伊予ヶ岳~富山~御殿山(関東百名山) 巡礼路の趣きのとみやま三山を巡り東京湾越しに富士山を望む


- GPS
- 05:27
- 距離
- 16.0km
- 登り
- 1,006m
- 下り
- 1,006m
コースタイム
- 山行
- 4:49
- 休憩
- 0:46
- 合計
- 5:35
天候 | ほぼ快晴 春霞がひどく、10時頃に見えていた東京湾越しの富士山が、11時過ぎには見えなくなった。 やはり3月半ばを過ぎると春頃は、どんなに晴れていても水蒸気や花粉などで霞が立つので富士山のスッキリした眺望を得ることは難しいかもしれません。 |
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過去天気図(気象庁) | 2025年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
とみやま三山を車でアプローチして巡るため、今回は伊予ヶ岳と富山を繋げて歩いてから御殿山へは車で駐車場に移動してピストンで登ったが、富山は市営富山地域無料駐車場に車を停めて単独で登る方法もある。 公共交通機関利用の場合は、バスで御殿山の登山口まで移動して、海に向かって三山を縦走してJR岩井駅まで降りてくる方法がある。この場合、御殿山登山口の山田中バス停まで行けるが、事前に南房総市市営バスに予約電話を入れておく必要がある。 南房総市市営バス https://www.city.minamiboso.chiba.jp/0000000796.html |
コース状況/ 危険箇所等 |
伊予ヶ岳 山頂直前は厳しい鎖場が続く。しかし、足場がしっかりしているので安定感が有り、鎖に頼り過ぎない方が良い。 帰りは双耳峰の北峰から時計回りに周回すれば、鎖場の下りを回避できるが、山頂直下の急斜面の下りに気をつける必要がある。 富山 伊予ヶ岳からのアプローチは、車道が続く。山頂稜線も含めて危険箇所は無い。 御殿山 稜線までは快適に登れる。山頂直下は急坂なので、特に下りで注意する必要がある。 |
写真
なお、こちらは南峰の方で、三角点は北峰にあり、その標高は336メートルになっています。山行記録でも、北峰が伊予ヶ岳と表記されています。
感想
今週降った大雪のため多摩・大月方面の山行を諦めて、千葉県にある関東百名山の伊予ヶ岳、富山、御殿山のとみやま三山を巡りました。伊予ヶ岳から富山はほぼ往復のコースを取り、互いの山を眺めながら歩く野花が咲き誇る山間の道路ののんびりとした様子は、映像で観る南フランス・スペインの巡礼路の雰囲気に似ていると思いました。3月の南房総は、既にお花がたくさん咲いていました。スイセンや菜の花、様々な種類のお花や桜など。
晴れていたので、東京湾越しの富士山を眺めることを期待しました。3月半ばは春霞がたくさん出てもやっとしており、行きの高速道路や途中の登山道などでは富士山が見えず諦めかけていましたが、伊予ヶ岳山頂に立ちはじめて東京湾越しの富士山を眺めることができました。
しかし、その後に登った富山、御殿山では霞で全く見られませんでしたし、10時に登った私よりもわずかに遅い時間に伊予ヶ岳に登られた登山者も見られなかったそうです。
伊予ヶ岳は、四国伊予の石鎚山に雰囲気が似ているから名付けられたようですが、鋭い岩峰と長大な鎖場はまさにミニ石鎚山を彷彿とさせます。千葉県で唯一名前に岳が付いており、房総のマッターホルンとも称されているようで、麓から眺めても鋭く尖った岩峰は相当な迫力があります。山頂直前は岩場に鎖が長く取り付けられていますが、足場がしっかりしていますのであまり鎖に頼らずとも登れます。
富山は、トミサンと読みます。東京湾や浦賀水道、外海もよく見えて、房総半島の先端や三浦半島、富士山もより大きく眺められます。滝沢馬琴が書いた南総里見八犬伝の舞台でもあり、古くから信仰の山として栄えたようです。山頂広場は広く休憩適地で、展望台も有り明るい雰囲気の山です。
御殿山は、周囲の見晴らしに優れているため日本武尊が御殿を築いたとされる山です。低山ながらも縦走路が有り、登山道に趣きがあります。山頂からは、富士山、鋸山、伊予ヶ岳、富山、太平洋と九十九里浜など、大展望が広がります。
これらの山はとみやま三山と名付けられて、また関東百名山にもなっており、ハイカーも多く人気の山々となっています。
自宅から現地まで、車で空いていれば1時間10分程度なのですが、アクアラインを頭に朝は30分遅れ、帰りは平日なのに大渋滞で3時間20分超えになりました。アクアライン利用の館山方面への遠出は鬼門で、土日が地獄になるのは覚悟できているのですが、まさか金曜日の平日に大渋滞にはまるとは予想外でした。ナビやグーグルマップがアクアラインに突っ込めとしか出てこないのは、疑問無しとしません。浦安回りで帰った方がストレスがなかったかもしれません。
大渋滞を考慮すると、この地域はJR利用や高速バス利用も考えられます。
南総里見八犬伝
https://www.city.tateyama.chiba.jp/satomi/arasuji/ara_min.html
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