ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 8203607
全員に公開
山滑走
飯豊山

北股岳BC/石転び沢 倉手山登山口より

2025年05月23日(金) [日帰り]
情報量の目安: S
都道府県 山形県 新潟県
 - 拍手
体力度
6
1~2泊以上が適当
GPS
--:--
距離
29.7km
登り
2,167m
下り
2,159m

コースタイム

日帰り
山行
12:10
休憩
2:18
合計
14:28
2:08
72
3:20
3:33
19
6:30
6:35
221
10:16
10:25
38
11:03
11:33
27
12:00
12:44
35
13:19
13:33
106
15:39
15:57
39
天候 晴れ時々曇り
過去天気図(気象庁) 2025年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車 自転車
道の駅関川にて車中泊のうえ、倉手山登山口駐車場を利用しました。
小国町町道・湯沢長者原線 倉手山登山口〜飯豊山荘まで冬季閉鎖のため通行止め中。(除雪は終了しています)

温身平十字路まで自転車を持ち込みデポしました。
コース状況/
危険箇所等
温身平から先は残雪が断続的にあり、林道・登山道を見出しながら進みます。
滝沢出合の少し下(620m)より最終的に雪渓に出ました。
その他周辺情報 飯豊梅花皮荘にて汗を流しました。
2:08 倉手山登山口駐車場・ゲート(340m)出発

いよいよ長大な山旅の始まり。
温身平までほぼ自転車を押していくはずが、下りも意外に多くて乗れてしまうのでした。帰りは風を切って下るだけではないようです。

なお道路は除雪完了しているものの、路面には落石もちらほらあります。
2:08 倉手山登山口駐車場・ゲート(340m)出発

いよいよ長大な山旅の始まり。
温身平までほぼ自転車を押していくはずが、下りも意外に多くて乗れてしまうのでした。帰りは風を切って下るだけではないようです。

なお道路は除雪完了しているものの、路面には落石もちらほらあります。
2:54 飯豊山荘付近のゲート(410m)

まだ冬季閉鎖中の飯豊山荘を過ぎるとすぐにゲート。ここから先は通年閉鎖の砂利道となります。
2:54 飯豊山荘付近のゲート(410m)

まだ冬季閉鎖中の飯豊山荘を過ぎるとすぐにゲート。ここから先は通年閉鎖の砂利道となります。
3:20 温身平十字路(450m)

ここで自転車をデポして、スキーブーツに履き替え。
この日は三日月のおかげもあり、この頃より薄っすら明るくなってきます。

3:33 出発
3:20 温身平十字路(450m)

ここで自転車をデポして、スキーブーツに履き替え。
この日は三日月のおかげもあり、この頃より薄っすら明るくなってきます。

3:33 出発
3:35 温身平

歩き始めてすぐに大きな温身平の看板。林道は看板を見て右寄りへ。
温身平を過ぎると残雪が断続的に現れて林道が隠れています。
倒木も多いので雪崩れたものもあるようです。
3:35 温身平

歩き始めてすぐに大きな温身平の看板。林道は看板を見て右寄りへ。
温身平を過ぎると残雪が断続的に現れて林道が隠れています。
倒木も多いので雪崩れたものもあるようです。
3:52 堰堤・林道終点(490m)

写真は暗いけどもう周囲の様子が見える程度の明るさ。
堰堤の左岸側に設けられた階段を登って上流側へ進んだところから登山道が始まります。
3:52 堰堤・林道終点(490m)

写真は暗いけどもう周囲の様子が見える程度の明るさ。
堰堤の左岸側に設けられた階段を登って上流側へ進んだところから登山道が始まります。
断続的に現れる残雪のため、たびたびの迂回とルートファインディングを強いられます。
またスキーが木に引っ掛かることも数知れず。でも本当に大変なのはこの後。
断続的に現れる残雪のため、たびたびの迂回とルートファインディングを強いられます。
またスキーが木に引っ掛かることも数知れず。でも本当に大変なのはこの後。
4:36 難所始まる

事前の下調べで心配していた“ババまくれ”とはここのことでしょうか。
急斜面上の足場の悪いトラバース。スキーにも足元にも気を遣いながら慎重に進みました。
また雪崩により夏道が寸断されている箇所もあり、ルートファィンディングも必要です。
これだけ険しく長いアプローチを要する山スキーは初めてでした。
1
4:36 難所始まる

