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Yamareco

記録ID: 8530138
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
塩見・赤石・聖

悪沢岳、赤石岳 反時計回り

2025年08月08日(金) ~ 2025年08月09日(土)
情報量の目安: S
都道府県 長野県 静岡県
 - 拍手
JADEMEADOW その他1人
体力度
8
2~3泊以上が適当
GPS
15:51
距離
28.1km
登り
3,063m
下り
3,055m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
4:32
休憩
0:07
合計
4:39
距離 9.8km 登り 1,625m 下り 129m
8:44
1
スタート地点
8:45
4
8:55
48
9:43
9:44
33
10:17
53
11:10
34
11:44
9
11:53
55
12:48
12:53
7
13:00
13:01
22
13:23
2日目
山行
9:15
休憩
1:33
合計
10:48
距離 18.3km 登り 1,438m 下り 2,925m
2:55
35
3:30
37
4:07
4:08
28
4:36
4:45
22
5:07
26
5:33
5:42
2
5:44
5:45
18
6:36
6:50
32
7:22
44
8:06
12
8:18
8:19
9
8:48
8:52
11
9:44
9:47
37
10:24
10:25
26
10:51
11:12
15
12:22
12:26
67
13:43
0
13:43
ゴール地点
天候 8/8晴れ時々くもり、8/9晴れのちキリ
過去天気図(気象庁) 2025年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス 自家用車
往路は8/8畑薙ダム臨時駐車場から椹島まで東海フォレストのバス第一便(7時30分)復路は8/10椹島発6時10分の第一便
コース状況/
危険箇所等
早出で暗い中では、千枚岳-丸山間はルート見失いがち。後半赤石からの下り、北沢源頭ー富士見平間のトラバース道は少し緊張を強いられる
その他周辺情報 椹島ロッジのお風呂は16時~19時だが、15時30分には入浴出来た。
自宅を前夜22時に出発、am3時に畑薙臨時駐車場について3時間弱車中泊した。(当然殆ど寝られず)
自宅を前夜22時に出発、am3時に畑薙臨時駐車場について3時間弱車中泊した。(当然殆ど寝られず)
7時30分椹島行きのバスは1時間以上前からザックを置いて順番待ちの行列、バスが2台なので1台めに乗車出来ると10分くらい早く出発できる。予約制なので必ず乗れる。30分前に並んだ私たちは2台めの先頭。
1
7時30分椹島行きのバスは1時間以上前からザックを置いて順番待ちの行列、バスが2台なので1台めに乗車出来ると10分くらい早く出発できる。予約制なので必ず乗れる。30分前に並んだ私たちは2台めの先頭。
椹島ロッジのレストハウス前で預け荷物をパッキングしてロッカー(1日300円、1泊2日で600円)にデポ
2025年08月08日 08:44撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
1
8/8 8:44
椹島ロッジのレストハウス前で預け荷物をパッキングしてロッカー(1日300円、1泊2日で600円)にデポ
出発してすぐ大井川を渡る
2025年08月08日 08:55撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
8/8 8:55
出発してすぐ大井川を渡る
すぐに吊り橋で再度大井川を渡る
2025年08月08日 08:57撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
1
8/8 8:57
すぐに吊り橋で再度大井川を渡る
苔むした樹林帯の道が続く
2025年08月08日 09:33撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
8/8 9:33
苔むした樹林帯の道が続く
途中林道を少し歩く
2025年08月08日 09:59撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
8/8 9:59
途中林道を少し歩く
林道を歩くのは一瞬、階段で再び森の中へ
2025年08月08日 09:59撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
8/8 9:59
林道を歩くのは一瞬、階段で再び森の中へ
下草の少ない森が続く
2025年08月08日 10:17撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
8/8 10:17
下草の少ない森が続く
2025年08月08日 11:11撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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8/8 11:11
一見中間点のように見える
2025年08月08日 11:44撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
8/8 11:44
一見中間点のように見える
2025年08月08日 12:07撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
8/8 12:07
2025年08月08日 12:15撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
8/8 12:15
