白山〜別山縦走(砂防新道〜チブリ尾根)

- GPS
- 15:48
- 距離
- 26.0km
- 登り
- 2,164m
- 下り
- 2,595m
コースタイム
- 山行
- 6:22
- 休憩
- 0:49
- 合計
- 7:11
- 山行
- 7:38
- 休憩
- 0:56
- 合計
- 8:34
| 天候 | 1日目 晴時々曇/2日目 曇後晴 |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2025年08月の天気図 |
| アクセス |
写真
感想
金沢市内を観光してから松任駅前に前泊し、松任から市ノ瀬・別当出会へ。
観光新道とエコーラインが通行止めで、ルートの選択肢が限られる時期に当たってしまった。
砂防新道は、樹林帯を抜けるまではほとんど石畳のような整備された道で、人も多く途中までは正直面白味に欠ける。とはいえきれいなトイレや水道があるのは心強い。
高飯場まで出れば展望も良くなり気持ち良い。黒ボコ岩から進んで室堂に向かう木道までくれば、最高に素敵な景色が広がる。
お池めぐりコースは思っていたより歩きがいのある道だったが、その価値は十二分にある。お花畑、火山らしい荒涼とした景色、コバルトブルーの湖と真夏の雪渓…白山の自然をたっぷり味わえるルートだった。くたびれてきたところに現れる大汝峰への登りは、ちょっと気合が必要。
白山室堂は行き届いて不足のない行き届いた山小屋。賑やかなのは好き好きというところかも。夕飯の豚汁が具沢山でとっても美味しい。ご飯を大盛りで頼むと、かなりのてんこ盛りで盛ってくれた。
寝床は二人分に区切られたカイコ棚をひとりで使わせてもらえてありがたかったが、位置取りの関係か乾燥室の熱気が直接流れ込みつづけて暑苦しかった。
朝弁当のちらし寿司も、個性的で嬉しいお弁当だったです。
二日目、濃いガスの中の出発となった。予定ルート通りアルプス展望道路を行ってみたものの、ガスが残ったままで展望はゼロ。時間と体力の消耗を考えたら、目当ての展望の望みが薄いならトンビ岩コースに変更すべきだったかなーと思う。
南竜ヶ馬場に降りる頃から、ようやくガスが薄らいでくる。さらに湿原歩きから谷への降下と登り返しをへて、別山の稜線に辿り着く頃になると、白山方面に日が差していた。稜線上はまだ雲がかかっているけれど、天気の好転への期待で元気が湧いてくる。
大屏風エリアは、東面が大きく切れ落ちた際を進み、なかなかの高度感で気を抜けない。数か所崩れ気味のところがあり、緊張しながら通過。アップダウンをくり返し、足に疲れも溜まる。
大屏風を通り抜けると歩きやすいお花畑の道がつづく。進むにつれて雲も薄らいできて、心が弾む。白山方面は、少し雲が多めながらも青空が見えていて、胸のすくような山歩きになってくれた。
別山頂上ではガスがかかってしまい、少し待ってみたものの晴れる気配はないので御舎利山へ折り返し、ここで晴天の展望を得られたので満足して、長い長いチブリ尾根の下り道へ。眺めは良いが、上部のゴーロ帯はひどく歩きづらく速度が出ない。ミスらないようにじっくり降りていくしかない。ゴーロ帯が終わるころには下りもいったん落ちつき、登り返したところにチブリ尾根避難小屋。砂防新道と違って水道などはない。
ここからしばらく、気持ちよい草原の稜線歩きエリアが続くのがうれしい。しかしこれが最後のご褒美で、あとは登山口まで長く退屈な樹林帯。脚はいい加減くたびれきっているものの、油断すると木の根や段差に転倒させられそうで気も抜けず、忍耐しながら足を前に出し続ける。
猿壁登山口に到着すると、ゴールまではもう30分ほどかかるものの、難所や足に負担のかかるポイントはない。舗装路は工事用車両が通るらしく、車には注意したい。
そのまま市ノ瀬ビジターセンターに無事到着し、下山完了。
15:30松任行きのバスを予定していたが、ぎりぎりで13:30発金沢駅方面の便に飛び乗れた。金沢駅前のアパホテルの日帰り入浴でさっぱりして帰りました。
予定していた観光新道、エコーラインが通行止めのタイミングと重なってしまったのは少し心残り。
お花畑、湿原、火山帯、稜線歩き・・・と、山の自然の魅力がいっぱい詰め込まれた、なるほどすばらしい名山でした。
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yrgeso


















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