早池峰山

2025年01月18日(土) ~ 2025年01月19日(日)

• GPS: 16:06
• 距離: 25.9km
• 登り: 1,531m
• 下り: 1,530m

コースタイム

1日目

• 山行: 5:06
• 休憩: 0:37
• 合計: 5:43

距離 10.1km 登り 747m 下り 81m

10:10 スタート地点
10:11 10:15 岳ゲート駐車場
13:04 13:13 うすゆき山荘
13:57 14:20 河原坊
15:47 15:48 小田越
15:53 小田越山荘

2日目

• 山行: 7:48
• 休憩: 1:43
• 合計: 9:31

距離 15.8km 登り 784m 下り 1,449m

15:53 小田越山荘
6:48 6:54 小田越
9:16 9:29 小田越コース二合目
9:37 9:38 小田越コース三合目
9:44 小田越コース四合目
9:54 9:56 御金蔵
9:58 10:07 小田越コース六合目
10:19 10:21 小田越コース七合目
10:33 10:45 天狗の滑り岩
10:50 10:54 小田越コース八合目
10:58 剣ヶ峰分岐
11:06 11:08 門馬コース分岐
11:15 11:23 早池峰山頂避難小屋
11:27 11:29 門馬コース分岐
11:34 剣ヶ峰分岐
11:42 11:49 天狗の滑り岩
11:56 小田越コース七合目
12:01 12:02 小田越コース六合目
12:05 12:06 御金蔵
12:11 小田越コース四合目
12:16 12:25 小田越コース二合目
13:10 13:30 小田越
14:02 14:07 河原坊
14:38 14:41 うすゆき山荘
16:05 岳ゲート駐車場

天候

曇りのち晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

東北道を花巻ICで降りて、ナビに導かれる道の途中には通行止め等もなく順調にアプローチ出来た。岳の駐車場より先の峰南荘横の駐車場までしっかり除雪されていたので、予定通り歩き出すことが出来た。

コース状況／危険箇所等

峰南荘先のゲートは左側の隙間を通らせて貰った。
その先の道は、初めこそトレースがあったが直ぐに無くなり、大学生の若者達が交代でラッセルしながら歩いたが、結構な積雪深のため想定していた中で最長の時間を要した。

小田越山荘は道路から樹林の中の新雪をかき分けて暫く下らなければならなかったが、迷うことなく辿り着けた。初めて利用したが、想像より大きく広々としていたので、夜は小屋の中にテントを2張とも張って寝ることにした。

２日目は霧の中だったが風もなく天気の回復が想定されたので予定通り歩き始め、小田越の監視小屋横にテントや使わない事にしたロープ、ハーネス、ヘルメット等をデポし軽量化して登り始めた。

下部の樹林帯はコンパスで方角も見ながら極力夏道らしき部分を歩いたが、ラッセルが深く苦労しながら進み、何とか予定を少し超過する程度で御門口の森林限界辺りまで辿り着くことができた。

御門口でストック＆ワカンからピッケル＆アイゼンに装備を入れ替え、部長先生から滑落停止等のレクチャーを受けた後に登り始めた。

歩き出した直後は尾根の東側の雪の柔らかい部分を歩いてしまったため時間を要してしまったが、尾根上の岩場を通る登山道に乗った後は風で雪の付きも少ないため順調に高度を稼げた。

８合目のハシゴの手前でメンバーの内1人がラッセルによる疲労のためこれ以上登れないと訴えたため、もう1人と2人で先に下ることとし、残りの5人はタイムリミットを決めてそのまま続ける事とした。

天気は時より晴れ間が見えるもののなかなかガスが晴れず、次第に風も出てきた。

ハシゴは幸い雪や氷に埋まってはいなかったため、上下段ともトップがピッケルでハシゴの間の雪を崩しなからルートを確保し無事に登ることができた。

その先からは風も強くなり吹雪で視界も悪くなってきたが、何とか稜線に乗り上げて頂上までたどり着くことができた。

視界も殆ど無いため写真だけ撮影してそそくさと下り始め、歩いてきた道を辿ってハシゴも慎重に下り、御門口の手前でアイゼンを外して尻セードも交えながら転がり降り、樹林帯の手前でワカンを着けて駆け下った。

先に降りていた2人とは監視小屋で合流する予定だったが、想定していたリミットを少し過ぎていたので先に道を下って行っていたので、後発隊もスピードを上げて昨日の我々のトレースを辿って下った。（大学生の若者のスピードにはとてもついて行けなかったので、先に行ってもらって自分は遅れて歩かせて貰った）

その頃からは天気が回復し、早池峰山山頂も綺麗に見えていたためかなり悔しい思いであったが、予定していた経験値を上げることは概ね出来ていたので、それなりの充実感を感じながら西に傾いた太陽に照らされた木々の影と空の青と稜線の白のコントラストを堪能しつつ歩くことが出来た。

