木曽駒ヶ岳 桂小場登山口クラシックルートピストン

- GPS
- 09:59
- 距離
- 21.8km
- 登り
- 2,040m
- 下り
- 2,040m
コースタイム
- 山行
- 8:00
- 休憩
- 1:55
- 合計
- 9:55
| 天候 | 晴れ稜線は半分ガスガス |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2025年07月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
自家用車
全体的に傾斜しているので、大型バイクだと停める箇所に気を遣う。駐車場は砂利で結構ボコボコしているので、低床車は注意が必要。 アクセス路は、中央道小黒川PAスマートICからほど近く便利。小黒川渓谷キャンプ場までは離合容易だけど、それ以降離合困難な幅員となるので四輪は注意が必要。 |
| コース状況/ 危険箇所等 |
■桂小場登山口〜茶臼山分岐 全体的に踏み跡はハッキリしており、分岐にも案内があるので道迷いの恐れは低いと思う。全体的に展望が全くない樹林帯の道。 登ってすぐダム管理のゲート有り。その横を登っていく。ぶどうの泉←中間地点→野田場→大樽小屋→六合目ベンチの計5箇所にベンチ有り。適度に休憩出来てありがたい。 区間内に、ぶどうの泉・野田場に水場が有り。ぶどうの泉は水量豊富だが、登山開始すぐ。野田場はチョロチョロだったから、溜まるのに時間掛かりそう。 基本的にずっと登りだが、野田場へは高低差は大したこないものの下りになる。ピストンの場合は登り返しとなる。胸突八丁の前、馬返しまでは勾配は緩やか。馬返しからは勾配が急になるが、そこまで急登という感じではない。茶臼山分岐から少し行くと、稜線に出て展望が広がる。 ■茶臼山分岐〜将棊頭山 ヤマレコ上では登山道になっていないが、茶臼山分岐から将棊頭山に直登出来る。案内も有る。直登ルートは樹々が無いため見晴らしが良い。岩とザレの道となり、そこそこ急勾配な道。標高差は200mくらいなので頑張って登りましょう。岩にペンキも有るので道は分かりやすい。 山頂には立派な標識と岩で出来たケルン有り。とても広くて大休止にも最適。山頂からは360°の展望が広がり、ちょっとガスってたけど将棊の頭/西駒山荘、木曽駒ヶ岳、裏の岩で出来た茶臼山が見渡せて、茶臼山の横には北ア・槍ヶ岳まで見えた。 ■将棊頭山〜木曽駒ヶ岳 ここから快適な中央アルプスの稜線歩き。八合目までは標高差80m程度一旦下って登り返す。下り途中の大きな岩に、遭難記念碑が有る。向こう側から歩いてこないと見つけられないと思った。 ガスに包まれている時間が長く、遠くの山には雲が掛かっていたけれど、東側には南アルプスと伊那谷。南側は木曽駒ヶ岳の山々。西側は木曽谷と多分乗鞍岳を見ながら歩く。木曽駒周辺の山並みがとてもカッコイイ。7/6時点でチングルマの群生が見事だった。 八合目は分岐になってて、木曽駒への最後の登り。序盤はハイマツが五月蠅く狭い箇所が多い。日焼け上等で半袖の方も居ると思いますが、アームカバーとかは有った方が良いように思えた。こちらの道もチングルマが良い。行き帰りでライチョウを2羽見ることが出来た。しかも1羽は子連れでとても癒された。 木曽駒ヶ岳山頂には立派な社、奥社が有る。2度目の登頂なのであまり詳しくは探さなかったが、3年前に有った木曽駒ヶ岳の立派な標柱は名前が剥がれたからか無かった。その代わり手持ちの山名が書かれている板が有った。山頂はとても広く、大休止にも最適。石垣も有るので、この日は穏やかだったが風も防げる場所も有ると思う。 帰りは将棊頭山は巻いて西駒山荘へ寄り道。周辺にはベンチ・テーブルも何個か置かれている。小屋から少し茶臼山方面へ下ると水場が有り、ジャバジャバ出ていたので助かった。冷たくてとても美味しい水。ここを見越して水を減らして登ると楽が出来ると思う。 ここから茶臼分岐まで稜線歩きではなく、樹林帯の道となる。茶臼分岐からは登った道を戻る。 |
| その他周辺情報 | 伊那みはらしの湯で登山後の汗を流した。JAF割適用550円。2023/9/17に焼岳の帰りにも立ち寄った。その時と設備・値段も変わっておらず、この価格高騰の中ありがたい。 https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-5943829.html とても広い内湯と寝湯、露天風呂/サウナ/水風呂も完備。水風呂は3人入ると一杯で少し狭いが、水温が個人的に適温だった。露天スペースにスノコがたくさん敷いてあって、ベンチも有り整いスペース、ストレッチもバッチリ。 若干ヌルっとする良い温泉で、露天からは南アルプスを一望出来る。 |
| 予約できる山小屋 |
西駒山荘
|
写真
感想
木曽駒ヶ岳:100名山の1座。2度目の登頂で、前回は2022/9/25
前回の山行記録
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-4713329.html
私は未踏の地を求める性分なので、基本的に同じ山を複数登ることは殆ど無い。登ったことない山がいくらでもあるので、それらがどんな所だろう?と想像し、それを実際にこの目で確かめるのを好みとしている。
もちろん、今はまだ未踏の山がたくさんあるので選択肢にも困らないが、こういう性分だと近隣を行きつくしてしまうと、どうなるだろうか?というのは今からでも非常に危惧している。幸い山に関しては、同じ山でも複数のルートも多々あるので、複数回登る際は登山道を変えてみるとか、周回であれば逆回りに行くとか色んな手段は有ると思う。
それで今週末、天気が良ければ3週連続の白山南竜馬場でテント泊しようと思っていたが、日本海側の予報が悪かった。更に土曜も近隣は不安定な気候で日曜の方が良い予報だった。それだったら土曜はのんびりして、もう夏で暑いから日曜早発する方が良いと考えた。
最初に行こうと思っていたのは、まだ未踏の200名山の1座。同じ中央アルプスの経ヶ岳に行こうかと思った。権兵衛峠からで標高差1,000m弱。大泉ダムからでは1,400m程度でそれなりに登り応えがある山だ。ただ、ササユリがちょうど見頃らしく、そちらが見れるのは権兵衛峠かららしいので、行くならそちらにしようと思っていた。
ただ、経ヶ岳は標高2,300m程度。低山ではないが、高山とも言い難い。前述通り暑い日が続いているので、出来れば標高の高い山に行きたい。日の出とほぼ同時に早発出来るから、もう少しトレーニングも含めてロングトレイルにしたいな、って思ってた。そんな中で天気の良さそうな山を探していると、木曽駒ヶ岳のクラシックルートが見つかった。距離20km標高差は1,800m強とトレーニングにも良く、途中の将棊頭山は100高山の1座だし、ここに登ろうと決めた。
土曜の朝、家事を済ませてのんびり出発。お買物券を使うため諏訪湖SAで昼食を取り、早めに信州健康ランド着。お風呂入ってダラダラ過ごして19:30には仮眠室で横になる。意外とよく眠れた。
木曽駒ヶ岳に前回登ったのは3年前、2022年の初秋。忘れもしない100名山第1座目の山である。当時はまだコロナ渦の真っただ中で少し落ち着いた頃だったかな。地域振興クーポン券で、活性化を図ろうとしていた時期だった。
当時はまだ全くもって山にはハマってないが、バイクに乗ってた関係で登山に使える装備・ウェアはある程度所有していた。木曽駒ヶ岳はマイカー規制が掛かっており、今まで行ったことが無かった。バス・ロープウェイ等文明の利器を使えば手軽に高山・アルプスに登頂出来るし、地域クーポンが大盤振る舞いでほぼ実質タダに近くなるくらいの特典が付いてたので行ってみた。するとアルプスの景色にすっかり魅了された。そこから山にハマっていったのが、つい先日のことのように思える。
相変わらず前置きが長いが、木曽駒ヶ岳の感想を。
クラシックルートは茶臼山分岐まではひたすら樹林帯で中々辛い。今回は会心の天気ではなく、稜線は晴れたりガスったりを繰り返していた。木曽駒ヶ岳は登頂済みだし、100高山の将棊頭山に登頂した時点で、この時間からガスってるようではもう天候の回復は難しいのかな。って思って1度は引き返そうかと思った。
でも何となくヤマテンを信じて強行したら、ガスは繰り返すものの時折晴れてとても素晴らしい稜線美を見ることが出来た。やはりアルプスの景色は素晴らしく思える。2度目の木曽駒ヶ岳は、前回と違い麓からの山行なので喜びもひとしおだった。今や、100名山も55座。文明の利器を使わずに木曽駒ヶ岳クラシックルートを踏破出来るまでになったのだから、人間努力すれば何でも・・・は言い過ぎかもしれないが、ある程度は出来るようになるんだと思う。
このレベルでも膝痛の発生は無いのも嬉しかった。もうよく言われる20km2,000mの領域にはようやく達することが出来たかな。笹山辺りは行けるくらいの体力は出来たのかと思う。
また2週連続テント泊登山だったので、日帰り装備だと軽い軽いw 全然ペースが違うな、当然だけどやはり重い荷物は歩みに相当影響するな、というのを実感した。いつもトレーニングも含めて、日帰りなら無駄な荷物を持っていくことが多いのだけど、もう少し無駄な荷物を持っていくのも良いのかもしれない。
今回からスマホが変わった。正確に言うと先週末時点で手元にあったのだが、新スマホを使いやすいように設定するのには時間が掛かるので山に持っていけるのは今週からとなった。
今までは、Sony Xperia 10Liteだったが、Xperia 1困吠僂┐拭N石に出たばかりの擦蝋發ったので、型落ちモデルになって安くなった困砲靴討澆拭
今までもヤマレコで歩行距離・標高差が計画と乖離するのを問題視していた。別アプリを常駐させるのが対策となったが、当然アプリ使用が増えると電池消費も変わってくるし、メモリを食うからかカメラの動きが遅くなるなどしていた。それで今回廉価版の10⇒フラッグシップモデルの1に変えたので、GPSセンサーも良くなってるかな?と期待したが、結果は散々だった。計画では距離20km標高差1,860mが、25km2,300mと乖離が半端ない。実際出発時に帽子を被り忘れて取りに戻ったが、出発してすぐだし影響は無いだろう。
XperiaはGPSセンサーがショボイのか?ネットで見る限りiPhoneはかなり優秀らしいのだが。多分効果無いと思うけど、次はヤマレコの設定を低精度に変えてやってみようと思う。それでもダメなら、また前機種と同様に別アプリを起動させることをやってみよう。
後は、制御が良いのか新品だからバッテリーがまだまだ元気だからかは分からないが、今回機内モードを使わずに10時間ヤマレコを使った。休憩の都度確認したが、その度割と電波が入ったのでその影響もあるかもしれないが、10時間で40%しか減ってなかった。前述のアプリ駆動するとどうなるか分からないが、これなら普通の日帰り登山なら、機内モードを使わなくても良いように思える。
ヤマレコ社長も機内モードにはせず、モバイルバッテリーを持っていくよう常に呼び掛けているしね。確かに、遭難時に折角の位置情報が使えないようではいけないとは思うのだが、バイクや野営していると気軽に充電出来ないし、何個もモバイルバッテリーを持ち歩くのも荷物が増えるので、今までは機内モードはリスクを承知で使っていたが、なるべく使わないように出来ればと思う。
後はカメラはやはりかなり優秀。私の愛用しているコンデジは、センサAPS-Cと大型だけど、その分望遠が70mm相当しか出来ない。ライチョウが出たので最初はカメラで撮ってたが、スマホの望遠を使ってみたが画質的には満足いくレベルだった。これは確かに、普通のコンデジはもう要らないね。メモリもかなり増えたから、サクっとカメラも起動するし。
そんなことがあった今回の山行だが、2回目の登頂となったのは高尾山以来2座目となった。まぁ100名山は理由があって100名山なことが多いので、こういう山は何度も登っても良いと思う。今回も良い山行が出来ました。
※とりあえず山行記録アップロード優先で、写真のコメントは後で少しずつ入れようと思います→7/12入力完了。
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