北岳バットレス 日本一高い場所でクライミング
- GPS
- 22:00
- 距離
- 10.0km
- 登り
- 1,759m
- 下り
- 1,768m
コースタイム
広河原14;00-16:00白根御池小屋
(白根御池小屋1730ーバットレス沢ー白根御池小屋2000)
15日
白根御池小屋3:15-dガリー下部取り付き5:00-大四尾根ー9:00北岳山頂9:10
-八本歯のコルー二俣ー広河原13:00
天候 | 14日晴れ 15日曇りのち雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
タクシー 自家用車
芦安から乗り合いタクシーで広河原1200円 15日帰りも広河原から芦安まで乗り合いタクシー1200円 芦安から車 |
写真
感想
北岳は南アルプスにあり、3193メートル、富士山についで日本で2番目に高い山。
僕は北岳には今年7月に登りましたが、
「北岳バットレス」
という魅惑的な言葉は聞いたこともなかった・・・
ただ、
山頂への登山コースの稜線左側に、
頂上から大樺沢(二俣)まで標高差600メートルを一気に落とすすごい圧巻の岩場が見えた。
これが北岳バットレスでした。
日本で一番高い標高でクライミングのできる岩壁。
戦前より多くのクライマー達を引きつけてきたこの長い岩壁は、
甲斐駒ヶ岳と共に南アルプスを代表する
クライミングのクラッシックルート。
まさか、
クライミング初めて3日目でそこを登るとは・・・
その時は知る由もなかった。
今年のGWに北アルプスの涸沢でバックカントリースキーをガイドしてくれた札幌マウンテンタイム石坂さんに、
「北岳に行って、バットレスを見た」
と7月に興奮して話をしたら、
たまたま、石坂さんの北海道でのクライミングのお客様が今年の9月に行くので、
「一緒に行こうよ!」となってしまったのがきっかけ。
むろん未経験で行けるわけはありません
基本怖がりビビリですし
「無理です」と
なんどか断りましたが
「まかせろ!」というので
これも誰かが道をつけてくれてるのかも
流れに乗るのもありかな・・・
いっちゃえ〜
ハーネスとクライミングシューズとヘルメット、カラビナ、チョークバックなどを購入
9月15日にバットレスを登るため、
石坂さんの拠点北海道に飛び
12日と13日練習するまさに一夜漬け作戦。
たまたま石坂さんが講師をするホグロフスの「初めての外岩」@小樽赤岩という
イベントが12日にあったのでそれに参加しまずはクライミングデビュー
本当に初めてだったので、女性や子供が登れるような岩でも僕は大苦戦。
腕力を使うので腕はパッツンパッツンPUMPです。
登れないので泣きそうでした。
手足は擦り傷だらけ。
もちろんビレイという命綱をハーネスに着けているので落ちても、
擦り傷などはできますが、安心なんです。
翌13日は石坂さんとアシスタントの照井さんと3人で同じ小樽赤岩の違う岩場で
マルチピッチという50メートルのロープを何回か使ってのぼる練習。
前日はシングルピッチという短い距離一本の練習でしたが、
北岳という長い岩を登るためには、岩の途中で、ロープをなんども繰り返し使わなくてはなりません。
それがマルチピッチです。
斜面でロープを結びなおしたり、
3人で登る場合
落ちた時支えるビレイも
ちょっと違うのでその練習です。
懸垂下降とかロアーダウンという降りる練習もしました。
大分動きは慣れて、前日よりは登れるようになりました。
ある程度登れるようになると、
怖さ、
筋肉の「ファイト〜一発」状態でアドレナリンが分泌され、
登ったときの達成感、爽快感はすごいです。
そして今回のチーム3人で14日に札幌から羽田経由で車で北岳に移動
北岳のバットレスの入り口としてクライマーの宿泊が多い白根御池小屋に宿泊
15日朝3時発でアタックでした。
クライミングの場合、前に違うチームが岩にいれば順番を待つ
のでみなさん早めにスタートするようです。
北岳バッドレスの下部岩壁からbガリー経由で途中トラバース、
第四尾根を登るルートでもっとも初心者コース。
それでも11ピッチあり、下部取り付き5時スタート
山頂までは4時間程度かかりました。
北岳は天気が崩れて、
景色があまりなかったのが残念ですが、
達成感は登山の比ではなく、
確実にはまりそうです。
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