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Yamareco

記録ID: 7839616
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
甲斐駒・北岳

厳冬期【北岳】夜叉神峠から

2025年02月22日(土) ~ 2025年02月24日(月)
 - 拍手
GPS
19:53
距離
32.5km
登り
3,705m
下り
3,825m

コースタイム

1日目
山行
5:45
休憩
0:33
合計
6:18
距離 10.9km 登り 1,704m 下り 1,002m
6:41
4
6:45
6:46
5
6:51
6:52
6
6:58
46
7:44
7:45
85
9:10
9:39
157
12:16
12:17
15
2日目
山行
8:33
休憩
1:04
合計
9:37
距離 11.1km 登り 1,328m 下り 1,329m
3:34
55
4:29
4:30
122
6:32
6:37
85
8:02
8:09
30
9:04
9:11
22
9:33
9:54
15
10:09
14
10:46
10:55
52
11:47
11:48
47
12:35
12:43
28
3日目
山行
4:56
休憩
0:05
合計
5:01
距離 10.5km 登り 672m 下り 1,494m
6:20
0
宿泊地
6:20
6:21
86
7:47
7:48
21
8:09
8:10
113
10:03
10:04
37
10:41
7
10:48
7
10:55
5
11:00
11:01
20
11:21
ゴール地点
天候 1日目 曇り時々日差しあるものの、小雪舞う時間もあり
2日目、3日目共に晴れ
過去天気図(気象庁) 2025年02月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
夜叉神峠駐車場 無料 トイレ使用可
朝6時頃で空き余裕有り。
Pまで路面凍結なし。
コース状況/
危険箇所等
この日は全ルートトレースあり。絶好のコンディションで過去の記録と比較すると核心部も含め、だいぶ易しめだったと思われます。もちろんノートレースだと何倍も難易度跳ね上がります。

●夜叉神峠P〜野呂川下降点
駐車場奥のゲート越えて1キロちょいある長い夜叉神トンネルへ。封鎖されてても入口に歩行者用のドアから入れる。その後もいくつも照明のないトンネルを通るのでアルキ沢橋までヘッデン必要。

●野呂川下降点〜アルキ沢橋
林道から野呂川下降点の入口(鷲ノ住山への登山道)は標識あるが結構地味で目立たない。鷲ノ住山へは途中左右切れ落ちてたり足場が少し悪いので夜間は特に気をつけた方がいい。野呂川への下降で尾根が広がっているところは、蛇行してルートがつけられているので、テープと踏み跡を丁寧に辿らないと迷いそう。(少し迷った)
野呂川へ下りるとすぐに発電所の吊り橋を渡り、向かいの林道へ上がるのだがかなり急でザレてるので滑落注意。お助けロープはある。
林道へはガードレールの隙間から道路へ上がる。ここも驚くほど地味な出入り口。

●アルキ沢橋〜池山御池小屋
1500位から雪道。所々急登。傾斜が緩やかになり樹林から広い雪原に出ると向かいに小屋が見えてくる。

●小屋〜北岳山頂
城峰を過ぎて標高2600過ぎまでずっと樹林帯。途中城峰前後の3箇所でテント張ってる人がいた。木々の間が広めの所が多いので、整地すれば至る所に張れそう。砂払い手前の樹林で装備を整えボーコン沢ノ頭への登りになる。八本歯ノ頭から尾根が細くなり、一箇所お助けロープのある4〜5m位の岩場の下降が厳しい。そこは雪が少し付いてる程度で足場もホールドも小さめ。そこを抜ければあとはほぼ夏道通りに山頂へ。