事前の下調べで心配していた“ババまくれ”とはここのことでしょうか。
急斜面上の足場の悪いトラバース。スキーにも足元にも気を遣いながら慎重に進みました。
また雪崩により夏道が寸断されている箇所もあり、ルートファィンディングも必要です。
これだけ険しく長いアプローチを要する山スキーは初めてでした。
彦衛門ノ平とはこの辺りでしょうか。夏道は正面の尾根を避けるように続いているはずとみて歩いていきました。
雪は硬いけどアイゼンを付けるほどでもなくツボ脚でいけました。

このあと再び急斜面上のトラバースを乗り越えます。これは下りも大変だと覚悟しなければいけませんでした。
彦衛門ノ平とはこの辺りでしょうか。夏道は正面の尾根を避けるように続いているはずとみて歩いていきました。
雪は硬いけどアイゼンを付けるほどでもなくツボ脚でいけました。

このあと再び急斜面上のトラバースを乗り越えます。これは下りも大変だと覚悟しなければいけませんでした。
5:23 梅花皮沢に出る(620m)

1時間弱で本日の核心部といえた区間を抜けました。
夏道はここで雪渓の下へ消え、この先は安定して沢通しで歩けるようです。
雪面は硬くボコボコしており、またしばらくシートラのままで進みます。
1
5:23 梅花皮沢に出る(620m)

1時間弱で本日の核心部といえた区間を抜けました。
夏道はここで雪渓の下へ消え、この先は安定して沢通しで歩けるようです。
雪面は硬くボコボコしており、またしばらくシートラのままで進みます。
5:37 滝沢出合付近(650m)

雪渓歩きを始めてまもなく滝沢出合。行く手にはまだ真っ白な飯豊の稜線が見えてきました!
1
5:37 滝沢出合付近(650m)

雪渓歩きを始めてまもなく滝沢出合。行く手にはまだ真っ白な飯豊の稜線が見えてきました!
左岸側の梶川を見送る頃にようやく朝日が射しこみ、一気に暖かくなりました。
そして眼前には要衝となる石転ビノ出合が見えてきます。
1
左岸側の梶川を見送る頃にようやく朝日が射しこみ、一気に暖かくなりました。
そして眼前には要衝となる石転ビノ出合が見えてきます。
標高1,000mに満たないのにこの積雪量はすごい。
1
標高1,000mに満たないのにこの積雪量はすごい。
6:18 シール登行開始(800m)

雪面が緩み始めてきたのでようやくシール登行開始。ここまで長かった。やっぱりスキーで進めると楽です♪
6:18 シール登行開始(800m)

雪面が緩み始めてきたのでようやくシール登行開始。ここまで長かった。やっぱりスキーで進めると楽です♪
6:30 石転ビノ出合(850m)

広大な雪原となっている石転ビノ出合に到着。
ここでこれから登っていく石転び沢の全貌を初めて見ました!
1
6:30 石転ビノ出合(850m)

広大な雪原となっている石転ビノ出合に到着。
ここでこれから登っていく石転び沢の全貌を初めて見ました!
素晴らしい斜面が真っすぐに続いています。
登るにつれて斜度が増していくので覚悟しなければいけないのです。
1
素晴らしい斜面が真っすぐに続いています。
登るにつれて斜度が増していくので覚悟しなければいけないのです。
右側には門内沢。こちらもいずれは滑ってみたいところ。
右側には門内沢。こちらもいずれは滑ってみたいところ。
出発から既に4時間超経ってるけど、いよいよここからが本番。
自分のペースだと石転び沢を登り切るのに4時間は必要とみていました。
出発から既に4時間超経ってるけど、いよいよここからが本番。
自分のペースだと石転び沢を登り切るのに4時間は必要とみていました。
石転び沢の下部は広大な緩斜面。落石などは少なめ。
1
石転び沢の下部は広大な緩斜面。落石などは少なめ。
この頃に出会ったスキーヤーの方はペースが速く、あっという間に遥か先へ。
あのノドのように狭まった辺りのデブリを越えるくらいまでシール登行できればいいなと考えていました。
この頃に出会ったスキーヤーの方はペースが速く、あっという間に遥か先へ。
あのノドのように狭まった辺りのデブリを越えるくらいまでシール登行できればいいなと考えていました。
登るのに集中していて、一気に写真が飛んでいます。ここは石転び沢の中盤からいよいよ終盤へ差し掛かる辺り。
斜度が次第に増していくため既にクトーを付けており、まだシール登行できています。
1
登るのに集中していて、一気に写真が飛んでいます。ここは石転び沢の中盤からいよいよ終盤へ差し掛かる辺り。
斜度が次第に増していくため既にクトーを付けており、まだシール登行できています。
先行のスキーヤーの方はあの少し下でシートラに切り換えられました。
先行のスキーヤーの方はあの少し下でシートラに切り換えられました。
8:48 シール登行の限界(1520m)