オオミズゴケに覆われた駒鳥池まで来ると千枚小屋はもうすぐだ
2025年08月08日 12:51撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
2
8/8 12:51
オオミズゴケに覆われた駒鳥池まで来ると千枚小屋はもうすぐだ
千枚小屋に到着
2025年08月08日 13:24撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
2
8/8 13:24
千枚小屋に到着
蚕だなの1階、コールマンの封筒型寝袋と毛布が置いてある、十分広い、場所はチェックイン時に指定される。
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蚕だなの1階、コールマンの封筒型寝袋と毛布が置いてある、十分広い、場所はチェックイン時に指定される。
ござの下には厚手の銀マットが敷いてあり、下から冷えることは無かった
1
ござの下には厚手の銀マットが敷いてあり、下から冷えることは無かった
水場は出入口のすぐ脇に蛇口があり、自由に給水できて助かった
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水場は出入口のすぐ脇に蛇口があり、自由に給水できて助かった
テント場は徒歩3分、少し下った場所にある、右奥がお手洗い
テント場は徒歩3分、少し下った場所にある、右奥がお手洗い
富士山の右に満月が昇ってきた
富士山の右に満月が昇ってきた
早出用に食堂が解放されていて、ポットに入ったお湯と茶葉の入った急須も用意され、出発前の好きな時間にお茶を頂きながら朝食を済ますことが出来て有難かった
2025年08月09日 02:51撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
1
8/9 2:51
早出用に食堂が解放されていて、ポットに入ったお湯と茶葉の入った急須も用意され、出発前の好きな時間にお茶を頂きながら朝食を済ますことが出来て有難かった
予定通り午前3時に千枚小屋を出発、今日は悪沢−赤石−椹島の長丁場だ
2025年08月09日 02:55撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
8/9 2:55
予定通り午前3時に千枚小屋を出発、今日は悪沢−赤石−椹島の長丁場だ
千枚岳は暗闇の中でいつの間にか通過、丸山でも真っ暗
2025年08月09日 04:07撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
1
8/9 4:07
千枚岳は暗闇の中でいつの間にか通過、丸山でも真っ暗
徐々に東の空が明るくなってきた。朝焼けがきれいだが、やはり予報通り天気は下り坂のようだ
2025年08月09日 04:21撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
1
8/9 4:21
徐々に東の空が明るくなってきた。朝焼けがきれいだが、やはり予報通り天気は下り坂のようだ
富士山と雲海
2025年08月09日 04:39撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
1
8/9 4:39
富士山と雲海
日の出の時刻に悪沢岳に登頂、展望は、まずまずだが風が強く寒い
2025年08月09日 04:39撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
2
8/9 4:39
日の出の時刻に悪沢岳に登頂、展望は、まずまずだが風が強く寒い
富士山と日の出
2025年08月09日 04:39撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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8/9 4:39
富士山と日の出
寒いし、先は長いので長居は無用、出発する。これから向かう中岳と赤石岳が良く見える
2025年08月09日 04:46撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
1
8/9 4:46
寒いし、先は長いので長居は無用、出発する。これから向かう中岳と赤石岳が良く見える
東岳から中岳への下りは急斜面だが、整備されて歩きやすい。最低コルから中岳への登り返しは見た目より斜度が緩く拍子抜け。
2025年08月09日 04:55撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
1
8/9 4:55
東岳から中岳への下りは急斜面だが、整備されて歩きやすい。最低コルから中岳への登り返しは見た目より斜度が緩く拍子抜け。
赤石岳頂上のモルゲンロート
2025年08月09日 05:01撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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8/9 5:01
赤石岳頂上のモルゲンロート
塩見岳
2025年08月09日 05:19撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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8/9 5:19
塩見岳
2025年08月09日 05:19撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
8/9 5:19
今日のルート、赤石岳から大倉尾根
2025年08月09日 05:19撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
8/9 5:19