※訂正1 いつものごとく、距離と標高差が多く表示されてたので、今回は無駄に動いてる軌跡を修正しました。皆さんの記録見ると距離31キロ、標高差3500位です。

※訂正2 3日目のスタートでログ取り忘れ途中から。下山後手動で繋げたら山行時間の合計が足されてない。正確にはトータル20時間56分。
出発前日の予報。2日目の朝がマイナス24度、風速14m。体感温度マイナス38度にビビる。これほんとに行けるのか? でもこの数字は山頂直下の分岐で一瞬だけ。南側の池山吊尾根は風弱く問題なかった。
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出発前日の予報。2日目の朝がマイナス24度、風速14m。体感温度マイナス38度にビビる。これほんとに行けるのか? でもこの数字は山頂直下の分岐で一瞬だけ。南側の池山吊尾根は風弱く問題なかった。
駐車場の車の殆どは鳳凰山へ行く人達。北岳へはP奥のゲートから。
2025年02月22日 06:14撮影 by  KYG03, KYOCERA
3
2/22 6:14
駐車場の車の殆どは鳳凰山へ行く人達。北岳へはP奥のゲートから。
ゲート横のコの字の通路が狭くてザック背負ったままだと通れない。。何これ。。降ろして手に持ち横向きで何とか通れた。
2025年02月22日 06:18撮影 by  KYG03, KYOCERA
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2/22 6:18
ゲート横のコの字の通路が狭くてザック背負ったままだと通れない。。何これ。。降ろして手に持ち横向きで何とか通れた。
すぐに冬期閉鎖の夜叉神トンネル。怪しい入口だけど左横のドアからすんなり入れる。
2025年02月22日 06:24撮影 by  KYG03, KYOCERA
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2/22 6:24
すぐに冬期閉鎖の夜叉神トンネル。怪しい入口だけど左横のドアからすんなり入れる。
1キロちょい先の出口の小さい明かり目指して。トンネル内は水の流れる奇妙な音がしてホラーな雰囲気。トンネル歩きは慣れてるけどここはちょっと長すぎ😅 みんなコワいんだよね。。
2025年02月22日 06:28撮影 by  KYG03, KYOCERA
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2/22 6:28
1キロちょい先の出口の小さい明かり目指して。トンネル内は水の流れる奇妙な音がしてホラーな雰囲気。トンネル歩きは慣れてるけどここはちょっと長すぎ😅 みんなコワいんだよね。。
ここはあちこちで氷瀑見物できるよ。これは堰堤だけど。
2025年02月22日 06:51撮影 by  KYG03, KYOCERA
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2/22 6:51
ここはあちこちで氷瀑見物できるよ。これは堰堤だけど。
林道のカーブにある野呂川下降点(鷲ノ住山への入口)
2025年02月22日 07:26撮影 by  KYG03, KYOCERA
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2/22 7:26
林道のカーブにある野呂川下降点(鷲ノ住山への入口)
ここでちょっとしたアクシデント。ストック出そうと思ったら固まって伸ばせない。前回分解せずに片付けたので水滴凍ったのか?あれこれ頑張ってたら後続男性が追いついて助けてもらってあっさり伸ばしてくれた😅 さすが。。 後から気づいたけど滑るインナー手袋だからだ。テムレスだったら自分でも伸ばせたのかも。すんません、助かりました。。
2025年02月22日 07:26撮影 by  KYG03, KYOCERA
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2/22 7:26
ここでちょっとしたアクシデント。ストック出そうと思ったら固まって伸ばせない。前回分解せずに片付けたので水滴凍ったのか?あれこれ頑張ってたら後続男性が追いついて助けてもらってあっさり伸ばしてくれた😅 さすが。。 後から気づいたけど滑るインナー手袋だからだ。テムレスだったら自分でも伸ばせたのかも。すんません、助かりました。。
鷲ノ住山への登りはわりとハード。途中よくわからない構築物。
2025年02月22日 07:41撮影 by  KYG03, KYOCERA
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2/22 7:41
鷲ノ住山への登りはわりとハード。途中よくわからない構築物。
野呂川発電所の吊り橋が見えてきた。ザレたつづら折れの急斜面を降りていく。
2025年02月22日 08:26撮影 by  KYG03, KYOCERA
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2/22 8:26
野呂川発電所の吊り橋が見えてきた。ザレたつづら折れの急斜面を降りていく。
吊り橋渡ったら林道に乗り上げる斜面を登る。穏やかに見えるけどこの先かなり急斜面。
2025年02月22日 08:31撮影 by  KYG03, KYOCERA
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2/22 8:31
吊り橋渡ったら林道に乗り上げる斜面を登る。穏やかに見えるけどこの先かなり急斜面。
ローブとか整備されてるけど夜だとちょっとわかりにくそうな。
2025年02月22日 08:32撮影 by  KYG03, KYOCERA
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2/22 8:32