クトーを付けていても次第に利きが悪くなり、この辺りで自分もシートラに切り換えることにしました。
稜線まで残るはあと標高差300m余り。
1
8:48 シール登行の限界(1520m)

クトーを付けていても次第に利きが悪くなり、この辺りで自分もシートラに切り換えることにしました。
稜線まで残るはあと標高差300m余り。
後続の登山者もすごくペースが速い方でした。部分的にステップを使わせて頂きました。
後続の登山者もすごくペースが速い方でした。部分的にステップを使わせて頂きました。
シートラで登り始めて途中まではジグザグに歩いてたのですが、次第に斜度が増していくので直登になります。
一歩一歩集中してアイゼンを踏みしめていきます。
シートラで登り始めて途中まではジグザグに歩いてたのですが、次第に斜度が増していくので直登になります。
一歩一歩集中してアイゼンを踏みしめていきます。
石転び沢上部はなかなかの急斜面。滑降には最高でも登るのは本当にしんどい。
石転び沢上部はなかなかの急斜面。滑降には最高でも登るのは本当にしんどい。
10:05 梅花皮小屋が見えた!

頭上には遂に梅花皮荘がぽつんと見えました!
1
10:05 梅花皮小屋が見えた!

頭上には遂に梅花皮荘がぽつんと見えました!
振り返ると素晴らしい石転び沢の眺望!
1
振り返ると素晴らしい石転び沢の眺望!
稜線直下はクラックが多いけど、小屋の直下で斜面が繋がっていました。
稜線直下はクラックが多いけど、小屋の直下で斜面が繋がっていました。
10:16 梅花皮小屋(1850m)到着!

ほぼ予想どおり4時間近くかけて石転び沢を登り切りました。
最後の急斜面がめちゃくちゃしんどくて、小屋に着いた時はもうフラフラ。
10:16 梅花皮小屋(1850m)到着!

ほぼ予想どおり4時間近くかけて石転び沢を登り切りました。
最後の急斜面がめちゃくちゃしんどくて、小屋に着いた時はもうフラフラ。
小屋泊も一応検討したけど、翌24日の天候と荷物が増えることを総合的に判断して日帰りとしました。

長大な行程ではあるけど、昼までに登頂できれば夕方に下山できると計算していたので予定どおり北股岳へ向かいます。


10:25 スキーを小屋にデポして出発!

先行のスキーヤーの方は早くも登頂され、小屋近くでスライドしました。
小屋泊も一応検討したけど、翌24日の天候と荷物が増えることを総合的に判断して日帰りとしました。

長大な行程ではあるけど、昼までに登頂できれば夕方に下山できると計算していたので予定どおり北股岳へ向かいます。


10:25 スキーを小屋にデポして出発!

先行のスキーヤーの方は早くも登頂され、小屋近くでスライドしました。
梅花皮小屋からしばらくは夏道が出ています。
飯豊山は飯豊本山と大日岳以南は歩いているけど、いずれ縦走してみたいです。
1
梅花皮小屋からしばらくは夏道が出ています。
飯豊山は飯豊本山と大日岳以南は歩いているけど、いずれ縦走してみたいです。
振り返ると3年前に登頂した大日岳
1
振り返ると3年前に登頂した大日岳
飯豊連峰に来ているのだなと実感する絶景です!
飯豊連峰に来ているのだなと実感する絶景です!
途中からはしっかり雪が残っており、最後もアイゼンを利かせて登っていきます。
途中からはしっかり雪が残っており、最後もアイゼンを利かせて登っていきます。
登るにつれて飯豊本山も見えました!素晴らしい稜線が続いています。
1
登るにつれて飯豊本山も見えました!素晴らしい稜線が続いています。
石転び沢ではめちゃくちゃしんどかったけど、スキーを背負っていないだけで本当に身体が軽く感じました。
北股岳山頂まであと少し、あと少し、もう一歩前へ!
石転び沢ではめちゃくちゃしんどかったけど、スキーを背負っていないだけで本当に身体が軽く感じました。
北股岳山頂まであと少し、あと少し、もう一歩前へ!
11:03 北股岳山頂(2024.6m)到着!!

