燧ヶ岳(ミニ尾瀬公園から)

- GPS
- 11:59
- 距離
- 25.9km
- 登り
- 1,474m
- 下り
- 1,474m
コースタイム
- 山行
- 9:16
- 休憩
- 0:19
- 合計
- 9:35
- 山行
- 2:17
- 休憩
- 0:01
- 合計
- 2:18
| 天候 | 1日目 快晴 2日目 曇り(下山後に雨が降り出した) |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2025年04月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
| コース状況/ 危険箇所等 |
除雪は七入より遥か先、Alt.1240m付近まで終わっている。ショートカットするとデブリで阻まれるので、除雪区間はすべて歩いたほうが良いかも。 頂上に行くにはアイゼン&ピッケルと、できればウィペットもあったほうが良い。 |
写真
感想
春のツアー練習その2で燧ヶ岳へ。
今回は泊まり装備を持ってのコースタイム測定を目的に。
一部ペース配分ミスはあったが適切なペースも含めて目的は十分に達成できた。
快晴の中の燧ヶ岳登頂はとても気持ちよく、久々に最高のピークハントだった。
【詳細】
またしても引きが悪く日曜は悪天で泊まり練習に特化した歩荷トレ的な山行となった。
雨男というジンクスは信じてはないけど最近の実績を見ると僕がそれなのかもと思ってしまうなぁ
そんな状況でもさすがtartletさんでトレとピークハントを絡めた素晴らしい計画を立てていただいた。
林道の開通がまだということでミニ尾瀬公園からシートラ。
道には雪があるどころかめっちゃドライでなんだこれと思いながら歩く。
それでもアプローチシューズで歩くのは、先日の蓮華の下山でやったブーツでのコンクリ歩きと比較したら天と地の差に楽でめちゃくちゃナイス判断だった。
と言いつつブーツ含むシートラの重量はやはりすごくて、借りたザックの背面長の問題もあったのか肩が痛かった…
板を横に乗せるしなないので試さねばだが、ハンドキャリーを持ってきてもよかったかもw
ヘアピンカーブの林道からショートカットでシール歩行開始。
方角だけ合わせて歩くだけで余裕と思いきや林道超えが面倒、と思いきや除雪デブリで大変苦労して結局板を脱いだ…
tartletさんの言う通り最初から林道歩きの方が楽だったかも。
Alt1600mくらいからの急登で先頭交代して進むうち、なんだか良いリズムに乗ったのでガンガン進んだら、Alt2000mくらいから急にしんどくなり最後の300mアップはペースを落とすことになった。
コースタイムから考えても最後のペースが適切なのだろう。
また今回雪が緩んでずれる場面が多かったので踏みしめながら歩いたせいか、俎嵓コルまできた時に左股関節付近の筋肉が吊るような筋肉痛のような状態になりちょっと焦った。
小休止を挟んだら戻ったので登頂できたがあの状態が続くとどうにもならない気がする、初めての体験だった。
燧ヶ岳まではアイゼン&ピッケル歩行で。
かなりの急斜面で歩きでしか行けないが、踏み抜いたり一歩一歩踏みしめなければだったりで、これを何時間もするなんて考えられずツボ足登山の人を尊敬した。
山頂の景色は抜群で、暑いくらいの春の陽気やここまでの疲労も相まってかめちゃくちゃ心地よかった。
滑走はAlt2050m付近?まではザラメ感ありよく滑って快適だったが、その後はずっと滑らぬ修行滑走…
Alt1450m付近からシール歩行、翌日を考えてキャタピラ跡の手前で幕営。
設営後のビールは沁みた!
チャンチャン焼きもうまくいって、行きの車で寝させてもらった効果か美味しく酒を飲み干し20時頃就寝。
翌日は本番想定で起床したら早すぎて、夜明けを待つ立ち尽くす時間を経てから下山開始。
コンクリ歩きは長かったが下り基調もあり順調に下山。
雨にも降られず目的は全て達成して計画勝ちのとても充実した山行だった。
ありがとうございました!
【メモ】
・ガスは約100g消費
(水作り×6回?3L分、水沸騰×6回?、再沸騰×2回、調理に弱火計20分ほど)
・初日の水分は2Lほど消費
・スポーツドリンク粉の途中追加はけっこう手間。500ml用に分包にしたらまだマシか?
・スポーツドリンクの甘さで行動食の補給を怠らないよう注意
・カモシカのフライドライスは個人的には微妙
・板を履いている際、持ち上げるような動作は股関節付近の筋肉を使う。使いすぎると替えがきかない
・幕営地到着してシールを干す際、スクレーパーでこそぐように水を絞る。想像以上に水が出るため念入りに
・薄手手袋はテント内で便利。今回は暖かったのでニトリル1枚でも良かったが…
・シュラフは沢で使用しているやつにしたが少しだけ寒かった。やはりいつものやつがベターか?
