南アルプス中南部縦走 鳥倉～畑薙ダム 5泊6日

2025年07月31日(木) ~ 2025年08月05日(火)

• GPS: 61:16
• 距離: 76.2km
• 登り: 6,575m
• 下り: 7,347m

コースタイム

1日目

• 山行: 10:31
• 休憩: 2:15
• 合計: 12:46

距離 20.0km 登り 2,127m 下り 1,202m

5:24 鳥倉林道ゲート（駐車場）
6:09 6:21 鳥倉林道登山口
7:16 7:25 豊口山のコル
8:03 8:12 ほとけの清水
8:36 8:56 塩川・鳥倉ルート合流点
9:12 9:45 三伏峠小屋
9:53 塩見・烏帽子分岐
10:03 三伏山
10:46 本谷山
12:02 12:04 塩見新道分岐
12:21 12:33 塩見小屋
13:32 13:33 塩見岳西峰
13:37 14:00 塩見岳
14:02 14:03 塩見岳西峰
14:53 15:02 塩見小屋
15:10 塩見新道分岐
16:27 16:28 本谷山
17:12 17:13 三伏山
17:22 17:23 塩見・烏帽子分岐
18:02 18:03 お花畑
18:08 塩見・烏帽子分岐
18:10 三伏峠小屋

2日目

• 山行: 12:31
• 休憩: 1:22
• 合計: 13:53

距離 15.9km 登り 1,726m 下り 1,241m

3:15 三伏峠小屋
3:17 3:18 塩見・烏帽子分岐
3:24 お花畑
4:10 4:12 烏帽子岳
5:07 5:19 前小河内岳
5:57 小河内岳
5:59 6:24 小河内岳避難小屋
6:29 6:31 小河内岳
8:08 8:09 大日影山
8:14 瀬戸沢の頭
8:48 板屋岳の肩
8:53 8:54 板屋岳
10:07 10:14 高山裏避難小屋
10:37 10:48 高山裏縦走路水場
13:51 前岳
14:06 14:07 中岳
14:28 14:30 荒川中岳避難小屋
14:55 コル
15:38 15:54 悪沢岳
16:23 16:24 コル
17:07 荒川中岳避難小屋
17:08 宿泊地

3日目

• 山行: 5:59
• 休憩: 1:02
• 合計: 7:01

距離 9.3km 登り 629m 下り 1,178m

6:17 宿泊地
6:32 6:42 お花畑（荒川前岳南東斜面）
7:17 7:33 荒川小屋
8:16 大聖寺平
9:27 小赤石岳の肩
9:43 小赤石岳
9:56 9:58 赤石岳・小赤石岳間分岐
10:21 10:54 赤石岳
10:57 赤石岳避難小屋
12:18 12:19 百間平
13:18 百間洞山の家

4日目

• 山行: 7:03
• 休憩: 1:45
• 合計: 8:48

距離 9.2km 登り 1,084m 下り 1,314m

3:09 百間洞山の家
4:10 中盛丸山・大沢岳間分岐
4:43 4:51 中盛丸山
5:42 小兎岳
6:25 6:43 兎岳
6:53 7:00 兎岳避難小屋
7:36 7:44 聖兎のコル
9:09 9:52 聖岳
10:34 10:54 小聖岳
11:27 薊畑分岐
11:43 11:44 聖平小屋分岐
11:57 聖平小屋

5日目

• 山行: 4:28
• 休憩: 0:41
• 合計: 5:09

距離 7.1km 登り 743m 下り 599m

5:56 聖平小屋
6:03 6:05 聖平小屋分岐
7:53 7:55 南岳
8:32 8:37 上河内岳の肩
8:45 9:11 上河内岳
9:15 9:21 上河内岳の肩
10:45 茶臼岳
11:05 茶臼小屋

6日目

• 山行: 5:58
• 休憩: 1:21
• 合計: 7:19

距離 14.7km 登り 267m 下り 1,813m

5:29 茶臼小屋
6:45 7:14 横窪沢小屋
8:11 8:30 ウソッコ沢避難小屋
9:28 9:29 ヤレヤレ峠
9:54 畑薙大吊橋
9:58 10:12 茶臼岳登山口
10:50 10:51 畑薙ダムゲート前
11:12 畑薙第１ダム
11:58 12:15 臨時駐車場
12:48 白樺荘