ローブとか整備されてるけど夜だとちょっとわかりにくそうな。
野呂川林道へ出るところ。登山道というより作業道みたいな出入り口。
2025年02月22日 08:42撮影 by  KYG03, KYOCERA
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2/22 8:42
野呂川林道へ出るところ。登山道というより作業道みたいな出入り口。
途中3箇所位トンネル歩いてやっとアルキ沢登山口。ここで奈良田からチャリで来たというソロ男性が出発するところに、さっきストックで助けてもらった男性も合流して情報交換後少し休憩。お二人それぞれ先に行かれ自分ものんびり小屋へ向けて出発。
2025年02月22日 09:31撮影 by  KYG03, KYOCERA
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2/22 9:31
途中3箇所位トンネル歩いてやっとアルキ沢登山口。ここで奈良田からチャリで来たというソロ男性が出発するところに、さっきストックで助けてもらった男性も合流して情報交換後少し休憩。お二人それぞれ先に行かれ自分ものんびり小屋へ向けて出発。
池山御池小屋へは所々急登ながらも緩やかなところもある。標高1500近くになって雪道となり、凍結もしてるのでチェンスパ装着。
2025年02月22日 10:06撮影 by  KYG03, KYOCERA
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2/22 10:06
池山御池小屋へは所々急登ながらも緩やかなところもある。標高1500近くになって雪道となり、凍結もしてるのでチェンスパ装着。
この時から早くもチラチラ小雪が舞う時が。でも少し日差しも出たりとか変な天気。
2025年02月22日 10:37撮影 by  KYG03, KYOCERA
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2/22 10:37
この時から早くもチラチラ小雪が舞う時が。でも少し日差しも出たりとか変な天気。
樹林帯から広い雪原へ出ると向かいに池山御池小屋がある。トレースはぐるっと回り込むようになってるけど、ここ夏来たときに池は涸れて草原だったんだよね。
2025年02月22日 12:28撮影 by  KYG03, KYOCERA
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2/22 12:28
樹林帯から広い雪原へ出ると向かいに池山御池小屋がある。トレースはぐるっと回り込むようになってるけど、ここ夏来たときに池は涸れて草原だったんだよね。
予定より1時間早く着いてもっと上まで行こうか迷ったけど、あまり変わらないのでここにテント張ることに。ちょうど小屋の裏側に整地された跡があったので少し整え直してここに張る。
2025年02月22日 12:34撮影 by  KYG03, KYOCERA
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2/22 12:34
予定より1時間早く着いてもっと上まで行こうか迷ったけど、あまり変わらないのでここにテント張ることに。ちょうど小屋の裏側に整地された跡があったので少し整え直してここに張る。
このあとしっかり雪が降り出してきた。早めに切り上げて正解。
2025年02月22日 13:12撮影 by  KYG03, KYOCERA
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2/22 13:12
このあとしっかり雪が降り出してきた。早めに切り上げて正解。
小屋にトイレの情報がなかったので、今回のように人のいるエリアでは携帯トイレ持参。小7個、大2個。小は百均の。大はモンベルの通販で。もちろんお持ち帰りなのでこれだけで2キロ近くかな。何人か女性いたけどみんなどうしてるんだろ。私はいつもテント内で用を足す。わざわざ狭い中スペース空けてちょっと面倒だけど。このあたりの事情詳しく公開してくれる人って滅多にいないので、いつもソロの自分はみんなどおしてるのかよく知らないし、訊く機会もない。男はいいよな、その辺で済ませられて。
2025年02月22日 13:59撮影 by  KYG03, KYOCERA
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2/22 13:59
小屋にトイレの情報がなかったので、今回のように人のいるエリアでは携帯トイレ持参。小7個、大2個。小は百均の。大はモンベルの通販で。もちろんお持ち帰りなのでこれだけで2キロ近くかな。何人か女性いたけどみんなどうしてるんだろ。私はいつもテント内で用を足す。わざわざ狭い中スペース空けてちょっと面倒だけど。このあたりの事情詳しく公開してくれる人って滅多にいないので、いつもソロの自分はみんなどおしてるのかよく知らないし、訊く機会もない。男はいいよな、その辺で済ませられて。
即席の枕。テントカバーにマットやダウン類のカバーを全てこの中に入れ、ジップロックに入れたファーストエイドなんかの小物も詰めるとちょうどいい大きさの枕になる。自己流テント泊の小技。
2025年02月22日 14:01撮影 by  KYG03, KYOCERA
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2/22 14:01
即席の枕。テントカバーにマットやダウン類のカバーを全てこの中に入れ、ジップロックに入れたファーストエイドなんかの小物も詰めるとちょうどいい大きさの枕になる。自己流テント泊の小技。
外はけっこうな雪。翌日山頂へのトレースが無くなりそうで心配。明日何時に出ようかあれこれ計算する。
2025年02月22日 14:24撮影 by  KYG03, KYOCERA