着きました!!
難路も含めて所要9時間近く掛かっての登頂。胸が熱くなりました!
遥々やってきた北股岳は晴天微風で出迎えてくれました。あまり長居できないけど、できるだけ山頂で滞在したい。
1
11:03 北股岳山頂(2024.6m)到着!!

着きました!!
難路も含めて所要9時間近く掛かっての登頂。胸が熱くなりました!
遥々やってきた北股岳は晴天微風で出迎えてくれました。あまり長居できないけど、できるだけ山頂で滞在したい。
北側は門内岳をはじめ、更に続く飯豊連峰の稜線。
1
北側は門内岳をはじめ、更に続く飯豊連峰の稜線。
縦走したいと思わせる稜線が続いています。
縦走したいと思わせる稜線が続いています。
山頂直下のクラックの向こう、遥か眼下には登ってきた石転び沢、梅花皮沢が続いています。
本当によく登ったなあと達成感抜群です。
山頂直下のクラックの向こう、遥か眼下には登ってきた石転び沢、梅花皮沢が続いています。
本当によく登ったなあと達成感抜群です。
北股岳山頂でのあおいとひなた

#ヤマノススメ
1
北股岳山頂でのあおいとひなた

#ヤマノススメ
北股岳山頂でのあおいとひなた。後方は大日岳。
1
北股岳山頂でのあおいとひなた。後方は大日岳。
三等三角点
点名:「梅花皮」
標高:2024.60m

最近の標高改定で20僂曚苗磴なったようです。
1
三等三角点
点名:「梅花皮」
標高:2024.60m

最近の標高改定で20僂曚苗磴なったようです。
時間さえあればいつまでも眺めていたい光景でした。
1
時間さえあればいつまでも眺めていたい光景でした。
11:33 北股岳山頂出発

山頂では30分の滞在でした。
下りも長大な行程。登頂は折り返し点なので気を引き締めて出発です。
11:33 北股岳山頂出発

山頂では30分の滞在でした。
下りも長大な行程。登頂は折り返し点なので気を引き締めて出発です。
登りの時より急に感じた下りでした。
登りの時より急に感じた下りでした。
南側も飯豊連峰のたおやかな稜線
南側も飯豊連峰のたおやかな稜線
中央やや右寄りに飯豊本山、手前は梅花皮岳、烏帽子岳でしょうか。
中央やや右寄りに飯豊本山、手前は梅花皮岳、烏帽子岳でしょうか。
12:00 梅花皮小屋に戻る

30分弱で小屋に戻りました。北股岳はきれいな三角錐の山容です。
1
12:00 梅花皮小屋に戻る

30分弱で小屋に戻りました。北股岳はきれいな三角錐の山容です。
青空に映える北股岳
青空に映える北股岳
治二清水

滑降前に水を補給しました。キリッと冷えていて美味しい!正しく命の水です。

小屋では居合わせた福島の登山者の方とお話ししながら、滑降前のひと時を過ごしました。
治二清水

滑降前に水を補給しました。キリッと冷えていて美味しい!正しく命の水です。

小屋では居合わせた福島の登山者の方とお話ししながら、滑降前のひと時を過ごしました。
12:53 滑降準備完了

いよいよ石転び沢へ。上部は急斜面なので慎重にいきます!
12:53 滑降準備完了

いよいよ石転び沢へ。上部は急斜面なので慎重にいきます!
梅花皮小屋下から石転び沢へ!
3
梅花皮小屋下から石転び沢へ!
喘いで登った急斜面。程好く雪が緩んで最高でした!!
喘いで登った急斜面。程好く雪が緩んで最高でした!!
急斜面右岸寄りにはクラックがあるので回避。
1
急斜面右岸寄りにはクラックがあるので回避。
中盤付近は快適な中斜面。自分が最も好きな斜度で最高!!
1
中盤付近は快適な中斜面。自分が最も好きな斜度で最高!!
左岸側のデブリがあっても充分に斜面が広いので全く問題なし。
1
左岸側のデブリがあっても充分に斜面が広いので全く問題なし。
滑ってきた石転び沢を振り返って小休止。
滑ってきた石転び沢を振り返って小休止。
13:19 石転び沢の滑降を終える(890m)