天候

1日目　晴れ　
2日目　晴れ　台風は反れたが夜に雨が降った
3日目　晴れのち14時前から雨　
4日目　晴れのち15時ころ少雨、17時頃から激しい雷雨
5日目　晴れ　夜にガスと小雨
6日目　晴れ　(下山のみ)

アクセス

利用交通機関：

バス タクシー

【往路】
毎日アルペン号 18000円/人　
京王八王子駅24:15発　伊那大島駅3:25着　
乗合タクシー(マルモタクシー)に乗換え、鳥倉ゲート4:45着
【復路】
しずてつジャストライン バス　3500円/人
畑薙臨時駐車場14:30発　温泉のある白樺荘は14:40発　静岡駅前17:50着　→ 新幹線

写真

7/31 9:13

1日目
三伏峠小屋。良い感じの小屋です。三大峠の1つ、三伏峠。一度来てみたかった場所。

7/31 10:02

テントを張って、空身で塩見に向かいます。

7/31 10:02

塩見アップ

7/31 10:02

ご一緒のお二人。

7/31 10:02

お花畑と呼ばれる所。道の下に水場があります。お花畑を登って左に曲がると、烏帽子岳方向。

7/31 10:02

右に三伏峠小屋

7/31 10:06

仙丈ケ岳が素晴らしい。

7/31 10:45

中継点の本谷山

7/31 11:03

塩見は遠い。

7/31 12:34

塩見小屋で休憩後、再出発。しかし、塩見は遠いなぁ。。

7/31 12:34

左奥が塩見岳西峰、右手前が天狗岳。

7/31 12:39

まずは天狗岳まで頑張ります。

7/31 12:54

だんだん岩だらけの岩登りに。

7/31 13:00

傾斜もキツくなってくる。

7/31 13:04

7/31 13:07

塩見西峰。まだまだ続く長い道のり。

7/31 13:13

花に産毛が生えてるので、チシマギキョウかな。

7/31 13:19

イワヒバリかな？

7/31 13:32

西峰を越え、山頂(東峰)はあそこだ。

7/31 13:35

突然富士山が見えて嬉しい。

7/31 13:44

南アルプスは、富士山に近いのが良い。いつも富士とともに歩く。

7/31 13:52

ヒメアカタテハ。

7/31 13:57

塩見初登頂。嬉しい。やっとここに来ることができた、と思った。

7/31 13:57

仙塩尾根。ここから仙丈ヶ岳まで21km。

7/31 13:58

蝙蝠岳と富士山。

7/31 14:01

山頂を後にします。

7/31 14:08

北岳、間ノ岳かな？少し雲が出てきました。

7/31 14:08

左仙丈ヶ岳、右甲斐駒ヶ岳。甲斐駒は、頭が白く見えます。

7/31 14:08

仙丈ヶ岳アップ。
1日目の写真はこれが最後。1日目は12時間46分。良く歩きました。

8/1 3:59

2日目。入山前に台風上陸の予報があったため、3:15ヘッデンスタートします。

8/1 4:10

烏帽子岳は暗闇登頂。

8/1 4:13

塩見岳の形はもう覚えた。遠くからでも識別できるようになりました。

8/1 4:39

中央アルプス全景。この角度(ほぼ真横)から見たのは、当然ながら初めて。

8/1 4:44

小河内岳、荒川岳方面。

8/1 4:44

小河内岳避難小屋が見えます。

8/1 4:56

日の出。

8/1 4:56

マジックアワーの始まり。一番好きな時間。後ろは中央アルプス。

8/1 4:57

中央アルプスアップ。えぐれている所の上部が摺鉢窪カール、下部の白いのが百聞ナギ。百聞ナギから右に赤椰岳、空木岳、熊沢岳。空木岳と熊沢岳の間奥に御嶽。百聞ナギから左に、南駒ケ岳、仙涯嶺、越百山かな。

