【第三次北大月作戦】扇山〜権現山〜麻生山〜大寺・小寺山〜奈良倉山〜大マテイ山【丁59.1】
- GPS
- 09:58
- 距離
- 31.5km
- 登り
- 2,477m
- 下り
- 2,069m
コースタイム
- 山行
- 8:41
- 休憩
- 1:17
- 合計
- 9:58
天候 | 快晴 後半富士山方面白む。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
復路:小菅の湯バス停〜奥多摩駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
〜扇山:水場から傾斜がきつくなる。 扇山〜権現山:扇山北面は残雪多し。浅川峠まで300m下った後の権現山への400mの上りもハード。 権現山〜:雪上に踏み跡無くなる。麻生山辺りから岩が増える。 小寺山〜:林業作業道が残っており、歩きやすくなる。 松姫峠〜:再び本格的山道 大ダワ〜:大マテイの北面は今回最も積雪多く、多い所で10cm程度。 |
その他周辺情報 | 小菅の湯のラストオーダーは食事16時45分、飲み物17時。 |
写真
感想
以前小菅の湯に来た時に買ったシャンプー、「ひのきほの香」が無くなったので、再度買い求めに小菅の湯へ。
日の出前に出発するのは久し振りだ。まだ無人の鳥沢駅を出発する。住宅地を抜け、高速を潜って扇山へ向かうが、所々に指導標があるので暗くても安心だ。日の出を迎えた後、梨の木平から入山する。
最初緩々としていた道は水場の手前から急登へ。意外と冷たすぎない山水で咽喉を潤し、焦らずゆっくりと斜面を上る。寒さはなお厳しいが、やはり南面。残雪はチラチラとある程度。
扇山山頂は霜のために地面がフッカフカ。思わず歓声を上げる。ここで朝食をとろうと思っていたが、展望が開けている分冷たい風が吹き込んでくるので、落ち着いた休憩は権現山で取ることとして先へ進む。
扇山の北面は急傾斜だが、南面とうって変わって雪が結構残っており慎重に下る。足跡は前日以前に付いた対向1名分のみ。以前来た時は苦戦した権現山への400mの上りも序盤なら軽く乗り越えられるだろうと思ったものの、やはり結構な標高差だ。前回同様、ひと登りしてもう少しと思ってからが長い。足元に集中する。
権現山では扇山よりも風が落ち着いていたので腰を下ろして朝食をとる。此処から先は雪上に踏み跡無し。東西に伸びる尾根は麻生山、北峰といった山頂だけでなく、落葉した木立の尾根上からも南側、北側の展望を得られる。
北峰の鋸尾根分岐から先は初めて歩く。急な岩の下りに雪が積もって、こんな険しい道がずっと続くのかしらと続く道のなお遠きを思ったが、小寺山を下ると突然車も通れそうな広い道が現れる。
西原峠からしばらくはまだ背の低い植林杉の斜面沿いを歩くので展望が良い。なるほど、こういうところまでトラックが入って作業やっていたんだな。もう背の高さまで伸びてきているので開けているのももう少し。10年後、20年後には樹林帯歩きとなるだろう。もっとも、その時には別の所が間伐されているのだろうが(過疎化で林業が放棄されていなければ)。
林道は日向では春、日影では冬の様相を呈しながらピークをまきつつ奈良倉山へ。近づくにつれ、車の轍や足跡が現れてくる。奈良倉山では久し振りに踏み跡が。展望所は山頂から若干ずれた所にあるが、秀麗富嶽十二景山頂も惜しいかな、富士山の方向は白んでしまった。
踏み跡のついた道を大マテイへ。途中、松姫峠で大菩薩を見ながら休憩し、先ずは鶴寝山。途中、男性2名とすれ違う。延々向こう側から歩いてきたのかと思ったが、山頂から先は踏み跡無く、ピストンらしい。この辺りは尾根が広く、雪が積もっては道も分かりにくいので敬遠されるのかもしれない。
大マテイへ向かいながら、大マテイがあるんなら小マテイもあるんじゃないかという考えが頭を過ぎる。あるとすれば一つ手前のピークだろう。上ってみようかどうしょうかとウロウロしている間に対向者が鈴音を響かせながら正規の道を通っていった。結局、上ったところでそこが小マテイかわからないので、今回は見送ることとした。
対向者がいたので大マテイ山頂も先に踏まれたかと思ったが、山頂はまっさらな雪に覆われ、落ち着いた休息の時を過ごす。まだ日が短く、風が冷たい最中に歩ききれるか不安だったが、何とか最後まで歩いてこられた。数日前の雨がこの辺りでは雪になっただろうとは思っていたが、積雪も想定の範囲内。
大マテイから大ダワ経由で小菅の湯へ向かう。大ダワでは先に行き来する踏み跡無く、ついつい足跡を残したい気持ちになるが、進んだところでどこに行くんだという話。寒いし、さっさと下山しよう。この大マテイからの下山は山の北西面を巻きながらの下り。つまり、冷たい北西からの風がぶち当たる所で、当然積雪も多い。最も深いところで十数cmはあったろう。道は細く、気をつけないとズルッと滑る。折れた木の枝等があると急斜面の谷側に寄らないといけず、最後まで気を抜けない。斜面には幾筋も雪玉の転がった跡ができた。
かくして、冬と春、黒と白をまたぐ山行は無事小菅の湯で完了した。道の駅こすげが整備されたためか、小菅の湯内で「ひのきほの香」を売っていなかったのは想定外だったが、また来れば良いことだ。
若干ハードな山行をこなしたことに満足しつつ、来るべき弥生に、どこへ春を感じに行くか、思いを馳せながら帰途に就くのであった。
〜おしまい〜
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