リベンジした武尊山は360度の絶景が待っていた
- GPS
- --:--
- 距離
- 4.9km
- 登り
- 484m
- 下り
- 484m
コースタイム
- 山行
- 5:27
- 休憩
- 0:20
- 合計
- 5:47
天候 | 文句のない晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2016年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
コース状況/ 危険箇所等 |
○ゲレンデトップの取り付きはいつも雪が深くてカンジキかスノーシューが必要。稜線に出たらアイゼン、ピッケルが歩きやすい。 ○先行者がいてトレースをつけてくれるととっても歩きやすいが、平日はそれをあてにしないほうがよい。 |
その他周辺情報 | 川場村には日帰り温泉が多数あり。この日は、道の駅白沢「望郷の湯」560円とお食事処を利用する。 |
写真
装備
個人装備 |
スノーシュー
ストック
12本爪アイゼン
ピッケル
|
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感想
スキー場のリフトを利用した積雪期の武尊山登頂は今年の目標のひとつになっていたので、先週、買ったまま使う機会に恵まれないスノーシューを持って出かけた。
インターネットの投稿サイトを見ていると、いとも簡単に登っている様子なので念入りな準備と心構えがないまま出かけてしまった。その結果、雪は深いし風は強くて寒いし、すっかり登る気が失せてしまい、またとない好天を尻目に登山口からさほど登らない地点で早々に撤退してしまった。
登り損ねた山というのはどうも気になってしょうがない。3月下旬ともなれば雪もしまって登りやすいし天候も安定しているはずだがどうもそれまで待てない。天気予報とにらめっこをしながら登る機会を狙っていたところ、早くも好天が期待できる日が一週間後にやってきた。
今度こそはと事前準備を念入りにやって意気揚々と出かけた。登山口の川場スキー場は山の中にあるのでタイヤチェーンは必携だが、ここ一週間は里には新雪がなかったようでノーチェーンでスキー場まで行けた。さい先がいい。
一週間前に来たばかりなので勝手知ったるスキー場で、リフトを乗り間違えることもなく(前回は最初から乗り間違えて別のピークへ行ってしまった)スムースに登山口へ行けた。
相変わらず取り付き地点は深雪でトレースがないのでスノーシューを履いて登り始める。今日の登山者はスタート時点では私を含めて3人。私がゆっくり準備している間にさっさと登り始めてトレースをつけてくれたのでありがたい。そのトレースをたどって稜線まで出ると早速急登が始まる。稜線の雪はしまっているしストックとスノーシューでは急登は歩きずらい。早々にアイゼンとピッケルに変更する。
先週同様天気は良い。立ち止まっては何枚も写真を撮る。今回は、手袋をしたままでもカメラのスイッチを入れられるよう工夫をしてきたし、指先が凍えないよう小さなホッカイロを手袋に入れてきたのでここまでは快調だ。
先行者とはかなり離れてしまったが剣ヶ峰山の登りも何とかこなせた。ただ、アイゼンを着けた山スキーブーツはやっぱり登山靴に比べると歩きずらい。
剣ヶ峰山から景色も絶景である。谷川岳から赤城山に至るまで、上州の山々が一望だ。武尊山まで行けばさらに至仏山や燧ヶ岳など、東北の山々も見えるようだが山頂まではかなり遠い。午後からのスキーも楽しみたいので先を急ぐことにした。
武尊山までの稜線には小さなアップダウンがいくつかあった。さらに山頂稜線に出るまでの登りがきつい。何度も「もう帰ろうか」と思ったことか。目の前に見えるのが武尊山山頂のはずだが、もし山頂がまだその先だったらその時点が引き返すつもりで登り続けた。 登山道が右に大きく曲がる地点で早くも途中で追い越された登山者が下山してきた。私とさほど変わらぬ年齢のようだがみなさん元気である。
景色を楽しむ余裕もなく、息も絶えだえで風の強くなった稜線を黙々と歩き続けたら突然山頂に着いた。見慣れた山頂の看板が目に入った。誰もいない。さえぎるものもない360度の大展望が待っていた。あわてて写真を撮ったりビデオを撮ったり忙しい。
見えている山のほとんどは登っているはずなのに、なかなか山座同定が出来ない。特に巻機山から越後三山方面の山がよくわからなかった。やや遅れて登ってきた若者もかなり登っている様子だったが曖昧だった。お互いに写真を撮り合いながらわからない山は適当に「あれはたぶん○○山だろう」などと勝手に決め込んで納得することにした。
いくら見ていても飽きることのない景色だが山頂まで3時間以上かかっている。帰りは剣ヶ峰山の登り返しがあるので簡単には戻れない。早く戻らなければスキーの時間がなくなるのだ。なごり惜しい山頂ではあるが30分ほどで下山することにした。
武尊山側から見る剣ヶ峰山は素晴らしい。絵になる景色である。登ってくるときには何度も振り返って写真を撮ったが、陰影が強くなった午後の日差しで見る剣ヶ峰山はいっそう険しさが際立って見える。ここを登るのかと思うと一気に疲れが吹き出してくる。と言ってもここを登らないことには帰れないのだ。
スピードは無視してバテないように一歩一歩、ゆっくりと確実に歩を進めて何とか剣ヶ峰山に戻ってきた。谷川方面の山は日差しがなくなって暗くなっていた。武尊山に登頂したときが今日一番の天気のようだった。
登山口のゲレンデトップに着いたときにはすでに午後2時半を過ぎていた。スノーボートを楽しむギャルが、アイゼンを履いてリュックを担いだ場違いな小父さんを怪訝な目で見ていた。
途中で何度も挫けそうになった武尊山だが何とか登頂を果たした満足感は大きい。ここしばらくは山に行かなくてもいいかもしれない。
スキーブーツだったんですね。それは歩き難いでしょう。
山頂まで3時間ちょっとならいい方です。
私などは登山靴で3時間25分かかりました。
お互いに満足感を味わえた良い山行でしたね。
はじめまして。コメントありがとうございます。
そーですか。あのときの方ですね。
とても良い天気で、お互いにいい思い出が出来ましたね。
あのとき履いていた靴は、スキーブーツと言っても
山スキー用なので、スキーモードとウォーキングモードがあります。
今年初めて購入したので試験的に使ったのですが、
登山靴ほど歩き易くはない感じでした。
それにしてもみなさんお元気ですね。
先輩もすごいですよ。
これからも元気に山を楽しんでください。
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