8/1 4:57

中央アルプス左から、三ノ沢岳、とんがっているのが宝剣岳、木曽駒ケ岳。中央アルプスの右は乗鞍。

8/1 4:57

槍穂高連峰。右側は、白馬三山まで見えてました。

8/1 4:57

左から仙丈ケ岳、甲斐駒ケ岳、塩見岳。

8/1 4:57

仙丈ケ岳、甲斐駒ケ岳アップ。

8/1 5:05

塩見。

8/1 5:06

小河内岳避難小屋。

8/1 5:06

アップ。小屋の右の高いところが小河内岳。

8/1 5:06

前小河内岳。小河内岳までCT45分。

8/1 5:07

右奥の丸い山は恵那山。

8/1 5:07

恵那山アップ。

8/1 5:07

荒川岳(たぶん左側)遠い。あそこまで行くの？

8/1 5:16

荒川前岳。おそらく。

8/1 5:32

駒ヶ根あたりの町が見えています。

8/1 6:18

小河内岳避難小屋からの景色です。荒川岳、赤石岳、聖岳も見えているかな？手前に素敵な小河内岳避難小屋がありますが、写真を撮り忘れました。

8/1 6:28

小河内岳。

8/1 6:36

中央右から大沢岳、中盛丸山、小兎岳(手前)、兎岳(奥)と思います。

8/1 11:22

前の写真から5時間程写真がありません。高山裏避難小屋、水場を経てトラバースしてきました。右側の山の上に、小河内岳避難小屋が見えます。

8/1 11:22

小河内岳避難小屋。あそこからずっと歩いてきた。

8/1 11:45

高山裏小屋からのトラバースが終わり、いよいよ標高差600mのカールを一気に直登します。最初は樹林帯。

8/1 12:35

1/3くらいから上はゴーロ。

8/1 12:41

キツいです。

8/1 13:02

キツいよ〜。

8/1 13:02

上に行けば行くほど傾斜が急に。あまりにキツくてヘロヘロになった。恐るべし荒川岳。

8/1 13:16

このザレ場でこれ以上急になったらすべって登れん、ってくらいな所まで登ったら、左の草付へトラバースに入りますが、その前に休憩。

8/1 13:27

荒々しい荒川三山の一つ前岳。

8/1 13:41

中岳(左)が見えてきました。

8/1 13:45

明日通赤石岳方面。見えているのは小赤石岳かな。

8/1 13:50

中岳避難小屋は、中岳の山頂の向こう側に少し下りたところにあるので、なかなか姿が見えてこない。

8/1 13:50

中岳山頂標識。

8/1 14:08

中岳避難小屋に着いた〜。かなりヘトヘト。

8/1 14:41

小屋番さんから台風が反れたと聞いて、少し休憩してから、悪沢岳ピストンに繰り出す。空身とはいえ、皆さん元気。。行きも帰りも、下って登るダウンアップ。しんどかった。。

8/1 14:51

明日登る赤石岳方面。

8/1 14:53

マツムシソウ

8/1 14:53

タカネナデシコ

8/1 14:56

悪沢岳がだんだん切り立って迫ってくる。

8/1 14:56

別の角度からの塩見。カッコいいですね。

8/1 14:58

これは中岳悪沢岳間のコルから振り返ってみた中岳。てっぺんに小屋が見えます。

8/1 15:10

シコタンハコベ。お初です。でも絶滅危惧種のようです。。

8/1 15:11

8/1 15:13

タカネツメクサ。

8/1 15:13

ミヤマミミナグサ。お初です。

8/1 15:17

もう少し。

8/1 15:39

悪沢岳(荒川東岳)山頂に着きました。荒涼とした風景が広がっていました。丸山上に二軒小屋へと続く道が見える。

8/1 15:39

雲が出て、富士山を含む周囲の景色は残念ながら見えませんでしたが、山頂はとても印象的だった。

8/1 15:39

悪沢岳(荒川東岳)。

8/1 16:40

中岳避難小屋に戻るために中岳をヒーヒー登っている時に、振り返って見た悪沢岳。

8/1 19:12

中岳避難小屋の中。小屋番さんはとても感じの良い方でした。
2日目はこれでおしまい。今日は昨日よりも長い13時間53分歩きました。小屋で思いっきりストレッチして、明日のために良く休みます。

