表妙義&桧沢岳北西稜を1day(2nd stage/桧沢岳北西稜)
- GPS
- --:--
- 距離
- 10.3km
- 登り
- 875m
- 下り
- 874m
コースタイム
- 山行
- 3:53
- 休憩
- 0:26
- 合計
- 4:19
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・一般ルートではないので整備はされていません。911mピークより先は危険個所が多くなります。 ・松葉のピーク先からラペル後、最初の岩峰に登る私が通ったルートは結構悪いです。 |
写真
感想
(プラン概要)
表妙義縦走を1st stageとした1day山行プランの2nd stage。
西上州に通い詰めていると、地形図を眺めて長い尾根筋が気になり出すものです。それらが今回の桧沢岳北西稜や大ナゲシ北稜でした。行動力の無さからずいぶんな歳月が経ち、近年ではガイド本も発行されたため結構メジャーなルートとなっています。
(2nd stage/桧沢岳北西稜)
出発は昼近く、今日も昨日と同様に気温が20度くらいまで上がり暑いです。迷うことなく、くぬぎ橋から入山します。適当に尾根筋に上がり杉植林帯を進みます。結構踏まれていて911mピークまでは特に難しい箇所もありません。途中ボルダーがありちょっと遊びました。
911mピークから悪い箇所が出てきますが、藪岩に慣れている方であれば適当に踏み跡をたどって迷うことは無いと思います。モアイ岩を過ぎ松葉のピークまで順調に到着。この先がいよいよラペルポイントで、上手く巻いて時間を稼げればと目論んでいましたが、巻きの方が面倒な様子だったため素直にラペルしました。15mと言われていますが、実質10m強だと思います。
ラペル先から間もなく核心部となる壁が出てきます。正面直登も不可能ではなさそうですが、単独であること、岩の脆さを考慮してここも素直に左へ巻くことにしました。悪いトラバースと言われていますが、条件が良かったせいかそれほどには感じませんでした。問題はその先で、少々登っていくと左下がりの悪相な斜面となります。一昨日ここを登られた方の記録に写真がアップされているので参考になります。ちょっとためらって頭上を見ると、ガバだけれども脆そうで湿ったガリー。ここもトライする気になれません。さらに右を見ると(もと来た方向)かすかなバンドが続いています。ダメもとで数メートルトラバースし、60度ほどのブッシュ交じりの壁を直上。おそらく基部から直登した場合の上部に相当する部分だと思います。グレードの表現は難しいですが5.7くらいの壁をソロする感覚です。なんか谷川の草付き登りを思い出させます。
何とか最初の岩峰に立ち、この後はできるだけ稜伝いに進みました。この頃になると久々の楽しさで夢中でした。8mラペルポイントとされる場所に到着、右寄りの細い木に新しめのスリングあり。基部まで斜めのラペルで面倒そうなので、3mほどクライムダウンすると腐ったスリング。この下がすっぱり4mほど切れている。岩の脆さをチェックし、クライムダウン(5.6くらい)。これで核心が終わったと思いきや、最後に3mほどすっぱり切れた壁が出てきました。運よく壁から1mほど離れて二股になった立ち木があり、クラックよろしくフットジャムを決めて立ち木へ乗り移り着地しました。まさにtreeクライミングでした。
無事西峰に到着、本峰へ。小沢岳が近くに見えます。計画当初は小沢岳西尾根を下り車道歩きをパスすることも考えたのですが、さすがに時間的に日帰りでは厳しいかと却下しています。
下山はあっという間で桜満開の集落へ。ただここからが長かった。南牧村と上野村を結ぶ県道45号線までが予想外に長く、少々うんざり気味で2nd stageは完結。西上州はやっぱり(^▽^)。
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