ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 8514746
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
白山

白山〜別山縦走(砂防新道〜チブリ尾根)

2025年08月03日(日) ~ 2025年08月04日(月)
情報量の目安: S
都道府県 石川県 岐阜県
 - 拍手
体力度
6
1~2泊以上が適当
GPS
15:48
距離
26.0km
登り
2,164m
下り
2,595m
歩くペース
標準
1.01.1
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
6:22
休憩
0:49
合計
7:11
距離 10.0km 登り 1,586m 下り 400m
7:40
30
8:10
8:14
46
9:00
39
9:39
9:42
23
10:05
10:06
51
10:57
10:58
9
11:42
12:03
46
13:05
13:06
13
13:19
13:23
17
13:44
13:45
35
14:20
14:24
25
14:49
2
14:51
2日目
山行
7:38
休憩
0:56
合計
8:34
距離 15.9km 登り 579m 下り 2,195m
4:53
16
6:14
6
6:38
6:48
33
7:21
9
7:30
66
8:36
15
8:51
9:11
14
9:25
9:26
71
10:37
10:54
47
11:41
29
13:02
13:03
22
13:25
13:26
1
13:27
ゴール地点
天候 1日目 晴時々曇/2日目 曇後晴
過去天気図(気象庁) 2025年08月の天気図
アクセス
松任駅南口のバス停で市ノ瀬行きの始発を待つ。出発30分前でも、すでに10人ほど並んでいた。乗車前になると運転手さんがチケットを手売りする。市ノ瀬から別当出会までのシャトルバスのチケットもいっしょに購入可能
松任駅南口のバス停で市ノ瀬行きの始発を待つ。出発30分前でも、すでに10人ほど並んでいた。乗車前になると運転手さんがチケットを手売りする。市ノ瀬から別当出会までのシャトルバスのチケットもいっしょに購入可能
別当出会を出発
中飯場。トイレ、水道あり
中飯場。トイレ、水道あり
樹林帯を抜けて高飯場、その先に甚之助避難小屋。トイレ・水場あり
樹林帯を抜けて高飯場、その先に甚之助避難小屋。トイレ・水場あり
もう少しで登り切る
もう少しで登り切る
黒ボコ岩から見下ろす
黒ボコ岩から見下ろす
いよいよ山頂が近い
いよいよ山頂が近い
白山室堂
不要な荷物をデポして、お池めぐりルートへ。お花畑がとてもすてき
不要な荷物をデポして、お池めぐりルートへ。お花畑がとてもすてき
大汝峰への登りが、想像よりもなかなかハードな岩稜帯。手を使ってよじ登るような箇所もある
大汝峰への登りが、想像よりもなかなかハードな岩稜帯。手を使ってよじ登るような箇所もある
大汝峰山頂。広い
大汝峰山頂。広い
大汝峰から御前峰方面をながめる
大汝峰から御前峰方面をながめる
大汝峰を下って、ふたたび池をめぐる。火山だったと思い出させる荒涼とした風景
大汝峰を下って、ふたたび池をめぐる。火山だったと思い出させる荒涼とした風景
御前峰への登り
大汝峰方面を振り返る
大汝峰方面を振り返る
御前峰の頂への稜線。雲が晴れた!
御前峰の頂への稜線。雲が晴れた!
御前峰から室堂への道は整備されていてとても歩きやすい
御前峰から室堂への道は整備されていてとても歩きやすい
2日目出発。ガスが濃い
2日目出発。ガスが濃い
予定通りアルプス展望ルートを行ってみる。草葉が繁って道にかぶさっているところが少なくなく、瞬く間に草露でびしょぬれになるためレインパンツを装着
予定通りアルプス展望ルートを行ってみる。草葉が繁って道にかぶさっているところが少なくなく、瞬く間に草露でびしょぬれになるためレインパンツを装着
展望台まで来たが、案の定真っ白。トンビ岩コースに変更するのが正解だったか
展望台まで来たが、案の定真っ白。トンビ岩コースに変更するのが正解だったか
南竜ヶ馬場
すばらしく気持ちの良い湿原
すばらしく気持ちの良い湿原
一気に下っていったん谷底へ
一気に下っていったん谷底へ
沢を渡って、油坂ノ頭への登り返し。きょうのルートの頑張りどころの一つ
沢を渡って、油坂ノ頭への登り返し。きょうのルートの頑張りどころの一つ
登り切ったら、別山に向けてアップダウンをくり返しながら稜線歩き
登り切ったら、別山に向けてアップダウンをくり返しながら稜線歩き
切れ落ちた崖際をすすむ大屏風エリア。何か所か崩れ気味のところもある
切れ落ちた崖際をすすむ大屏風エリア。何か所か崩れ気味のところもある
大屏風を通り抜けると、お花畑のなかを歩く天国のような道
大屏風を通り抜けると、お花畑のなかを歩く天国のような道
別山と御舎利山・チブリ尾根方面との分岐点
別山と御舎利山・チブリ尾根方面との分岐点
綿毛のチングルマの叢生地
綿毛のチングルマの叢生地
別山山頂。残念ながら雲は取れず
別山山頂。残念ながら雲は取れず
折り返して御舎利山へ
折り返して御舎利山へ
チブリ尾根を市ノ瀬まで下る。まずは避難小屋が目印。尾根上部は歩きづらいゴーロ場が延々と続く
チブリ尾根を市ノ瀬まで下る。まずは避難小屋が目印。尾根上部は歩きづらいゴーロ場が延々と続く
さらば白山
ゴーロ帯を抜け下りがいったん落ち着いたら、登り返してチブリ尾根避難小屋
ゴーロ帯を抜け下りがいったん落ち着いたら、登り返してチブリ尾根避難小屋
避難小屋前で休憩。白山室堂の朝弁当を昼に回した。すっぱくてしっかりご飯の詰まった押しずし。うまい
避難小屋前で休憩。白山室堂の朝弁当を昼に回した。すっぱくてしっかりご飯の詰まった押しずし。うまい
意外にも爽快な稜線ポイント
意外にも爽快な稜線ポイント
ここらへんが、楽しみを感じられる最後のゾーンという感じ。あとはひたすら、長い長い樹林帯
ここらへんが、楽しみを感じられる最後のゾーンという感じ。あとはひたすら、長い長い樹林帯
疲労と退屈でミスをしでかさないように気を付けながら、断続的に現れる道標の「市ノ瀬まで●km」が小さい数字になっていくのを心の支えに歩く。
この先の水場は涸れていました。
疲労と退屈でミスをしでかさないように気を付けながら、断続的に現れる道標の「市ノ瀬まで●km」が小さい数字になっていくのを心の支えに歩く。
この先の水場は涸れていました。
猿壁登山口。登山道はここまでだけど、もうしばらく林道を進まなければならない。坂や階段はもう出てこない
猿壁登山口。登山道はここまでだけど、もうしばらく林道を進まなければならない。坂や階段はもう出てこない
工事用車両の通るらしい舗装路を渡って、林道から林道へ
工事用車両の通るらしい舗装路を渡って、林道から林道へ
最後は舗装路歩き
最後は舗装路歩き
市ノ瀬ビジターセンターでゴール。予定外に間に合ってしまったので、13:30の金沢駅方面のバスに飛び乗って帰路についた
市ノ瀬ビジターセンターでゴール。予定外に間に合ってしまったので、13:30の金沢駅方面のバスに飛び乗って帰路についた