8/2 6:02

3日目の朝です。
1日目、2日目がハードだったので、今日は6時スタート。左から仙丈、塩見、北岳かな。

8/2 6:02

富士山。

8/2 6:09

中央アルプス。百�離淵�の上後ろに、御嶽が見えます。

8/2 6:11

赤石岳。

8/2 6:11

赤石避難小屋も見えます。

8/2 7:17

荒川小屋。

8/2 7:48

8/2 7:50

大聖寺平(だいしょうじだいら)まで雄大で気持ちのいいトラバース道。

8/2 7:50

小赤石岳。

8/2 7:54

振り返って左前岳、右悪沢岳。

8/2 7:56

前岳の大崩壊地。

8/2 7:57

中央のコルから右の丸いふくらみあたりが大聖寺平かと。

8/2 8:10

大聖寺平。

8/2 8:11

井川社有林。シングルモルトウイスキー製造の十山株式会社さん。

8/2 8:14

大聖寺平といっても結構傾斜あり。

8/2 8:14

大きさに圧倒される。

8/2 8:39

小赤石岳への登り。

8/2 9:05

左前岳、右悪沢岳。中岳避難小屋から歩いてきた道が見えます。写真中央やや左に、赤い屋根の荒川小屋も見えている。

8/2 9:22

山頂直下は当たり前だがキツい。

8/2 9:25

また富士山が見えて励まされる。南アルプスから見る富士山は猫耳。

8/2 9:27

小赤石岳の肩かな。少し下る。

8/2 9:27

手前小赤石岳、奥が赤石岳ですね。

8/2 9:43

赤石岳避難小屋。

8/2 9:44

小赤石岳。

8/2 9:46

赤石岳の東尾根(大倉尾根)。尾根上に赤石小屋が見えます。

8/2 10:20

赤石岳山頂に着きました。

8/2 10:22

赤石岳山頂標識が割れていました。雷でも落ちたのかな。

8/2 10:24

奥は仙丈ケ岳や北岳、塩見もちょこっと、その手前が前岳、悪沢岳、一番手前が小赤石岳。今まで歩いてきた所です。

8/2 10:24

そしてこちらが聖岳方面。

8/2 10:53

中央アルプス方面。

8/2 10:53

大西山崩壊跡のようです。

8/2 10:56

赤石岳避難小屋。

8/2 11:13

とても急なザレ場を降りて行きます。

8/2 11:19

降りるのもつらいけど、これ登るよりはいいかも。

8/2 11:30

ザレ場の大斜面の長い長いトラバース。

8/2 11:42

こんなところを降りてきた。

8/2 11:50

明日登る予定の聖岳。

8/2 12:04

振り返って赤石岳。

8/2 12:07

百�諒燭�見えてきました。南アルプスでは貴重な、比較的平らなところでした。

8/2 12:14

百�諒芯眠畸罅�お天気が下り坂です。

8/2 12:53

ここから急坂を降りると百�瞭胸海硫箸肪紊�ます。計画では、さらに先の兎岳避難小屋まで行く予定でしたが、百�瞭胸海硫箸肪紊い燭箸海蹐如�強い雨がふってきたため、そこでテン泊しました。3日目はこれでおしまい。

8/3 4:12

4日目は4時スタート。左から、塩見、悪沢、赤石、富士山。

8/3 4:32

8/3 4:32

仙丈、塩見

8/3 4:33

悪沢、赤石

8/3 4:35

中盛丸山

8/3 5:24

小兎岳

8/3 5:40

小兎岳山頂

8/3 6:17

中央奥に恵那山、手前の小屋はおそらく、しらびそ高原。

8/3 6:54

兎岳避難小屋。2日目に中岳避難小屋に泊まった時、兎岳避難小屋の屋根が落ちて使えないと言う情報は得ていました。小屋の周りにはテン場適地はあります。

8/3 7:43

聖岳に向けて登っている途中にある赤い色をした岸壁。

8/3 7:43

そのヘリを登ります。

8/3 7:45

いわうちわがまだ咲いていた。1輪のみ。この季節では奇跡的。

8/3 8:25

振り返ったところ。

8/3 8:25

ズームすると、昨日テン泊した百�瞭胸海硫箸�見えます。

8/3 8:27

がけっぷちのヘリを歩くこと結構あります。

8/3 9:10

とうとう聖岳まで来れました。あいにくガスで回りは良く見えませんでした。また来いってことですね。

8/3 9:10

聖岳のもう一つの山標。

8/3 9:31

8/3 11:09

聖岳から下山中の小聖岳から見た聖平小屋。白い線は木道です。

8/3 11:28

8/3 11:28

薊畑(あざみばた)。あざみは「薊」と書くんですね。

8/3 11:31

イブキトラノオ

8/3 12:22

聖平小屋。私と健さんはここでテント泊。今さんは、茶臼小屋へ向かいました。4日目はこれでおしまい。

8/4 6:02

5日目。私と健さんのゆっくり旅です。

8/4 7:00

どっしり大きい聖岳。素晴らしい。

8/4 7:24

ツマグロヒョウモン

8/4 7:31

後ろに赤石岳も顔を出してきました。

8/4 7:31

赤石避難小屋が見えます。

8/4 7:32

イチヤクソウ。

8/4 7:45

左から聖岳、赤石岳、右に悪沢岳も見えています。

8/4 7:52

8/4 7:55

南岳。

8/4 8:06

中央のコルの上高地岳の肩を目指します。

8/4 8:16

8/4 8:25

振り返った風景。ずっと歩いてきました。上高地岳の肩で、南アルプスの深部から抜け出すような感じを受け、感慨深く思いました。

8/4 8:28

上高地岳の肩です。ここから先は、やはりメジャー感あり。上高地岳はルート上にはないですが、健さんがどうしても登りたいというので、寄り道します。

8/4 8:45

15分くらいで登れます。

8/4 8:45

下山口の畑薙ダムが見えました。

8/4 8:47

雷鳥の親子。この南アルプス縦走で初ご対面。健さん持ってるねー。

8/4 8:47

雛は5匹いました。

8/4 8:47

お母さん。

8/4 8:47

雛。かわいくて何枚も撮ってしまう。

8/4 9:54

ここは、季節が合えばお花畑になるらしい、草原道。

8/4 10:45

健さんがまた茶臼小屋に行く前に、茶臼岳に登りたいというので、登りました。

8/4 11:16

ウラギンヒョウモン。11:05には茶臼小屋に到着しました。今さんは光岳からすでにお帰りでした。暗いうちに出発し驚異的なスピードで行ってきたようです。さすがトレランナー。

8/4 11:16

ベニヒカゲかな。

8/4 12:28

茶臼小屋のテン場から見える富士山。

8/4 12:35

テン場。谷です。夜は風が強く吹き抜けました。雨も少し降りました。

8/4 12:54

これはゴマダラカミキリかな。。在来種のゴマダラカミキリではなく、ツヤハダゴマダラカミキリだと外来種で、2023年9月に特定外来種に指定されたそうです。

8/4 13:14

アカタテハ。

8/4 18:21

トモエシオガマ。
5日目はこれでおしまい。

8/5 8:05

6日目。この日は下山のみ。

8/5 8:15

ウソッコ沢小屋の側に咲いていた、鮮やかなフシグロセンノウ。

8/5 9:28

ヤレヤレʅ（◞‿◟）ʃ。

8/5 9:51

そして畑薙大吊橋。フィナーレに相応しい長さです。

8/5 9:52

いやー、これほど長いのは初めて。高さもあるよー。。

8/5 10:15

畑薙大吊橋を横から見た所。

8/5 10:27

畑薙湖。崩落してます。

8/5 10:51

南アルプス登山指導センター。誰もいなかったけど。。

8/5 11:43

畑薙第一ダム。

8/5 11:42

淵に鳥が。この後無事臨時駐車場まで着きました。6日間お疲れ様でした。

撮影機器：

iPhone 12 Pro Apple

感想

Europa

・この南アルプス5泊6日の縦走(塩見/悪沢/赤石/聖/光の5座縦走)は、私と健さんの間で、去年から計画していたが、諸々の理由により今年実行となった。1ヶ月弱前に、今さんが参加してくれることが決まり、3人で行くことに。私と今さんの2人は、この南アルプスの中部、南部は、始めて歩く山域となる。

・健さんは山歴50年以上の、私より20歳年上の大ベテラン。今さんは、私より10歳年下で、体力、歩荷力もりもり。健さんは、秋にまたヒマラヤに行くそうで、この南アルプス縦走は、そのお試し山行も兼ねていたようだ。私は、剱岳北方稜線4日間から帰ってきて、2日後の夜には、毎日アルペン号に乗った。果たしてこの5泊6日の長旅を歩けるのか。。

・私はお二人と一緒に県連の活動はしていたが、本格的に山をご一緒するのはこれが始めてだった。念のため健さんに、「全部小屋泊でも良いですよ」と言ったが、「そりゃ、テント泊でしょ」と当たり前のように言われたので、会の4人用テントを入手した。しかし、テントも食料も水も、健さん所有のお酒もレインまでも、ほぼ私と今さんで担ぐことになり、「健さん、そりゃないよ～」状態に。。ヒマラヤでは、荷物は全部ポーターが運ぶから、本人は空身で怪我無く歩けさえすれば良いのだ。。しかも私が先を行くと、急かされる感じがするから先に行くなと。。引っ張ることも出来ず、ずっと健さんのペースで進むことに。。健さんは、脊柱管狭窄症と足底筋膜炎の痛みを押しての参加でもあったため、今さんが参加してくれていなかったら、だふん撤退確実だったに違いない。。今さんが参加してくれて、ほんと助かったと心底思いました。

・とはいえ、私は今まで3泊4日が最長で、5泊6日という長丁場はチャレンジであったため、経験豊富な健さんからいろいろ教わることも多かった。ソロテントで長期山行に入れる自信もつきました。ありがとうございました。6日間77.6kmを歩き切った健さんは、やはりさすがです。毎日フィットネスジムでルームランニングしているだけのことはある。秋のヒマラヤもご無事で行ってこられることをお祈りしています。

・南アルプス中南部の印象は、やはり北アルプスや、南アルプス北部の山々とは違い、見た目は緑に覆われた優しいなだらかな山容の山がずっと連なっている、という印象である。しかし、いざ縦走してみると、ひとつひとつの山が大きく、離れているので、天空の稜線歩きを楽しめるところはあまりない。山頂直下はやはりそれなりに岩岩しており、ガレやザレの急斜面のアップダウンも非常に多く、そのたびに体力をもって行かれた。去年行った北アルプスの高天原でも感じたのような、人を容易に近づけさせない秘境感や奥深さを感じることができたのが、なにより嬉しく思いました。

【1日目】　晴れ
⚫︎鳥倉林道ゲート～三伏峠～塩見岳ピストン～三伏峠小屋テント泊
鳥倉林道ゲートから三伏峠小屋まで、3時間48分。三伏峠小屋で幕営し、空身で塩見岳ピストンが、水汲みも入れて約8時間30分。水場は、テン場からだいぶ離れている。日差しが強くて暑い中、初日からよく頑張りました。
写真撮り忘れ：テン場、塩見小屋、三伏峠小屋の水場