今日のルート、赤石岳から大倉尾根
小ぢんまりしてメルヘンチックな中岳避難小屋は山頂のすぐ手前。今の時期管理人が常駐しており、食事や飲料の販売もある。寒いので少しだけ中で暖を取らせて頂き、お手洗いを借りて出発。
2025年08月09日 05:33撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
1
8/9 5:33
小ぢんまりしてメルヘンチックな中岳避難小屋は山頂のすぐ手前。今の時期管理人が常駐しており、食事や飲料の販売もある。寒いので少しだけ中で暖を取らせて頂き、お手洗いを借りて出発。
悪沢岳を振り返る、雲が濃くなってきた
2025年08月09日 05:40撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
1
8/9 5:40
悪沢岳を振り返る、雲が濃くなってきた
2025年08月09日 05:41撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
8/9 5:41
中岳、3083m
2025年08月09日 05:44撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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8/9 5:44
中岳、3083m
南アルプス主脈に合流、右は前岳経由三伏峠方面、我々は左へ
2025年08月09日 05:50撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
8/9 5:50
南アルプス主脈に合流、右は前岳経由三伏峠方面、我々は左へ
荒川小屋には中岳カールのある東側斜面をトラバース気味に下る。稜線の西側が大崩壊地なので、稜線は危険なのだろう
2025年08月09日 05:59撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
8/9 5:59
荒川小屋には中岳カールのある東側斜面をトラバース気味に下る。稜線の西側が大崩壊地なので、稜線は危険なのだろう
このルートはお花がちらほら咲いていて、のどかだ。大聖寺平に続く校谷が美しい。
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このルートはお花がちらほら咲いていて、のどかだ。大聖寺平に続く校谷が美しい。
トラバース気味とはいえ、途中結構な下りのザレ場もある
2025年08月09日 06:16撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
8/9 6:16
トラバース気味とはいえ、途中結構な下りのザレ場もある
荒川小屋に到着、丁度小屋の皆さんも一息ついている時間帯だった。
2025年08月09日 06:36撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
8/9 6:36
荒川小屋に到着、丁度小屋の皆さんも一息ついている時間帯だった。
東海フォレストグループの山小屋トイレは、共通規格で使いやすく、安定のきれいなトイレ。
2025年08月09日 06:36撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
8/9 6:36
東海フォレストグループの山小屋トイレは、共通規格で使いやすく、安定のきれいなトイレ。
外で握り飯をほおばり、お手洗いを拝借して、すぐに出発。
2025年08月09日 06:36撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
8/9 6:36
外で握り飯をほおばり、お手洗いを拝借して、すぐに出発。
中岳とトラバース道を振り返る
2025年08月09日 06:50撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
8/9 6:50
中岳とトラバース道を振り返る
2025年08月09日 07:01撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
8/9 7:01
大聖寺平に向け緩やかな斜度で一直線に続くトラバース道が美しい。今回の山行で一番気に入った風景。
2025年08月09日 07:10撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
8/9 7:10
大聖寺平に向け緩やかな斜度で一直線に続くトラバース道が美しい。今回の山行で一番気に入った風景。
大聖寺平、氷河地形がみられる場所らしい
2025年08月09日 07:18撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
8/9 7:18
大聖寺平、氷河地形がみられる場所らしい
2025年08月09日 07:23撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
8/9 7:23
大聖寺平から荒川小屋方面のトラバース道を振り返る。何度見てもほれぼれする風景だ。
2025年08月09日 07:23撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
1
8/9 7:23
大聖寺平から荒川小屋方面のトラバース道を振り返る。何度見てもほれぼれする風景だ。
荒川三山は完全にガスに覆われてしまった
2025年08月09日 07:38撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
8/9 7:38
荒川三山は完全にガスに覆われてしまった
大聖寺平から小赤石岳への急斜面一気登りは、今回一番の体力的難所だったが、稜線に出ると窪地に風の穏やかなお花畑が待っていた
