富士山を見ながらの快適スノーハイク~牛奥ノ雁ヶ腹擦山・小金沢山



- GPS
- 06:47
- 距離
- 9.3km
- 登り
- 717m
- 下り
- 718m
コースタイム
過去天気図(気象庁) | 2025年02月の天気図 |
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アクセス |
写真
感想
最大級の寒波が列島を覆っているという週末、雪山はどこも大荒れの模様で諦める。関東平野は晴れとのことで、どこかの山に登りたい。雪があればなお嬉しい。そして友人から提案があったのは日本一長い名前の山、その名も「牛奥ノ雁ヶ腹摺山」(うしおくのがんがはらすりやま)
雪はそこまでないという予想に反して、前日の寒波で雪が結構降ったようで、登山口から既にサラサラのパウダースノー。最初はチェーンスパイクもつけずに、キュッキュッという新雪の感触を楽しみながら歩く。
この日の気温は駐車場でマイナス11度でなかなかの厳しさだったけれど、キンとした空気が気持ちよく、天気も思ったよりも良くて次第に青空も見え始めた。
途中からチェーンスパイクをつけて歩き始める。この日は冬靴ではなく夏靴だったので若干不安があったが、いつも身軽な友人はなんとトレランシューズに防水靴下という強者だった。私は、友人がわけてくれた靴カイロで、終始爪先が凍えることはなかった。
歩き始めて2時間ほどで、パノラマ岩に到着。岩の上に登ってみると、金峰山の五丈岩や、甲武信岳などがくっきりと見え、そこから繋がる山並みの美しさにも感嘆する。
パノラマ岩から牛奥ノ雁ヶ腹摺山への稜線はとても気持ち良かった。右手には青空に映えた富士山がどーんと、その雄大な姿を現している。そしてほどなく山頂へ到着。思ったほど風も強くなく、軽く食事をして、そのまま小金沢山まで足を伸ばす。
40分ほど歩き小金沢山へ到着。風はほとんどなく穏やか。山頂からは先ほどよりもさらに青空が広がり、澄んだ空気の中、遠くの街並みも見渡せ、予想以上に気持ちが良かった。
さて、下山はいつもながらあっという間。
下山後はやまと天目山温泉で冷えた身体を温め、下山グルメは、甲斐大和駅近くの「雅」にて、猪鍋と猪ほうとうを堪能。
さて、私はこの日、訳あってハリネズミのぬいぐるみを連れてきていた。20年前くらいに初めてミニシアターで見た、ユーリ・ノルシュテインのアニメ、「霧の中のハリネズミ」に出てくるハリネズミの男の子。最近ちょっとした出会いがあり、20年前に雑貨屋で買ったこの子のことを急に思い出した。霧の中ならぬ雪の中だけれど、一緒に山行してみたくなったのだ。ロシア生まれの彼なので、雪の中が似合っているようにも(勝手ながら)見えた。
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