幌尻岳

yurinee
その他11人 - GPS
- 17:52
- 距離
- 29.2km
- 登り
- 1,943m
- 下り
- 1,940m
コースタイム
- 山行
- 11:08
- 休憩
- 1:35
- 合計
- 12:43
| 天候 | 曇り時々小雨 |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2025年07月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
3日目にシャトルバス1便で入山 ※駐車場 とよぬか山荘(宿泊者専用駐車場) 日高自動車道の日高富川インターチェンジから国道237号および道道638号を 経由して46辧∨攷岳の西側に位置する山荘の駐車場。 道中に通行困難個所はない。登山目的でなくても宿泊可能だが、ほとんどの方が 幌尻岳登山者で、シャトルバスに乗り幌尻岳登山口の「第2ゲート」に向かう。 とよぬか山荘、シャトルバス、幌尻山荘の利用にあたっては予約が必要。 ※幌尻岳登山口行きシャトルバス乗り場 (第2ゲート、糠平川コース) 駐車台数:30台 駐車料金:無料 トイレあり 標高:223m 緯度経度:42°42’19.3″N 142°24’16.7″E 住所:〒055-0415 北海道沙流郡平取町豊糠24−3 ※シャトルバス情報 料金 大人:往復4,000円/片道2,000円 小人:往復2,000円/片道1,000円 出発時間 1便:4時00分 2便:8時00分 3便:10時00分 予約ページ:幌尻岳施設予約システム 下山時にも幌尻山荘で下山のシャトルバスの予約が必要 雨などで増水すると、麓が晴れていても運休になり入山不可。 また、入山後の増水により、幌尻山荘に缶詰になることもある。 予備日は必須。 ※とよぬか山荘情報 料金(1人1 泊) 2食付 7,000 円 夕食付 6,500 円 朝食付 5,500 円 素泊り 4,000 円 チェックイン 15:00〜20:30 チェックアウト 10:00まで 夕食:ジンギスカン定食(またはカレーライス、野菜炒め定食) 朝食:おにぎり4 個 |
| コース状況/ 危険箇所等 |
※道の状況 登山道はしっかり整備されているので迷うことはない。 渡渉のポイントはピンクテープがある。 ただし、水量の判断など難しいので、必ず慣れた人と歩くのが望ましい。 【第2ゲート ⇔ 取水施設(渡渉開始地点)】 トイレブース・携帯トイレ回収ボックスあり 林道歩きは片道7.5km、荒れていないので歩きやすい。 【取水施設 ⇔ 幌尻山荘】 渡渉が15回程度あり、夏の季節は川の水は多め。 雨がまとまって降ればすぐに増水するため、かなり注意が必要。 慎重に道を選び、滑らないようすり足で進む。 万が一転倒した場合のために、ザックのベルトを外しておくと 起き上がれない危険は回避できる。 ピンクテープがきちんとついているので、たどれば歩けるが、 増水により、進むべきか撤退すべきかの判断は自己責任。 幌尻山荘にはバイオトイレがある。 【幌尻山荘 ⇔ 幌尻岳】 幌尻山荘までの緩やかさからは一転、急坂となる。 岩や木の根で滑りやすく注意が必要。 命の水は水量が多い場合はほぼ心配ないが、エキノコックスには 常に注意が必要。 山頂付近は岩のガレ場もあり、強風の場合は足元が不安定になる。 ※登山ポスト 完全予約制のためか登山口には見当たらない |
写真
感想
コロナ前から何度も計画して、台風やら、日程やら、それこそコロナやらでお流れ続きだった幌尻岳。
ようやく行ってくることができました。
日本の山の中では最難関に位置づけられる山、3日間かけてゆっくり登る予定が
前日までの雨で、川が増水のため、入山予定日の登山口までのシャトルバスが
全便欠航。
麓の宿で連泊待機。
翌日1便(朝4時)は出発のため行程は2日間に短縮。
まずはへこたれそうな長距離の林道歩き。
たまに小雨がぱらつき、慣れない渡渉はやっぱり不安。
ガイドさんは、川の水はいつもより少し多めだけど行けるとの判断で渡渉開始。
そして、時折私の膝上くらいの深さで持っていかれそうになりながら、十回以上の渡渉を転ばずに進む。沢靴が滑りにくいことはとても良かった。
でも、水流と水圧はなかなか想像以上で、事故の起きた川でもあるし、やはり慎重に足元を探りながら進む。
幌尻山荘に到着後、荷物をデポし、ここからその日のうちに山頂ピストン。
これがまた、急登プラス強風で濡れた体にこたえる。
稜線上から見えるはずの北カールはガスで真っ白、皆で妄想して景色を感じるも、
ここのお花畑はピークで、ものすごく綺麗でした。
夏の水量の多い時期に皆が行きたくなるのがよくわかる。
急いで通過しなければならなかったのが残念だったけれど。
そして山頂はもちろんガスで、さらに油断したら飛ばされそうなほどの強風。
1分ほどで撤収。
夕方6時、ヘッドライトをギリギリのところで使わずに、幌尻山荘まで下山。
結局、1日で多数の渡渉も含め、1600m以上の登り。
想定以上にとんでもなく大変でした。心身ともにヘトヘト。
けれどこのあと、濡れた服を着替えるスペースなど幌尻山荘はなく、
もたついているうちに体が冷えて、衣服調整がうまくいかず、
風邪を引いてしまった…これは不覚…
そしてふくらはぎと太ももがガッチガチの筋肉痛。
渡渉でどうしても濡れるうえ、雨と汗でも濡れるので、よほど寒さや濡れに強い人は別かもしれないが、着替えは必須。
幌尻山荘の着替える場所は簡易トイレ前の1メートル四方の空間のみ。
やはり匂いがすごく、地べたに物を置く必要があり、贅沢なことかもだけど、
狭くてもカーテンの仕切りが欲しいなと思った。
上着だけならまだしも、濡れたタイツや下着は着替えにくい。
山荘自体はバイオトイレもあり、水もあるので過ごしやすいし、寒くもなかったけれど、自炊小屋なのに、ザック類は倉庫に入れなければならず、雨の場合の荷物の出し入れには、小屋の外に出なければならず、パッキングにはなかなか難がある。
でも、やはり天候のせいで登山自体を諦めざるを得ない人も多い中、
一発で登頂できたのは、運は悪いほうではなかったのかな。
翌日も1便の迎えのバス(9:30)に乗るために4:30に幌尻山荘を出発。
前日より幾分少なくなった水量に、歩きやすさを感じながら無事渡渉が終わり、
今度は林道。これが疲れたうえ、風邪を引いた私には相当きつかった。
なかなか行きづらい場所、2度目はさすがに難しいと思うけれど、
3日間かけてゆっくり歩けるならば、ここはまた行ってみたい山。
となりました。










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