・行動用靴下はシュラフに入れて寝る
・車をまとめた道の駅しおばらは野菜がめちゃくちゃ豊富で安く、特産品も魅力的でとても良く、久々に道の駅で2000円以上払ったw
GW山行の練習日程がだんだん少なくなる中、またも日曜日が悪天予報。ならば日曜日は下山するだけにできる行き先は?と探しているうちに見つけたのが燧ケ岳。これまでも山滑走で行きたいと思いつつ、微妙に行きにくい(遠いし、日帰りなら早出が必要)ので後回しになっていた行き先。さすがに遠いか?と思ってutagに提案すると、「白馬に行くのと誤差レベル」ってことでOK頂いた。結果、最高の天気で登頂、宿泊トレも積むことができ、雨が降り出す前に撤収という完全勝利。ついでに百名山もGETできて、非常に満足感の高い山行になった。
以下、徒然なるままにメモ。
・例年この時期にはある程度道路が開通しているし、前週の記録では除雪は進んでいるようだったので、正直ミニ尾瀬公園から歩くことになるとは思わなかった。。
・道路は開通していないのに、除雪は七入の遥か先まで完了。除雪作業で発生したデブリが多数あり、この状態であればショートカットするより歩いて登ったほうが早かったかも。。
・林道からモーカケ沢を渡るとき、過去ログで渡っている位置まで行ったら、駐車禁止の標識が。そこから渡ると絶妙に渡りやすい。なるほど、だからこの位置から渡ってるのか。(今回の場合、多分もっと手前から沢は埋まっていそう)
・ガイド本とは違って、記録では沢筋を詰めて東ノ田代まで登っている例が多く、今回もそれに倣った。確かに絶妙に弱点があるので、そこから登れるものの、やはり斜度がかなりあるので、もう少し緩いところから登ったほうが良かった。実際、下りで同じ個所を使うと、当日の高温での融雪のせいもあってか、自分誘発の湿雪表層雪崩が数回発生したので、下りはルートを微妙に変更することにした。
・今回の計画は、楽しさを考えると宿泊予定地に泊まり荷物をデポしたほうが圧倒的に楽なのだが、泊まり縦走の訓練であることを考慮して、全荷で山頂まで向かった。結果、このペースは泊まり荷物では早すぎて、だんだん疲れてしまうことが分かった。ペースを落としてもガイド本と同等以上のタイムで行動できてたので、本番ではもっとペースを落としても良い。
・燧ケ岳を選んだのは、最後の柴安瑤療个蠅妊▲ぅ璽鵑任両紊蟆爾蠅領習ができることも理由の一つ。前週の記録で見た写真ではとんでもなく急斜面に見えたが、近づいてみると右側であれば斜度を殺せるように見えたので、そちらから登頂することにした。帰ってから他の記録を見返すと、雪が少ないのであれば左側の夏道と同等のルートで行くのが定番らしい(今回のルートだと、ハイマツに阻まれる)。あまり定石にこだわらずにルート選択して正解だったのかもしれない。
・山頂行くのに最初はピッケルだけで行くかと思いつつ、結局ウィペットも持っていったが、それが大正解。最初は踏み抜きが多くてポールがないと辛かったし、上に行くとピッケルがあったほうが安心感がある。そして下山は両方使ってバックステップで降りれて、安心感はハンパなかった。
・滑走は、正直楽しめるかんじではなく、「下山の手段」として使っただけ・・・
・平らになってからは、おとなしくシール歩行に切り替え。どうせシールは乾かすし、ってことで。
・圧雪最終地点付近で幕営。鮭のチャンチャン焼き、めっちゃ美味しかった!ありがとうございます。
・翌日、2時間で出発できるように練習しようと3時起きにしたら、1:20くらいですっかり準備が整い、明るくなるまで待機時間が発生してしまった。水を作る/沸かすの手間が増えると時間は増えるはずなので、どれくらい前日に水を作っておくか?などを事前に検証する必要があるなと思った。いずれにせよ、プラティパスは2つずつ持っていくことにしよう。
・雪で水を作るなら、飲み水はできれば沸かしたい。ならナルゲンにもお湯を詰めてしまえば湯たんぽにもなって一石二鳥?
・行動の水は800mlのお湯、500mlの水で、お湯がちょっと残っただけ。明らかにマージンが少なすぎた。風がなくて晴天だと、こんなに必要か。
・衣服は厳冬期アンダー、Tシャツ、長袖シャツ、シェル。下はMWアンダーとシェル。宿泊時にフリース、ダウン上下利用。寝袋は#3。これで過不足なかった。
・登頂時に、うっかりアイゼンを引っかけてパンツに穴をあけた。が、調べてみると無償で補修キットを提供してくれることが分かり、早速請求。ありがとう、●ァイントラック。
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