2025年08月09日 08:08撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
8/9 8:08
大聖寺平から小赤石岳への急斜面一気登りは、今回一番の体力的難所だったが、稜線に出ると窪地に風の穏やかなお花畑が待っていた
分岐点に荷物をデポして赤石岳へ、山頂は予想通りガスの中で、展望ゼロ、しかも強風で寒くすぐに退散。
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分岐点に荷物をデポして赤石岳へ、山頂は予想通りガスの中で、展望ゼロ、しかも強風で寒くすぐに退散。
こんな感じで、何も見えず
2025年08月09日 08:51撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
8/9 8:51
こんな感じで、何も見えず
山頂方面を振り返る
2025年08月09日 08:51撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
8/9 8:51
山頂方面を振り返る
分岐点からの下りもお花が
2025年08月09日 09:29撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
1
8/9 9:29
分岐点からの下りもお花が
ちらほら
北沢源頭までは沢沿いに斜面を下る
北沢源頭までは沢沿いに斜面を下る
北沢源頭から富士見平までは、細かなアップダウンを繰り返すトラバース道、難所は無いが、急斜面に桟道やロープが多数あり、神経を使う。
1
北沢源頭から富士見平までは、細かなアップダウンを繰り返すトラバース道、難所は無いが、急斜面に桟道やロープが多数あり、神経を使う。
2025年08月09日 10:12撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
8/9 10:12
富士見平でようやく一息
2025年08月09日 10:23撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
8/9 10:23
富士見平でようやく一息
下の方に赤石小屋が見えてきた
2025年08月09日 10:44撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
8/9 10:44
下の方に赤石小屋が見えてきた
赤石小屋は築40年近いとは思えないきれいな小屋
2025年08月09日 10:51撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
1
8/9 10:51
赤石小屋は築40年近いとは思えないきれいな小屋
玄関わきに、明日は悪天候が予想され、場合によっては椹島からのバスが運休になる可能性があるとの張り紙が・・・
2025年08月09日 11:03撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
1
8/9 11:03
玄関わきに、明日は悪天候が予想され、場合によっては椹島からのバスが運休になる可能性があるとの張り紙が・・・
この小屋にも玄関脇に無料の給水タンクがあり、大変ありがたい
2025年08月09日 11:04撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
1
8/9 11:04
この小屋にも玄関脇に無料の給水タンクがあり、大変ありがたい
明日運休の可能性ありの知らせに、早着のお客さんは先を急いだのだろう、閑散としていた。
2025年08月09日 11:04撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
8/9 11:04
明日運休の可能性ありの知らせに、早着のお客さんは先を急いだのだろう、閑散としていた。
最終バスには間に合わないが、我々も先を急ぐとしよう。
2025年08月09日 11:12撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
8/9 11:12
最終バスには間に合わないが、我々も先を急ぐとしよう。
2025年08月09日 11:12撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
8/9 11:12
白雪姫みたいなキノコ
白雪姫みたいなキノコ
4/5地点
2025年08月09日 11:49撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
8/9 11:49
4/5地点
3/5地点
2025年08月09日 12:08撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
8/9 12:08
3/5地点
2/5地点、この辺で膝に限界がきて減速
2025年08月09日 12:36撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
8/9 12:36
2/5地点、この辺で膝に限界がきて減速
1/5地点
2025年08月09日 13:12撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
8/9 13:12
1/5地点
最後の階段(赤石岳登山口)で椹島に到着
2025年08月09日 13:38撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
8/9 13:38
最後の階段(赤石岳登山口)で椹島に到着
椹島ロッジに泊まって、翌朝6時10分の第一便は無事に運行されて臨時駐車場まで帰って来られました
椹島ロッジに泊まって、翌朝6時10分の第一便は無事に運行されて臨時駐車場まで帰って来られました
臨時駐車場は広々
臨時駐車場は広々

装備

個人装備