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2/22 14:24
外はけっこうな雪。翌日山頂へのトレースが無くなりそうで心配。明日何時に出ようかあれこれ計算する。
2日目。3時に出る予定で1:55に目覚ましセットしたのになぜか2:55セットになってた。今何時だ?と見ると2:24。ん?一瞬考える。やば、だめじゃん!急いで準備。でも慌てず行こう。ご来光は二の次だ。周りのパーティーは何人か出発してる様子。マイペースで準備したのに1時間足らずで3:20に出発できた。登りで汗かかないようにスローペースだったけど、ちょうどいいタイミングだったらしい。画像は砂払い手前の森林限界近くからの富士山。
2025年02月23日 05:50撮影 by  KYG03, KYOCERA
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2/23 5:50
2日目。3時に出る予定で1:55に目覚ましセットしたのになぜか2:55セットになってた。今何時だ?と見ると2:24。ん?一瞬考える。やば、だめじゃん!急いで準備。でも慌てず行こう。ご来光は二の次だ。周りのパーティーは何人か出発してる様子。マイペースで準備したのに1時間足らずで3:20に出発できた。登りで汗かかないようにスローペースだったけど、ちょうどいいタイミングだったらしい。画像は砂払い手前の森林限界近くからの富士山。
標高2600過ぎで森林限界。強風に構えてたけど全然穏やか。
2025年02月23日 05:53撮影 by  KYG03, KYOCERA
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2/23 5:53
標高2600過ぎで森林限界。強風に構えてたけど全然穏やか。
農鳥岳と間ノ岳見えていよいよだと気分が盛り上がる。
2025年02月23日 05:58撮影 by  KYG03, KYOCERA
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2/23 5:58
農鳥岳と間ノ岳見えていよいよだと気分が盛り上がる。
ボーコン沢への登り。すぐ前に2人いる。
2025年02月23日 06:19撮影 by  KYG03, KYOCERA
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2/23 6:19
ボーコン沢への登り。すぐ前に2人いる。
この登りの途中でご来光見て立ち止まる。グッドタイミングじゃん、少し寝坊して正解。
2025年02月23日 06:20撮影 by  KYG03, KYOCERA
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2/23 6:20
この登りの途中でご来光見て立ち止まる。グッドタイミングじゃん、少し寝坊して正解。
農鳥岳と間ノ岳。あそこ歩いてる人いるのだろうか
2025年02月23日 06:21撮影 by  KYG03, KYOCERA
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2/23 6:21
農鳥岳と間ノ岳。あそこ歩いてる人いるのだろうか
ボーコン沢ノ頭へ出るとついに北岳とご対面
2025年02月23日 06:31撮影 by  KYG03, KYOCERA
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2/23 6:31
ボーコン沢ノ頭へ出るとついに北岳とご対面
冬の北岳バットレスだ
2025年02月23日 06:33撮影 by  KYG03, KYOCERA
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2/23 6:33
冬の北岳バットレスだ
一般登山者は左側から回り込むように山頂へ登っていく
2025年02月23日 06:37撮影 by  KYG03, KYOCERA
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2/23 6:37
一般登山者は左側から回り込むように山頂へ登っていく
あまり染まらなくてちょっと残念
2025年02月23日 06:42撮影 by  KYG03, KYOCERA
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2/23 6:42
あまり染まらなくてちょっと残念
このアルグルがいい。
北西風だからか時折風は強まるけど殆ど風速数メートル。気温はマイナス20度以下だけどダウンも着込んでるので寒くない。
2025年02月23日 07:07撮影 by  KYG03, KYOCERA
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2/23 7:07
このアルグルがいい。
北西風だからか時折風は強まるけど殆ど風速数メートル。気温はマイナス20度以下だけどダウンも着込んでるので寒くない。
いよいよ八本歯ノ頭からコルへの下降。たぶんこのとき自分は3番手か4番手。この時ばかりはトレースに大感謝。
2025年02月23日 07:40撮影 by  KYG03, KYOCERA
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2/23 7:40
いよいよ八本歯ノ頭からコルへの下降。たぶんこのとき自分は3番手か4番手。この時ばかりはトレースに大感謝。
短いナイフリッジ。たるんでるトラロープは全く意味なし
2025年02月23日 07:46撮影 by  KYG03, KYOCERA
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2/23 7:46
短いナイフリッジ。たるんでるトラロープは全く意味なし
