第18回日本山岳耐久レース(長谷川恒男カップ)
- GPS
- 32:00
- 距離
- 60.5km
- 登り
- 4,072m
- 下り
- 4,054m
コースタイム
天候 | 10日晴れのち雨 11日雨のち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
|
感想
なぜ人はハセツネを走るのか?
応援ありがとうございました。
第18回日本山岳耐久レース「長谷川恒男カップ」
20:59:23完走。1224位。
エントリー数;2,503名。出場者;2,232名。完走者;1,622名(完走率72.7%)(昨年は83.4%)
第一関門 22.66km 5:02:44
第二関門 42.09km 11:30:04(ラップ6:28:40)
第三関門 58.00km 18:32:43(ラップ7:02:39)
ゴール 71.50km 20:59:23(ラップ2:26:40)
もともとの作戦は第3まで各関門4時間から5時間で行くという感じでした。
15時間目標で、
たぶん悪くても17時間と思ってたのですが、
21時間もかかってどうにか完走です。
どんなことであっても21時間続けるって事はすごいですね。
自分でもよく頑張ったと褒めてあげたい気分です。
最後は完走Tシャツが欲しいのと(参加賞でなく完走しないともらえない)、
完走しておかないと、来年リベンジでまた走るのはもう嫌という気持ち
だけでゴールを目指しました。
30キロ地点くらいから、
原因は不明ですが、
貧血のような症状でフラフラになりはじめました。
気分が悪い分スピードは落ちて、
第一関門まで抜きまくっていたのに抜かれまくりになりはじめました。
でも
だましだまし、水が補給できる第二関門までは行きました。
メダリストかショッツかVESPAと痛み止めを飲みまくり、
どれかが効いてくれと願うばかりでした。
42キロ第二関門で少し休んで、
再スタートを切ったのですが、
44キロ時点で意識朦朧となり始めました。
ちょうどそのころ稜線を走る危ない場所だったので、
これでは滑落して大怪我すると思い、
一旦ボランティアのスタッフさんにリタイア宣言をしました。
夜中の1時過ぎだったと思います。
ところがトレイルレースの厳しさ。
リタイアして回収してもらうためには、
今来た道を1.5キロ戻るか(2関門からは下ったので戻りは登り)
次の回収ポイント5キロ先まで行かなくちゃダメだとのこと。
その人が、しばらく休憩してみてはというので、
用意してあった寒さよけの工事用のような大きなブルーシートにくるまって、
死んだように眠りました。
小一時間寝たところでそれでも寒くて目が覚めましたが、
寝るということは体力と気力を回復させるようで、
やってみようか?という気分になりレース再開です。
それ以降は、
苦しくなったら、
10分寝るを繰り返し
トータル4-5回は寝たような気がします。
敗因は(とはいっても皆同じような環境なので言い訳ですが・・・)
1)貧血?
山にばかりいっていた疲れがたまってたのかもしれませんし、
雨のあとの気温上昇で他の人もそうでしたが、最初に持って
でた2リットルの水がそうそうになくなりそうになり、節水
しながら走ったため脱水症状かもしれません。
2)サロモンのトレランシューズはすべる
僕の古いサロモンのトレランシューズはグリップが甘く、
もともと泥に弱く滑りやすいと言われてました。
グリップの強い新しいシューズに変えておけばよかったとは思います。
何度もころび腰が引けたのかもしませんが、下りは怖くなりました。
登りは滑って空回りでまったく効率が上がりませんでした。
3)目が見えない
誰でも夜は見づらいですが、僕は普段眼鏡で、
コンタクトだとうまく視力がでません。
かつ、もとから暗いと良く見えません。
やはり見えない恐怖で走れなくなってしまいました。
結論)
ということで、
ランは好きだし、
トレイルは大好きだし、
登山も好きだけど、
夜間レースには向いてないなと正直いって思います。
でも21時間で71キロも山道を夜走った(歩いた)ということは
どんなことでもあきらめなければ出来るという自信にはなりました。
山でもし遭難しそうでも頑張れる自信にはなるかな?
サロマは来年も絶対でますが、
ハセツネは現時点ではもう???
完走Tシャツ1枚でいいかな?
僕はいつかツールドモンブランと思ってましたが、
ということで夜間走るトレイルなので
きっと僕はCCCともダメですね。
限界を思い知ったレースでした。
歩数
10日 67646
11日 55850
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