羊蹄山(比羅夫コース)
- GPS
- 09:11
- 距離
- 12.9km
- 登り
- 1,587m
- 下り
- 1,569m
コースタイム
6:30 登山口→7:15 2合目→7:38 3合目→8:00 4合目→8:21 5合目→8:50 6合目→9:18 7合目→9:40 8合目→10:07 9合目→10:40 北山(1843m)→10:53 山頂
登りトータル 4時間23分
11:09 山頂→11:40 北山(1843m)→11:58 9合目→12:24 8合目→12:43 7合目→13:14 6合目→13:38 5合目→14:09 4合目→14:23 3合目→14:42 2合目→15:32 登山口
下りトータル 4時間23分(あっ、偶然にも登りも下りも同じ時間だ)
トータル 約9時間
天候 | 雨のち曇り 濃霧 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
9合目までは、迷うこともなく歩けます。10月の半ばだったので、落葉が岩を隠し、しかも雨だったので良く滑りました。 比羅夫コースの駐車場は無料の上、綺麗なトイレと水場があります。 |
写真
感想
5日前に大雪山の黒岳・お鉢平を歩いてきたので、今回は単独峰の羊蹄山にチャレンジ。
天気予報は曇り時々雨と、イマイチだけれど風速2〜3mの予報だし、まずは行ってみようと出発。
今回は車中泊をぜずに家で仮眠をとって真夜中3時に出発。
現地に5時過ぎに、比羅夫コースの入り口、半月湖の駐車場に到着。
すでに5台くらい車が泊まってた。
キャンプ客?登山客か?どちらにしても10月半ばの平日に思ったより人気のある山なのかな?
結局、登山客は自分以外に1名だけでした。
駐車場は広く30台くらいは停められそう、もし一杯でも300m下にも半月湖畔の別の巨大な駐車場もあるので、車でのアクセスは安心です。
ここにはトイレもあり、このトイレが綺麗でしかもトイレットペーパーもあり、気持ちよく用が足せます。
水場もあり、充実した登山口です。
6:30 登山口出発
明るくなってきてから、のんびり準備して6時30分に
入り口の登山届けに記入し、スタート。
標高差1,544mの山頂1898を目指し一気にあがるので体力勝負ですね。
まずは、なだらかな林道歩き。
ガスが出てきて先が見えない、小雨も降ってるという状況だし、
睡眠不足だし、テンションも上がらず、景色も見えずダラダラと歩く。
7:15 2合目到着
45分あるいて、まだ2合目か、先は長いな〜。
まだまだバテてないけれど、相変わらず視界ガスって何も見えない。
ここで、雨を強くなり、さらにテンション下がる。
7:38 3合目到着
ますます、雨も強くなりガスも濃くなる。完全にやる気がなくなる。
こんな中で登頂しても面白くないなーっと。
本気で下山しよう決意。
けど、まだ時間は早いし、もうちょっとだけ歩いてみるかな?
下山するつもりだったので、雨の中で記念写真。
8:00 4合目到着
はぁ〜、どこで引き返そうかな?と考えてたら4合目に着いた。
8:21 5合目到着
雨がやんだ、けどガスは濃いまま。
雨がやんだし、もうちょっと上まで行ってみようっと。
8:50 6合目到着
5合目から登りがキツくなる。雨の中休憩なしでここまで来たので、雨具を脱ぎ休憩を取り、少しだけ元気になる。
せっかくなので、山頂まで行ってみようという気になった。
9:18 7合目到着
キツイなー、登りがキツイ。しかし、ようやくガスが少しだけぬけてきた。
ほんの少しテンションUP。
9:40 8合目到着
ガスは薄くなったり、少し晴れたりと、天気はずっと曇り。
完全に視界が晴れることはないけれど、歩き始めに比べれば、景色も少しは楽しめる。
10:07 9合目到着
ここで、山頂と避難小屋へ分かれる分岐がある。
避難小屋で休憩して、外輪を一周しようかと思ったけれど。
天気も悪いし、風も出てきた。気温もガクっと下がってきたので、山頂のピストンだけにしようと
山頂方面を目指す。
9合目からは、道迷いがあるなーっと実感、
途中に何箇所も新しい案内が出ているので見落とさないようにしないと。
ロープも張ってあり、助かりますね。
GPSで確認もしながら少しづつあがる。
10:13 外輪山部分へ到着1843mの北山をまいて山頂を目指す。
が、ここからが本当にキツかった。
霧混じりの強風、時には突風が吹き、体がもっていかれる。
外輪山の尾根づたいだし、途中からは岩場もある。
たまに霧の隙間から見える風景は感動というより恐怖感を覚えた。
霧があるので、強風が目で見ても分かる。
足元を確認しながら、風に耐えながら、先に進む。
飛ばされることはないけれど、足場も悪いのでバランス崩し転倒、滑落はありえる。
あぁぁ〜、天候が良く、霧がなければ最高なんだろうなーっと思いながら。
着実に山頂を目指す。
写真の通り、なんか爽やかとは正反対な感じです・・・。
こんなところに一人って寂しくて、怖いのよ〜。
10:53 山頂に到着!!