4時間近くかけて登った石転び沢。撮影や休憩を含めても30分ほどで下り切りました。
スキーに2,3回石が当たったけど、白馬大雪渓に比べると少ないし本当に快適でした!
13:19 石転び沢の滑降を終える(890m)

4時間近くかけて登った石転び沢。撮影や休憩を含めても30分ほどで下り切りました。
スキーに2,3回石が当たったけど、白馬大雪渓に比べると少ないし本当に快適でした!
石転び沢、素晴らしい斜面でした。
2
石転び沢、素晴らしい斜面でした。
石転ビノ出合を過ぎるとほぼ緩斜面。上部に比べると凹凸も目立ちます。
2
石転ビノ出合を過ぎるとほぼ緩斜面。上部に比べると凹凸も目立ちます。
門内沢を見上げつつ小休止。
1
門内沢を見上げつつ小休止。
13:39 滝沢出合(650m)

滝沢出合まで下りてくると、楽しい時間もまもなく終わり。
1
13:39 滝沢出合(650m)

滝沢出合まで下りてくると、楽しい時間もまもなく終わり。
13:47 滑降終了地点(620m)

周囲の地形と景色をしっかり覚えていた夏道の終了点に下りてきました。
地元の登山者の方によると、2週間前までは雪渓伝いにババまくれを回避できたとのこと。
それでも今の時期にここから雪渓に出られるのは今年の残雪の多さがあってこそです。
1
13:47 滑降終了地点(620m)

周囲の地形と景色をしっかり覚えていた夏道の終了点に下りてきました。
地元の登山者の方によると、2週間前までは雪渓伝いにババまくれを回避できたとのこと。
それでも今の時期にここから雪渓に出られるのは今年の残雪の多さがあってこそです。
13:59 シートラに切換て出発

登りで難所の様子が分かっていたので、より気を引き締めて歩いていきます。
スキーを背負っている分、難所ではリスクが増大するはず。
1
13:59 シートラに切換て出発

登りで難所の様子が分かっていたので、より気を引き締めて歩いていきます。
スキーを背負っている分、難所ではリスクが増大するはず。
14:41 難所通過完了

そんなこんなで約40分で核心部を通過。大汗をかいて虫にも集られながら突破しました。
難所は過ぎても無数の虫(メマトイ?)と、スキーを木に引っ掛けぶつけながら黙々歩き進みます。
1
14:41 難所通過完了

そんなこんなで約40分で核心部を通過。大汗をかいて虫にも集られながら突破しました。
難所は過ぎても無数の虫(メマトイ?)と、スキーを木に引っ掛けぶつけながら黙々歩き進みます。
15:19 堰堤・林道終点(490m)

また40分ほどかけて、ようやく堰堤まで戻ってきました。
15:19 堰堤・林道終点(490m)

また40分ほどかけて、ようやく堰堤まで戻ってきました。
行動時間は既に13時間越え。だいぶ脚が疲れてきていました。
虫に集られながら小休止を入れます。虫除けを用意していなかったのは失敗でした。


15:24 出発

堰堤からは林道の区間になるけど、残雪で途切れ途切れになっているので快適ではありません。
行動時間は既に13時間越え。だいぶ脚が疲れてきていました。
虫に集られながら小休止を入れます。虫除けを用意していなかったのは失敗でした。


15:24 出発

堰堤からは林道の区間になるけど、残雪で途切れ途切れになっているので快適ではありません。
15:39 温身平(450m)

堰堤から15分でようやく温身平に戻ってきました。
行きは見えなかった飯豊連峰の稜線を見上げ、達成感を新たにしました。
1
15:39 温身平(450m)

堰堤から15分でようやく温身平に戻ってきました。
行きは見えなかった飯豊連峰の稜線を見上げ、達成感を新たにしました。
本当によく行ってきたなあと実感します。
本当によく行ってきたなあと実感します。
15:42 温身平十字路(450m)

温身平の看板からすぐに十字路に到着。懐かしい自転車に12時間ぶりに戻ってきました。

虫を払いながらブーツから靴へ履き替え、自転車の発進準備を行います。


15:57 自転車にて出発

砂利道を慎重に漕ぎ進めます。飯豊山荘のゲートまで殆ど下りで自転車の威力を発揮できました。
1
15:42 温身平十字路(450m)

温身平の看板からすぐに十字路に到着。懐かしい自転車に12時間ぶりに戻ってきました。

虫を払いながらブーツから靴へ履き替え、自転車の発進準備を行います。


15:57 自転車にて出発

砂利道を慎重に漕ぎ進めます。飯豊山荘のゲートまで殆ど下りで自転車の威力を発揮できました。
16:09 飯豊山荘付近のゲート(410m)

10分ほどで砂利道を踏破。ここからは快適な舗装路の町道です。
但し往路で分かっていたとおり登りも数ヶ所あるので、自転車でもそれなりに時間が掛かります。
16:09 飯豊山荘付近のゲート(410m)

10分ほどで砂利道を踏破。ここからは快適な舗装路の町道です。
但し往路で分かっていたとおり登りも数ヶ所あるので、自転車でもそれなりに時間が掛かります。
飯豊連峰の稜線へ突き上げる尾根を見やりつつ…
飯豊連峰の稜線へ突き上げる尾根を見やりつつ…
残雪の回廊を縫って進みます。
残雪の回廊を縫って進みます。
長大な行程の山行もまもなく終わり。
1
長大な行程の山行もまもなく終わり。
16:36 倉手山登山口駐車場・ゲート(340m)到着!!

着きました!やり切りました!!
ほぼ予想どおりの到着時刻。14時間半にわたる山旅でした。
2
16:36 倉手山登山口駐車場・ゲート(340m)到着!!

着きました!やり切りました!!
ほぼ予想どおりの到着時刻。14時間半にわたる山旅でした。
自転車も共にお疲れさまでした。
自転車も共にお疲れさまでした。
倉手山登山口駐車場

倉手山は飯豊連峰の眺望が素晴らしいとのこと。機会があれば登ってみたいです。

この日は梅花皮小屋泊の方も居られ、駐車場もそれなりの駐車台数でした。
最後まで虫に集られながら、山スキー道具の片付けを行います。
倉手山登山口駐車場

倉手山は飯豊連峰の眺望が素晴らしいとのこと。機会があれば登ってみたいです。

この日は梅花皮小屋泊の方も居られ、駐車場もそれなりの駐車台数でした。
最後まで虫に集られながら、山スキー道具の片付けを行います。
飯豊梅花皮荘

14時間半の格闘の後はこちらで汗を流しました。程好い湯温の源泉かけ流しの浴槽で最高でした♪
熱がりの自分でも15分ほど入っていられました。

翌日も休みのため、長野まで約5時間掛けてゆっくり帰りました。
実質日帰りの遠征だったけど、貴重な晴天を北股岳で活かすことができて良かったです。
また一つ思い出深い山行が増えました。
2
飯豊梅花皮荘

14時間半の格闘の後はこちらで汗を流しました。程好い湯温の源泉かけ流しの浴槽で最高でした♪
熱がりの自分でも15分ほど入っていられました。

翌日も休みのため、長野まで約5時間掛けてゆっくり帰りました。
実質日帰りの遠征だったけど、貴重な晴天を北股岳で活かすことができて良かったです。
また一つ思い出深い山行が増えました。

装備

個人装備
山スキー ポール シール スキーアイゼン マムート・アバランチビーコン Barryvox ブーツ 携帯用ワックス 携帯用ブラシ 長袖シャツ レインウェア タイツ ズボン スキー用靴下 グローブ 予備手袋 ネックウォーマー 薄手のビーニー ザック 12本爪アイゼン ピッケル 行動食 非常食 飲料 レジャーシート 地図(地形図) コンパス 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS アマチュア無線機 無線従事者免許証 無線局免許状 発煙筒 ファーストエイドキット 常備薬 日焼け止め 保険証 携帯 サングラス タオル 一眼レフカメラ 広角ズームレンズ 望遠ズームレンズ 三脚 ねんどろいど(あおい・ひなた)

