仙丈ヶ岳 極寒と地獄ラッセルの巻📜


- GPS
- 19:42
- 距離
- 26.8km
- 登り
- 2,266m
- 下り
- 2,281m
コースタイム
- 山行
- 11:25
- 休憩
- 1:34
- 合計
- 12:59
天候 | 晴れのようなくもり |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
トイレもあり水場あり良かったですが、台数は多くて7台停めれるかな |
コース状況/ 危険箇所等 |
地蔵岳過ぎから前日パーティのトレースは無くなり、ここからツボ足でのフルラッセル(取り回しが面倒だったのでスノーシューとワカンは装着せず) |
その他周辺情報 | 信州高遠温泉さくらの湯/600円 肌がぬるぬるになる。始め湯船に入った時にシャンプーが付いたままだったと焦るも、泉質のおかげと気づく。 |
写真
感想
前回の槍ヶ岳ラッセル敗退からリベンジをと今回も計画を立てる。
でも前回同様に日本海側は寒波襲来と豪雪のニュース。
予備日の余裕はあるも土曜から入るパーティはうちらしか居ない可能性と、白出沢〜中の沢間での雪崩を警戒して当日に計画変更。
一泊二日をベースにし積雪量を考慮し、北岳or仙丈ヶ岳で仙丈ヶ岳をチョイス。
柏木登山口〜入ると当日の足跡が一人分あったのでトレース泥棒しながら登る。
1900mあたりの林道で下山の大人数パーティ(大学の山岳部?)の下山とすれ違う。
そして最終交点手前で先発の方に追いつく。
トレースはがっちりだったのでるんるんで登っていたが、ついに地蔵岳の2300m付近でトレースは途切れてここからは二人でのフルラッセルに。
ラッセル前提では来てはいましたがやるとやっぱり疲れる。深くて股下くらいだったので槍ヶ岳に比べれば楽ではありましたが、2700mの森林限界の急斜面で胸ラッセルとなってここで時間を取られる。
本来ならばもっと前でテント張れば良かったが、どうにか17時過ぎには小屋に着きそうだったので頑張るも、これが少し失敗。
稜線に出てナイトハイクでルーファイラッセルするのでペースも落ちるし、寒さと不安から相方のペースも上がらない。
実はこの時あまりの辛さで死がよぎっていたそう。気づかず申し訳ないないと後で思いました。
19時位に温度計を見ると気温は-21℃と過去の経験を下回る気温になっていた(明け方はもっと寒かった気がした)。
私はまだ寒さは余裕だったが、相方の表情が限界を超えてそうだったので、テン泊適地を無視して2900m付近にテントを設営しました。
そして斜め斜面で寝たり大急ぎで荷物を散らしたせいで幾つかの装備が濡れてしまう。
翌日は風が強いも晴れ間が見られたので山頂を目指しましたが、濡れた装備で爆風は危険さもあったので、今回は山頂目前ではありましたが撤退としました。
今回の学びはルートは念入りに見といた方が良かったかなと。直前の思いつきで選ぶとルートを知らないため安心感を持てない。
あとは余裕を持ってテン泊地を下に設けて、二泊三日にすればとも。
日帰り装備にすればラッセルで軽さを活かしてワンデー行けそうですが、せっかくの厳冬期。3000mに泊まるも醍醐味です。
でもこれもまた良い経験にもなりましたので、次は万全で挑めそうです!
お疲れ山でした。
コメント
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行けたとは思いましたが、相方が凍傷になったりは避けたかったので直前でしたが…
二人これでまた成長出来ましたので、次はワンデーチャレンジもありだなと。
次は北岳ですかね(^^)v
鬼ラッセル開始場所でコーヒーブレイク中にお会いしたものです。
てっきり大学生8人パーティーが山頂までラッセルしたと思い込んでました。まさか山の申し子さんが鬼ラッセルして頂いたとは、お会いした時はお礼言わずにすいません。
無事に昨年の爆風の中撤退したリベンジが出来ました、ラッセルありがとうございました。
あ、あの時のソロの方ですね。リベンジのお助けになれて良かったです。
お礼だなんて。次はHMTS55さんのトレースをいただきます!
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