雪山東峰

sakakan
その他1人 - GPS
- 09:11
- 距離
- 9.5km
- 登り
- 1,182m
- 下り
- 1,155m
コースタイム
- 山行
- 6:15
- 休憩
- 1:26
- 合計
- 7:41
| 天候 | 曇り時々晴れ |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2025年04月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
バス
(台北車站から台北轉運站。早朝5時前、地下街で迷った。地下街の一部の通りがシャッターで遮断されてたりして。地上に出て高速の高架下の歩道橋を渡った。自分のキャリーバック置いたままにしてわざわざ歩道橋まで一緒に走ってくれた人のおかげだ。そらもう「非常感謝!」昼間だったら案内標識をたどって人の流れに沿ってスーと行けたか??) ✫宜蘭轉運站7:30発の國光客運で武陵農場まで。10:10頃着。南山村でトイレ休憩。 https://www.taiwanbus.tw/eBUSPage/Query/QueryResult.aspx?rno=17510&rn=1744484247401&lan=C 宜蘭轉運站のコンビニで朝食を買う(饅頭、ふかし芋、お茶、コーヒー)。 ✫(帰り)武陵農場轉運站9:18分発宜蘭轉運站行 帰りのバスで。座席横のスマホの充電はAタイプ?とにかくCタイプは使えない。諦めてたら後ろの席の若い人がカバンの中から線の束を出しこれ使いなさいと合う線を貸してくれた。そらもう「非常感謝!」充電時間は8%→25%で2時間かかった。 ✫武陵農場觀光網站 場内バス https://www.wuling-farm.com.tw/tw/travel/index.php?num=27 雪山線 登山口を経由する便は平日2本、土日4本 ✫宜蘭〜武陵農場 バスは蘭陽渓(7甲線)に沿って行く。蘭陽渓はキャベツとスイカの一大産地とか。標高の高い所は一面のキャベツ畑。苗は高さ10センチ位に育ち、結球はこれこら。 蘭陽渓の石ころだらけの河原の幅は500m?1000m?。 網の目に区画整備されている。河原で作業する人が点に見える。充電器を貸してくれた人がスイカ畑と教えてくれた。スイカ畑の畝はマルチで覆っているように見える。蘭陽渓を埋めつすく!何十キロも続く。 ✫礁渓温泉公園森林風呂 公衆浴場。15時頃着いた。いい温泉!連休の初日で結構多かった。 武陵農場からのバスで宜蘭車站前で下車。臺鐵の宜蘭車站から9分で礁渓車站。電車の本数は多い。礁渓車站から徒歩15分orタクシー。ザックは車站のコインロッカーに預けた方がいい。 (or バスの終点の宜蘭轉運站まで行く。台北行きの便に乗り換え次の礁渓轉運站で降りる。30分。温泉公園は礁渓轉運站のすぐ隣。入浴後再び台北行。 *バスの便要確認!) |
| その他周辺情報 | ✫七卡山莊 早餐寝袋700元/人 (布農卡里布灣登山隊) https://www.bununclimbers.com/edcontent.php?lang=tw&tb=2&id=57 ✫世界各地の天気予報 https://ja.weather-forecast.com/ 台湾ー宜蘭、台中で検索 ✫雪覇國国家公園局から雪山主峰付近は降雪に要注意、対策をしなさいとのメール。 國家公園局の定める冬山期間は3/31までだが4/15まで延長。4/1以降に申請した場合でも装備がないと許可されない。我々は2月に4/1の登山を申請し既に許可されているので各自の対策に任せます。とのこと。 ✫雪覇國家公園局への登山申請 1.雪山が属する台中市の法律により、緊急時の電話連絡先は台湾国内に住む人と限定されている。結局家内の友人に頼んだ。 玉山の申請では日本に住む人、国際ローミングの連絡先で構わない。(玉山の場合はこれで通った。抽選には落ちたが。) 2.空港で中華電信の電話番号付きsimと入れ替える場合、雪覇國家公園局に問い合わせた。 以下。 「登山者自身の電話番号変更は申請した入山日の前日までは可能。 但し、予めその旨を伝え発効待ちの状態にしておく必要がある。 購入した電話番号を書いた申請書を申請した入山日の前日の午後5時までにメールする。正式の許可証を発効する。」 そのPDFを空港かホテルとかで2部印刷する。 桃園空港着は登山日前日の夕方の便。5時に間に合わない。 esimにした。非常時、ソフトバンクに切り替え国際ローミングで連絡できる。 切り替えてない時、國家公園局の方から電話があればどうなる? ただメールはいつでもやり取りできる。 |
写真
感想
✦関空は晴れ、桃園空港では本降りの雨。
3月の末から4月の1〜3日は日本も台湾も寒さのぶり返りし。
清明節にお墓参りしたいと家内がいうので、そのついでに玉山に登ろうと思った。抽選でアウト。雪山は先着順で山荘の確保できた。台湾の雪山、名前がいい。
✦雪山主峰は4月の上旬でも雪が降ることがある(youtube)。今年は去年より積雪の日数が多い(七卡山莊)。3月に玉山で滑落事故、他の峰で低体温症の事故(台湾フォーカス)。今回登山口の窓口で聞いたらフィリピンの人が主峰付近で滑って大怪我をした。
✦まあ平均70歳の夫婦のペースでは一日で主峰と七卡山莊の往復16Kは無茶。東峰だけにした、雪もない。
昔冬山、春山の経験はある。40年も前(汗)。大きな山は2年前の夏の白山以来。
✦アクセスのバス便も考慮して、登山口→七卡山莊(泊)→369山莊(泊)→主峰登頂→七卡山莊(泊)→登山口の3泊が平均70歳向きだな。
やっぱり核心部まで行かないと。次回の楽しみ。
新しい369山荘はまだ建設途中。テントは國家公園局が貸してくれるとか?要確認。
✦雨の山を覚悟していたが、結局3日間とも雨具を付けることはなかった。ほとんど曇りの時々晴れの3日間。雪山東峰の山頂では晴れた。
✦雪山の登山道は非常に良く整備されており、赤檜、台灣冷杉、台灣鐵杉、松等の樹林帯を登る。ガスと樹林でよく見えないが深い谷の急峻さはわかる。
✦4月3日〜6日は台湾では清明節の祝日で、七卡山莊予約は多いと協作の人は言う。12月まではずっと忙しい。雪山は人気の山。
✦2月の初めから二人で毎朝13キロの田舎道を早足の徒歩で鍛え、また毎日玉子、肉類を多く食べて体力造り。それなりに準備したけど。また1週間前は和気アルプスに登った。
✦ヤマレコの社長さんのyoutubeは参考になった。
1日目。
前日の桃園空港からずっと雨。
バスが宜蘭県と台中市を分ける峠を過ぎる頃には雨は止んだ。
雪霹國家公園武陵遊客中心(ビジターセンター)で雪山の状況、場内バスの時間を聞く。主峰付近の道は固くなった雪て滑り易いとのこと。隣の店で水3リットル、「話梅黒糖」というアメ1袋を買う。このアメ家内が気に入った。
武陵遊客中心から車道の7Kを登山口服務站まで歩く。(標高1700m→2100m)
昨晩、台北車站の全家(ファミリーマート)で雨傘を2本買った。1本190元(約1000円)した。日本なら普通5,600円やろ。帰りも使うので七卡山莊まで持っていく。
ビジターセンターで4時間待って14:20発の場内バス(150元)を利用すればよかった。登山口到着は1時間遅れるが、平均70歳にはその方がよかった。家内は途中、登山口への分岐点から先はうんざり。前夜台北のホテルでよく寝られなかったこともある。
徒歩10:30〜13:30(3時間)
バス14:20〜14:50(30分?)
台湾の人は車で来て登山口の駐車場に止める。
登山口への分岐点の近くで、たくさん犬が鳴いているのが聞こえた。
在登山口的分叉点附近聴到了很多条狗一直在叫。
武陵農場のキャンプ場で2羽の黒鳥(ブラックスワン)を見た。
在武陵農場露營区看到了两隻酖鹅。
登山口〜七卡山莊(2100m→2500m)
登山口服務站の人と話す。「私はあなたより4歳年下です」と言うので、「年輕人!」と、多分ドヤ顔で言ったらムッとした顔。
「主峰付近でフィリピンの人が滑って大怪我をした。気をつけて下さい。」「わかりました。」
入園許可證提出。
13:50登山開始。
途中で下山する3人の人と出会う。2人連れのご夫婦は、上は天候も期待できないし登山口で登るの諦めたが、登山口の管理人さんに折角だから七卡山莊まで往復したらと勧められた、また登山口までは車で来た、途中であなた方が歩いているのを見て声を掛けようと思ったが元気に歩いているので遠慮したとのこと。
(いえいえそんな忖度なさらなくても台湾のストレートさで、普通に、声を掛けて下さっても良かったのですが…。)
もう一人の人は、午前中の雨でどのグループも諦めて下りたと言っていた。
ガスが掛かる樹林帯の中を登る。369山荘工事用の軌道が所々見える。途中綺麗なキジを見かけた。
16:00七卡山莊に着く。
薄暗くなってきた樹林の中、オレンジ色の七卡山莊の文字が鮮やか。
家内はバテ気味、足が上がらない。
國家公園局の人が事務所から出てきた。
「累了吧!請在裏面休息休息!」「ど〜も〜」
山荘で賄ってくれる協作(布農卡里布灣登山隊)の人は男性一人だけ。家内は協作さんと喋り出した。台湾家庭料理の材料を使った晩御飯で元気は取り戻した。いっぱい食べた。街の夜市の味を期待していたが普通、まあ山小屋ですから。金針花のスープで暖まった。
コッヘル用意してなかった。前夜、台北車站からモンベルに歩いて行きコッヘル買おうとしたがめちゃ高い!のでやめた。台北のモンベルは高級ブランドの店か。協作さんも「哪個店的東西太貴了!」と言っていた。洗面器みたいな調理用ボールを借りる。
晚早餐寝袋で700元/人。登山申請の段階では宿泊者数は何十人も埋まっていたが、泊まるのは我々二人だけ。19時寝袋に入る。寒かったら寝袋二つ使っていいよと協作さんが言ってくれた。
横になっていたら、2人組が入ってきた。
2日目。
3時出発で主峰をピストンの計画。往復16K。
アイゼンないから主峰は止めて、東峰→369山荘→谷圏底部まで行こう。と思った。
しかし平均70歳の、昨日のペースでは??。行けたとしても、帰りが??。夕方下り坂で、家内が疲れた足でコケるか。疲れたら平坦な所でもつまずく。
無理。止めとこ。
東峰だけにした。
(なんで七卡山莊1泊、369山荘1泊にしなかったのか。計画が甘かったというか…。若い人とはちがうんよ。)
6時朝食。お粥いっぱい食べる。目玉焼き挟んだパンも。ドイツ人男性と台湾人女性のお二人さんは目玉焼きパンだけ。
女性と同じく台湾人である家内が喋り出した。女性はドイツ留学中、ハキハキとよく話す。台湾に来る前は日本で北海道旅行。台北でレンタルした簡易アイゼンを用意している。369山荘でも協作さんの食事を予約したけど2人だけなので断られた。台北のモンベルは「太貴了!」……
当方はついて行けない。
7時出発。
ドイツのお二人さんは先に出発。我々は平均70歳のペースで登る。ガスがかかる。気温7,8度位か。
よく寝、よく食べた。荷も軽い。
哭坡觀景台辺りで日が差し始めた。
哭坡はそれほど苦にならない。
(後で登った台北の大屯山の坂の方がきつかったなあ。つるつる滑る泥道。)
東峰や深い谷の展望が流れる雲の途切れに開けてきた。鹿?の糞が落ちている。足元の石楠花は食べられている。
11:10東峰山頂
東峰周辺は晴れ。遠くの3千メートル級の峰々は雲の向こうで望めなかった。
山林火災で焼失した植物の生態系再生には100年、200年かかる。看板の説明。
台北車站で購入した牛肉乾、鳳梨酥を食べる。
若い2人連れがきた。朝登山口に到着し一気に登ってきた。你好!男性は18Kのザックを背負い、一眼レフのカメラを首にぶら下げている。明るいお二人さん。369山荘を目指す。
我々はゆっくりしたペースで下山。樹林帯に入りまたガスが出てきた。台灣馬醉木がきれいに咲く。
15時七卡山莊に戻る。
生姜と黒砂糖で沸かした湯を貰う。何杯も飲む。
夕方若い男女のカップルが入ってきた。今晩も106床のうち4床だけ。
協作さんは2人の若い夫婦に変わった。通常はこの2人が賄っているそうだ。昨晩はなかった麻婆豆腐がうまかった。
3日目。
夜中11時頃に厠所に行く。
見事な檜の木々が山荘の明かりに照らし出されている。こんな時間でも事務所の明かりがついている。國家公園局の職員さんが受付カウンターにいた。夜中に上がって来る登山者のためだろうか。
地震?寝袋の中でほんの少しの揺れを感じた。後で調べたら4月3日02時01分34秒、花蓮付近で発生とあった。
2時半の朝食。
お粥。目玉焼きとハム挟むパン。金針花のスープ。インスタントコーヒー。
カップルの女性の方に家内が早速声を掛ける。スマホで検索した花の写真集で、石楠花ってどれと聞くので教えてあげた。当方が東峰(トンフェン)まで行ったよと話すと、?…(dongfeng)ですね。
お二人さんは3時に出発、主峰をピストンする。「加油!小心!」
事務所の明かりは消えていた。
5時登山口へと下山。
30分程はヘッドランプを付けた。赤檜と台灣冷杉、松の樹林帯の道。
登山口着6時半。今から登る人が4、5人いた。小さな鹿のような格好の山羌を見かけた。
入園許可證に時刻記入してポストへ(下山届け)。
登山口から2時間歩く。
在登山口的分叉点附近又聴到了很多条狗一直在叫。
早朝だが、車がよく通る。桃の花や白い花がきれいだ。
武陵農場轉運站9:18分発宜蘭行のバスに間に合った。
武陵農場観光ボランティアの人(2日前ビジターセンターのカウンターで話を聞いた人だ)が撮りましょうと言うので、このガイドさんと、猟銃を抱えた原住民の人と一緒にカメラにおさまる。行く時も帰る時も歩いている途中、この原住民の人が何回もバイクで通り過ぎた。野生の猿が出没するので警戒の仕事に就いている。観光客の物を奪ったり、襲ったりするのだろう。
秋10月から11月末までが天気も安定して登りやすい。観光ボランティアの人が教えてくれた。また写真(絵はがき)を貰った。
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