感想

今季は雪こそ多いものの週末の天候にはことごとく恵まれず、
本来なら残雪期で盛り上がるはずの5月はその傾向が特に顕著。
しかし23日のみ好天確実。1日のみの遠征となってしまうけど、
このまま好天を見逃すことのほうがもったいないと判断。
年休を取得して貴重な機会を取りに行きました。

何しろ近年では稀な豪雪だった冬の残雪期。次の機会はいつになるか分かりません。
今季の滑走日数はこの日でまだ13日目。回数は少なくてもその代わりに
毎回内容の濃い行程をと期しています。

前から行きたかった北股岳・石転び沢。
自分のペースとルートファインディングを考えて、2時出発が適当と決めました。
温身平を過ぎてからのルートファインディングと、足場の悪いトラバースとアプローチも大変。
滝沢出合手前から雪渓歩きとなり、待望の石転び沢へ。
上部に行くにつれて急になり、4時間にわたる登りはめちゃくちゃしんどかった。
でも晴天微風の北股岳山頂に立った時は全ての苦労が吹き飛びました。

石転び沢での滑降は期待に違わぬ素晴らしい斜面で本当に最高でした!
長いアプローチの往復を補って余りあるものです。
憧れだった飯豊連峰での初の山スキー。シーズン終盤に良き山行ができました。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:282人

コメント

以前巻機山で少しお話をさせて頂いた者です。
私は当日丸森尾根を歩いてました。
今回も厳しい条件下で自撮りをしながらの山行を楽しまれたんですね。
本当に驚きです。
長時間の山行お疲れさまでした。
2025/5/26 18:45
いいねいいね
2
hemuhanaさん、観ていただきましてありがとうございます。
巻機山でお話しさせて頂いたこと覚えています。御機屋辺りでお会いしましたでしょうか。
初めての飯豊での山スキーで気合が入ったんですが、往復の難路歩きもあってめちゃくちゃ疲れました。
でもたくさん臨場感ある写真が撮れて良い思い出となりました。

hemuhanaさんが歩かれた丸森尾根がどこか分からなかったんですが、飯豊山荘から突き上げる尾根だったんですね。
ごく近いところへ同じ日に出掛けていて本当に奇遇です。お互いにお疲れさまでした。
2025/5/27 21:42
いいねいいね
2
久々の 自転車登場ですね。
 いつものように、
 地図を縮小 「場所は、、、、? どこ、、?」から 始まります。
 新潟北部❓中部かな。新潟県は細長ーいから、 
 などと思いながら拝見でした。

お天気に恵まれてなかったそうで、
 年休取られて 好天に山へ、行けてよかったですね。(⌒∇⌒)
素敵な雄大な景色を シェアー ありがとうございます。

 装備を拝見すると、一体何K? でしょう。
 膝やって キャンプも  さらなる軽量化を考える 毎日で
 気になりました。
ありがとうございました。
2025/6/8 10:35
いいねいいね
1
mayasanpoさん、ご覧いただきましてありがとうございます。
装備の重さは計ったことがないので正確には分かりませんが、ザックだけ背負ってると10kg余りくらいかなと思います。
自転車使用時だとスキー、ポール、ブーツもまとめて背負うので、20垓瓩になるのではと感じます。
山スキーの時はザムストの腰サポーター、膝サポーター(いずれも競技用)を使っています。
故障、ケガ予防にはなるのかなと思います。

飯豊山は山形、福島、新潟の3県にまたがる広大な山域で、今回は山形県側からのルートになります。
長野からだと直線距離はそんなに遠くないけど、やはり道路は新潟経由の遠回りなので高速でも4〜5時間かかります。

アプローチが大変でしたが、石転び沢の光景と、滑降の爽快さで報われますね。
やはり初めての山は心躍るものがあるし、モチヴェーションも上がります。

今冬は積雪豊富だったのですが、その裏返しに晴天率は低かったですね。
自分としては普段の雪かきのことを踏まえても、積雪は程々で良いので、晴れの日が多いほうがいいです。
今回もありがとうございました。
2025/6/8 13:02
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。

ルートを登録する

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら