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記録ID: 844854
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無雪期ピークハント/縦走
赤城・榛名・荒船

表妙義&桧沢岳北西稜を1day(2nd stage/桧沢岳北西稜)

2016年04月10日(日) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
10.3km
登り
875m
下り
874m

コースタイム

日帰り
山行
3:53
休憩
0:26
合計
4:19
11:15
2
南牧村活性化センター(スタート地点)
11:17
11:18
58
くぬぎ橋
12:16
12:18
17
911mピーク
12:35
12:38
33
モアイ岩
13:11
13:12
18
松葉のピーク
13:30
13:37
34
ラペル着地点
14:11
14:12
4
桧沢岳西峰
14:16
14:27
19
桧沢岳本峰
14:46
48
根草登山口(車道)
15:34
南牧村活性化センター(ゴール地点)
天候 曇り
過去天気図(気象庁) 2016年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
南牧村活性化センターの駐車場を利用させていただきました。
コース状況/
危険箇所等
・一般ルートではないので整備はされていません。911mピークより先は危険個所が多くなります。
・松葉のピーク先からラペル後、最初の岩峰に登る私が通ったルートは結構悪いです。
ここから2nd stage。
桧沢岳北西稜スタートです。くぬぎ橋を渡ってすぐに右の作業道に入ります。
2016年04月10日 11:17撮影 by  SO-01G, Sony
4/10 11:17
ここから2nd stage。
桧沢岳北西稜スタートです。くぬぎ橋を渡ってすぐに右の作業道に入ります。
作業道、こんな感じ。
2016年04月10日 11:18撮影 by  SO-01G, Sony
4/10 11:18
作業道、こんな感じ。
左手露岩あたりから尾根筋を目指して斜面を登る。尾根筋の雰囲気。
2016年04月10日 11:30撮影 by  SO-01G, Sony
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4/10 11:30
左手露岩あたりから尾根筋を目指して斜面を登る。尾根筋の雰囲気。
歩きやすい尾根です。
2016年04月10日 11:54撮影 by  SO-01G, Sony
4/10 11:54
歩きやすい尾根です。
911mピークまでは厳しい箇所は出てきません。
2016年04月10日 12:04撮影 by  SO-01G, Sony
4/10 12:04
911mピークまでは厳しい箇所は出てきません。
モアイ岩手前のピークより。左奥に桧沢岳。右は松葉のピーク。
2016年04月10日 12:37撮影 by  SO-01G, Sony
4/10 12:37
モアイ岩手前のピークより。左奥に桧沢岳。右は松葉のピーク。
モアイ岩。
2016年04月10日 12:55撮影 by  SO-01G, Sony
4/10 12:55
モアイ岩。
ここまで登ってきた尾根筋。
2016年04月10日 12:57撮影 by  SO-01G, Sony
4/10 12:57
ここまで登ってきた尾根筋。
まずは松葉のピークを目指します。
2016年04月10日 12:57撮影 by  SO-01G, Sony
4/10 12:57
まずは松葉のピークを目指します。
松葉のピーク。どうってことないピークです。
2016年04月10日 13:11撮影 by  SO-01G, Sony
4/10 13:11
松葉のピーク。どうってことないピークです。
ラペル地点。10m強、下降します。巻くよりラペルの方が早いのでラペルを選択。巻く場合はかなり下を行くこととなりそうです。
2016年04月10日 13:18撮影 by  SO-01G, Sony
4/10 13:18
ラペル地点。10m強、下降します。巻くよりラペルの方が早いのでラペルを選択。巻く場合はかなり下を行くこととなりそうです。
この面を降りてきました。
2016年04月10日 13:33撮影 by  SO-01G, Sony
4/10 13:33
この面を降りてきました。
ラペル後まもなく岩峰が立ちはだかる。正面を突破できないこともなさそうですが、単独なので無理せず左へのトラバースルートを選択します、矢印。今回のルートは次写真のトラバース後、この写真上部へ折り返すように悪い斜面を登り、岩峰に立ちました。
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ラペル後まもなく岩峰が立ちはだかる。正面を突破できないこともなさそうですが、単独なので無理せず左へのトラバースルートを選択します、矢印。今回のルートは次写真のトラバース後、この写真上部へ折り返すように悪い斜面を登り、岩峰に立ちました。
トラバース部分を振り返る。条件が良いせいか、言われているほど厳しく感じませんでした。
トラバース部分を振り返る。条件が良いせいか、言われているほど厳しく感じませんでした。
トラバース後の岩峰トップから本峰と西峰。この先できるだけ稜上を進みました。
2016年04月10日 13:52撮影 by  SO-01G, Sony
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4/10 13:52
トラバース後の岩峰トップから本峰と西峰。この先できるだけ稜上を進みました。
8mラペル地点とされる箇所を振り返る。丸印の下部3,4mほどが悪いですが、今回はクライムダウンで済ませました。岩の脆さも加味して体感5.6位。
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8mラペル地点とされる箇所を振り返る。丸印の下部3,4mほどが悪いですが、今回はクライムダウンで済ませました。岩の脆さも加味して体感5.6位。
最後の難所。巻けば良かったのに稜伝いにこだわったことが災いして、最後の3mほどがクライムダウン不能。足が届く位置に二股になった立ち木があり、フットジャムで立ち木に乗り移り、treeクライムダウン。ああー、藪岩。
2016年04月10日 14:06撮影 by  SO-01G, Sony
4/10 14:06
最後の難所。巻けば良かったのに稜伝いにこだわったことが災いして、最後の3mほどがクライムダウン不能。足が届く位置に二股になった立ち木があり、フットジャムで立ち木に乗り移り、treeクライムダウン。ああー、藪岩。
西峰に到着。2nd stageの北西稜、終わりました。
2016年04月10日 14:12撮影 by  SO-01G, Sony
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4/10 14:12
西峰に到着。2nd stageの北西稜、終わりました。
本峰まで足を延ばしました。
2016年04月10日 14:17撮影 by  SO-01G, Sony
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4/10 14:17
本峰まで足を延ばしました。
下山はあっという間。静かな集落では桜が満開で綺麗でした。
2016年04月10日 14:59撮影 by  SO-01G, Sony
4/10 14:59
下山はあっという間。静かな集落では桜が満開で綺麗でした。
スタート地点まで戻ってきました。2nd stage完結。
ソールが剥がれてきたのを接着剤で騙しだまし使ってきましたが、さすがに今日でお役御免です。このくらいになったころの方が、足裏感覚がクライミングシューズに近い位によく分かるようになっていました。
2016年04月10日 15:41撮影 by  SO-01G, Sony
4/10 15:41
スタート地点まで戻ってきました。2nd stage完結。
ソールが剥がれてきたのを接着剤で騙しだまし使ってきましたが、さすがに今日でお役御免です。このくらいになったころの方が、足裏感覚がクライミングシューズに近い位によく分かるようになっていました。
撮影機器:

感想

(プラン概要)
 表妙義縦走を1st stageとした1day山行プランの2nd stage。
 西上州に通い詰めていると、地形図を眺めて長い尾根筋が気になり出すものです。それらが今回の桧沢岳北西稜や大ナゲシ北稜でした。行動力の無さからずいぶんな歳月が経ち、近年ではガイド本も発行されたため結構メジャーなルートとなっています。

(2nd stage/桧沢岳北西稜)
 出発は昼近く、今日も昨日と同様に気温が20度くらいまで上がり暑いです。迷うことなく、くぬぎ橋から入山します。適当に尾根筋に上がり杉植林帯を進みます。結構踏まれていて911mピークまでは特に難しい箇所もありません。途中ボルダーがありちょっと遊びました。

 911mピークから悪い箇所が出てきますが、藪岩に慣れている方であれば適当に踏み跡をたどって迷うことは無いと思います。モアイ岩を過ぎ松葉のピークまで順調に到着。この先がいよいよラペルポイントで、上手く巻いて時間を稼げればと目論んでいましたが、巻きの方が面倒な様子だったため素直にラペルしました。15mと言われていますが、実質10m強だと思います。

 ラペル先から間もなく核心部となる壁が出てきます。正面直登も不可能ではなさそうですが、単独であること、岩の脆さを考慮してここも素直に左へ巻くことにしました。悪いトラバースと言われていますが、条件が良かったせいかそれほどには感じませんでした。問題はその先で、少々登っていくと左下がりの悪相な斜面となります。一昨日ここを登られた方の記録に写真がアップされているので参考になります。ちょっとためらって頭上を見ると、ガバだけれども脆そうで湿ったガリー。ここもトライする気になれません。さらに右を見ると(もと来た方向)かすかなバンドが続いています。ダメもとで数メートルトラバースし、60度ほどのブッシュ交じりの壁を直上。おそらく基部から直登した場合の上部に相当する部分だと思います。グレードの表現は難しいですが5.7くらいの壁をソロする感覚です。なんか谷川の草付き登りを思い出させます。

 何とか最初の岩峰に立ち、この後はできるだけ稜伝いに進みました。この頃になると久々の楽しさで夢中でした。8mラペルポイントとされる場所に到着、右寄りの細い木に新しめのスリングあり。基部まで斜めのラペルで面倒そうなので、3mほどクライムダウンすると腐ったスリング。この下がすっぱり4mほど切れている。岩の脆さをチェックし、クライムダウン(5.6くらい)。これで核心が終わったと思いきや、最後に3mほどすっぱり切れた壁が出てきました。運よく壁から1mほど離れて二股になった立ち木があり、クラックよろしくフットジャムを決めて立ち木へ乗り移り着地しました。まさにtreeクライミングでした。

 無事西峰に到着、本峰へ。小沢岳が近くに見えます。計画当初は小沢岳西尾根を下り車道歩きをパスすることも考えたのですが、さすがに時間的に日帰りでは厳しいかと却下しています。

 下山はあっという間で桜満開の集落へ。ただここからが長かった。南牧村と上野村を結ぶ県道45号線までが予想外に長く、少々うんざり気味で2nd stageは完結。西上州はやっぱり(^▽^)。

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