空沼岳
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- GPS
- 06:11
- 距離
- 10.3km
- 登り
- 715m
- 下り
- 818m
コースタイム
- 山行
- 6:55
- 休憩
- 0:05
- 合計
- 7:00
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所はありません |
その他周辺情報 | 最寄に支笏湖畔に温泉 |
写真
K君は、ここで断念しキャンプをはって昼食をとりながら私たちを待ちます!とのこと。戻ってきた時に立派なイグルーが完成していることを期待して、3人で出発。
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
ハードシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
防寒着
マフラー
ネックウォーマー
バラクラバ
毛帽子
着替え
ブーツ
ザック
ビーコン
スコップ
ゾンデ
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
ガムテープ
常備薬
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ストック
ナイフ
カメラ
ビンディング
スキー板
シール
|
---|---|
共同装備 |
トランシーバー
|
感想
前夜の雨で何度中止にしようかと思いました。朝玄関を出ると道路は凍りつきツルツルのテカテカ。しかし、空は予報通り晴れ渡っているので、気持ちを奮い立たせて出発しました。
今回は、ギコさんがBC経験が浅い職場の別の部署の若手二人を連れてくるというので、行き先をあれやこれやと悩んでいました。
雪質はどこも期待できないので、せめて予報が一番良さげな支笏湖方面でと思いましたが、こんな時の頼みの綱の紋別岳は雪が少なく、漁岳は距離が長くハードルが高いし、と消去法で無理やり私の好きな空沼岳へ、となりました。
現地に着くと、林道の入り口ですでに10センチ程度の軽い新雪が積もっているではありませんか!初対面のK君への挨拶もそこそこに8時20分出発、気温は氷点下5度、快晴で無風でした。先行者と思える車が2台停まっていましたが、先行者のトレースは一人分のものでした。
K君がSBを踏み抜き板が水に浸かってしまうというアクシデントがあったものの林道交差点までは、順調に行きました。林道を逸れて尾根歩きに入った頃から、K君の股関節に痛みが出始め、頻繁に休みを取らなくては進めなくなりました。
それでも1200峰の麓までは辿り着いたのですが、本人はここで昼食を摂りながら待っているとのことなので、K君をデポして先へ進むことになりました。
山頂直下の急登では、雪質が一気に変化しガリガリの所を慎重に進んでいる時に、下山してきた先行の方とスライドしトレースのお礼を伝えることができました。
そして間もなく2名の方が下山してきてお話を伺うと、車を一台林道入り口にデポし、漁岳から歩いてきたとのこと、それで一人分のトレースの謎が解けました。
出発時間を尋ねると、漁岳林道入り口を7時ということで、これは只者ではないスピードと驚きましたが、帰ってレコをみてEi-taroさんとaofukurohさんだったと知り、2度ビックリすると共に納得したものでした。
稜線を苦労しながら登り返し、予定通り1200峰の手前からドロップしパウダー滑走を堪能することができました。そして2本目は、1200峰の岩頭直下の中腹から滑りましたが、昨年より雪が少なく地形の起伏が埋まりきっておらず滑走には注意が必要でした。
山旅ロガーの記録によると、標高1,255m、標高差763m、山頂まで6.2kmを4時間10分、全行程12.5kmを行動時間7時間でした。スライドした方は3名でした。
スマホのバッテリーの調子が悪く機種変更したばかりなのですが、山旅ロガーゴールドの調子が悪く何度も落ちていました。おまけに出発してしばらくログがとれていませんでした。
山スキーの経験が浅い二人には、距離的には少し長かったかな、と反省させられましたが好天に助けられました。下山後にもっと頑張りたいと言ってくれたので「じゃあ来週も!」と返すと二人とも無言でした。(笑)
前日の雨でモチベーションが下がり気味な上、昨年白井岳で共にしたOくんが約束の時間に現れない。電話してみるとまさかの寝坊(笑)
速攻で初参戦のKくん宅経由でOくんを拾い、予定より20分遅れの8時20分に金山林道入口から出発する。
下界の雨はここでは10cmほどの積雪で先行者のトレースが一本だけついているのみ。白銀の金山林道を気持ち良く進んでいく。
降雪でリセットされていたせいか、先行者のトレースもあちこち迷走して急斜のトラバース、不安定なスノーブリッジを渡るなど、やや苦戦気味でしたが、お陰でラッセルする回数がぐんと減り、ありがたかった。
それ以外は天候もピーカン無風という好条件で、特に危険箇所もなく男4人でバックカントリー談義に花を咲かせながら順調に歩を進める。しかし弾む会話もつかの間、Kくんが突然股関節痛発症。休み休み励ましながら何とか1200m峰の懐に取り付くが、無理は禁物と判断し、ここで雪洞待機となる。
その後は3人で空沼岳山頂を目指す。稜線近くまで一気に高度を上げながら、空沼(からぬま)を見下ろす頃には汗べっちょり。ここからトラバース気味に稜線へ出るが、多少風が強くて火照った身体が一気に冷える。
山頂直下の急登はガリガリ斜面で笹の露出もあるなど、緊張感が増す。アイゼンがあると安心である。尾根まで上がると恵庭岳や支笏湖をのぞむ絶景に息を飲んだ。
薄曇りの中、山頂からは羊蹄山やニセコ連山、無意根山を拝むことができた。
さて、メインディッシュのパウダー滑走。当初予定していた1200m峰はコンディションが悪いため、空沼を見下ろす東斜面からのドロップを決定。ポイントまで移動のため、シールのまま下って再び稜線に上がる。
この稜線は雪庇が発達し、大きな吹き溜まりのアップダウン、おまけにガリ〜な急登もあってなかなか手強かった。
ここでOくんの体力を急激に奪ったようで、休憩、補食でつないでおじさん2人に食らいつき、ついにドロップポイントへ。
少し重めのパウダーではあったが、真っ白な面ツル斜面にスプレーが上がると、おじさんも満身創痍だった若者も少年に立ち返る。途中から1200m峰下部までトラバースし、灌木を避けながら雪洞で待つKくんと無事合流した。
下山ルートは登りとほぼ同じコースを辿るが、少しでも滑れそうな斜面があれば、皆果敢に攻め入り、一回でも多くのターンを刻むが如く降りていく。若干の登り返しがあったり、灌木が多少うるさいところはあるが、怪我や大きなトラブルもなく楽しい山行となった。
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