【2日目】　晴れ　(夜に雨と風)
⚫︎三伏峠小屋～中岳避難小屋～悪沢岳ピストン～中岳避難小屋素泊まり
この日は入山前は、台風が来るかもしれないという予報であったため、3時15分に三伏峠小屋を出発。天気が悪くなる前に、テン場がないため素泊まりとなる中岳避難小屋到着を目指した。烏帽子岳は暗闇の中通過。小河内岳避難小屋に立ち寄って休憩。健さんは、マットに横になってストレッチ。小屋番の方から、この先のアップダウンのキツさ、水場、高山裏避難小屋のことなどについて、いろいろと情報やアドバイスをいただけてありがたかった。そこから高山裏避難小屋までも、比較的平坦ながら長い距離だった。高山裏避難小屋で大休憩後、いよいよ腹を括って再出発する。途中の水場で水を汲み、カール状の地形までトラバースする。そしてそこから標高600mをほぼ直登で登り上げる。上がるにつれて傾斜が増し、地獄のようにキツかった。。なんとか登り切って荒川三山の前岳をトラバースで通過、中岳を登りきり、やっとのことで中岳避難小屋に到着した。かなり疲れていたが、小屋番さんから、「台風は反れた」と聞いて、予定通り小屋からまた空身で悪沢岳ピストンに繰り出すことになった。。これまた中岳をかなり降り、また登り返すことになる。帰りも同じ。疲れ果てました。良く歩いたよ。
写真撮り忘れ：小河内岳避難小屋、高山裏避難小屋、水場

【3日目】　晴れのち14時前から雨
⚫︎中岳避難小屋～赤石岳～百間洞山の家テント泊
赤石岳を登頂後、この日は、兎岳避難小屋泊の予定でしたが、雨が降ってきたため、手前の百閒洞山の家でテント泊となりました。
写真撮り忘れ：荒川小屋、百閒洞山の家、テン場

【4日目】　晴れのち15時頃から雨
この日は予定では茶臼小屋泊の予定でしたが、前日の雨で、百間洞山の家までだったビハインドと、この日も午後から雨が降る予報だったため、私と健さんは聖平小屋まででテント泊。今さんは茶臼小屋まで足を延ばし、茶臼小屋でツェルト泊。茶臼小屋までは、雨はそれほど強くなかったので、結果的には私と健さんも茶臼小屋まで行けたかもしれませんが、聖平小屋まで9時間弱歩いた上に、茶臼小屋まで＋4時間なので、無理しない選択をしました。これにより私と健さんは、翌日光岳に行く予定を断念することになりました。夕方から雷をともなう激しい雷雨でした。

【5日目】　晴れ　(夜にガスと小雨)
今さんのみ早朝から驚異的なスピードで、光岳をピストンしたようです。私と健さんは、この日はのんびり歩いて茶臼小屋まで行き、すでに光岳から戻っていた今さんと合流。私と健さんは、光岳に行かなかった代わりに、途中で上河内岳と茶臼岳には寄り道した。
この日は3人とも充電池がなくなりました。私は充電池がなくなるのは山行前から予想していて、どこかの小屋で充電しようと思っていましたが、茶臼小屋はなんと夕方4時からでないと充電できないと。そこまでは予想していなかった。。4時まではソーラーパネル？の充電時間だからでしょうか？？たとえ私が光岳に行けたとしても、ログがとれませんでした。。夜はガスってきて、朝方少し雨が降りました。
写真撮り忘れ：茶臼小屋

【6日目】　晴れ　下山のみ
朝には、天候も回復し、テントをたたんで下山。横窪沢小屋では、下から登ってきた20人くらいの東大ワンゲルの団体に遭遇。この日から12日間かけて、南アルプスを北上し、鳳凰山まで行くという。ひー。若さ、ハチ切れてました。1年生らしき女の子が、すでに靴ずれで、皆んなでFAしてあげた。その子はこの先無事歩けたのだろうか？
その後ヤレヤレ峠でヤレヤレして、長い長い畑薙大吊橋を渡る。吊橋は南アルプス縦走を締め括るに相応しい長さと高さでした。帰りのしずてつバスのバス停のある、臨時駐車場に無事到着。私だけその先33分歩いて、白樺荘で温泉(バスは臨時駐車場14:30発、白樺荘は14:40発です)。5泊6日の南アルプスの旅、思い出深いとても充実した時間を過ごすことができました。お付き合いいだだきまして、ありがとうございました。