長袖シャツ Tシャツ 登山パンツ 靴下 雨具 ザック 昼ご飯 行動食 ヘッドランプ 保険証 時計 サングラス カメラ

感想

お盆休みの9連休は天気の良い日を見計らって、自転車で椹島に行き、テント泊をして超早出、遅着の赤石、荒川周回を計画していた。ところが7/25に発生した東俣林道の法面崩落により徒歩、自転車による通行が当面禁止となり、急遽慣れない小屋泊まりでの周回に計画を変更した。しかし早い梅雨明けの反動か、お盆休みは日本列島に前線が停滞し、期間を通して悪天候との予報が出された。今年のお盆休みは山行見送りかなと思い出した矢先、直前8/5ごろになって、8/8-9の2日間は前線が南下し、南アルプ南部につかの間の好天予報が出された。マイタビ予約サイトをチェックすると千枚小屋も2人分空いていた。会社の休みは8/9からだが、急遽8/8金曜日に休暇を取得して、1泊2日千枚小屋泊の日程での山行を決めた。基本的に日帰りまたはテント泊でのベースキャンプ式ピストン日帰りに軽装登山を基本としているので、本格的(?)な山小屋泊は久しぶりだ。下山後の後泊で椹島ロッジも予約出来た、2日目は千枚小屋⇒悪沢岳⇒赤石岳⇒椹島と長丁場だけど、バスの時間を気にせず、ゆっくり下山出来ることになった。8/7(木)は仕事を終えて、自宅で準備をしてから22時に出発。新静岡インターに夜中の1時、畑薙ダムは遠く、臨時駐車場に着いたのは3時だった。駐車場で3時間ほど仮眠をとって、7時30分の第一便で椹島へ。バスは2台来た、1台めに乗りたかったが、並ぶのが遅く、2台めに乗車。椹島でロッジのコインロッカーに後泊用の荷物を預け、8時45分に出発出来た。明日の長丁場に備えて、千枚小屋までセーブしながら無理のないペースで登る、前半はなだらかな斜度の登りが続くが、後半は斜度がきつくなる、駒鳥池で一旦緩くなるが、そこから小屋まで最後の一息が結構きつかった。13時23分に千枚小屋着。久し振りの山小屋に少し緊張する。寝る場所は到着時に番号で指定され、封筒型寝袋と枕が置かれており、十分な広さが確保され、思っていたより快適だった。とにかく荷物を軽量化したかったので、食事は夕朝昼3食を頼んだ。朝昼は弁当形式で夕食前に配布される。夕食はハンバーグ定食デザート付き(定番らしい、写真は検索すればいくらでも出てくるので割愛)特筆すべきはキャベツの千切り山盛り、山小屋の食事のレベルの高さに驚かされる、それとも今やこれが普通なのか?。宿泊はほぼ満室なので、食堂は入れ替え制。夕食後に管理人による高山病対策講座があり、興味深く聞かせて頂いた。玄関脇に水場から引いた水道の蛇口があり、無料で給水出来て有難い。夕方から気温がぐっと下がり気温は一桁だったが山小屋内部はシュラフに入ると暑いくらい暖かく過ごす事が出来た。翌朝は2時に起床し、3時出発で悪沢岳を目指した。早出用に食堂を開放しており、熱いお茶飲みながら朝食弁当を頂いて、エネルギー満タンで出発出来ることに感動、これも良くあるサービスなのか?おかげで快適に歩きすぎ、夜道で千枚岳は気づかず通過、丸山で空が明るくなりはじめ、日の出前に悪沢岳に着いてしまった。翌日から悪天候の予報を裏付けるように、真っ赤な朝焼けだ。日の出まで待っていようと思ったが、稜線は強風で、じっとしていると寒くて耐えられえず、早々に中岳へ向けて出発した。悪沢岳と中岳のコルは荒川キレットと名付けたくなるくらいの急斜面だが、ギャップが少なく下りやすかった。逆に中岳への登りは、最初の見た目より実際の傾斜が緩く、登りやすかった。稜線は風が冷たく、メルヘンチックな中岳避難小屋で少しだけ暖をとらせて頂いた。何も買わずすみません。中岳は小屋のすぐ裏側で、そこから5分ほどで荒川小屋への分岐、南アルプスの主稜線に出る。先を急ぐので、前岳はスキップし、中岳カールを横目に見ながら荒川小屋へのトラバース気味の下りを進んだ。450mほどの一気下りだ。荒川小屋でおにぎりを食べ、聳え立つ赤石岳への登りに備える。明日からの悪天候予報のせいか全体的に登山客が少ない。本来ならかき入れ時だろうに。この先、大聖寺平周辺が今回の山行で一番印象に残った風景となった。とにかく美しいなだらかな氷河地形の曲線美とV字谷のコンビネーションだ、写真を見て頂きたい。ほれぼれする景色もつかの間、今日最大の急登、小赤石岳の肩に向けての砂礫の急斜面だ、空気が薄く息が上がる。ヨロヨロ稜線にたどり着いたが、非常にも稜線にはガスがかかり、展望はゼロで風も吹き寒い。奇跡を祈ったが、赤石岳山頂も霧の中で無展望となった。赤石岳山頂は分岐にザックを置いて空身でのピストン、行って帰って30分程度。さあここからは下りのみだぞと思っていたら甘かった、分岐から北沢源頭まではザレ場の下りだが、北沢源頭から富士見平までは、アップダウンを繰り返す急斜面のトラバースが小1時間続く、桟道も多く設置され、難所は無いが緊張を強いられ、体力を削られる。富士見平まで来れば赤石小屋まで一息の下りだ。赤石小屋も他の小屋と同様に安定のきれいな小屋だ、それにしても時間が中途半端なのもあろうが登山者が少ないなと思っていたら、小屋の玄関に「明日は荒天が予想され、椹島からのバスが運休になるかもしれない」との張り紙が・・・どうやら、これを見て予定を前倒しして下山した登山客が多いらしい。我々も先を急いで、最終便のバスで今日中に下山した方が良いのか?少し迷ったが、そんな脚力も残っていないし、雨が降り出すのは朝からの予報なので、6時10分発の第一便は運行される可能性が高そうなので、予定通りゆっくり下山して、椹島ロッジに宿泊した。下山後の椹島ロッジの生ビール(800円)は五臓六腑に染みわたり、本当においしかった。翌朝は急遽予定を前倒しして下山する登山客でごった返し、第一便は2台のバスが満車だった。雨は出発直前に降り出したので、道が通行止めになることは無かった。運転手が崩落個所の通過を告げると、バスの中で拍手が起こった。ひやひやしたが、貴重な経験でした。その後雨脚が強まったが、バスはどうなったのだろうか・・・

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