残雪の谷川岳 西黒尾根から天神平へ
- GPS
- --:--
- 距離
- 6.7km
- 登り
- 1,231m
- 下り
- 660m
コースタイム
- 山行
- 7:25
- 休憩
- 0:45
- 合計
- 8:10
天候 | くもりのち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
コース状況/ 危険箇所等 |
西黒尾根は雪庇があったりクラックがあったりでちょっと緊張しましたが全般的には安全に登れます。 |
その他周辺情報 | 湯テルメ谷川を利用しました。空いていて快適でした。570円 |
写真
感想
今年は、リフト、ロープウェイを利用した冬山登山とゲレンデスキーをセットで山行計画を立てた。その結果、この冬登った冬山は、武尊山と川場スキー場、飯士山と岩原スキー場、八海山と八海山スキー場、奥白根山と丸沼高原スキー場がある。今年の目標の最後として選んだのが谷川岳と天神平スキー場である。
しかし、雪の少ないこの冬、天神平スキー場はすでにほとんどのコースがクローズされてしまったのでスキーはあきらめて山だけの計画にした。ヤマレコで現状を確認していたら、これまで登るのが難しかった西黒尾根の雪解けが進み登頂可能のようなので、ロープウェイは下山だけに使い、西黒尾根を使っての周回コースで行くことにした。
例によって天気予報とにらめっこをして好天が約束されそうな4月6日の水曜日に出かけることにした。遅くても午前6時には登りは始めたいので午前2時すぎに家を出た。
普段なら環八を使って関越道に入るのだが、4月1日から高速道路料金が改正され圏央道が安くなったため東名、圏央道、関越で登山口へ向かった。このおかげで5時10分にはロープウェイ発着駅の谷川岳ベースプラザに着くことが出来、ゆっくり出発準備をしても5時45分には歩き始めることが出来た。電車を利用した登山をしていたころから見ると信じられない早さで日帰り登山が可能になった。
西黒尾根の雪は少なかった。雪が出始めてアイゼンを着けたものの再び地表の露出部分が多くなったので取り外して歩くことになった。再び装着しても今度は長い岩場が出てきたのでまたまた取り外して歩く羽目になった。
天気が良いはずなのに山頂付近には暗雲が立ち込め、予想はしていたが風が強い。何となく気分が落ち込む中、振り向くと向かい側の朝日岳の雲が取れ始めてきた。ロープウェイが動き始めるころには、天神平もしっかり見えるようになった。
西黒尾根にある何カ所かの鎖場は露出しており難なく越えることが出来た。所々ある雪庇とクラックに注意して歩くこと4時間。山頂付近の雲が取れてトマの耳、オキの耳が見えるようになった。天神尾根を登ってくる登山者の姿もしっかり見えるようになった。3人、4人、5人・・・。平日なのに結構な人が登ってくる。
狭い尾根が次第に広い雪面に変わって肩の小屋のすぐ横に出た。山頂はすぐそこにある。時間的に、一番、二番のロープウェイで登ってきた人たちと一緒の時間になってしまったのだが、すっかり雲は取れ、風も弱まり、予定通りの好天に山頂に立つことが出来た。
多くの登山者はオキの耳まで足を伸ばすが私は手前のトマの耳でいい。ここでのんびり展望を楽しみたいのだ。かつて歩いたことのある上越国境の山並が重なり合って見えている。双眼鏡を覗きながらひとつひとつの山頂を特定するのも楽しみの一つだ。
南側にはこの冬登った武尊山が、この春登りたい至仏山も見えている。遠く霞んではいるが苗場山も見えている。新調したカメラで写真を撮るとともに、人が少なくなったのを見計らって、ずらりと見えている山々をビデオに収めることも忘れなかった。
雪山の下山は早い。ザクザクした雪質だが踏み抜くこともなく、2時間もかからずしてロープウェイ山頂駅に着いた。昔歩いたことのある天神尾根だが、結構急登があるではないか。下りだからいいものの、ロープウェイを使ってのこのコースも山頂までは結構きつそうだった。
この日立ち寄った日帰り温泉「湯テルメ谷川」は思ったより空いており登山者はゼロ。常連さんと思われるおっさんが3人ほどいるだけで、のんびり、ゆったり気持ちよく入れた。女湯の方は誰もいないそうで、ウチのカミさんが聞いたらうらやましがることだろう。
youji さんは、とても良い時間 に登りましたね!
谷川岳山頂 では全く展望がなく天神尾根〜ロープウェイで下山するかと考えていました。急に天候 が回復し私のテンションも回復し何とか土樽まで無事に下山出来ました。今度、お会いした際はよろしくお願いいたします。
西黒尾根を登っているときは風が強かったし寒いし山は雲に隠れているし、もう帰ろうかなとも思いました。そのころ、yasukumotoriさんは、寒い山頂にいたのですね。土樽まで行くならどうしてもあの時間のスタートですね。茂倉の下りの踏み抜きは嫌ですね。お疲れ様でした。
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