感動というより、やっと帰れると思いが先行。
風が、どんどん強くなってきてる。
記念写真も立ち上がるのが怖くて座ったまま・・・。
軽く、行動食を食べて、15分ほど休憩して下山スタート。
11:09 山頂を出発
さっきよりもガスも濃くなり風が強くなってきた、ヤバいなー。
ただでさえ、寒くてたまらないのに・・・。
霧の風なので、顔とか濡れて感覚ないし。
よだれや鼻水ができるかも分からない。
途中で、いやっ、マジでボーっとするくらい寒い。
低体温症の始まりだなーっと。
風を避けられる岩陰に隠れて、上下防寒に着替えて、フリースのの帽子&ネックウォーマーを出し。
チョコや、カロリーメイトをガッツリ食べた。
この時は、既に顔と手先・足先の感覚も無くなって来てた。
風が強すぎて、意識も少しだけボーっとしてた。
今、考えると完全に低体温症の初期症状ですね。
しかし、この休憩で栄養もとり、完全装備にしたら一気に生き返った。
歩き始めて、手足の感覚、顔の感覚も戻ってきた。
ガスと風で2回ほどルートをはずれかけたけれど、GPSを持ってたので、すぐに修正できた。
あの強風じゃ、紙の地図とコンパスで位置確認するのも大変だなGPS買って良かったー!
ここまでガスが濃いのは始めてかも、本当にどっちに向かうの?といった感じ。
しかし、ちゃんと着込んだので寒さも感じずに、しっかりと歩けた。
11:58 9合目到着
外輪山を抜けて9合目へ戻る。
これがウソのように風が止んだ。
全然風ない・・・。ほんの30分くらいまでは風の恐怖を感じてたのに、下山までこんなのかな??
なんて思ってたので拍子抜け。
むしろ暑くなったので、ここでまたお着替え。
ホッとしたらお腹空いてたので、おにぎりにパンを食べる。
ここまでくれば、あとは下山だけだな。
12:24 8合目到着
たしかも言葉にすれば「下山だけ」なのですが。
岩や根が多い上に、落葉で見えなく、しかも雨上がりで。
とにかく滑るし、岩とか見えないし、急斜面だし。
一歩一歩、足場を確認しながらの下山。
まさに、終わりのない単純作業の仕事をしてるよう。
着実に、疲れは溜まってくるし、単純作業の繰返し。
しかし、8合目くらいでガスが少しだけ晴れて、まだまだ下界は遥か下なんだー・・・。
12:43 7合目到着
ただただ、一歩一歩確認しながらの下山、精神的にも疲れる〜・・・。
13:14 6合目到着
何が楽しくて、何が悲しくて、一人でこんな山の中歩いてるんだろう??
毎回山行に行くと、いつも考えてしまう。
好きで来たはずなのに、なんだかなーっと・・・。
13:38 5合目到着
まだ、半分かー・・・。
はぁ〜、疲れが出てきてテンションダウン。
14:09 4合目到着
この単純作業、もう嫌・・・。
14:23 3合目到着
おっ、あとちょとだ。
少しだけ元気になるも、疲れはピーク。
なんだか眠いし・・・。
14:42 2合目到着
あとちょっと!がんばれオレ!
15:32 登山口到着
ようやく長い、長い下りが終わった。
登山届けに、下山時刻を記入してポストに入れる。
ふぅ〜・・・。
今回は、とにかく岩の上の落ち葉&雨で、足元がすごく滑るので下山に神経を使いながらで、とても疲れた・・・。
あとは、天候の差。
下だとほぼ無風なのに、山頂の恐ろしい風。
なので、装備をちゃんとしていって良かったー。
きっと、冬山だともっともっと厳しいんだろうな。
あとは、風により体温が下がる怖さも実感した。
雨で濡れて体温が下がるのは予想しやすいけれど、
霧の中の強風だと雨以上に濡れる上に、すごい勢いで体温が下がる。
風や霧での対応力を考えないとな。
まっ、こうやって少しづつ経験を生かして、もっと色んな山を登りに行こう!
コースタイム(休憩も含みます)
6:30 登山口→7:15 2合目→7:38 3合目→8:00 4合目→8:21 5合目→8:50 6合目→9:18 7合目→9:40 8合目→10:07 9合目→10:40 北山(1843m)→10:53 山頂
登りトータル 4時間23分
11:09 山頂→11:40 北山(1843m)→11:58 9合目→12:24 8合目→12:43 7合目→13:14 6合目→13:38 5合目→14:09 4合目→14:23 3合目→14:42 2合目→15:32 登山口
下りトータル 4時間23分(あっ、偶然にも登りも下りも同じ時間だ)
トータル 約9時間
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する