こういう岩稜帯は雪の下の岩がどんな形状なのか足を置かないとわからないのがこわい。トップはそれを丁寧に確認し、全身の神経を研ぎ澄ましながら進むんだ。
2025年02月23日 07:49撮影 by  KYG03, KYOCERA
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2/23 7:49
こういう岩稜帯は雪の下の岩がどんな形状なのか足を置かないとわからないのがこわい。トップはそれを丁寧に確認し、全身の神経を研ぎ澄ましながら進むんだ。
ここが最も傾斜のきつい下降。両側切れ落ちてて、足場狭く雪サラサラ。細いお助けロープに頼らざるを得ない。
2025年02月23日 07:51撮影 by  KYG03, KYOCERA
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2/23 7:51
ここが最も傾斜のきつい下降。両側切れ落ちてて、足場狭く雪サラサラ。細いお助けロープに頼らざるを得ない。
難所を抜ければあとは山頂への登り
2025年02月23日 08:02撮影 by  KYG03, KYOCERA
7
2/23 8:02
難所を抜ければあとは山頂への登り
振り返ると後続の方が八本歯を降りてるのが見えた。人がいるのを眺めているとまた違って見える。
2025年02月23日 08:06撮影 by  KYG03, KYOCERA
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2/23 8:06
振り返ると後続の方が八本歯を降りてるのが見えた。人がいるのを眺めているとまた違って見える。
間ノ岳へのトラバース分岐。
2025年02月23日 08:40撮影 by  KYG03, KYOCERA
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2/23 8:40
間ノ岳へのトラバース分岐。
この先でトップの方とすれ違い、朝イチはノートレースだったことを知る。
行きに林道ですれ違った人が2日前に行ったであろうトレースはもうなくなっちゃうのかと驚く。トレースのお礼を言って歩き出す。
2025年02月23日 08:44撮影 by  KYG03, KYOCERA
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2/23 8:44
この先でトップの方とすれ違い、朝イチはノートレースだったことを知る。
行きに林道ですれ違った人が2日前に行ったであろうトレースはもうなくなっちゃうのかと驚く。トレースのお礼を言って歩き出す。
歩いてきた池山吊尾根
2025年02月23日 08:45撮影 by  KYG03, KYOCERA
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2/23 8:45
歩いてきた池山吊尾根
吊尾根分岐
ここに出ると倒されそうな突風が。北側はやはり風強かった。南側の尾根で良かった。こんな風に煽られながら歩いたらたまったもんじゃない。
2025年02月23日 09:07撮影 by  KYG03, KYOCERA
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2/23 9:07
吊尾根分岐
ここに出ると倒されそうな突風が。北側はやはり風強かった。南側の尾根で良かった。こんな風に煽られながら歩いたらたまったもんじゃない。
でも風はすぐに落ち着いた。途中ちょっとしたトラバースを経てここは山頂直下。さっきから脳内再生は平原綾香の「ジュピター」。この人と曲は山に合うのが結構ある。
2025年02月23日 09:22撮影 by  KYG03, KYOCERA
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2/23 9:22
でも風はすぐに落ち着いた。途中ちょっとしたトラバースを経てここは山頂直下。さっきから脳内再生は平原綾香の「ジュピター」。この人と曲は山に合うのが結構ある。
5度目の北岳山頂
まさか厳冬期に来れるなんて
2025年02月23日 09:34撮影 by  KYG03, KYOCERA
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2/23 9:34
5度目の北岳山頂
まさか厳冬期に来れるなんて
仙丈ヶ岳が白い
2025年02月23日 09:34撮影 by  KYG03, KYOCERA
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2/23 9:34
仙丈ヶ岳が白い
甲斐駒ヶ岳
あそこから北岳を見て冬は眺めるだけと思ってたのに、今立ってる不思議。
2025年02月23日 09:35撮影 by  KYG03, KYOCERA
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2/23 9:35
甲斐駒ヶ岳
あそこから北岳を見て冬は眺めるだけと思ってたのに、今立ってる不思議。
鳳凰山と奥に奥秩父の山
2025年02月23日 09:35撮影 by  KYG03, KYOCERA
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2/23 9:35
鳳凰山と奥に奥秩父の山
中央アルプス
北アルプスは雲がかかってた
2025年02月23日 09:36撮影 by  KYG03, KYOCERA
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2/23 9:36
中央アルプス
北アルプスは雲がかかってた
見慣れた富士山もなんだか新鮮な気分
2025年02月23日 09:36撮影 by  KYG03, KYOCERA
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2/23 9:36
見慣れた富士山もなんだか新鮮な気分
誰もいないので自撮り頑張る。ゴーグル付けてるとスマホの画面が見えにくいので外したら目が変、、、
2025年02月23日 09:39撮影 by  KYG03, KYOCERA
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2/23 9:39
誰もいないので自撮り頑張る。ゴーグル付けてるとスマホの画面が見えにくいので外したら目が変、、、
間ノ岳、農鳥岳、奥に塩見岳
2025年02月23日 09:40撮影 by  KYG03, KYOCERA
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間ノ岳、農鳥岳、奥に塩見岳
お気に入りの構図は縦バージョンも。
この辺りの南向き斜面の岩場は不思議なほど無風。まさか山頂で休憩出来ると思わなかった。
2025年02月23日 09:43撮影 by  KYG03, KYOCERA
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2/23 9:43
お気に入りの構図は縦バージョンも。
この辺りの南向き斜面の岩場は不思議なほど無風。まさか山頂で休憩出来ると思わなかった。
下山。行きも通ったトラバース。後続者の通過待ち。
2025年02月23日 10:01撮影 by  KYG03, KYOCERA
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2/23 10:01
下山。行きも通ったトラバース。後続者の通過待ち。
また冬に来れる日があるのだろうか。見納め
2025年02月23日 10:01撮影 by  KYG03, KYOCERA
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2/23 10:01
また冬に来れる日があるのだろうか。見納め
下山の登り返しで息切れ酷くなる。最近調子良かったんだけど。それでも今回十分余力はあった。ここんとこ3週連続で山行ってたからか、疲れにくくなってる。
2025年02月23日 10:15撮影 by  KYG03, KYOCERA
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2/23 10:15
下山の登り返しで息切れ酷くなる。最近調子良かったんだけど。それでも今回十分余力はあった。ここんとこ3週連続で山行ってたからか、疲れにくくなってる。
帰路の八本歯への登りは難なく通過。下りと登りでここまで違うのかと改めて実感。
2025年02月23日 10:25撮影 by  KYG03, KYOCERA
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2/23 10:25
帰路の八本歯への登りは難なく通過。下りと登りでここまで違うのかと改めて実感。
行きは撮影してる人いたのでスルーしたボーコン沢ノ頭。極寒だった朝でも今はポカポカ。上着は脱げるけど一度付けたバラクラバは日焼け防止で外せない。不快になってくるけどガマン。
2025年02月23日 11:46撮影 by  KYG03, KYOCERA
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2/23 11:46
行きは撮影してる人いたのでスルーしたボーコン沢ノ頭。極寒だった朝でも今はポカポカ。上着は脱げるけど一度付けたバラクラバは日焼け防止で外せない。不快になってくるけどガマン。
下山は楽ちん。途中にある城峰の登り返しで疲労がどっと出たけど。
2025年02月23日 11:48撮影 by  KYG03, KYOCERA
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2/23 11:48
下山は楽ちん。途中にある城峰の登り返しで疲労がどっと出たけど。
13時過ぎにテントに戻ると、いつものカフェオレで寛ぐ。幸せなひととき
2025年02月23日 13:36撮影 by  KYG03, KYOCERA
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2/23 13:36
13時過ぎにテントに戻ると、いつものカフェオレで寛ぐ。幸せなひととき
今回の寒さ対策はグローブ内のカイロ。マイナス15度以下ではカイロを不織布で縫い付けたインナーグローブのポケットに入れておくとかなり温かさが違う。一度前に貼るミニカイロでやったけど、寒さのためか粘着力弱くてズレてしまったので、ポケット作って指先温まるように固定。グローブはブラックダイヤモンドのソロイスト。
2025年02月23日 14:04撮影 by  KYG03, KYOCERA
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2/23 14:04
今回の寒さ対策はグローブ内のカイロ。マイナス15度以下ではカイロを不織布で縫い付けたインナーグローブのポケットに入れておくとかなり温かさが違う。一度前に貼るミニカイロでやったけど、寒さのためか粘着力弱くてズレてしまったので、ポケット作って指先温まるように固定。グローブはブラックダイヤモンドのソロイスト。
さらに下のインナーグローブは、北岳では上のラックナーのウール手袋。これとソロイストの組み合わせだと脱着が少しきつくて面倒。写真もスマホのタッチ感度がやや劣る。なので今までは下の黒い薄手の手袋で、寝る時だけウール手袋だったけど、今回初めてカイロと合わせたら殆ど冷たさを感じなかった。やっぱりウールってすごい。相反する温かさと利便性、この兼ね合いが悩ましい。
2025年02月23日 14:08撮影 by  KYG03, KYOCERA
