりも苦行だった。
摩耶山から三国岩までの区間は,前半はアゴニー坂の下りがあるが,下りはある程度しんどくても下れるので大丈夫だった。しかし,神戸市立自然の家前から三国池下までの登りは長かった。あの区間はいつもしんどいが,今回は特に長く感じた。アスファルト舗装の道から別れた直後の階段が急で,だるい太ももには辛かったなぁ…。歩いている時にはできるだけ気を紛らわせるために,今後のペース配分をどうするかとか,そんなことばかり考えていた。後は,とにかく一歩前へ,一歩前へ,と前に進むことだけに集中した。
時間の目標としては,ぼんやりとした記憶だったが東六甲縦走路との分岐点から2時間程度だった,と思った。つまり12時間で歩き切ろうと思うと15:30までに東六甲縦走路に入らないといけない。そうなると,六甲最高峰から東六甲縦走路分岐までは15〜20分かかると考え,15時過ぎには六甲最高峰に着きたい。摩耶山掬星台から六甲最高峰までは10km程度だが,そこを2時間半で歩かないといけない,という計算になった。10kmを2時間半なら時速4kmなので,普通に歩ければ着けるはずだが,なにせまだアップダウンもある道なので,ヘロヘロの足には結構辛いペースだと思った。歩いている際には歩く速度はわからなかったので,ただひたすらペースを落とさない,ということだけを考えて歩いた。
結果として,摩耶山掬星台から六甲ガーデンテラスまでで,1時間40分程度,ガーデンテラスから六甲最高峰まで40分ほどで歩いた。ただし,摩耶山掬星台でトイレに行ったり飲み物の補給などで6分,ガーデンテラスでは7分滞留していたので,それらを含めると,摩耶山掬星台に着いてから,六甲最高峰に着くまででちょうど2時間半だった。この間,六甲ガーデンテラスから六甲最高峰までの行程でも,車道の横を歩く楽なルートは通らずに頑張って登山道を歩いた。さすがに登山道は車道に比べるとそれなりに疲れる。そして,ちゃんと六甲山最高峰にも登った。そこに登るだけで標高差約50mを登らないといけない。でも,六甲全山縦走という限りは六甲山最高峰を踏んでおきたい,と考えていて,いつも訪れるように努力している。六甲山最高峰から東六甲縦走路分岐までは15分ほどで着けた。その結果,東六甲縦走路分岐に 15:24 に着けた。出発は正確には 5:33 だったので,残り2時間10分ほどになった。しかし,そこからの2時間が遠かった…。
東六甲縦走路分岐から宝塚の宝来橋南詰までを私は以下のように区分している。 (1) 東六甲縦走路分岐〜船坂峠,(2) 船坂峠〜大谷乗越,(3) 大谷乗越〜塩尾寺,(4) 塩尾寺〜宝来橋南詰,の4区間である。今回は,それまでのおぼろげな記憶から,この4区間を30分ずつで歩こうと考えた。実際に最初の船坂峠までの区間はほぼ30分で歩けた。そうなると次の区間も頑張ろう,と思えた。しかし,大谷乗越の前に大平山の林道に出ないといけないが,そこまでで20分近くかかってしまった。大平山の林道だけでも10分程度かかりそうだと思い,大谷乗越まで30分は難しそう,と心が萎えそうだった。しかし,大平山の林道区間を6分程度で乗り切り,その後の大谷乗越までの下りで小走りするなどして,なんとか船坂峠から大谷乗越を34分で歩いた。
その結果,大谷乗越に16:27 に着けた。あと1時間6分あるぞ,と思ったが,その時に思い出した。実は,大谷乗越から塩尾寺って40分以上かかったような…。さらに塩尾寺からは宝来橋南詰までは普通は30分以上かかる。まずい,このままでは12時間を切れない。塩尾寺からのアスファルト舗装の道を小走りできれば10分ぐらい縮めれるが,それだけでいけるかどうかもわからない…。
仕方ないので,大谷乗越から塩尾寺の区間でできるだけ走ろうと思った。大谷乗越から塩尾寺まで30分で抜けるために,ゆずり葉台へ下る分岐点までを15分というのを目標にした。ただし,距離も時間も記憶は曖昧だった。確かあの辺りで半分過ぎぐらいだったような気がする,というものだった。実際にはその地点を16:49 に通過した。大谷乗越から22分かかってしまった。しかし,大谷乗越の時点で1時間6分あったので,塩尾寺まで36分で着ければ,塩尾寺から宝来橋南詰まで30分残せる。最後の区間は30分あれば言うほど苦労せずに着けるはず,というのがあったので,ゆずり葉台への分岐から塩尾寺まで残り14分を目標にした。そのため,走れそうな場所はできるだけ走った。やがて,左上に鳥居が見えると,後は塩尾寺への下りになる。そこまで来た時点で行けそうな感じだったので,少し元気が出てきて塩尾寺への下りも一気に下った。11時間半近く歩いてきて,足がヘロヘロの割にはまあまあのペースで下れたように思う。やっぱり下りが得意なんだ,と自分で納得してしまった。
結局,塩尾寺には 17:01 に着いた。ゆずり葉台分岐から12分で下ったことになる。大谷乗越から塩尾寺まで34分で着いた。やはり普通は40分以上かかりそうな距離だった。塩尾寺で,目標の「須磨浦公園から宝塚の宝来橋南詰まで12時間」までに,32分あった。塩尾寺の時点で,これはいける,と確信した。それでもできるだけ早く,を目標に,塩尾寺からの下りでも少し小走りしてみた。その結果,最終的に 17:26 に宝来橋南詰に着いた。歩いた時間は 11時間53分だった。最後はホッとして,少し放心状態だった。今年は神戸市主催の六甲全山縦走大会に出るので,ゴール地点の公園に登っておいた。その公園に上がる階段がめちゃめちゃ辛い,というぐらい疲れてしまっていた…。その後,宝来橋南詰にあるナチュールスパ宝塚ですっきりして,友人と待ち合わせて食事をして家に帰った。
今回は,神戸市発行の六甲全山縦走路地図の経路通りに歩いて,なんとか12時間を切ることができた。 今回で縦走は5回めになるが,何度歩いても菊水山,鍋蓋山,稲妻坂,天狗道の登りは辛かった。でも,高取山の登りは以前に比べるとラクに登れるようになった。これって多少は進歩してるのかなぁ???
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