[合宿] 夏山B合宿 前穂北尾根(バリエーション、アルパインクライミング)

あゆむ山の会
その他5人 - GPS
- 53:45
- 距離
- 41.1km
- 登り
- 3,040m
- 下り
- 3,040m
コースタイム
- 山行
- 4:18
- 休憩
- 1:05
- 合計
- 5:23
- 山行
- 8:51
- 休憩
- 3:39
- 合計
- 12:30
| 天候 | □ 1日目:晴れ後雷雨 □ 2日目:晴れ □ 3日目:雨 |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2025年08月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
タクシー 自家用車
|
| その他周辺情報 | 下山後、さわんど温泉梓湖畔の湯 なかなか良かった |
| 予約できる山小屋 |
横尾山荘
|
写真
A井さんが落石で手首に軽い負傷を負いましたが大したことはないようで良かった
ガイドさんパーティーは岳沢降りるとのこと
先行していたパーティーは三峰で抜いたあとまだ前穂に着いていませんでした。
我々は吊尾根をわたり、奥穂から穂高岳小屋、ザイテングラートと先が長いので急ぎます。
装備
| 個人装備 |
Tシャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
雨具
靴
ザック
ザックカバー
サブザック
昼ご飯
行動食
調理用食材
飲料
食器
調理器具
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
GPS
ファーストエイドキット
カメラ
テント
テントマット
シェラフ
ハーネス
ヘルメット
確保機
ロックカラビナ
カラビナ
クイックドロー
スリング
|
|---|---|
| 共同装備 |
ツェルトx2
ガスカートリッジ
コンロ
ロープ(40m)
|
感想
参加者:KS本(CL)、E本(装備)、I上(記録)、Sイ(会計)、A井
□ 8月2日 埼玉⇒沢渡バスターミナル
□ 8月3日 沢渡⇒上高地5:20→6:05明神15→6:55徳沢15→8:05横尾20→9:30本谷橋(晴) 9:50→12:10涸沢
日曜日だったので下山者も多く、本谷橋は人でいっぱいであった。涸沢のテン場はかなり少なく数十張程度であった。
□8月4日 涸沢4:05→5:40 (5,6のコル)50→6:30 (4,5のコル)→7:40(3,4のコル)→(晴) 10:05前穂岳30→11:00紀美子平05→13:15奥穂高岳30→14:10穂高小屋25→ 16:30涸沢
ヘッ電をつけてガレ場を登り5,6のコルを目指した。先行パーティーは2隊おり途中ガイド付きのパーティーを追い抜いたが、知り合いのガイドさんでお互いに驚いた。5,6のコルはテント数張のスペースがあった。
五峰はロープなしで問題なく通過した。
四峰は涸沢側を登ったのでルートファインディングに戸惑い、A井さんが大きな浮石を落としてしまい手足に軽い打撲を負ったが、大事に至らなかった。後から他ルートから来たガイドさんパーティーに追いつかれ、ガイドさんによる上高地側に回り込んでから、直上するのがノーマルルートとのこと。3,4のコルもテントが張れるスペースがあった。
三峰は先行パーティーがつかえていたので多少待たされた。核心部とのことでロープを着けてI上さんをトップにして登った。上高地側に回り込み直上してチムニーを超えて問題なく通過したが二峰との境がわからず、10mほどクライムダウンしてから二峰を既に通過していたことに気が付いた。
天気も良かったこともあり、前穂の頂上は多くの登山者で溢れていた。ガスの間から槍ヶ岳も見え最高の登山日和であった。紀美子平〜奥穂まではかなり長い登りであったが、雲が出ており風もあったので何とかたどり着けた。奥穂の頂上はガスのなかで、かろうじてジャンダルムがみえる程度の視界であった。ザイテングラードの下降もかなり長く、Sイさんが膝の不調で時間がかかったが何とか無事に涸沢に戻ってこられた。
□ 8月5日 涸沢5:55→7:00本谷橋05→8:05横尾15→9:05徳沢20→10:10明神15→11:00(小雨) 上高地⇒沢渡⇒埼玉
前夜から雨が降り出し、真夜中は風雨も強くテントの撤収が心配であったが朝方には小降りとなり問題なく撤収できた。荒天のため登ってくる人は少なかったが横尾あたりから人出も多くなり、カッパ橋では通り抜けるのが大変であった。
[感想]
KS本:T沢さんが急遽参加できなくなったので、ルートファインディングが心配であったが、I上さんが迷いながらも何とかトップをこなしてくれたので良かった。天気は曇りがちで風もあったので体力の消耗もすくなかった。カンカン照りの下で奥穂まで登るのはかなりつらいと思われた。
E本:合宿中には雨にもあったが北尾根登攀日には天候にも恵まれ、仲間にも恵まれ無事に登攀する事ができました。途中時々ガスガスで周りが見えずルートファインディングでトラブルもあったりしたが再確認してルートに戻ったりと、やはりバリエーションルートは難しいと感じました、が他は概ね順調に進めました。終始トップのI上様、大役お疲れ様でした。パーティーの皆様ありがとうございました。そして途中出会ったガイドさんありがとうございました。
I上:1年ほど前から気になっていた前穂高北尾根に行けました。北尾根はすべてリードをやらせてもらい大変勉強になりました。四峰では右に行ってしまい、後で聞いた左から行く正規ルートとは異なるルートとなってしまい少し難しかったです。このあたりがバリエーションの難しさと感じました。しかし、全体としては順調に進んだと言える山行だったと思います。途中、知り合いのガイドさんのパーティーと抜きつ抜かれつ状態になりましたが、ルートを教えて頂いたり、お手本のような終了点構築が見れたり、こちらもまた大変勉強になりました。CLのKS本さん、同行いただいた皆様、お世話になりました。
Sイ:初めて涸沢に入ったのは17歳の頃で、それから北穂南稜、吊尾根、大キレット、北穂−奥穂稜線、滝谷第4尾根、西穂-奥穂稜線など穂高、涸沢周辺には数多く関わってきた。12月の厳冬期など、荷上隊として徳沢から慶応尾根経由で八峰まで上がっている。よって、前穂高岳北尾根はどうしても登らねばならない対象だった。そのような訳で、今回夏合宿のリクエストとして私は北尾根を希望し、それを汲み取って頂いた会には大変感謝している。
5・6のコルに登る踏み跡の明瞭さに驚き、四峰の右ルートにバリエーションルート本来の山の手強さや難しさを感じ、三峰登攀の快適さや知らないうちに気分良くクライムダウンしてしまった二峰、北尾根側から前穂頂上に到達した達成感など天気の良さと相まって最高にご機嫌で楽しい山行だった。17歳から約半世紀の年月が経ってしまった身体には前穂登頂後の吊尾根−奥穂−ザイテン−涸沢の道はつらい部分もあったが、今回の夏合宿はそれらを補って余りある素晴らしい山行だった。
このような機会を与えて下さった会とCL KS本さん、同行した会員の皆さんに感謝したい。有り難うございました。
A井:数年前に槍ヶ岳以来の、北アルプスです。今回メインの北尾根ルート、朝4時出発ヘッデンを付けてスタ−ト。事前に3峰の登攀ルートの資料を、頂いていたが、現地で眺めてみるがピンとこない!アルパインルートの事、なかなか手強いかと思いきや、大した事はないが高度差があるので気を許すことが出来ない。今回はクライミング慣れているI上さんのリードで登って頂いたお陰で、無事登攀でき楽しい合宿が出来ました。ありがとうございました。また次回機会がありましたら参加したいと思います。













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