感想

金沢市内を観光してから松任駅前に前泊し、松任から市ノ瀬・別当出会へ。
観光新道とエコーラインが通行止めで、ルートの選択肢が限られる時期に当たってしまった。
砂防新道は、樹林帯を抜けるまではほとんど石畳のような整備された道で、人も多く途中までは正直面白味に欠ける。とはいえきれいなトイレや水道があるのは心強い。
高飯場まで出れば展望も良くなり気持ち良い。黒ボコ岩から進んで室堂に向かう木道までくれば、最高に素敵な景色が広がる。
お池めぐりコースは思っていたより歩きがいのある道だったが、その価値は十二分にある。お花畑、火山らしい荒涼とした景色、コバルトブルーの湖と真夏の雪渓…白山の自然をたっぷり味わえるルートだった。くたびれてきたところに現れる大汝峰への登りは、ちょっと気合が必要。

白山室堂は行き届いて不足のない行き届いた山小屋。賑やかなのは好き好きというところかも。夕飯の豚汁が具沢山でとっても美味しい。ご飯を大盛りで頼むと、かなりのてんこ盛りで盛ってくれた。
寝床は二人分に区切られたカイコ棚をひとりで使わせてもらえてありがたかったが、位置取りの関係か乾燥室の熱気が直接流れ込みつづけて暑苦しかった。
朝弁当のちらし寿司も、個性的で嬉しいお弁当だったです。

二日目、濃いガスの中の出発となった。予定ルート通りアルプス展望道路を行ってみたものの、ガスが残ったままで展望はゼロ。時間と体力の消耗を考えたら、目当ての展望の望みが薄いならトンビ岩コースに変更すべきだったかなーと思う。
南竜ヶ馬場に降りる頃から、ようやくガスが薄らいでくる。さらに湿原歩きから谷への降下と登り返しをへて、別山の稜線に辿り着く頃になると、白山方面に日が差していた。稜線上はまだ雲がかかっているけれど、天気の好転への期待で元気が湧いてくる。
大屏風エリアは、東面が大きく切れ落ちた際を進み、なかなかの高度感で気を抜けない。数か所崩れ気味のところがあり、緊張しながら通過。アップダウンをくり返し、足に疲れも溜まる。
大屏風を通り抜けると歩きやすいお花畑の道がつづく。進むにつれて雲も薄らいできて、心が弾む。白山方面は、少し雲が多めながらも青空が見えていて、胸のすくような山歩きになってくれた。
別山頂上ではガスがかかってしまい、少し待ってみたものの晴れる気配はないので御舎利山へ折り返し、ここで晴天の展望を得られたので満足して、長い長いチブリ尾根の下り道へ。眺めは良いが、上部のゴーロ帯はひどく歩きづらく速度が出ない。ミスらないようにじっくり降りていくしかない。ゴーロ帯が終わるころには下りもいったん落ちつき、登り返したところにチブリ尾根避難小屋。砂防新道と違って水道などはない。
ここからしばらく、気持ちよい草原の稜線歩きエリアが続くのがうれしい。しかしこれが最後のご褒美で、あとは登山口まで長く退屈な樹林帯。脚はいい加減くたびれきっているものの、油断すると木の根や段差に転倒させられそうで気も抜けず、忍耐しながら足を前に出し続ける。
猿壁登山口に到着すると、ゴールまではもう30分ほどかかるものの、難所や足に負担のかかるポイントはない。舗装路は工事用車両が通るらしく、車には注意したい。
そのまま市ノ瀬ビジターセンターに無事到着し、下山完了。
15:30松任行きのバスを予定していたが、ぎりぎりで13:30発金沢駅方面の便に飛び乗れた。金沢駅前のアパホテルの日帰り入浴でさっぱりして帰りました。

予定していた観光新道、エコーラインが通行止めのタイミングと重なってしまったのは少し心残り。
お花畑、湿原、火山帯、稜線歩き・・・と、山の自然の魅力がいっぱい詰め込まれた、なるほどすばらしい名山でした。



お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:31人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

技術レベル
2/5
体力レベル
4/5

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら