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Yamareco

記録ID: 7748457
全員に公開
ハイキング
甲信越

桑西より湯の沢峠・大蔵高丸・ハマイバ丸・大谷ヶ丸・曲り沢峠を経て甲斐大和駅へ

2025年01月26日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
07:40
距離
21.8km
登り
1,328m
下り
1,445m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
6:59
休憩
0:41
合計
7:40
距離 21.8km 登り 1,328m 下り 1,445m
7:25
32
8:37
70
9:47
9:56
8
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10:35
25
11:00
11:05
33
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18
12:13
12:20
37
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8
14:22
14:25
2
14:27
14:35
28
15:03
15:05
0
15:05
ゴール地点
7:25 ハマイバ前
7:57 真木小金沢林道冬季通行止めゲート
8:37 林道分岐
9:47 湯ノ沢峠
10:04 湯の沢峠のお花畑
10:35 大蔵高丸
11:00 ハマイバ丸
11:38 天下石
11:54 米背負峠
12:14 大谷ヶ丸
12:57 コンドウ丸(金洞丸)
13:13 曲り沢峠
13:16 オッ立
13:22 大鹿山・景徳院分岐
14:22 景徳院
14:25 景徳院山門と桜
14:29 景徳院入口バス停
15:03 甲斐大和周辺の桜
15:05 甲斐大和駅
天候 快晴
過去天気図(気象庁) 2025年01月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
山脈を西側からアプローチするのに使える甲斐大和駅からのバスは4月頭まで運休のようです。
コース状況/
危険箇所等
・湯の沢峠へ登る道は不明瞭です。色褪せたテープが頼りになります。
・大谷ヶ丸の南面も不明瞭です。テープもありますが、道でないところにまであります。
・雪は大蔵高丸北面が最も多く数cm程度でした。南面はぬかるんでいるところがありました。表面が乾いていても実はぬかるんでいるところも。
・凍結箇所はほぼありませんでした。
・昭文社地図ではオッ立を巻いていますが、テープはありませんでした。踏み跡はありました。
・全体を通じて危険箇所はありませんでした。
大月駅よりバスでハマイバ前へ。3時間の林道歩きの始まり。林道は冬期閉鎖中で気楽に歩ける。
2025年01月26日 07:31撮影 by  SH-M26, SHARP
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1/26 7:31
大月駅よりバスでハマイバ前へ。3時間の林道歩きの始まり。林道は冬期閉鎖中で気楽に歩ける。
林道にしては傾斜があって500m弱を登る事に。山の上に雪は無い。
2025年01月26日 08:15撮影 by  SH-M26, SHARP
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1/26 8:15
林道にしては傾斜があって500m弱を登る事に。山の上に雪は無い。
ここで始めての雪。
2025年01月26日 08:21撮影 by  SH-M26, SHARP
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ここで始めての雪。
左手がハマイバ丸方面。直進が大峠。
2025年01月26日 08:37撮影 by  SH-M26, SHARP
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左手がハマイバ丸方面。直進が大峠。
コンクリ舗装の林道の先は沢沿いの道。この木橋をなんとか渡ったが冬の今なら沢を跨いだ方が楽。
2025年01月26日 09:04撮影 by  SH-M26, SHARP
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コンクリ舗装の林道の先は沢沿いの道。この木橋をなんとか渡ったが冬の今なら沢を跨いだ方が楽。
沢沿いなので道は不明瞭。色褪せたテープが念入りにあるので、冬枯れの景色の中探しながら登る。
2025年01月26日 09:18撮影 by  SH-M26, SHARP
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沢沿いなので道は不明瞭。色褪せたテープが念入りにあるので、冬枯れの景色の中探しながら登る。
湯の沢峠に到着。便所は冬季閉鎖中。
2025年01月26日 09:53撮影 by  SH-M26, SHARP
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湯の沢峠に到着。便所は冬季閉鎖中。
稜線を南下して大蔵高丸へ。花畑の道は雪模様。
2025年01月26日 10:00撮影 by  SH-M26, SHARP
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稜線を南下して大蔵高丸へ。花畑の道は雪模様。
大蔵高丸が見えてきた。
2025年01月26日 10:03撮影 by  SH-M26, SHARP
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大蔵高丸が見えてきた。
南アルプスの山々も。
2025年01月26日 10:03撮影 by  SH-M26, SHARP
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南アルプスの山々も。
大蔵高丸の北面が最も雪深いものの、数cm程度。
2025年01月26日 10:25撮影 by  SH-M26, SHARP
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大蔵高丸の北面が最も雪深いものの、数cm程度。
雪景色は素敵と思ったら…
2025年01月26日 10:29撮影 by  SH-M26, SHARP
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雪景色は素敵と思ったら…
富士山が御目見得!思わず「おお」と唸った。
2025年01月26日 10:31撮影 by  SH-M26, SHARP
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富士山が御目見得!思わず「おお」と唸った。
大蔵高丸山頂より北の黒岳を臨む。
2025年01月26日 10:33撮影 by  SH-M26, SHARP
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大蔵高丸山頂より北の黒岳を臨む。
大蔵高丸山頂より南の富士山を臨む。
2025年01月26日 10:33撮影 by  SH-M26, SHARP
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大蔵高丸山頂より南の富士山を臨む。
富士山を眺めながら南下。
2025年01月26日 10:56撮影 by  SH-M26, SHARP
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富士山を眺めながら南下。
ハマイバ丸は緩やかなので登り返しも雪も無し。
2025年01月26日 11:01撮影 by  SH-M26, SHARP
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ハマイバ丸は緩やかなので登り返しも雪も無し。
ハマイバ丸の南は木々も少なく良く写る。
2025年01月26日 11:12撮影 by  SH-M26, SHARP
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ハマイバ丸の南は木々も少なく良く写る。
次の山かな。
2025年01月26日 11:29撮影 by  SH-M26, SHARP
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次の山かな。
何の実かな。鳥が寄っていた。
2025年01月26日 11:32撮影 by  SH-M26, SHARP
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何の実かな。鳥が寄っていた。
天下石。
2025年01月26日 11:37撮影 by  SH-M26, SHARP
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天下石。
米背負峠。ここからも下りられるが道は荒れている模様。
2025年01月26日 11:54撮影 by  SH-M26, SHARP
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米背負峠。ここからも下りられるが道は荒れている模様。
大谷ヶ丸山頂。
2025年01月26日 12:14撮影 by  SH-M26, SHARP
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大谷ヶ丸山頂。
大谷ヶ丸南面で道を見失った。遠くのピンクテープを見つけて直下降。
2025年01月26日 12:31撮影 by  SH-M26, SHARP
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大谷ヶ丸南面で道を見失った。遠くのピンクテープを見つけて直下降。
米栂は凛々しい。
2025年01月26日 12:36撮影 by  SH-M26, SHARP
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米栂は凛々しい。
コンドウ丸より大鹿山手前で支尾根を下りる。
2025年01月26日 12:56撮影 by  SH-M26, SHARP
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コンドウ丸より大鹿山手前で支尾根を下りる。
この支尾根は唐松が立派に伸びていた。
2025年01月26日 14:02撮影 by  SH-M26, SHARP
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この支尾根は唐松が立派に伸びていた。
景徳院に到着。
2025年01月26日 14:24撮影 by  SH-M26, SHARP
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景徳院に到着。
景徳院の解説。
2025年01月26日 14:28撮影 by  SH-M26, SHARP
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景徳院の解説。
勝頼公が最後を迎えた地らしい。山梨は武田家への信仰が篤い。
2025年01月26日 14:39撮影 by  SH-M26, SHARP
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勝頼公が最後を迎えた地らしい。山梨は武田家への信仰が篤い。
撮影機器:

感想

ネットの何処で読んだのか覚えていないが、滝子山の北に繋がった山脈は冬晴れの日に北から下って雪化粧の富士山をずっと眺めながら歩くのがお勧めと読んだ。今が好機と思ったが登山口に最も近い甲斐大和駅からのバスは冬期休業中だった。距離は大分長くなるが東側の「ハマイバ前」バス停なら7時半着の便に間に合いそうだ。そうすると上りの殆どは林道歩きとなる。登山靴は荷物にしてスニーカーで歩く事にする。ヤマレコを見る限りは雪は…アイゼンは…持たずに後悔するよりはいいだろう。

ハマイバ前からの林道はのっけから傾斜がきつい。ただ冬期閉鎖中で沿道の発電所工事も休んでいるようでのんびり歩けた。前方にも目の前の頂にも雪は見えない。たまに鳥と鹿が鳴く以外はただ静かに登った。

ハマイバへは途中で林道を左折する。その先で舗装が終わりそうだったので登山靴に履き替えた。そこで同じバスに乗って来た単独男性が先を行った。この男性は自分より若そうだったが、えらく落ち着いた「遅い」歩き方をしていた。聞けば地元の方で笹子まで歩くそうだが、長距離故の歩き方なのだろう。一朝一夕で身に付くものではない。湯ノ沢峠までは沢沿いの道で不明瞭なので、氏の跡を追う事もあった。

あえぎながら湯ノ沢峠に着くと後は大蔵高丸以外は基本的に下り基調だ。鹿避けの扉が連続するのがしんどい。殆どが反対側に鍵が付いているのが更に面倒臭い。

その先は木の無い草原が広がっていた。ただ富士山は見えないなと思いつつ、最も雪が積っていた大蔵高丸への北斜面(それでも数センチ程度)を登っていると、右肩から見事な雪化粧の富士山が現れた。思わず歓声をあげた。

そこからは前評判通りの景色だった。関東の快晴の蒼い空の中、目の前に雪の富士山が続く。これを1時間以上堪能しながら歩けるコースはなかなか無いだろう。

ただ足元には注意しなければならない。雪道、霜柱、砂、ぬかるみ、そして乾いた土に隠れたぬかるみと、様々な顔の地面が現われるので油断できない。ただそれも楽しみの一つだ。

午後になって風が強くなってきた。上着を出すか、ペースを上げて身体を暖めるか迷っているうちに、身体を動かしても体温が上がらなくなってきた。漸くこのままでは危ないと気付いて上着を着たが、暫く上がらなかった。何年も山を登っているのに未だに初歩的な失敗をする。

そう言えば人が少ない。行程を通して山中で遇った人は3人だった。それも皆さん孤高を愛する様子だった。鹿と小動物の方がより多く見るというのはよくある光景だ。そんな山を態々選んでいるのだが、慣れない山域という事もあり、何かあれば遭難するかもしれないという緊張が続いた。下山の起点となる曲り沢峠に着いた時には安堵の溜息が出た。いや安心するのはまだ早い。ここから一時間半、600mを下るのだ。

景徳院へ向けて尾根を降りていると、ヒヨドリらしい鳥が鳴き立てていた。はぐれたのか、えらく寂しく悲しい声だ。こちらまで切なくなった。

麓に着いた。計画を完遂できた達成感と無事に山行を終えた安心感はたまらない。何より午後の日溜まりが暖かかった。

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