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2/23 14:08
さらに下のインナーグローブは、北岳では上のラックナーのウール手袋。これとソロイストの組み合わせだと脱着が少しきつくて面倒。写真もスマホのタッチ感度がやや劣る。なので今までは下の黒い薄手の手袋で、寝る時だけウール手袋だったけど、今回初めてカイロと合わせたら殆ど冷たさを感じなかった。やっぱりウールってすごい。相反する温かさと利便性、この兼ね合いが悩ましい。
2度目の水作り。寒くて硬くなった干しいも温めながら。
このあとすぐ隣に2人パーティーがテントを張ってたので軽く挨拶。外ではアジア系外国人パーティーが観光地のごとくはしゃいで賑やかだった、、、
2025年02月23日 15:10撮影 by  KYG03, KYOCERA
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2/23 15:10
2度目の水作り。寒くて硬くなった干しいも温めながら。
このあとすぐ隣に2人パーティーがテントを張ってたので軽く挨拶。外ではアジア系外国人パーティーが観光地のごとくはしゃいで賑やかだった、、、
3日目
帰るだけなので気楽。テント前の樹林から
2025年02月24日 06:22撮影 by  KYG03, KYOCERA
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2/24 6:22
3日目
帰るだけなので気楽。テント前の樹林から
小屋を後にする。昨日北岳下山時にボーコン沢ノ頭でテント張るという強者3人組とすれ違った。これはいいモルゲン見られたでしょう。
2025年02月24日 06:35撮影 by  KYG03, KYOCERA
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2/24 6:35
小屋を後にする。昨日北岳下山時にボーコン沢ノ頭でテント張るという強者3人組とすれ違った。これはいいモルゲン見られたでしょう。
野呂川への下りは、雪がなくなってから異常に滑るところが多かった。地面全体が凍ってるのか?ずっとチェンスパ付けてたけど、普通に見える地面がやたら滑って2回尻もち。まるでツルツルの岩の上にザレた小石が乗ってるところに足を乗せてしまい滑る感じみたいな。登山道の踏み跡避けて落ち葉の上を選んで歩いた。
2025年02月24日 07:49撮影 by  KYG03, KYOCERA
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2/24 7:49
野呂川への下りは、雪がなくなってから異常に滑るところが多かった。地面全体が凍ってるのか?ずっとチェンスパ付けてたけど、普通に見える地面がやたら滑って2回尻もち。まるでツルツルの岩の上にザレた小石が乗ってるところに足を乗せてしまい滑る感じみたいな。登山道の踏み跡避けて落ち葉の上を選んで歩いた。
鷲ノ住山への登り。最初の急なところ撮り忘れて穏やかになった場面。これ2日で行く人は北岳降りてからこの登りとか、、、考えただけでイヤになる。。
2025年02月24日 08:57撮影 by  KYG03, KYOCERA
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2/24 8:57
鷲ノ住山への登り。最初の急なところ撮り忘れて穏やかになった場面。これ2日で行く人は北岳降りてからこの登りとか、、、考えただけでイヤになる。。
鷲ノ住山越えて下りの岩場。両側切れ落ちたヤセ尾根。ザック大きいと大変なところ。
2025年02月24日 10:11撮影 by  KYG03, KYOCERA
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2/24 10:11
鷲ノ住山越えて下りの岩場。両側切れ落ちたヤセ尾根。ザック大きいと大変なところ。
林道だ!これで全ての緊張から解放された
2025年02月24日 10:15撮影 by  KYG03, KYOCERA
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2/24 10:15
林道だ!これで全ての緊張から解放された
途中、農鳥岳かなぁ。いまいち同定出来ず
2025年02月24日 10:20撮影 by  KYG03, KYOCERA
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2/24 10:20
途中、農鳥岳かなぁ。いまいち同定出来ず
帰りも氷瀑見物。けっこうお見事な滝
2025年02月24日 10:46撮影 by  KYG03, KYOCERA
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2/24 10:46
帰りも氷瀑見物。けっこうお見事な滝
観音経トンネルでまさかの工事。恐る恐る進んでいくと作業のおじさんは登山者なんて慣れっこの様子。「ああ、気を付けて通ってね」とあっさり通してくれました。
2025年02月24日 10:52撮影 by  KYG03, KYOCERA
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2/24 10:52
観音経トンネルでまさかの工事。恐る恐る進んでいくと作業のおじさんは登山者なんて慣れっこの様子。「ああ、気を付けて通ってね」とあっさり通してくれました。
工事してたからゲート開いてた。
無事帰還、ヽ(^。^)ノ!
2025年02月24日 11:21撮影 by  KYG03, KYOCERA
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2/24 11:21
工事してたからゲート開いてた。
無事帰還、ヽ(^。^)ノ!
撮影機器:

感想

2年前から意識し始めた厳冬期の北岳。
今年からこの北岳に向けて、まずは未知のマイナス20度以下に対する耐性を付けようと、仙丈ヶ岳の山行と、白峰南嶺でのテント泊でトレーニング。今回予報を見てそれを上回る気温と風速に悩む。でもこれを逃したら来年までチャンスはない。この好天なら多くの人が北岳に来ることは確実だったので実行することに。
結果、風速は大したこと無く、(冬型の北西風だったので、南側の池山吊尾根は風弱め) 過剰な防寒もあり、殆ど寒さを感じず。

核心部のナイフリッジや岩の下降も先行者のトレースのお陰で、緊張したものの想定内。でもこれがトップだったら行けるかどうかは微妙。というかその勇気は多分無かった。これを一人で突破できるようになるには、まだまだ経験が足りないと思う。でもこのボーコン沢ノ頭は帰路の登りになると不思議なくらいなんてこと無い。登りと下りでここまで違うのかと、わかってたけど改めて実感した場面だった。

それとここを日帰りや2日でやってしまう強者のレベルがよく分かった。長い林道歩きの奈良田からなら私でも2日でぎり行けそう。今回3日あるので負荷をかけて鷲ノ住山を越える夜叉神から。やはり3日あれば余力を残して下山できた。けど日帰りはあり得ない。なのにこの北岳には珍しくなく、いる。2日目に夜叉神からというソロ男性が一人いた。もう想像しただけで目眩がしそう。。

私にとって原点の山、北岳。
今回トレースのお陰で予定通りに登れたけれど、それはやはり先行者のお陰で ‘’登らせていただけた‘’ 感がある。嬉しいけれど達成感には欠ける。これを全て自力で行けるようになるのが雪山の最終目標、かな。
難しいな😅

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