写真

1/18 10:15

峰南荘前を歩き始める

1/18 10:18

ゲートは左側の隙間を通って通過

1/18 10:21

笠詰野営場のあたりはトレースがあったが、すぐになくなった

1/18 10:55

1/18 11:13

魚止めの滝あたり

1/18 11:38

清廉の滝に到着。一人が滝で水を汲む

1/18 12:34

笛貫の滝滝付近

1/18 13:11

うすゆき山荘を通過

1/18 13:53

河原坊あたりから早池峰山への尾根を望む

1/18 13:54

河原坊のビジターセンター

1/18 13:58

河原坊辺りで山頂方向が見えてきた

1/18 15:31

河原坊から小田越までの道路はカーブを繰り返して高度を上げていく

1/18 15:39

地図を見ると、花巻市と宮古市の間で薬師岳と早池峰山を直線で結んだ市境で遠野市が割り込んできてるのが面白い

1/18 15:43

もうすぐ小田越

1/18 15:52

小田越の少し先から宮古市

1/18 15:53

道路から小田越山荘への下り

1/18 15:59

樹林の中に建つ立派な小田越山荘

1/18 17:09

小屋の中にテントを張って寝ることにする

1/19 6:33

翌朝、まずは小田越山荘への下り口から小田越まで戻る

1/19 6:47

小田越で荷物を減らしていよいよ登山道へ

1/19 6:48

小田越の登山口

1/19 7:03

樹林帯の中を進む

1/19 7:43

かなりの積雪量

1/19 7:48

樹林帯を抜ける直前に休憩

1/19 7:56

もうすぐ森林限界！

1/19 8:01

御門口で装備をアイゼンに付け替えて記念撮影

1/19 8:28

滑落停止の練習をしてみたが、少し傾斜が緩くてあんまり上手くいかず（まぁ、楽しかったからいいか）

1/19 9:20

向かい側にそびえる薬師岳も山頂まで見えてきた！

1/19 9:20

雪の斜面に差した赤旗（正確にはピンクテープ付竹竿）の向こうに三陸海岸が見える

1/19 9:34

ここから先は岩場の登山道沿いに登る

1/19 9:36

1/19 9:47

写真では分かりにくいですが、遠くに栗駒山や焼石岳も綺麗に見えてました

1/19 9:49

だいぶ早池峰らしくなってきました

1/19 9:53

1/19 9:56

あの岩場が８合目のハシゴ場だ！

1/19 10:21

1/19 10:37

１段目のハシゴを登る。トップが雪を落としながら手掛かりをつくって慎重に！

1/19 10:38

1/19 10:40

２段目も同じように突破！

1/19 10:54

８合目を過ぎて、もうすぐ稜線だ！

1/19 10:57

分岐の道標も半分樹氷になっていた

1/19 10:59

赤旗を立てながら山頂を目指す

1/19 11:02

風も強くなってなかなか晴れない

1/19 11:15

やっと避難小屋に辿り着いた！

1/19 11:17

社はもう直ぐだ

1/19 11:19

社の前で記念写真

1/19 11:22

風が強くて早々に下山開始

1/19 11:22

避難小屋も雪に埋まってた

1/19 11:32

時々流れる雲の隙間から青空が

1/19 11:46

ハシゴを下る

1/19 11:47

下りは余計に慎重に！

1/19 11:55

下ったら、ガスが晴れてきた

1/19 11:58

1/19 12:03

1/19 12:24

1/19 12:54

樹林帯に入った頃は日差しが眩しいくらい

1/19 13:05

1/19 13:11

小田越の監視センターで荷物を回収

1/19 13:29

先に下った2人を追って道路を下る

1/19 13:34

この頃は山頂もいい天気！悔しいなぁ

1/19 14:13

若者は先に行ってもらって、おじさんはゆっくりと

1/19 14:34

河原坊から見た早池峰山

1/19 14:45

先行したメンバーの足跡を辿って

1/19 16:26

お疲れ様でした！

撮影機器：

COOLPIX AW110 NIKON

装備

個人装備

長袖シャツ 長袖インナー ハードシェル タイツ ズボン 靴下 グローブ アウター手袋 防寒着 ゲイター ネックウォーマー バラクラバ 毛帽子 着替え 靴 予備靴ひも ザック アイゼン ピッケル 行動食 非常食 飲料 水筒（保温性） 食器 ライター 地図（地形図） コンパス 笛 計画書 ヘッドランプ 予備電池 常備薬 ロールペーパー 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ナイフ カメラ ポール テントマット シェラフ ヘルメット

共同装備

4人用テント、3人用テント、ロープ、スノースコップ、コッフェル、コンロ、ガスボンベ、赤旗、他

感想

XT250

道路と樹林帯のラッセルが深くて時間がかかりましたが、大学生5人の頑張りで何とか頂上まで行くことができました。山頂の景色は見れませんでしたが、途中まで栗駒山や焼石岳、鳥海山もよく見えて、充実した山行でした。